実際に行ってみて感じた大阪の「海遊館」の魅力をお伝えします! 最寄り駅からのアクセス・営業時間・まわるのに必要な時間・混雑情報・チケット料金などにくわえ、館内のまわり方、見どころやお土産まで。ショッピングやランチが楽しめる、すぐ隣の「天保山マーケットプレース」についても紹介します。
記事配信:じゃらんニュース
海遊館の魅力
海遊館は2020年で30周年を迎える、大阪市港区にある大型の水族館です。「すべてのものはつながっている」をコンセプトに、館内では私たちが普段見ることができない海の世界が表現されています。
まず、海遊館ならではのユニークな特徴を紹介します!
海の中にいるかのような体験ができる巨大水槽
海遊館では、なんと3階の一部から8階まで水槽があります。
多くの水槽は複数の階にわたり、陸上から海の浅いところ、そして深いところへと、満遍なく見ることができるようになっています。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_02.jpg)
最大の水槽「太平洋」水槽のまわりに、世界の様々な海を忠実に再現したさまざまな水槽が配置されています。
私たちは、「太平洋」水槽のまわりをぐるぐると回りながら、世界中の海を体感することができるのです。
世界の海を忠実に再現した水槽
海遊館の水槽は、生き物や照明など、様々な分野の専門家によってデザインされています。
たとえば「タスマン海」水槽ではキラキラした海中の光やゆらめきまで再現。まるでダイビングしているかのような風景を楽しめます!
さらには各水槽の照明時間を工夫し、海の生き物たちがリラックスして暮らせる環境づくりを行なっており、のびのびと暮らす生き物のありのままの姿を見ることができます。
生き物の生態を学べるイベントも充実
海の生き物をもっとじっくり見たい人は、餌やりや飼育員さんによるトレーニングの様子などを見られる各種ガイドツアーや「生き物たちのお食事タイム」もおすすめです!
一部のツアーは開館前からはじまり、解説をしてもらいながらゆったりと海の生き物を観察することができます。
※2020年8月現在、新型コロナウイルス感染症予防の観点から各種イベントを休止しています。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_03.jpg)
海遊館の見どころと楽しみ方
それでは、1日楽しめるほどのボリュームがある海遊館の見どころ・楽しみ方をたっぷりとお伝えします。おすすめのまわり方も一緒に紹介するので、参考にしてくださいね。
エントランスから入場!どの水槽も魅力満載
外観・エントランス
一際目立つ、色とりどりのタイルを敷き詰めて作った魚の絵が目印。奥の黄色い建物がエントランスです。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_06.jpg)
入り口のすぐ左手にロッカーがあり、荷物を預けて館内をまわれるようになっていますので活用しましょう。ロッカーは、エントランスビルの2階と3階にあり、大小合わせて合計で約200個用意されています。
※ロッカー利用料金:200円~700円(サイズにより異なります)
アクアゲート
いよいよ館内へ!
まず出迎えてくれるのは「アクアゲート」。トンネル状の水槽で、海の世界に入っていくワクワク感を演出。
色鮮やかな熱帯魚もたくさん!
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_07.jpg)
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_08.jpg)
日本の森
アクアゲートを抜け、エスカレーターを登った先にあるのが「日本の森」水槽。滝から流れ落ちる水の音が聞こえ、森を表現した自然に心癒される空間です。
森の四季を表現するため、季節に合った草花がエリア内にあることも。植物の世話も飼育員さんが対応していることに驚きました。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_09.jpg)
ここの見どころは「コツメカワウソ」。
ちょうど、飼育員さんがエサやりをしているところを撮影できました。エサをもぐもぐしているところがかわいい!
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![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_11.jpg)
森林に吸収された雨水が川に流れ、海へとたどりつくことをこのエリアで表現しているとのこと。
他にも、川に暮らす魚やサワガニなどが暮らしています。
アリューシャン列島諸島
「アリューシャン列島諸島」水槽の海は冷たく厳しい環境。アイヌ語で「美しいくちばし」という意味の名を持つ、海鳥のエトピリカが暮らしています。
並んで水槽越しにこちらをじっと見つめたり、飼育員さんからエサをもらっていました。小さな体と色あざやかな嘴がかわいい海鳥です。
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![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_13.jpg)
モンタレー湾
「モンタレー湾」水槽には「カリフォルニアアシカ」と「ゴマフアザラシ」の二種類の海獣が暮らしています。すぐ近くにいるので、アシカの大きな鳴き声がよく聞こえます!
ちょうどアシカたちのエサやりの時間で、飼育員さんによる健康チェックも行われていました。様々なポーズをとらせたり、身体をさわったりすることで「ケガをしていないかチェック」「体温を測る」といったことが行われています。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_14.jpg)
2019年に生まれた子どものアシカは取材当時(2020年3月)、離乳トレーニングのために飼育員さんと一緒に魚を食べるトレーニングをしていました。
まだ離乳が完全にはできておらず、じっくりとトレーニングを重ねている最中だそうです。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_15.jpg)
ゴマフアザラシは水槽の陸上部分で見かけないこともありますが、しばらく進んでいくと「モンタレー湾」水槽の海中の様子を見ることができます。
いろんな向きで優雅に泳ぐゴマフアザラシの姿や、水中で戯れているカリフォルニアアシカの姿も見られるかもしれません。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_16.jpg)
パナマ湾
熱帯に位置する「パナマ湾」を再現した水槽。日本から離れた熱帯に暮らす魚のほか、「アカハナグマ」も暮らしています。
残念ながらこの日はアカハナグマはどこかに隠れてしまっていましたが、ユニークな魚たちをみることができました。
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![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_18.jpg)
エクアドル熱帯雨林
たくさんの生物が暮らしている熱帯雨林を再現した「エクアドル熱帯雨林」水槽。
大型の魚「シルバーアロワナ」や「カチャーマ」のほか、岩の上にはくつろいでいる「カピバラ」の姿が見られました。
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![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_20.jpg)
南極大陸
「南極大陸」水槽では、実際の南極の氷の透明感や日照の様子などを忠実に再現するため、2019年に大規模なリニューアルをしたばかり。
自然環境をできるだけ再現し、生き物が暮らしやすくなるためのこだわりがたくさん。
ここでは3種類のペンギンが見られます。陸上をペタペタ歩く姿は必見!時期によってはかわいいヒナもいるかもしれません。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_21.jpg)
さらに先に進むと水槽の下の方を見られるエリアもあり、タイミングが良ければ優雅に泳ぐペンギンの姿が見られます。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_22.jpg)
タスマン海
オーストラリアとニュージーランドの間にある海を表現した「タスマン海」水槽では「カマイルカ」を間近で見ることができます。泳ぐスピードがとても早いので、見逃しちゃうかも?
飼育員さんお手製のおもちゃで遊んだり、トレーニングをしているところを観察できるかもしれません。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_23.jpg)
水のきらめきも再現されており、キラキラと輝く海を見ているだけでも癒されます。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_24.jpg)
グレート・バリア・リーフ
オーストラリア近くの巨大なサンゴ礁を表現した「グレート・バリア・リーフ」水槽。魚たちが隠れるためのサンゴまで忠実に再現。
サンゴ礁に住むカラフルな魚たちを見ることができます。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_25.jpg)
太平洋
「太平洋」水槽は、海遊館館内全体の水槽の半分近くの水量(11,000t中5,400t)を占めるとても大きな水槽。
海遊館の顔でもある「ジンベエザメ」をはじめとして、「アカシュモクザメ」やエイの仲間など、迫力ある大型の魚類を観察できる水槽です。
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![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_27.jpg)
4階から6階まで水槽が繋がっているため、先に進むにつれて照明も少しずつ暗くなります。海に差し込む光の幻想的な変化を味わえます。
瀬戸内海
「瀬戸内海」水槽は日本の瀬戸内海を再現した水槽です。魚屋さんで見かける「スズキ」「マダイ」「カワハギ」などの魚が暮らしています。
見慣れた魚の生きているありのままの姿を見るのは、また新鮮かもしれませんね!
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タコ壷やガラスの浮き玉、魚の隠れ家となる穴の配置など、人と海の関わりが表現された水槽です。
特設水槽
注目の生き物を期間限定で紹介する「特設水槽」。取材に行った時は「マンボウ」「アオリイカ」が展示されていました。
マンボウのユーモラスな姿や、ヒレをはためかせて泳ぐ小さなイカのかわいい見た目も見どころです。
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![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_30.jpg)
チリの岩礁地帯
「チリの岩礁地帯」水槽では「イワシ」の大群を再現。普段見られない群れをなして泳いでいる姿を見ることができます。
キラキラと輝くイワシの群れは見応えがありますよ!
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_31.jpg)
企画展示室「ぎゅぎゅっとキュート」
観覧通路の間に「企画展示室」があります。現在は企画展「ぎゅぎゅっとキュート」が行われています。
ここでは雰囲気がガラッと変わり、小さくてかわいい海の生き物たちが展示されています。
※2020年8月現在、新型コロナウイルス感染症予防対策のため、状況により閉鎖している場合があります。
最新情報については、海遊館ホームページをご覧ください。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_32.jpg)
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_33.jpg)
可愛いらしいデザインの水槽におさまった「チンアナゴ」や「カクレクマノミ」など、かわいい生き物がたくさん!写真を撮るのにも良いコーナーです。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_34.jpg)
クック海峡
ニュージーランドの「クック海峡」。「アカウミガメ」をはじめとして、激しい海流のある環境で暮らす生き物の姿を見ることができます。
![](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200330_kaiyukankame.jpg)
日本海溝
水深が最大で8,000mにも達する「日本海溝」。巨大な「タカアシガニ」などの甲殻類や、「ハシキンメ」などの魚を間近で見ることができます。
光の少ない深海を再現しているため、水槽内は暗く、不思議な世界が広がっています。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_35.jpg)
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_36.jpg)
この水槽で、太平洋を中心とした世界の海をめぐる旅は終わります。
海月銀河
世界各国の海を再現した展示後には、雰囲気がガラっと変わる「海月銀河」が。独創的な水槽と照明が使われ、クラゲの不思議な魅力が際立つ、幻想的な光景を楽しむことができます。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_37.jpg)
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_38.jpg)
小さなスポットライトで照らされた水槽の中を漂うクラゲを見ていると、異世界に迷い込んだような感覚になれるかもしれませんね。
※展示されているクラゲの種類は変更されることがあります
新体感エリア
最後の展示「新体感エリア」に入ると、まず飼育員さんによる北極調査の報告や、北極圏に暮らす小さな生き物の紹介が見られます。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_39.jpg)
続いて、生き物をとても近くで見られるエリアが続きます!
「ワモンアザラシ」が泳いでいる姿を下から見られる場所と、くつろいでいる姿を見られる水槽が用意されています。その姿にメロメロになるかも。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_40.jpg)
フォークランド諸島(マルビナス)で暮らす「イワトビペンギン」もすぐ近くで動いているところをじっくり観察できます!
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_41.jpg)
最後に、モルディブに生息しているサメやエイに直接触れてみることができるコーナーも。手をよく洗って実際に触れてみました。
![海遊館](https://img01.jalannews.jp/img/2020/03/20200326_kaiyukan_42.jpg)
エイはとてもぬるっとしていて、魚を触った時とはまた違う不思議な感覚。サメは「鮫肌」という言葉があるようにざらざらとしていました。
大きなエイがとても近いところで泳ぐ姿も、かなりの迫力があります。
※2020年8月現在、サメとエイのふれあいプールは休止しています。
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。