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2020.07.05

よく見かける「夏の花」の名前6選。散歩や通勤で花を愛でよう【関東近郊】

長かった屋内での自粛生活も一区切り。自由に外出できるようになったことがこんなに嬉しいとは。広い空を見上げたり、草木を愛でたり、自然をいっぱい楽しみたいですね!

まずは身近にある、草花に目を向けてみてはいかがでしょう。東京をはじめ関東で見られる夏の花を、栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」の小池智子さんに教えてもらいました!

記事配信:じゃらんニュース

サルスベリ

サルスベリ/「あの花の名は?」身近な花教えてもらいました♪
鮮やかな花色の「サルスベリ」

◆花の特徴:ちりめん状の花びら。ピンク、濃いピンク(赤)、白の花色が鮮やかです。
◆見頃・時期:7~9月

サルスベリは、日本の暑さや寒さに耐えられ、手入れもしやすい為、植栽されている数も多いといいます。街路樹や公園、庭木で目にすることが多いのではないでしょうか。

他の花が少なくなる真夏に、サルスベリはよく花を咲かせてくれ、楽しませてくれます。また、樹皮がパッチワークのように美しく、開花期じゃない季節でも楽しめるのが嬉しいところ。

木の高さは、5~10m。小池さんは「剪定されたものなら、手が届くところに花が咲くので、空を見上げるような感じで、良い写真が撮れますよ」。

ムクゲ

ムクゲ/「あの花の名は?」身近な花教えてもらいました♪
ムクゲ

◆花の特徴:花径5cm程度。ひらひら、ふわふわしたハイビスカスのような花びらです。
◆見頃・時期:7~9月

中国原産のムクゲ。ひらひらしたハイビスカスのような花が咲きます。花色は、白、赤、ピンクのほか、紫の花色も。庭木や公園などで見られるそう。

1つ1つの開花期は短いですが、花が開いたら1か月程度は楽しめるそうです。小池さんは「次から次へと花が咲いているイメージです。比較的目に入りやすい花なので、散歩中に探してみてくださいね」。

ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラ/「あの花の名は?」身近な花教えてもらいました♪
「ノウゼンカズラ」。大ぶりで色鮮やかな花が、艶やかですね。

◆花の特徴:ラッパのような形。花色はオレンジ色が多い。葉っぱはギザギザです。
◆見頃・時期:7月~8月

夏の散歩中、ひときわ目を引く鮮やかなオレンジ色の花があったら、「ノウゼンカズラ」かもしれません。

ツル性の木で、高さは大きくても5mほど。花の形がラッパに似ていることから祝福の際のファンファーレを連想させる為、「名声」「名誉」といった花言葉になったようです。

庭木としても育てやすいため、流通量もあり、よく民家の庭先で見られます。「花色は、黄色や赤もありますが、お散歩などで目にするのはオレンジが多いですね。夏らしい鮮やかな花色を、見て楽しんでください」と小池さん。

ランタナ

ランタナ/「あの花の名は?」身近な花教えてもらいました♪
「ランタナ」。ピンクやオレンジ色の花を目にすることが多いかも。

◆花の特徴:小さな花が集まって、こんもりとした形になる。
◆見頃・時期:6月~10月頃

「ランタナ」は小低木で、温室管理のもの等は高さ1m程になることもあります。花壇や、鉢花で楽しまれることも多いので、民家の庭先で見られることが多いのではないでしょうか。

「あしかがフラワーパークでは白いランタナが植えられていますが、町の中ではピンクやオレンジの方が目にすることが多いかもしれません」と小池さん。ランタナは花色が変化するので「七変化」とも呼ばれるといいます。

ランタナは、夏の間、ずっと花を咲かせてくれている、丈夫で育てやすい花木。小池さんは「園内を案内しているとランタナをご存じの方が多く、驚きます。ピンクやオレンジの鮮やかな花色が夏を感じさせてくれますよ」とのこと。

ブルーサルビア

ブルーサルビア/「あの花の名は?」身近な花教えてもらいました♪
爽やかな青色の花「ブルーサルビア」。

◆花の特徴:口唇の形に似た花形。
◆見頃・時期:6月~10月ごろまで

庭先や公園などの花壇で、目にすることが多いサルビア系の花。シソ科の花で、品種改良で多様なカラーがあるそう。中でも、夏には爽やかな青色が特徴の「ブルーサルビア」が育てるにも鑑賞にもおススメだそう。花を楽しめる期間も長く、爽やかな香りも感じられます。

サルビア系の花はたくさん種類があるので、「花屋さんやホームセンターでお好みの色を探し求めてみたり、調べてみたりするのも楽しいですよ」(小池さん)。

スイレン

スイレン/「あの花の名は?」身近な花教えてもらいました♪
熱帯性のスイレン

◆花の特徴:水面から立ちあがって咲く。他のスイレンにはないブルー系の花色が熱帯性スイレンの特徴(紫、ピンク、黄、白等もある)
◆見頃・時期:7~10月頃

スイレンには「温帯性」と「熱帯性」があり、公園の池などで見られるものは温帯性のスイレンの場合が多く、5月ごろから咲き、夏には花数が少ない場合も。

夏に見頃なのは、熱帯性のスイレン。葉っぱのヘリがギザギザしていたり、ブルー系の花が咲いていたりしたら、それは熱帯性だそう。都内では温室のある公園などで見られ、あしかがフラワーパークでは屋外展示をしています。

「温帯性スイレンの場合は花が早朝から咲き、午後2時頃には閉じてしまいますが、熱帯性スイレンは日中に良く咲くので、写真に収めやすいかと思います。近寄ると甘い香りがするものもありますよ」と小池さん。

取材協力:あしかがフラワーパーク
http://www.ashikaga.co.jp/

〈まとめ〉

小池さんがご紹介してくれた花の中には、何気なく見たことはあるけれど、名前を知らないものもありました。

もしこの夏、きれいな花を見かけたら、カメラに収めてみたり、図鑑などで調べたりしてみても楽しいですね!小池さんいわく、「写真を撮るタイミングは、植物がしゃきっとしている夏の朝がおすすめです!」とのこと。

季節は夏真っ盛り。植物たちも元気に咲いています。散歩や通勤中に、身近な夏のお花を楽しんでみてくださいね。

※この記事は2020年7月時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性がありますので、事前に公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。
※お出かけの際は、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、マスクの着用、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの徹底などにご協力ください。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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