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2024.07.08

十五夜とは?2024年はいつ?お月見の風習を解説!月見団子やススキのお供え方法も

2024年は9月17日にある十五夜。
美しい月を眺めるお月見の日として知られていますが、この記事では十五夜の由来や中秋の名月との違い、月見団子やススキのお供え方法から、十五夜以外にもお月見におすすめと言われている十三夜・十日夜についても紹介します!

十五夜とは?

十五夜

十五夜とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事です。

平安貴族が中国の風雅な観月を取り入れ、のちに庶民に広がると、秋の収穫物を供えて実りに感謝をする行事となりました。十五夜は芋類の収穫祝いを兼ねているので、別名「芋名月」といい、里芋やさつま芋を供えます。

2024年の十五夜はいつ?

2024年の十五夜は9月17日(火)です。

十五夜の日は旧暦8月15日の月を指す為、毎年変わります。2024年~2028年の十五夜をまとめてみたので参考にしてみてください。

  • 2024年

  • 9月17日(火)

  • 2025年

  • 10月6日(月)

  • 2026年

  • 9月25日(金)

  • 2027年

  • 9月15日(水)

  • 2028年

  • 10月3日(火)

中秋の名月と十五夜は違うの?

十五夜

十五夜という言葉は、月齢15日目をさす場合と、月見行事の十五夜をさす場合があります。旧暦では毎月15日が月齢15日目の十五夜となりました。

月見行事をする十五夜は、旧暦8月15日の月をさしています。お月見をする旧暦8月15日の「十五夜」と「中秋の名月」は同じです。

旧暦では7月~9月が秋にあたりますが、秋の真ん中である中秋は、空が澄みわたり最も月が美しく見えるため、旧暦8月15日の十五夜を「中秋の名月」と呼びお月見をするようになりました。

新暦の今も、旧暦8月15日の「十五夜」=「中秋の名月」にお月見をします。

お月見にススキをお供えするのはなぜ?

十五夜

ススキは月の神様の依り代と考えられています。本来は実りを象徴する稲穂をお供えしたいのですが、稲刈り前なので、稲穂に似たススキを用いるようになったと言われています。

ススキのみ、または、秋の草花と一緒に花瓶に生けて供えます。

また、ススキの鋭い切り口が魔除けになるとされているため、お月見の後、軒先にススキを吊るす風習もあります。

月見団子はいつ食べる?お供え方法は?

十五夜

お米を主食とし米文化が根付いている日本の行事には、餅や団子が欠かせません。お月見では月見団子を供えて作物の収穫に感謝し、これから実るものに対しては豊作を祈願します。

丸い月見団子は、満月に見立てたものです。お供えする際は、三方や皿に白い紙を敷き、十五夜にちなんで15個(または5個、あるいはその年の満月の数)を盛ります。

月見団子はいつ食べるのか気になる人も多いかと思いますが、お月見をした後、月に感謝をしながら食べましょう。

お月見におすすめ!十三夜、十日夜とは?

十五夜

お月見には実りに感謝をする意味があるため、芋類の収穫を祝う旧暦8月15日の「十五夜」(別名「芋名月」)のほかにも、栗や豆の収穫を祝う旧暦9月13日の「十三夜」(別名「栗名月」「豆名月」)、田の神様に感謝をする旧暦10月10日の「十(とお)日夜(かんや)」にもお月見をする習わしがあります。

昔は十五夜しかお月見をしないことを「片見月」といい、縁起が悪いとされました。また、「十五夜」「十三夜」「十日夜」の「三月(さんつき)見(み)」が晴れると良いことがあると言われています。

十三夜(じゅうさんや)とは。2024年はいつ?

十三夜は十五夜に次いで美しい月だと言われており、中秋の名月である十五夜から約1カ月後に巡ってくる十三夜のお月見は昔から大切にされていました。

2024年の十三夜は10月15日(火)です。

十三夜も十五夜同様、毎年変わるので2024年~2028年の十三夜をまとめてみました。

  • 2024年

  • 10月15日(火)

  • 2025年

  • 11月2日(日)

  • 2026年

  • 10月22日(木)

  • 2027年

  • 10月12日(火)

  • 2028年

  • 10月30日(月)

十日夜(とおかんや)とは。2024年はいつ?

十日夜は東日本を中心に行われている収穫祭です。稲の収穫を祝って餅つきをしたり、稲の茎をたばねた「わらづと」や「わら鉄砲」で地面の神を励まして作物に悪さをするモグラを追い払うなど、地方によって内容はさまざまです。

2024年の十日夜は11月10日(日)です。

2024年~2028年の十日夜を紹介します。

  • 2024年

  • 11月10日(日)

  • 2025年

  • 11月29日(土)

  • 2026年

  • 11月18日(水)

  • 2027年

  • 11月7日(日)

  • 2028年

  • 11月25日(土)

監修/和文化研究家 三浦康子

※この記事は2024年7月時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性がありますので、事前に公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

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