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2020.10.09

【青森】津軽鉄道・ストーブ列車を満喫!津軽五所川原駅~津軽中里駅を走るレトロ旅

例年、12月1日から翌年3月31日までの期間限定で、津軽五所川原駅から津軽中里駅を走る青森の津軽鉄道・ストーブ列車。その名の通り、車内では石炭が燃料のダルマストーブで暖を取るレトロな列車です。

この記事では、そんなストーブ列車の開催期間や乗車方法、料金から楽しみ方、そして途中下車で行きたい観光スポットまで紹介します!

記事配信:じゃらんニュース
※この記事は2020年10月3日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

青森・津軽鉄道の「ストーブ列車」とは?

(画像提供:津軽鉄道)
(画像提供:津軽鉄道)

木目が温かな車内、車窓からは雪景色、ストーブの上にはスルメ…レトロな、そして旅情たっぷりの雰囲気が魅力のストーブ列車。

青森の津軽鉄道が誇る、津軽五所川原駅から津軽中里駅を走る列車です。

まずは、期間・乗車方法・料金から押さえておきましょう。

開催期間

例年12月1日から翌年3月31日まで、1日3往復運行。
※12月1日と12月の平日のみ2往復(12月30日からは毎日3往復)なので注意

乗車方法

乗車券(乗車区間分の運賃)とストーブ列車券(利用券)の購入が必要となります。

津軽五所川原駅~津軽中里駅の間なら、通過駅(毘沙門、川倉、深郷田)を除いてどの駅からでも乗車可能です。

ストーブ列車は全て自由席で、予約席・指定席は無いため、特にストーブが良く見える席は早く埋まってしまいます。

よりレトロな雰囲気を感じたいなら、マナーを守ったうえで良い席を素早く確保しましょう。

参加料金

移動したい区間の運賃+ストーブ列車券(500円※2020年より値上げ)が必要な料金です。

たったの+500円で、普段なかなかできない非日常な乗車体験ができると思うとお得ですね。

走るのは「津軽五所川原駅」から「津軽中里駅」間

(画像提供:津軽鉄道)
(画像提供:津軽鉄道)

ストーブ列車が走るのは、津軽五所川原駅(上写真)~津軽中里駅(下写真)の区間。
所要時間は片道約45分です。

津軽五所川原駅は、昭和31年に建てられたレトロな駅舎が魅力。

職員の手で書かれた縦書きの時刻表や、手書きの広告など、今ではめったに見られない装いで、列車に乗る前から懐かしさを感じられます。

津軽中里駅は「駅ナカにぎわい空間」というイベント会場があり、町民による催し物が開かれるなど賑わいのある場所。

ラーメンやカツ丼など、素朴で温かみのあるメニューが揃う食堂もあるので、ストーブ列車での旅を終えたらここで食事をするのもおすすめです。

(画像提供:津軽鉄道)
(画像提供:津軽鉄道)

楽しみ方1.レトロな雰囲気を楽しむ!

(画像提供:津軽鉄道)
(画像提供:津軽鉄道)

それではここから、ストーブ列車の楽しみ方を3つに分けて詳しく解説していきましょう!

まずは、何といっても「レトロな雰囲気」を楽しみたいところ。

今ではあまり目にすることの出来ない旧型の車両なので、外観からレトロさを感じることができます。

もちろん、車内もレトロ。窓、ひじ掛け、イスの縁、床、至るところが木製で、乗車しているだけでまるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような気分に!

座席の上にある「棚」にも注目してみてください。
今の電車の多くはスチールでできた棚ですが、ストーブ列車では昔ながらの「網棚」が残っています。

このように、きっと様々な発見があるので、細かいところまで見渡しながら過ごしてみてくださいね。

楽しみ方2.ダルマストーブであったまる!

(画像提供:津軽鉄道)
(画像提供:津軽鉄道)

次は、ストーブ列車の名前の由来となった「ストーブ」で温まりましょう。

このストーブ、石油や電気ではなく、なんと燃料は石炭!
ストーブの上でスルメ(車内販売、津軽五所川原駅売店で購入できます)をアテンダントさんに炙ってもらうこともできます。

※自分で炙ることも可能ですが、お客さんが比較的少なくなる金木~津軽中里区間でないと難しい場合が多いです

なかなかお目にかかれないタイプのストーブなので、ぜひ一度は近くで見てみたいところですが、ストーブの目の前の席は熱すぎることも。

通路を挟んでストーブが見える席に座るのがベストです!

ちなみに、良い席を確保するコツは、出発時間の30分前には改札前に並んでおくこと。

駅員さんが改札の案内をする15分前に合わせて来る人が多いので、それより早く準備してくことで、先頭に近い位置からホームに移動できます。

楽しみ方3.車窓から見える雪景色が絶景!

(画像提供:津軽鉄道)
(画像提供:津軽鉄道)

そして3つ目の楽しみ方は、北国ならではの雪景色を堪能することです。

天気の良い日には津軽富士「岩木山」を見ることもできます。

雪が降って、風の強い日は車外が真っ白になり、場合によっては景色があまり見えないことも。

でも、「厳しい津軽を体感できる」というとびっきりの非日常だと思えば、貴重な想い出になりそうです。

逆に、3月に入るころには雪が少なくなります。しかし、雪景色の代わりに田んぼで羽を休める白鳥など、この時期ならではの美しい光景が待っています。

運が良ければ、列車が近づくのに合わせて飛び立つ姿を見られるかも!

あわせていきたい観光スポット

立佞武多の館

(画像提供:立佞武多の館)
(画像提供:立佞武多の館)

ストーブ列車のスタート駅である津軽五所川原駅から、駅前の通りをまっすぐ歩くこと5分。

立佞武多の館は、五所川原市で開催される「立佞武多(たちねぷた)祭り」の壮大な山車や、その製作所を観覧できる観光スポットです。

ストーブ列車の乗車前にご当地の文化を体感してみては?

乗車後なら、お土産コーナーやレストランでゆっくり過ごすのがおすすめ。

(画像提供:立佞武多の館)
(画像提供:立佞武多の館)
■立佞武多の館
[下車する駅]津軽五所川原駅
[住所]青森県五所川原市大町506-10
[営業時間]【4~9月】9時~19時【10月~3月】9時~17時 ※新型コロナウイルス感染症の影響により2020年9月現在~17時
[定休日]1月1日(営業の場合あり、要問合せ)
[アクセス]【電車】津軽鉄道津軽五所川原駅・JR五能線五所川原駅から徒歩約5分【車】津軽自動車道五所川原ICから約10分
「立佞武多の館」の詳細はこちら
「立佞武多の館」のクチコミ・周辺情報はこちら

太宰治記念館「斜陽館」

(画像提供:太宰治記念館「斜陽館」)
(画像提供:太宰治記念館「斜陽館」)

津軽五所川原駅~津軽中里駅のほぼ中間に位置する金木駅で途中下車すると、あの文豪・太宰治にゆかりのスポットがいくつかあります。

そのうちのひとつ、太宰治記念館「斜陽館」は、もともと太宰が幼少期を過ごした生家でした。

国指定重要文化財でもある明治後期の大型木造建築物は、和と洋が共存した優雅な空間が魅力です。

(画像提供:太宰治記念館「斜陽館」)
(画像提供:太宰治記念館「斜陽館」)
■太宰治記念館「斜陽館」
[下車する駅]金木駅
[住所]青森県五所川原市金木町朝日山412-1
[営業時間]9時~17時(最終入館は16時30分)
[定休日]12月29日
[アクセス]【電車】津軽鉄道金木駅から徒歩約8分【車】津軽自動車道五所川原北ICから約20分
太宰治記念館「斜陽館」の詳細はこちら
太宰治記念館「斜陽館」のクチコミ・周辺情報はこちら

赤い屋根の喫茶店「駅舎」

(画像提供:赤い屋根の喫茶店「駅舎」)
(画像提供:赤い屋根の喫茶店「駅舎」)

斜陽館を後にして、再度津軽鉄道に乗って次の駅・芦野公園駅へ。

駅から降りてすぐの場所にあるのが、芦野公園駅の旧駅舎を活用した喫茶「駅舎」です。

ストーブ列車に負けず劣らずのレトロな雰囲気と、じっくり焙煎したオリジナル珈琲が魅力。

さらに、走りゆくストーブ列車を目の前に臨む特別感のある時間を過ごすことができます。

(画像提供:赤い屋根の喫茶店「駅舎」)
(画像提供:赤い屋根の喫茶店「駅舎」)
■赤い屋根の喫茶店「駅舎」
[下車する駅]芦野公園駅
[住所]青森県五所川原市金木町芦野84-171
[営業時間]10時~17時(LO16時30分)
[定休日]水曜
[アクセス]【電車】津軽鉄道線芦野公園駅からすぐ【車】津軽自動車道五所川原ICから約20分
赤い屋根の喫茶店「駅舎」の詳細はこちら
赤い屋根の喫茶店「駅舎」のクチコミ・周辺情報はこちら

「津軽鉄道ストーブ列車」のイベントガイドページはこちら

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トリクルマガジン編集部  トリクルマガジン編集部

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