close

2026.02.09

春や夏に咲く「青い花」の名前11選!特徴や見頃、花言葉を紹介

今回は、春や夏に咲く青い花を11種類、ご紹介します。栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」の小池智子さんに、花の名前や特徴を教えてもらいました。花言葉も添えてご紹介します。

「青い花は、夏の暑いときに爽やかに咲き、清涼感を感じられます。一方、青は花色としては少なく、貴重な感じがあります」と小池さんは話します。

ご紹介する中には、花色が複数あるものもありますが、代表的な花色が青系のものを選んでいます。お出かけ先で気になった青い花があったら、ぜひ調べてみてくださいね!

オオイヌノフグリ

早春の道端や畑の脇を彩る薄青色の小花

春や夏に咲く「青い花」の名前
(画像提供:写真AC)

青い花データ

[見られる時期]温かい地域だと2月~4月
[特徴]薄めの青色の花径7mmほどの花が咲く。這うタイプの植物で、草丈は10cm程度
[見られる場所]畑や道端
[花言葉]信頼、神聖、清らか、忠実

オオバコ科の仲間で、ヨーロッパ原産の帰化植物。日当たりのよい道端や畑の脇に咲きます。茎は枝分かれをして横に広がり、種が弾け飛んで広がっていきます。

雑草扱いですが、かわいらしい花を咲かせます。一つ一つの花は“一日花”ですが、次々と咲いていくので、長期間咲いているように感じます。北関東では3月~4月に花が目立ちます。

ワスレナグサ

やさしい花色が魅力

春や夏に咲く「青い花」の名前
(画像提供:写真AC)

青い花データ

[見られる時期]3月下旬~4月
[特徴]薄い水色の花径5mmくらいの小花を、花茎にまとめて咲かせる(総状花序)
[見られる場所]花壇など
[花言葉]私を忘れないで、真実の愛

ムラサキ科ワスレナグサ属の植物。花色は、ネモフィラにも似た薄い水色で、やさしい色です。花径5mmくらいのこぢんまりとした花を株全体に咲かせます。株の大きさは20~30cm程度。

野生化したものが各地に群生しているとも言われています。ワスレナグサ属の植物には、日本には「エゾムラサキ」と呼ばれる自生種もあります。

ムスカリ 

甘い香り漂う、鮮やかな青紫の球根植物

春や夏に咲く「青い花」の名前
(画像提供:写真AC)

青い花データ

[見られる時期]3月下旬~4月
[特徴]壺の形をした小花がブドウの房のように咲く。
[見られる場所]花壇
[花言葉]失意、悲嘆

ユリ科またはキジカクシ科ヒヤシンス属。秋に植える球根植物。壺の形をした小花が軸にくっついて、ブドウの房のように咲きます。別名「ブドウヒヤシンス」とも。

花色は、水色や白もありますが、鮮やかな濃い青紫色が代表的。甘い香りが強く、屋外でも通りがかりでいい香りがします。丈夫なので育てやすく、植えっぱなしでも毎年咲いてくれます。花壇でまとめて植えるととてもかわいく、開花後、半月程度楽しめます。

ベロニカ/ベロニカオックスフォードブルー

多様な花形が楽しめる青い花

春や夏に咲く「青い花」の名前
ベロニカ(セイヨウルリトラノオ)
春や夏に咲く「青い花」の名前
ベロニカオックスフォードブルー(いずれも画像提供:写真AC)

青い花データ

[見られる時期]ベロニカは夏咲、秋咲など品種により様々。ベロニカオックスフォードブルーは3月~4月
[特徴]セイヨウルリトラノオなどのベロニカは穂状のキャンドルのような花、ベロニカオックスフォードブルーは這性で1cm未満くらいの真っ青な花が咲く。
[見られる場所]花壇、庭
[花言葉]名誉

ベロニカはオオバコ科の仲間で、世界で約250種が知られ、花姿や花色も様々。

一般的なものは、穂状の花をつけ、中でもセイヨウルリトラノオの別名を持つベロニカ ロンギフォリア等の花の形はキャンドルのようにも見える。草丈は30~40cmになるタイプ。品種によっては深みのある青色の花色のほか、ピンク、白もあります。

ベロニカオックスフォードブルーは這うタイプのベロニカ(ベロニカ ペドゥングラスの園芸品種)で、直径1cm未満の丸い真っ青な花が咲きます。草丈は10cm程度。雑草を抑えるグラウンドカバープランツとして使われています。

ネモフィラ

澄んだ空色の花が地面を覆うように咲き誇る

春や夏に咲く「青い花」の名前
(画像提供:あしかがフラワーパーク)

青い花データ

[見られる時期]4月~5月上旬
[特徴]澄んだブルーの花。高さ10~15cmの株がドーム状になり、たくさんの花がつく。
[見られる場所]花壇や公園など
[花言葉]何処でも成功、可憐、愛国心、清々しい心、私はあなたを許す、荘厳

澄んだ空色の花が地面を覆うように咲きます。和名は「ルリカラクサ」。丘の上など、日が当たるところを好み、国営ひたち海浜公園等が有名。花壇や公園でもよく見かけます。

あしかがフラワーパーク内では3月中旬に苗植えをして、4月~5月上旬に楽しめます。苗でも販売されていますが、移植を嫌うタイプの植物なので、植えこむ際には、根を傷つけないように気を付けてください。

ツルニチニチソウ

常緑の葉がグラウンドカバーにも最適

春や夏に咲く「青い花」の名前
(画像提供:写真AC)

青い花データ

[見られる時期]4月~5月頃に花が咲く
[特徴]つる性の植物で、ニチニチソウに似た薄い青の花
[見られる場所]庭、鉢花
[花言葉]楽しい思い出、幼なじみ、追憶

キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属の多年草。つる性の植物で、壁や地面を覆うようにのび、春先に美しいブルーの花を咲かせます。

比較的暑さに強く、日陰でも育つ強健なタイプ。光沢のある常緑の葉で、園芸品種では斑入り葉タイプのものがよく流通しています。グラウンドカバーとして、また、ハンギングバスケットなどでも楽しまれています。

ブルーデージー

澄んだ濃いブルーと中心の黄色のコントラストが魅力

春や夏に咲く「青い花」の名前
(画像提供:写真AC)

青い花データ

[見られる時期]二期咲き。春は4月~、秋は10月~
[特徴]草丈20~30cm。花径2cm程度。葉は斑入りのものもあり、肉厚で少しツヤがある
[見られる場所]花壇、鉢花
[花言葉]協力

澄んだ濃い青色と、中心の黄色のコントラストがひときわ美しく、花屋さん等で見かけることが多い園芸植物。

和名は「ルリヒナギク」。「ブルーデージー」はキク科ルリヒナギク属のフェリシア・アモエナとフェリシア・アメロイデスの総称です。キク科のデージー(ヒナギク属)と花の形が似ているが別のもの。夜や雨の日に花弁がクルッと外に巻くのが特徴。晴れの日は元に戻ります。

ミヤコワスレ

半日陰に咲く、青紫のキクに似た花

春や夏に咲く「青い花」の名前
(画像提供:写真AC)

青い花データ

[見られる時期]4月~6月
[特徴]草丈30cm程度
[見られる場所]庭や和風の庭園などで、夏は半日陰の場所を好む
[花言葉]別れ、穏やか、しばしの別れ

アジア原産のキク科の植物。少し標高の高いところに生える自生種の「ミヤマヨメナ」の園芸品種が「ミヤコワスレ」。見た目はノギクに似ており、特に手をかけなくても咲いてくれます。花色はピンク、白などもありますが、青紫系が一般的。

暑さは苦手なため、夏は半日陰になるような場所に向きます。栽培の歴史は江戸時代から。古くからある園芸植物です。

ツユクサ

春の後半、道端を彩る青い小さな花

春や夏に咲く「青い花」の名前
(画像提供:写真AC)

青い花データ

[見られる時期]5月~6月頃に花が目立つ
[特徴]1cmくらいの舌状の花。草丈20~30cm程度
[見られる場所]畑の端、道端
[花言葉]懐かしい関係

ツユクサ科ツユクサ属で、一年草の植物。かなり強健で、繁殖力が旺盛。少し湿ったところなどに群生しています。花びらは藍色のものが目立つので2枚に見えますが、下側に白色の小さなものが1枚あり、3枚花弁の花。花の汁は色が付きやすく、落ちやすいので、昔は染物の下ごしらえに使われたようです。

開花期は長く、秋くらいまで咲きますが、青い花がより目立つのが5月~6月頃。一説には、朝露が乾かないうちにしぼんでしまう一日花のため漢字で「露草」と書くとも。花の形が特徴的で、青い舌状の花びらが上に開くように咲きます。

ブルースター(オキシペタラム) 

白っぽいブルーの花。ふわふわとした質感が特徴

春や夏に咲く「青い花」の名前
(画像提供:写真AC)

青い花データ

[見られる時期]5月~秋口
[特徴]花径3cmほどの白っぽい青の花。ふわふわ、もこもことした質感。茎を切ったときに白い液体が出る
[見られる場所]花壇、切り花として花屋さんで売られていることも多い
[花言葉]幸福な愛、信じ合う心

ブルースターは、属名「オキシペタラム」とも呼ばれます。キョウチクトウ科ルリトウワタ属の植物。昔、街路樹などで使われた「キョウチクトウ」の遠い仲間。「茎や葉を切ると白い液が出てきてかぶれることもあります。ご注意を」。

花径3cmほどの白っぽい青の花で、株全体に白く細かい毛があり、ふわふわした質感が特徴。葉は緑灰色で毛に覆われています。花はとても可愛いのですが、半つる性植物のため株の姿がひょろひょろで、花壇では貧弱に見えるためか、切り花で流通していることがとても多いです。フラワーアレンジメントや花束で楽しんで。

アジサイ

梅雨空が似合う青い花

春や夏に咲く「青い花」の名前
(画像提供:写真AC)

青い花データ

[見られる時期]6月~7月上旬
[特徴]品種により多様
[見られる場所]半日陰の屋外や、鉢植えでも
[花言葉]移り気、冷酷、辛抱強さ

言わずもがな、梅雨空が似合う花。病気や日本の気候にも強く、1~2か月楽しめます。写真のようなアジサイは、花びらに見える部分は、ガクが発達した装飾花。

アジサイは日本原産の植物ですが、改良されてたくさんの園芸品種が登場。ヨーロッパで品種改良されたセイヨウアジサイは、目にする機会が多いです。花色もブルーや白が多いですが、その形、バリエーションも多様。季節になると、鉢花としても出回ります。

■取材協力あしかがフラワーパーク

まとめ

春、夏に咲く11種類の青い花について、あしかがフラワーパークの小池さんに教えてもらいました。

一言に「青」といえども、色の幅が広いですね。取材にあたり調べてみると、日本産業規格 (JIS) が定めた色名の中にも、「勿忘草(わすれなぐさ)色」や「露草(つゆくさ)色」など、花にちなんだ青色の名前があることを知りました。こうした花色の違いを楽しんでみるのも面白いかもしれません。

お散歩やお出かけの途中に青い花を見つけたら、ちょっと立ち止まって、眺めてみてくださいね。

■花言葉:参考文献
二宮孝嗣著『美しい花言葉・花図鑑 彩りと物語を楽しむ』ナツメ社、2015年

金田洋一郎著『散歩で見かける草木花の雑学図鑑 季語 花言葉 名前の由来』実業之日本社、2014年

国吉純著『想いを贈る花言葉 ちいさな花物語』ナツメ社、2011年


※この記事は2026年2月9日時点での情報です。

じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

Topics

tag

この記事に関連するエリア

この記事に関連するキーワード