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2021.05.24

森林浴の癒し効果とは?おすすめの過ごし方や自然を感じる全国の森林スポットも♪

「森林浴」とは?森林の香り成分「フィトンチッド」って何?自然の中にいると心が穏やかになる、そんな経験はありませんか?森林セラピー®と言う言葉もあるように森林浴で期待できるリラックス効果・癒し効果について解説します。

全国の編集部おすすめ森林浴スポットも紹介。お気に入りの場所を見つけて心と体を癒してくださいね。

●取材協力/NPO法人森林セラピーソサエティ
<出典>森林セラピー総合サイト 
※森林セラピーは特定非営利活動法人森林セラピーソサエティの登録商標です

※この記事は2021年5月11日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース

森林浴とは

(画像提供:AC)
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森林浴とは、樹木に接することで心身への癒しを求める行為のこと。1980年代に日本で誕生、自然の中で誰でも手軽にできる健康的な過ごし方として、今では世界中の多くの人が楽しんでいます。

当時は「森に入るとリラックスできる」といった感覚的な効果しか語られなかったのですが、近年様々な生理・心理・物理実験が行われ、その効果が科学的に実証されるようになりつつあるようです。

森林浴で期待できる効果。なぜリラックスできるの?

(画像提供:AC)
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森に入って深呼吸してみてください。日常では嗅いだことのないような香りがするはず。これは「フィトンチッド」と呼ばれる樹木の幹や葉っぱなどから発散される菌を殺す成分の香りです。

本来は樹木が自分自身を守るために発散するものですが、リフレッシュ、消臭・脱臭・抗菌・防虫などの効用が知られています。

この森林の香り成分「フィトンチッド」を嗅ぐことで、リラックスすることができると言われています。

(画像提供:AC)
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また、森に入ると様々な自然を感じることができます。四季折々の森の景色、鳥のさえずり、清らかな空気、小川のせせらぎ、木漏れ日、樹木の香り、風の音…。

森のパワーを感じるために大切なのは「見る、聴く、嗅ぐ、触る、味わう」といった人間の持つ「五感」を活かすこと。癒しや心地よさを感じるポイントは人それぞれ。自分にぴったりのリラックス法が見つけてくださいね。

森林浴ではどんなことをすればいい?

森林浴と言っても難しいことをする必要はありません。自然の恵みを効果的に感じるために、こんな過ごし方はいかがでしょうか?

森の中を散歩する

(画像提供:AC)
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森林浴の代表的な実践方法と言えば「散歩」です。

森林浴は「森林散策」と「森林安息」とからなっています。特に腹式呼吸による深呼吸は、森林安息における健康増進のための重要な要素。森林散策の最中にも時折、深呼吸を行いながら歩いてください。

四季折々の森の表情を楽しみながら、樹木の香りを思いっ切り吸い込んで、森のパワーを全身で感じてくださいね。

※森林安息:フィトンチッドを吸収できる場所でしっかりと心身を休めること

動物・植物を観察する

(画像提供:AC)
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森では普段見られない動物や植物に出会えます。初めて見る草花や自由に暮らす動物たちを観察するのも森林浴の楽しみの一つ。その姿に癒される人も多いのでは。

バードウォッチングもおすすめ。双眼鏡などの観察アイテム持参で楽しんでくださいね。

絵を描く・写真を撮る

(画像提供:AC)
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初めて見る景色や心動かされた風景、美しい森の姿を絵や写真などに記録するのも森林浴の効果的な方法です。

鉛筆や色鉛筆、簡単なもので構いません。カメラはスマホでもOK。ただただ思いのまま、無心になって目の前の風景をスケッチしたり写真を撮ることで、リラックス効果が生まれます。

スポーツをする

(画像提供:AC)
(画像提供:AC)

森の中で体を動かすのもおすすめ。ただし体力を消耗するような激しい運動ではなく、ウォーキングなど軽めの運動を。

新鮮な森の空気を味わいながらする運動はストレス解消にぴったり、心身ともにリフレッシュできます。

森をきれいにする

(画像提供:AC)
(画像提供:AC)

森をきれいにする清掃活動も森林浴の効果的な方法と言われています。森がきれいになっていく過程を体験することで充実感や、自身の内面も美しくなっていく感覚が味わえます。

清掃は一人でできる活動ですが、ボランティア活動などに参加してみるのも一つの方法。森林浴を楽しむ人との交流の場にもなります。

どんな「森」に行けばいいの?

個人が感じるリラックス効果は人それぞれ。自身が心地よいと感じ、安心して森林浴ができる森を見つけるのが一番ですが、初めての人には難しい場合も。

また、自然に触れ合うということは、野生動物や蛇、有毒植物などに遭遇する危険が伴うことを忘れてはなりません。

ではどこに行けばいいの?
例えば厳重な審査のもと認定された「森林セラピー基地」を選んでみるのもいいかもしれません。森で過ごすことを重要視した環境が整っているので、ゆっくり森を楽しむことができます。

おすすめ森林セラピー基地

●長野県 信濃町「癒しの森」
北信五岳の一つ、標高2053mの黒姫山東麓に広がる信濃町。36時間以上の町独自の研修を修了した森林メディカルトレーナーがサポートしてくれます。

●島根県 飯南町「ふるさとの森」
飯南町は、広島県三次市と接し、美しい里山と豊かな森に抱かれる中国山地の町。歴史的にも古くはたたら製鉄の遺構が残り、人と森の共生の歴史を垣間見ることができます。

●全国の「森林セラピー基地」はこちら

横手 奈保子  横手 奈保子

ゴールデンレトリバーとゆったりまったり暮らしています。「犬と一緒に泊まれる宿」にチャレンジ中。愛知県在住。

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