連休があれば、日帰りお出かけや旅行もしやすくなりますよね。そこで今回は、「海の日」「山の日」「スポーツの日」という祝日について解説します。それぞれの祝日の由来や、理由、2025年はいつなのかもチェックしてみてくださいね。
海の日とは

祝日にはそれぞれにコンセプトがあります。海の日は、海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日(祝日法)となっています。
2025年の海の日はいつ?
2025年の海の日は7月21日(月)です。
海の日の由来

海の日はもともと「海の記念日」と呼ばれ、7月20日でした。海の記念日は昭和10年代からあります。
なぜ7月20日だったかというと、
・海外貿易で大型国際船を使い始めた日
・明治時代の新鋭船・明治丸(重要文化財)が横浜に帰着した日
・ちょうど梅雨明けにあたり、海に親しみ始める時期
などいろんな理由があり(出典:国会会議録昭和23年4月26日)、早くから祝日化が望まれていました。
1996年にようやく祝日に制定され、2003年からは「ハッピーマンデー制度」によって、7月の第3月曜日という移動祝日となっています。ハッピーマンデー制度は、週休2日制と祝日をつなげ、3連休以上にするための制度。7月下旬の連休は、うれしいものですね。
山の日とは

山の日とは、山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日です。2016年にできた、比較的新しい祝日です。
長い歴史を持つ海の日が祝日になったことで、山岳団体や自然保護関係者から「山の日も制定したい」という希望があり、祝日になりました。
2025年の山の日はいつ?
2025年の海の日は8月11日(月)です。
山の日の由来

もともとは、お盆休み(一般に8月13日~16日)と連動させやすい日として、8月12日が最有力候補でした。
ただ8月12日は、1985年、群馬県・御巣鷹山(おすたかやま)に日本航空123便が墜落する事故が起きた日でもあるため、反対意見も出て、最終的に1日ずらした8月11日で決着しました。
漢数字の「八」が末広がりで山のように見えること、「11」は木が立ち並ぶようにも見えることから、むしろ山の日にふさわしい…という意見もあります。
スポーツの日とは

スポーツの日とは、スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培(つちか)うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う日です。
2019年までは「体育の日」と呼ばれていました。この日が運動会だった人も多いのでは?
体育の日は1999年まで10月10日でした。2000年からは、10月の第2月曜日となっています。
2025年のスポーツの日はいつ?
2025年のスポーツの日は10月13日(月)です。
スポーツの日の由来/体育の日がスポーツの日に変ったのはなぜ?

「学校教育のイメージの強い“体育”という言葉から、世界的に広く使われている“スポーツ”という言葉にしたい」(出典:国会会議録平成30年5月30日)という議論がありました。
背景には、スポーツとは心身を鍛えるのはもちろんのこと「自発的に行い、楽しむものである」という世の中の意識の変化があります。
2011年に制定されたスポーツ基本法では、「スポーツは世界共通の人類の文化」とうたっています。世界的な潮流ともいえそうですね。
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※この記事は2025年1月にじゃらん編集部が更新しました。
※この記事は2025年1月29日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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ミキティ山田
旬な話題を求めて、いろいろな場所を取材・撮影する調査員。分厚い牛乳瓶メガネに隠したキュートな眼差しでネタをゲッチュー。得意技は自転車をかついで階段を登ること。ただしメガネのせいでよく転びます。