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2021.08.31

【長野】信州の郷土料理「おやき」のおすすめ店8選!具材など特徴をご紹介

長野県を代表する郷土料理のひとつ「おやき」。

具材は野沢菜や切干大根といったお惣菜がはいったものや、あんこ・かぼちゃ・さつまいもなどをいれたちょっと甘め仕立てのものなど様々です。

蒸し・揚げ・焼きなど、お店ごとに作り方も異なるためバリエーションも豊富。囲炉裏でおやき体験ができるお店など長野県のおすすめ店をご紹介します!

※この記事は2021年7月29日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

おやきとは

おやきとは、長野県で昔から食べられてきたソウルフードで、具材を生地で包んだおまんじゅうのような食べ物です。
小麦やそばをつかった生地で野菜や山菜、キノコなどで作った餡(具材)を包み、蒸したり焼いたりして作られます。

もともと、長野県は寒冷な気候であることから稲作として適しておらず、お米よりも小麦やそばの食文化が発達してきました。
そのため、おやきもお米の代用食として受け継がれ愛される存在になったとか。

おやきの種類と具材

おやきの種類は、エリアごとに少しずつ特徴があります。広い地域でつくられているのが、蒸したおやき。ふわっとした柔らかさが魅力です。安曇野地方で広がっているのは、おやきのルーツとも言われている「焼いたおやき」。表面がぱりっとしていて、香ばしいのが特徴です。

また、善光寺近辺では焼いてから蒸すという製法のおやきがよく見られます。
こちらは、水分多めの皮を焼くことで表面を固め、それから蒸すという製法で、もっちりとした食感になります。
そこに、野沢菜、切干大根、さつまいもや粒あん、さらには独自で生み出したオリジナルなどバリエーション豊かな具材を合わせることで、各店・各家庭の味を生み出しています。

縄文おやき村

囲炉裏でおやき体験!出来立てを味わえる

(画像提供:縄文おやき村)
(画像提供:縄文おやき村)

創業37年、郷土の伝統を受け継いでいるお店です。ひとつひとつ丁寧におばあちゃんが包むおやきは、愛情たっぷり!国産の美味しい小麦にこだわった皮はふっくらしていて絶品です。

野沢菜、切干大根、なす、あずきなどメジャーな具材に加えて、卯の花、ふき味噌、ひじき、きんぴらなど和のお惣菜が入ったおやきも。どれも、信州の旬の味を楽しめるものばかりです。

また、囲炉裏でおやき作り体験ができるのも魅力。縄文時代の住居のような竪穴式住居で、どこか懐かしいおやきをゆっくり味わえます

■縄文おやき村
[住所]長野県上水内郡小川村高府6937
[営業時間]9時~17時
[定休日]月曜日
[料金]1個210円~。おやき作り体験550円(要予約)
[アクセス]【電車】JR信越本線安茂里駅よりタクシーで20分【車】上信越自動車道長野ICより30分
[駐車場]あり(無料)
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(画像提供:縄文おやき村)

いろは堂 本店

独自の製法で外は「カリッ」中は「もっちり」のおやき

(画像提供:いろは堂 本店)

野沢菜、ねぎみそ、切り干し大根、粒あんなど、定番は7種類。季節によって、山菜やきのこなど旬の味覚をふんだんにつかったおやきも登場!

小麦粉とそば粉を混ぜ合わせた生地を使用し、具材をたっぷり詰めて揚げてから焼いています。この独自製法により、外はこんがり、中はもっちりとした食感に。

(画像提供:いろは堂 本店)

創業は大正14年、おやき専門店として信州の山里「鬼無里」で始められました。もともと和菓子やパンの製造をしていたことから、その技術や製法を生かしたいろは堂独自のおやきに。現在も当時の味を守りながら営業しており、ファンも多数います。

また、本店の脇にはカフェが併設されています。コーヒーなどのドリンクの他、おやきの生地を使ったドーナツなど楽しいアレンジメニューも楽しめますよ。

■いろは堂 本店
[住所]長野県長野市鬼無里1687-1
[営業時間]8時30分~17時30分
[定休日]火曜日
[料金]1個220円~
[アクセス]【電車】JR北陸新幹線長野駅より路線バスで60分(旅の駅鬼無里バス停より徒歩1分)【車】上信越自動車道長野ICより車で60分
[駐車場]あり(無料)
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(画像提供:いろは堂 本店)

諏訪湖SA(上り線)内  いろり堂

諏訪湖を見ながら堪能!ドライブ休憩にぴったり

(画像提供:中日本エクシス株式会社)

信州産の鹿肉を使用した鹿肉おやき、信州牛、つぶあん、かぼちゃ、なす、野菜ミックス、洋風仕立てのキノコ入りクリーミーチーズ、辛みそ肉なすなど、10種類のおやきを味わえます。どれも薄い生地に具がこぼれ落ちそうなくらい入っていて大満足!

(画像提供:中日本エクシス株式会社)

おすすめは「野沢菜おやき」や、諏訪湖SA限定である、地元諏訪の味噌がベースのピリ辛仕立て「辛みそ野沢菜おやき」。

どのおやきも、電子レンジでの加温やふかしきの調理で美味しく食べられるので、お土産にぴったりです。目の前に諏訪湖が見える風光明媚なSAに、ぜひ立ち寄ってみてください。

■いろり堂 諏訪湖SA(上り線)内
[住所]長野県諏訪市大字豊田字所久保3118
[営業時間]7時~22時
[定休日]なし
[料金]1個260円~
[アクセス]【電車】JR中央本線上諏訪駅よりタクシー約10分【車】長野自動車道岡谷ICより約10分
[駐車場]あり(無料) ※一般道から入れる駐車場あり(ぷらっとパーク)
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(画像提供:中日本エクシス株式会社)

本店 西澤餅屋

化学調味料や保存料を使用しないもちもち食感のおやき

(画像提供:本店 西澤餅屋)

昭和7年の創業以来、化学調味料、保存料を使用せずに素朴な味を守り続けてきた「西沢餅屋」。ふくらし粉を使用しない皮は、もっちもちで、食べ応えもしっかり!

中に入る具は、なす、野沢菜、かぼちゃ、ニラ、しいたけ、くるみ、山菜、ゴボウ、うの花、あんこ、そら豆、うぐいす、さつま芋など21種類。

味噌味のとうもろこしや、甘酸っぱい風味のりんご、高原キャベツに栗がまるごと1粒入っている栗おやきなど、珍しいおやきも揃います。あげ、あげそばあんこ、そばおやきは、店頭販売のみの限定品。バリエーション豊富で、どれを食べようか迷ってしまいますね!

■本店 西澤餅屋
[住所]長野県長野市南石堂町1261
[営業時間]8時30分~17時
[定休日]不定休
[料金]1個170円~
[アクセス]【電車】JR長野駅より徒歩約5分【車】上信越自動車道須坂長野東ICより約20分
[駐車場]あり(無料)
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(画像提供:本店 西澤餅屋)

あづみ堂

トマトチーズや牛すじなど変わり種もあり種類豊富!

(画像提供:あづみ堂)

信州の代表的な野沢菜はもちろん、たけのこ、きのこなどの季節限定おやきが充実。中には、長野県産100%の粉種を使い、長野県の味である信州牛や松本名物の山賊焼の具を入れたプレミアムタイプも!他ではなかなか見られない、トマトチーズ、きのこチーズ、牛すじなどのオリジナルおやきも豊富です。

また、具材だけではなく生地の種類も様々。うす皮タイプやふかしタイプ、もっちりタイプに焼きタイプ、さらに十六穀の雑穀を練り込んだおやきも揃います。

創業大正4年の老舗まるたかの直営店舗としてオープンした店内には、中央に大きな囲炉裏が。
ここで、購入したおやきを焼くことができるので熱々の焼きたてを味わえますよ。

■あづみ堂
[住所]長野県安曇野市豊科南穂高1115
[営業時間]10時~18時30分
[定休日]不定休
[料金]1個167円~
[アクセス]【電車】JR大糸線豊科駅よりタクシーで約10分【車】長野自動車道安曇野ICより約1分
[駐車場]あり(無料) ※スワンガーデン安曇野施設共用600台
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(画像提供:あづみ堂)

門前農館(有)さんやそう

善光寺の表参道にある薄めの皮に具がたくさん詰まったおやき

(画像提供:門前農館(有)さんやそう)

地元の新鮮野菜を使ったおやきは具がぎっしり。一度食べるとやみつきになるおやきばかり。特にリピーターが多い辛大根、野沢菜など種類も豊富です(11種類あり)。お腹も満たされる郷土料理なので、善光寺観光のお土産にもぴったりです。

ちょっと変わったポテサラ風の「ポテトおやき」、あんことかぼちゃのハーモニー「あんかぼおやき」など、スイーツにもなるおやきも。季節限定で登場する、「ふきみそおやき」(3~6月)、「みょうがおやき」(8~10月)、「りんごおやき」(11~1月)も見逃せません。

添加物を一切使用せず、昔ながらの製法を大切にしているおやきは、皮が薄く蒸し焼きが特徴的。当日に仕込み、製造される新鮮おやきをぜひ味わってください。

■門前農館(有)さんやそう
[住所]長野県長野市大門町518
[営業時間]10時~17時
[定休日]なし
[料金]1個145円~※季節限定おやき1個160円~
[アクセス]【電車】JR長野駅より徒歩約20分【車】上信越自動車道須坂長野東IC より約40分
[駐車場]あり(有料:1時間300円 ※但し、3000円以上購入の場合1時間無料券贈呈)
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(画像提供:門前農館(有)さんやそう)

おやきの店ほり川

自家菜園でつくった、有機・無農薬の旬野菜がたっぷり!

(画像提供:おやきの店ほり川)

創業42年、三代続く「おやきの店ほり川」。小麦粉と水で作った生地と、自家菜園の有機・無農薬野菜を使った具はベストマッチ!サラダ油で表面を揚げ焼きにしてから蒸すことで、香ばしくもっちりとした皮と素材の旨味たっぷりのおやきに。

通年メニューはきゃべつ・たまねぎ・ニンジンがたっぷり入った野菜ミックス、甘味噌で味付けされたにらなどが揃います。ほかにも畑の収穫時期に合わせて、数日だけ登場するレアおやきも!

(画像提供:おやきの店ほり川)

店内のカフェでは、おやきはもちろん、おやきを焼いた「かりかりおやき」や様々なスイーツが食べられます。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

■おやきの店ほり川
[住所]長野県長野市青木島2-2-1
[営業時間]【お店】9時~17時 【カフェ】11時~17時※ラストオーダー16時
[定休日]月・火曜日
[料金]1個162円~250円(カフェメニューは704円~1133円)
[アクセス]【電車】JR長野駅よりバスで約15分(丹波島橋南バス停より徒歩約1分)【車】上信越自動車道長野ICより約20分
[駐車場]あり(無料)
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(画像提供:おやきの店ほり川)

(有)信濃製菓

具材にあわせて生地を変更するこだわりおやき

(画像提供:(有)信濃製菓)

具がたっぷり、種類豊富なおやきは皮からこだわっています。小倉あんやそら豆あんなどの甘めの具には、ふっくらした生地を、丸なす・ニラなどお惣菜系のあんには、食材の味が生きる薄めの生地を使用し、より美味しさを引き立てています。

(画像提供:(有)信濃製菓)

一番人気は、丸なす。スライスした丸なすの間に秘伝の味噌を入れたおやきは、懐かしくもありリピーターも続出。その他、野沢温泉野沢菜生産組合から仕入れ、しょうゆベースで味付けした野沢菜も絶品です。

信州でおやきを作って60年。地元の人たちに愛されてきた老舗店のおやきを味わってみてください。

■(有)信濃製菓
[住所]長野県長野市若穂綿内6285
[営業時間]8時~18時
[定休日]年末年始
[料金]1個125円~
[アクセス]【電車】JR長野駅よりタクシーで約25分【車】上信越自動車道須坂長野東ICより約6分
[駐車場]あり(無料)
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(画像提供:(有)信濃製菓)

長野県の郷土料理、おやきはいかがでしたか?
具材は野沢菜や切干大根など昔からあるお惣菜系、スイーツにもなる甘いもの系、さらには各店独自のアレンジを加えたオリジナルと種類豊富です。
さまざまな思考を凝らしたおやきを食べ比べてみるのも楽しいですよ!

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