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2022.07.06

【2022】宮城県のおすすめ日帰り温泉9選!秋保温泉や鳴子温泉など<MAP付>

宮城県のおすすめ温泉地をご紹介します!

鳴子温泉、遠刈田(とおがった)温泉など、宮城県には名湯がいっぱい。杜の都・仙台市内にある秋保(あきう)温泉や作並温泉は、仙台観光の拠点としてもぴったりです。

この記事では宮城県のおすすめ温泉を、日帰り入浴できる施設に限定してお伝えします。

宮城の温泉MAP

(地図製作:じゃらん)<
(地図製作:じゃらん)

宮城県の温泉には特徴があります。それは1つの温泉地からたくさんの源泉が湧き出ているということです。

温泉地数は41カ所で、東北6県の中で最少です。でも源泉数は749本もあり、青森県の1089本、福島県の800本に次いで3位。だいたい平均して、1温泉地に約18本の源泉があることになります(環境省「令和2年度温泉利用状況」より)。

これがどういうことか?というと、“古くから自噴する温泉地が多い”ということ。「秋保温泉」、「作並温泉」、「遠刈田温泉」など、仙台からサクッと行ける距離に素晴らしい温泉郷がたくさんあります。1つの温泉旅館が5つの源泉を持っていることもあるほど豊か。

そんな名湯の多い宮城県の日帰り温泉情報をお伝えします!

鳴子温泉郷

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

「鳴子温泉郷」は、鳴子・東鳴子・川渡(かわたび)・中山平・鬼首(おにこうべ)という5つの温泉地の総称です。5つのうち、鬼首を除く4つがJR陸羽東線のほぼ1駅ごとに位置し、緑豊かな環境ながら、交通の便も良いところです。

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

合計で400本近い源泉があり、多くの旅館が自家源泉を持っています。旅館の日帰り入浴をはしご湯して楽しむなら、鳴子温泉郷観光協会が発行する「湯めぐりチケット」(1300円)がおすすめ。

JR鳴子温泉駅舎内の観光案内所で買うことができ、現金で入るよりも割安です。チケットの詳細は、鳴子温泉郷観光協会公式サイトをご確認ください。

そんな「鳴子温泉郷」には、日帰り専用の共同浴場も豊富。地元の方たちとも触れ合えそうな共同湯をご紹介します。

滝の湯【大崎市】

鳴子温泉の御神湯。昔ながらの共同浴場

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

鳴子温泉神社の“御神湯”とされ、1000年以上の歴史を持つ元湯です。神社の門前にあり、地元の方たちが大事に守り続ける鳴子温泉の中心的存在になっています。

総ヒバ造りの風情ある建物で、入口の券売機で券を買うシステム。浴室に一歩入ると硫黄の匂いが漂い、お湯が滝のように浴槽に落ちています。

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

泉質は、酸性含明礬(みょうばん)・緑礬(りょくばん)ー芒硝(ぼうしょう)硫化水素泉という、酸性の強いお湯。ひなびた雰囲気も風情たっぷりで、ちょっと熱めの濁り湯が楽しめます。

■滝の湯
宮城県大崎市鳴子温泉字湯元
7時30分~21時(最終入館20時30分)
無休
大人200円、小学生以下100円
【電車】JR鳴子温泉駅より徒歩4分【車】東北道古川ICより約40分
鳴子温泉湯めぐり駐車場を利用(無料)
「滝の湯」の詳細はこちら
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早稲田桟敷湯(わせださじきゆ)【大崎市】

モダンで独創的。観光で立ち寄りやすい共同湯

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

滝の湯から歩いて5分、JR鳴子温泉駅近くにある共同湯です。ここは戦後まもなく、早稲田大学の学生たちがボーリングの実習で掘り当てたという源泉!

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

掘削50年目を記念して1998(平成10)年に全面改築されたという建物もモダンで斬新。男女別の大浴場のほか、貸切露天風呂まであります(別料金)。

オリジナルグッズ販売や無料の休憩室などもあり、温泉だけでなく地域文化の発信地として愛されている共同浴場です。

■早稲田桟敷湯
宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷124-1
9時~21時30分(最終入館21時00分)
無休
大人550円、小学生以下330円、貸切露天風呂(50分)1100円+入浴料
【電車】JR鳴子温泉駅より徒歩2分【車】東北道古川ICより約40分
鳴子温泉湯めぐり駐車場を利用(無料)
「早稲田桟敷湯」の詳細はこちら
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しんとろの湯【大崎市】

とろみを感じられる“ヌルヌル湯”が楽しめる

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

JR沿線にある鳴子温泉郷4湯の中で、最も山形県側に位置するのが「中山平温泉」。10数件の温泉宿が立ち並んでいます。「しんとろの湯」はそんな「中山平温泉」の共同浴場です。

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

泉質は含硫黄-ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉。湧出温度は約93℃ととても高く、そのため源泉地から約200mも木の樋(とい)を使って引き湯をしています。その間に自然冷却されて適温になるのだとか。

加水することのないお湯はトロトロ感が強く、美肌の湯と評判です。

■しんとろの湯
宮城県大崎市鳴子温泉星沼18-9
9時~21時30分
無休 ※メンテナンス休業の場合あり
大人440円、小学生220円
【電車】JR中山平温泉より徒歩11分【車】東北道古川ICより約45分
あり(無料)
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すぱ鬼首(おにこうべ)の湯【大崎市】

アウトドアの汗を流せる、さっぱりした泉質の共同浴場

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

鳴子温泉郷5湯の中で、この「鬼首温泉」だけはJR沿線から離れ、10kmほど北上した吹上高原に位置しています。一帯は鬼首カルデラと呼ばれる火山帯で、たくさんの温泉が湧き出している場所です。

そんな鬼首温泉の公衆浴場がここ、「すぱ鬼首の湯」。「吹上高原キャンプ場」の中にあり、キャンプをしている人たちも多く利用するスポットになっています。

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

泉質はさっぱりとした湯ざわりのアルカリ性単純泉。岩風呂とレンガ造りの露天風呂は爽快で、アウトドアの汗を流すのにぴったりです。

■すぱ鬼首の湯
宮城県大崎市鳴子温泉鬼首本宮原23-89
【平日】10時~17時30分【土曜】10時~19時30分【日曜】10時~17時30分【祝日】8時30分~17時30分 ※例年4月中旬~11月下旬の営業。詳細は公式サイトを要確認
無休、11月下旬~4月中旬は冬期休業
大人600円、小学生300円 キャンプ場利用者1日入浴券:大人950円、小学生450円
【車】東北道古川ICより約50分
あり(無料)
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秋保(あきう)温泉

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

「秋保温泉」は、仙台市の南部に位置する温泉地です。仙台都心から車で30分ほどと便利な場所にありながら、名取川の渓谷沿いに温泉旅館が建ち並び、まさに仙台の奥座敷の雰囲気。

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

磊々峡(らいらいきょう)などの観光名所もあり、宿泊施設も大きな旅館から少人数でのおもてなしが売りの宿までバラエティ豊か。仙台観光の宿泊地としても利用される、東北屈指の温泉地です。

いくつかの泉質がありますが、ナトリウム・カルシウムー塩化物泉がメイン(宮城県「市町村別温泉源泉数」令和3年3月31日による)。サラリとした湯で、それでいて湯冷めしにくいと言われています。

市太郎の湯【仙台市】

温泉と食事と散策が楽しめる、庭園内の日帰り温泉

(画像提供:市太郎の湯)
(画像提供:市太郎の湯)

「市太郎の湯」は、回遊式日本庭園などのある観光名所「天守閣自然公園」の中にある日帰り入浴施設です。

露天風呂と内湯があり、どちらも木の温もりが感じられる雰囲気。庭園を眺めながら秋保温泉の名湯を楽しめます。

「市太郎の湯」を利用すれば、併設の小屋館跡庭園、オートキャンプ場、木の家ロッジ村を無料で散策することもできます。

■市太郎の湯
宮城県仙台市太白区秋保町湯元源兵衛原10
【平日】10時~17時【土日】10時~17時30分 ※季節により変動あり
第3金曜(8月、10月は営業)、年末年始
【日帰り入浴】大人800円、中学生730円、4歳~小学生400円、1~3歳200円
【車】東北道仙台南ICより約15分
あり(無料)
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佐藤屋旅館【仙台市】

心がホッと落ち着く、秋保の小さな温泉宿

(画像提供:佐藤屋旅館)
(画像提供:佐藤屋旅館)

「佐藤屋旅館」は大きな旅館が建ち並ぶ秋保温泉の中で、どこかホッとする素朴さを漂わせる、こぢんまりした旅館です。

大浴場「磊々の湯」と、内湯「里の湯」ともに湯船が2種類ずつあり、10時~13時と、13時~15時の2つの時間帯で男女が入れ替わります。

(画像提供:佐藤屋旅館)
(画像提供:佐藤屋旅館)

秋保温泉の名勝・磊々峡(らいらいきょう)にちなんだ大浴場「磊々の湯」は、あふれる名湯にゆっくり浸かることができます。

■佐藤屋旅館
宮城県仙台市太白区秋保町湯元薬師108
【日帰り入浴】10時~15時(受付14時まで)※状況により入場制限の場合あり
【日帰り入浴】火曜
【日帰り入浴】大人730円、3歳~小学生330円
【電車】JR仙台駅西口より宮城交通バスで「秋保温泉湯元」下車徒歩すぐ【車】東北道仙台南ICより車で15分
あり(無料)
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作並(さくなみ)温泉

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

「作並温泉」は、仙台市から山形県天童市に向かう国道48号線「関山(せきやま)街道」沿いにある温泉です。仙台市中心部からは車で40分ほど。

住所は仙台市青葉区ですが、街道沿いに大きな旅館が立ち並び、山あいの温泉郷の雰囲気。歴代仙台藩主の“かくし湯”とも言われ、文人墨客たちに愛されてきた温泉です。

たくさんの源泉がありますが、代表的な泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉。ほとんど無味無臭・無色透明で、“肌にやさしい泉質”といわれ、万人受けする湯です。

湯の原ホテル【仙台市】

レトロモダンな総大理石風呂とお湯が心地良くなじむ

(画像提供:湯の原ホテル)
(画像提供:湯の原ホテル)

「湯の原ホテル」の温泉の魅力は、なんといっても創業当時からのレトロな雰囲気の総大理石風呂。岩手県の大理石山から切り出した珍しい石を使用しているとか。

大きく取られた窓からは陽の光が差し込み、明るく開放的。心地良い湯浴みの時間を過ごせます。

(画像提供:湯の原ホテル)
(画像提供:湯の原ホテル)

4階の展望風呂には露天風呂と内湯があり、どちらも周りを囲む美しい山々が一望できるので、身も心も安らぎます。「作並温泉」らしいさっぱりとしたお湯は湯上がりも爽やか。

■湯の原ホテル
宮城県仙台市青葉区作並字元木1
【日帰り入浴】受付11時~16時(最終受付15時)※利用可能時間約1時間
水 ※その他不定休あり。詳細は問合せを
日帰り入浴【平日】大人800円、2歳~小学生400円【土日祝】大人1200円、2歳~小学生600円
【車】東北道仙台宮城ICより約30分
あり(無料)
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遠刈田(とおがった)温泉

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

「遠刈田温泉」は、火口湖「御釜」で知られる蔵王連峰の、東のふもとに湧く温泉です。蔵王連峰から流れ出す川のそばに温泉街があり、蔵王観光の拠点にもなっています。

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

温泉旅館が10数軒建ち並び、どこも個性的なお風呂を持っています。旅館ホテル組合が発行する「湯めぐり手形」は、2022年6月時点ではお休みしていますが、個別に日帰り入浴をが可能な宿もいくつかあります。

日帰り入浴なら共同浴場の「神の湯」と「壽の湯」がおすすめ。昔ながらの湯治湯の風情たっぷりです。

神の湯【蔵王町】

観光でも気軽に入れる共同浴場

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

「遠刈田温泉」の共同浴場の一つが「神の湯」。もう一つの「壽の湯」と比べて建物が新しく、営業時間も長めで、観光で訪れた人たちも気軽に利用できます。

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

「遠刈田温泉」は比較的熱いお湯が特徴ですが、ここの浴槽は熱い湯とぬるめの湯の2つに分かれているのが嬉しいところ。

シャワーは何カ所かありますが、シャンプーや石けん・ボディシャンプー等はないので、必要な場合は用意して行きましょう。

■神の湯
宮城県蔵王町遠刈田温泉仲町32
10時~13時30分受付終了、15時~19時30分受付終了
無休
大人400円、小学生以下150円
【車】東北道白石IC、村田ICより約25分
あり(無料)
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壽(ことぶき)の湯【蔵王町】

朝早くから賑わう、地元の方たちの憩いの場

(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)
(画像提供:宮城県観光プロモーション推進室)

「遠刈田温泉」のもう一つの共同浴場、「壽の湯」。神の湯と比べて小さく、昔ながらの共同浴場の趣きを色濃く残しています。

宮大工によって作られた建物は江戸時代の湯屋を再現しているそう。地元の人たちの生活に根付いた、情緒溢れる湯浴みが楽しめます。

■壽の湯
宮城県蔵王町遠刈田温泉旭町5-1
6時~9時30分受付終了、16時~19時30分受付終了
無休
大人400円、小学生以下150円
【車】東北道白石IC、村田ICより約25分
あり(無料)
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※この記事は2022年6月30日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
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ミキティ山田  ミキティ山田

旬な話題を求めて、いろいろな場所を取材・撮影する調査員。分厚い牛乳瓶メガネに隠したキュートな眼差しでネタをゲッチュー。得意技は自転車をかついで階段を登ること。ただしメガネのせいでよく転びます。