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2023.02.02

【気温別】服装の選び方を紹介!最高・最低気温に合わせて旅先でも快適に過ごそう

天気予報を見ながら「今日って暑いの?寒いの?何を着たらいいの?」と悩むこと、ありませんか?特に季節の変わり目や自分の住むエリアから遠く離れた場所へ出かける際の服装選びは迷うもの。最低気温や最高気温を確認して、「住んでいるエリアと10度も気温が違う。何を着ていけばいいんだろう…」と、どんな服装が適しているのかピンとこない人も多いと思います。

そこで今回は気温別に目安となる服装をご紹介。これを読めば、「今日は何を着よう?」の悩みが解決したり、旅先で「〇〇を持ってくればよかった~」といった後悔が減らせるかもしれませんよ。

※この記事は2023年1月25日時点での情報です。掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信:じゃらんニュース

まずは最高気温と最低気温をチェックしよう

写真提供/イラストAC
写真提供/イラストAC

服装選びでポイントとなってくるのが行き先の最高気温と最低気温。旅行当日の天気予報を気にする人は多いと思いますが、そのタイミングで気温までチェックすると旅行の準備に役立ちます。

特に住んでいる場所とは異なる遠方エリアに行くときは、気温チェックが重要なポイントに。例えば東京の4月の最高気温の平均は19度前後、最低気温は9度前後で、1日で10度ほどの寒暖差があります。昼間は羽織もの不要だけれど、夜は無いと肌寒いといったこともあります。出かけるのが昼間なら最高気温を、早朝から夜遅くまで楽しむなら最低気温までしっかり確認してくださいね。

また気温が同じでも季節や場所によって湿度や降水量が違うと、暑さ・寒さの感じ方も異なるので要注意。旅先のタイムスケジュールや目的にあわせて服装や小物を選びましょう。

気温6度以下の時の服装とは?

6度は東京の2月の平均気温。寒さの厳しい時季なので、保温効果のあるインナーのほか、ハイネックニットやダウンジャケットなど、重ね着して寒さ対策を万全にしましょう。

厚手のタイツやブーツといった、足元の準備もお忘れなく。屋外へ出かける際には、手袋やマフラー、耳当てといった小物が活躍してくれますよ。

気温6度以下は、札幌の11月~3月や福岡の1月頃

さっぽろ雪まつり
さっぽろ雪まつり

日本の中で一番低い気温が観測されている北海道でみると、6度は11月頃の気温。2月になると平均気温はマイナス2度前後になり、保温性に優れたインナーは必須アイテム。「さっぽろ雪まつり」が開催される2月の札幌は積雪も多く、朝は特に道が凍って滑りやすくなっています。足元は滑り止めがきいたスノーブーツがよいでしょう。

九州エリアを代表する観光地・福岡でみると、6度は1月頃の平均気温。日本の南に位置するため暖かいイメージがあるかもしれませんが、冬は意外と寒いです。積雪はほぼありませんが、防寒対策はしっかりしましょう。

日本の主な観光エリアの、平均気温が6度以下の月をチェック

●宮城県:12月~3月
カキの養殖収穫量が全国2位の宮城県。この時季はカキのオンシーズン!食べ放題のカキ小屋もチェックしてみてください

●長野県:12月~3月
温泉に入るサルが見られる、信州の冬の風物詩「スノーモンキー(山ノ内町)」や、諏訪湖の「御神渡り(諏訪湖)」が見られる可能性があるのも、この時季(2月)です。

気温6度以下の日にインドアで楽しむ場合 

 

気温6度以下

寒い冬とはいえ、屋内は暖房がきいていることが多く、脱ぎ着ができるものがベスト。特に北海道では遮断性の高い建物構造になっているので、場所によっては屋外と屋内で20度以上の差がでることも!マフラーなどの小物アイテムをはじめ、脱ぎ着できるインナーやトップスを用意しておくのがよいでしょう。

気温6度以下の日にアウトドアで楽しむ場合

気温6度以下

肌の露出は避けるのがベター。手足の先端も冷えやすいので、靴下の2枚履きや、手袋など小物を工夫して暖かく過ごすのがおすすめ。ハイネックの服やネックウォーマーも忘れずに準備してくださいね。

また、積雪の多い地域に行くなら、滑って転ばないような対策を。両手のあくリュックや肩掛けカバン、歩きやすいブーツや靴でお出かけしましょう。

気温11度前後の時の服装とは? 

11度前後は東京の11月頃の平均気温。真冬のような本格的な寒さではないものの、冷たい風を通しにくい薄手のコートやマウンテンパーカーなど、軽めのアウターが重宝します。

マフラーやストールといったアイテムを使うのもよいでしょう。トップスはある程度防寒できる長袖のニットやワンピースがおすすめです。

気温11度前後は、松本の4月頃や京都の11月頃

国宝 松本城
国宝 松本城の桜の見ごろは、例年4月上旬~中旬頃

長野県・松本でみると、11度前後は4月頃の気温。下旬になると最高気温が20度前後と暖かいので、脱ぎ着しやすいコーディネートがポイントに。長野の4月はお花見の時季でもあります。ライトアップなど夜に花見を楽しむ場合は、気温が5度前後まで下がるので、厚手の防寒着を用意するとよいかもしれません。

京都は東京と同じく、11月頃の平均気温。この時季はカニ漁が解禁され、カニを求めて多くの人が訪れます。特に丹後半島で水揚げされる「間人(たいざ)ガニ」、舞鶴港で水揚げされる「舞鶴かに」は有名。フルコースが夕食で味わえる宿泊施設もあるので、チェックしてみてくださいね。京都・丹後のカニが美味しい宿情報はこちら!

日本の主な観光エリアの、平均気温が11度前後の月をチェック

●愛知県:11月
全国でも有名な香嵐渓(豊田市)の紅葉が見られる時季。巴川に映った鏡面紅葉は圧巻です。例年、11月は「香嵐渓もみじまつり」も開催されます。

●福岡県:3月
12月から6月上旬頃まで楽しめるいちご狩り。3月前後は濃厚でジューシーな「あまおう」の収穫が最盛期となり、食べ放題で味わえる農園もありるのでチェックしてくださいね

気温11度前後の日にインドアで楽しむ場合 

 

気温11度前後

秋冬物のジャケットやニットを重ねれば十分。長袖Tシャツ+カーディガンのコーディネートも◎。地下街や水族館など、長時間歩く可能性がある場合は、ロングブーツや厚手のタイツは汗ばんでしまうかもしれません。温度調整しやすい服装を選ぶのがポイントです。

気温11度前後の日にアウトドアで楽しむ場合 

気温11度前後

風が冷たいので、タートルネックやフリースジャケットで防寒対策をしっかりしましょう。ハイキングを楽しむ場合は、保温性や通気性に優れたインナーを選んで身軽に。耳までカバーできる帽子があるとよいでしょう。

気温15度前後の時の服装とは?

15度は東京の4月頃の気温。寒さも和らぎ厚手のセーターやコートは不要に。晴れた日ならシャツ1枚にトレンチコートでも大丈夫。日陰や雨の後は少し肌寒く感じることもあるので、薄手のカーディガンも活躍します。春の時季なら、サンダルを取り入れ始めてもよい気候。ただし、素足はまだまだ冷えるのでご注意を。

気温15度前後は、松本の5月や愛知の4月頃

愛知・津島天王川公園の藤
愛知・津島天王川公園の藤

長野県・松本でみると15度前後は5月頃の気温。GWを過ぎるころには気候も安定し、日中はハイキング日和に。特に5月の上高地は、雪が残った穂高連峰の白、木々の深緑、青空が撮れる絶好のシャッターチャンス。比較的混雑しない時季なので、のんびり歩けて狙い目です。

愛知は4月頃の気温。下旬からは茶臼山高原のシバザクラや津島の藤の花が見頃を迎えます。花めぐりを楽しむのにもピッタリな時季。なごやめしなど、地元グルメとあわせてハシゴ旅をするのもいいですね。

日本の主な観光エリアの、平均気温が15度前後の月をチェック

●北海道:5月
北海道の桜の見頃は5月頃。チューリップやシバザクラなどの花名所のほか、絶景スポットとして話題の「白金青い池(美瑛)」など春の北海道は見どころがたくさんあります。

●東京都:4月
「昭和記念公園」では4月下旬頃にネモフィラが満開に。丘一面を彩る水色の絨毯は圧巻です。例年、5月下旬頃までは「フラワーフェスティバル」が開催され多くの人で賑わいますよ。

気温15度前後の日にインドアで楽しむ場合

  

気温15度前後

過ごしやすい気候で、アウター無しでも大丈夫。寒さが苦手な人はコットン素材の柔らかなセーターや、薄手のニットを重ね着しても◎。カーディガンを持っていくのもおすすめです。ランチを楽しんだりショッピングを楽しむなら、サンダルはまだ早いけど、足元のおしゃれも楽しんでみては。

気温15度前後の日にアウトドアで楽しむ場合

気温15度前後

散策にピッタリな気候ですが、登山やトレッキングの場合は山頂に行くにつれて気温が下がっていくので、軽めのアウターなどの防寒着を忘れずに。長時間歩いていると体温が上がり暑くなることも想定されるので、重ね着で温度調整をしてくださいね。

気温20度前後の時の服装とは? 

20度前後は東京の5~6月頃の気温。比較的過ごしやすく、長袖シャツや7分丈がベスト。初夏にかかる気候とはいえ、屋外では半袖Tシャツやショートパンツなど、肌を大きく露出する格好は控えた方が無難です。

梅雨に差し掛かる時季なので、場合によっては雨対策も。湿度も高くなりがちなので、通気性のよいリネンやサラリとした着心地のものを選ぶとよいでしょう。

気温20度前後は、沖縄の3月~4月と12月頃

(C)沖縄観光コンベンションビューロー
座間味島 古座間味ビーチ((C)沖縄観光コンベンションビューロー)

東京では初夏の気候でも、沖縄では春先や冬の気温。住んでいるエリアによっては服装がかなり変わるので、準備の際はご注意を。

また、沖縄は3月に海開きをします。日中は半袖で過ごす人もいますが、朝晩は冷えるので羽織ものも準備しておくのがベターです。3~4月に沖縄へ出かけるなら、マリンアクティビティを楽しみたいところ。ホエールウォッチングなどがおすすめです。

日本の主な観光エリアの、平均気温が20度前後の月をチェック

●北海道:7月~8月
暑い夏に訪れたい人気エリア。8月でも平均気温は22度。旭山動物園やラベンダー畑、ひまわり畑など屋外のスポットでも快適に過ごせます。

●福岡県:5月
比較的気候が良いので屋台を楽しむのがおすすめ。夕方から営業するお店が多いため、少し肌寒く感じるかもしれませんが、ラーメンやおでんなどのあったかグルメを味わえば体もポカポカに。

気温20度前後の日にインドアで楽しむ場合 

気温20度前後

長袖トップス1枚でも快適に過ごせます。腕まくりしやすいシャツやロングスカートなら、屋外からの日差しや寒さにも対応できて便利。薄手のカーディガンなど、羽織ものを持っていくならトップスは半袖でもよさそうです。

気温20度前後の日にアウトドアで楽しむ場合

気温20度前後

日中はポカポカ陽気だけれど、素足で履くサンダルはまだ少し肌寒く感じる日があるかも。アウターは持ち歩くことも多くなりそうなので、ライトなものを選んで。“ちょこっと防寒”を意識するとよいかもしれません。日焼け止めや日よけアイテムも準備しましょう。

気温25度前後の時の服装とは? 

25度前後は東京の7~8月頃の平均気温。夏真っ盛りで、半袖やノースリーブで出かける人も増える時季。日中は汗ばむ陽気なので、涼しい素材の服を選びましょう。

日差しが強くなるので、日焼け対策もしっかりと。逆に屋内では冷房が効いていることが多いので、羽織ものが活躍してくれます。熱中症に注意して、こまめに水分補給や休憩をしながら楽しみましょう。

気温25度前後は、仙台の8月頃

(写真提供:仙台市観光課)
色とりどりの笹飾りが美しい「仙台七夕まつり」 (写真提供:仙台市観光課)

宮城県・仙台でみると8月頃の気温。毎年8月6日~8日には「仙台七夕まつり」が開催され、多くの人で賑わいます。短冊、吹き流しなど、3000本以上の笹飾りは色鮮やか。8月上旬は東北の三大祭りが開催される時季でもあります。躍動感あふれるまつりたちをぜひ楽しんでください。

日本の主な観光エリアの、平均気温が25度前後の月をチェック

●長野:7~8月
避暑地として有名な軽井沢がある長野県。7~8月の旅行先に選ばれることも多く、「白糸の滝」で涼を満喫したり、「ハルニレテラス」でショッピングを楽しむのも◎。

●京都府:9月
京都の夏の風物詩・川床は9月頃まで。鴨川をはじめ、貴船や高尾エリアで実施しています。敷居が高そうなイメージですが、最近では手軽に利用できる店も増加中。この季節の京都に出かけるならぜひ体験を!

気温25度前後の日にインドアで楽しむ場合

気温25度前後

屋内スポットは基本的にクーラーが効いています。ノースリーブを着ている場合は、施設によって肌寒さを感じることがあるかもしれません。冷房対策に薄手のカーディガンやシャツなど、羽織れるものを持参するとよいでしょう。羽織ものを持ち歩きたくない人は、長袖シャツやシャツワンピースがおすすめです。

気温25度前後の日にアウトドアで楽しむ場合

気温25度前後

肌の露出が増える時季ですが、紫外線などの対策は万全に。熱中症も心配な時季なので、水分補給や日傘・帽子などのアイテムも必須。お出かけ先では、じゃぶじゃぶ池など水遊びも増えそう。小さな子どもがいるファミリーは、着替えや水着、タオルを持っていくと一層楽しめそうですね。

気温30度以上の時の服装とは? 

実は全国で平均気温が30度を超えるエリアはありません。しかしながら、東京の7月中旬~8月頃の最高気温の平均は31度です。

気温30度を超えると真夏日と言われ、かなりの暑さ。そんな夏真っ盛りの服装は素材選びが重要です。通気性や速乾性の高い服装で、体感温度を下げる工夫をしてくださいね。

北海道と宮城は、最高気温の平均が30度未満

先ほど平均気温が30度を超えるエリアがないとお伝えしましたが、ではどこが涼しいエリアなのでしょうか。北海道(札幌)と宮城(仙台)は、最高気温の平均でも30度を超えることはありません。夏の旅行に“涼”を求めるなら、やはり北方面で出かけるのがよさそうですね。

ちなみに、今回ご紹介してきた、北海道、宮城、長野、東京、愛知、京都、福岡、沖縄の8つの主な観光エリアで最高気温の平均が一番高かったのは、京都の8月の33.7度。南国のイメージが強い沖縄ではなかったのは意外ですが、夏の時季でも35度を超える日はめったにないそう。実は夏の沖縄も狙い目かもしれませんね。

気温30度以上の日にインドアで楽しむ場合

気温30度以上

気温25度と同じく、屋内スポットは基本的にクーラーが効いています。そのため、25度と同じような服装で大丈夫ですが、屋外から屋内(または屋内から屋外)へと移動する際は、気温差が激しいため、体を慣らしながら徐々に服装を調整していくとよいでしょう。

気温30度以上の日にアウトドアで楽しむ場合

気温30度の屋外

ふわっとした素材のトップスや、裾が広がったパンツなど、肌への密着が少なく、涼しい素材の衣服を選ぶなどの工夫を。

ただし、裾が広がっているものはハイキングなどでは木にひっかかったり、肌の露出が多いと虫にさされたりするので注意しましょう。

また、動物園やBBQなど、屋外で行動する場合は、ツバ付きの帽子やサングラスもマスト。太陽の光を吸収する黒色をはじめ、濃い色のアイテムも控えた方がよさそうです。

涼しい服装をしていても、30度以上の暑さの日は要注意。気温の和らぐ高原へお出かけ先を変更したり、木陰などの日差しから遮られた場所で過ごすなどの工夫をしましょう。体力に自信のない人は、無理せずクーラーのきいた屋内に予定を切り替えるのもおすすめです。

まとめ

出かけるエリアや目的によって変わるファッションコーディネート。屋内・屋外どちらで過ごす時間が多いのかによっても、持っていくアイテムが変わるので、目的にあわせて調整するのがポイントになります。

自分の住むエリアの気温が低くても、他のエリアでは違うこともあるので、事前にエリアの気温や特性を調べておくと当日快適に過ごせますよ。ぜひこの記事を参考にしてみてください♪

※各観光地(下記)の気温は、気象庁の過去の気象データをもとにしています。
北海道(札幌)、宮城県(仙台)、長野県(松本)、東京都(東京)、愛知県(名古屋)、福岡県(福岡)、沖縄県(那覇)

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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