2023年8月11日(月・祝)は山の日!“山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する”ための国民の祝日として制定されました。山に親しむには登山のほか、リフトやロープウェイに乗った先などにある絶景スポットから山を一望するのもおすすめです。そこで今回は、全国のテラスや展望台など、山の絶景が楽しめるスポットを厳選して紹介します。夏休みの家族旅行やデートなど、お出かけの参考にしてみてください。
※この記事は2023年8月8日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
ルスツリゾート 羊蹄パノラマテラス【北海道】
夕日に照らされた羊蹄山が絶景

「ルスツリゾート」は、北海道・留寿都村にあるリゾート施設。北海道の名峰・羊蹄山(ようていざん)の麓にある約820haの広大な敷地内には、遊園地・スキー場・ゴルフ場・テニスコート・ホテルなどが点在しています。
2023年4月29日(土・祝)から10月15日(日)は遊園地のアトラクションのほか「羊蹄ゴンドラ」を運行。山頂には「羊蹄パノラマテラス」があり、羊蹄山や洞爺湖、支笏洞爺国立公園を一望することができます。日中に見える緑の羊蹄山も美しいですが、夕日に照らされた幻想的な光景もまた絶景です。夕景は、羊蹄ゴンドラの夕日便が運行している夏休み期間2023年7月22日(土)~8月20日(日)限定のお楽しみです。
[TEL]0136-46-3111
[住所]北海道虻田郡留寿都村字泉川13
[営業時間]【2023年7月22日~8月20日】9時~日没【2023年8月21日~10月1日】9時~16時30分【2023年10月2日~9日・14日・15日】9時~16時
[定休日]2023年10月10日~13日・16日~2024年4月下旬
[料金]]【遊園地1日券7月22日~8月20日】大人(12歳以上)7600円、小学生6300円、幼児2500円【遊園地1日券平日】大人(12歳以上)5800円、小学生4800円、幼児1800円【遊園地1日券土・日・祝】大人(12歳以上)6700円、小学生5600円、幼児2300円※羊蹄ゴンドラの利用には、遊園地券の購入が必要
[アクセス]【電車】JR札幌駅より道南バスで2時間※事前予約制の無料送迎バスあり【車】道央自動車札幌南ICより1時間30分
[駐車場]2000台(2023年7月22日~8月20日・土・日・祝は500円、その他の期間の平日は無料)
「ルスツリゾート 羊蹄パノラマテラス」の詳細はこちら
蔵王テラス【山形県】
ロープウェイで行く2つのテラスから眺める蔵王の山々



山形県の蔵王温泉で運行している「蔵王ロープウェイ」。樹氷鑑賞スポットとしてよく知られていますが、新緑や紅葉など、四季折々の絶景を楽しめる場所でもあります。
ロープウェイは標高855m地点と中間地点の標高1331mを結ぶ「山麓線」と、中間地点と標高1661mの山頂地点を結ぶ「山頂線」の2線。中間地点の「樹氷高原」駅周辺には「百万人テラス」が、山頂の「地蔵山頂」駅周辺には「山頂テラス」が設けられており、この2つの絶景テラスを総称して「蔵王テラス」と呼んでいます。それぞれソファやベッドなどが設置され、ゆったりとくつろぎながら、蔵王の山々はもちろん、山形市や上山市の市街地を見渡すことができます。
[TEL]023-694-9518(蔵王ロープウェイ)
[住所]山形県山形市蔵王温泉229-3
[営業時間]8時30分~17時(上り最終16時、山頂線下り最終16時45分)※夏季はナイトツアーの営業あり、詳細は公式HPを確認
[定休日]なし(悪天候・整備のため、運休の場合あり)
[料金]【山頂往復】中学生以上3500円、小学生1800円、未就学児無料※詳細は公式HPを確認
[アクセス]【電車】JR山形駅より山交バスで40分※蔵王温泉バスターミナル下車徒歩10分(蔵王山麓駅まで)【車】山形道山形蔵王ICより40分(蔵王山麓駅まで)
[駐車場]200台(無料)
「蔵王テラス」の詳細はこちら
ザ・ヴェランダ石打丸山【新潟県】
南魚沼の田園風景と越後の山並みを見渡せる




2022年夏にオープンした「ザ・ヴェランダ石打丸山」は石打丸山スキー場の中腹にある、新潟の新しいビュースポット。全面ガラス張りのゴンドラ「サンライズエクスプレス」に乗って約7分、「展望テラス」からはコシヒカリを育む南魚沼市の田園風景と、巻機山や越後三山など雄大な山々が連なる絶景を眺められます。
テラスに隣接するカフェでは地元食材を使用したフードやドリンクが味わえます。振りかけられた粉糖が冬の雪山をイメージしている「雪山のパンケーキ」は、スキレットで香ばしく焼き上げた生地にカラフルなフルーツをトッピングした、目でも舌でも楽しめるメニューです。テラス近くの斜面ギリギリの場所には「フィールドラウンジ」と呼ばれるテントが設置されており、大自然に囲まれた芝生の上でゆったりとした時間を過ごせます。
[TEL]025-788-0707
[住所]新潟県南魚沼市石打1699
[営業時間]9時30分~16時30分(ゴンドラ上り最終16時、詳細は公式HPを確認)
[定休日]2023年7月1日~11月5日のシーズン中なし、シーズン終了後冬季営業まで休み
[料金]【ゴンドラ往復券】中学生以上2500円、小学生以下1300円※3歳以下の子どもは無料、4歳以上の未就学児は大人1名につき1名無料
[アクセス]【電車】JR越後湯沢駅より観光周遊バスで10分、または越後湯沢駅より徒歩7分の湯沢高原パノラマパークより無料シャトルバスで9分【車】関越道塩沢石打ICより5分
[駐車場]350台(無料)
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HAKUBA MOUNTAIN HARBOR【長野県】
北アルプスの絶景の下に広がる氷河にも注目


長野県・白馬岩岳マウンテンリゾートの山頂にある「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」。白馬岩岳ゴンドラリフト「ノア」の山麓駅より約8分、標高1289mのところにあるテラスからは、白馬岳・杓子岳(しゃくしだけ)・白馬鑓ヶ岳(はくばやりがたけ)の白馬三山や北アルプスが一望できます。特に緑豊かな北アルプスの眼下に広がる、氷河と認定された唐松沢雪渓は圧巻の眺めです。
テラスにはニューヨーク発のベーカリー「THE CITY BAKERY」が併設。地元・信州産の素材にこだわった限定メニューやドリンクを片手に絶景を楽しめます。山脈に光が当たる午前中に訪れると北アルプスがきれいに見えますよ。
[TEL]0261-72-2474(白馬岩岳マウンテンリゾート)
[住所]長野県北安曇郡白馬村北城12056
[営業時間]8時45分~16時30分
[定休日]2023年4⽉28日~11月12日の期間中なし※荒天時など臨時休園の場合あり、シーズン終了後ウィンターシーズン開始の2023年12月中旬まで休み
[料金]【リゾート入場チケット(ゴンドラリフト往復・5線サウスリフト乗車含む)】中学生以上2400円、小学生1300円
[アクセス]【電車】JR白馬駅より無料シャトルバスで15分※運行期間2023年6月10日~10月22日【車】上信越自動車道長野ICより1時間(山麓駅まで)
[駐車場]1000台(無料)
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野尻湖テラス【長野県】
緑の山々ときらめく湖水、カラフルなゆり畑を眺めながらカフェタイム

スキー場やゴルフ場などを備えるリゾート施設・タングラム斑尾東急リゾート内にある「野尻湖テラス」。「野尻湖テラス観光リフト」に乗って片道10分ほどのところにある、標高1100mの展望テラスです。北信五岳の山々と、青々と輝く野尻湖が見渡せるほか、7月下旬から8月上旬に見頃を迎えるカラフルなゆり畑の光景も楽しめます。早朝や夕立の後など、条件が揃えば雲海が見られることもあるそうです。
野尻湖テラス内にある「野尻湖ラウンジ」では、おやきの名店・いろは堂のおやきが提供されています。夏はアイスをトッピングした「おやきアイスサンド」(500円)がおすすめ。テラス席以外にも、窓からの眺めが美しい室内席もあります。
[TEL]026-258-3511
[住所]長野県上水内郡信濃町古海3575-8
[営業時間]9時~16時(下り線最終16時30分)
[定休日]2023年7月15日~11月5日のシーズン中なし、シーズン終了後冬季シーズン開始の2023年12月16日まで休み
[料金]【野尻湖テラス観光リフト往復】大人1500円、小学生以下1200円
[アクセス]【車】上信越自動車道路信濃町ICより20分
[駐車場]1000台(無料)
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満天ビューテラス【長野県】
標高2307mから見渡す山々と海、雲海の奇跡



長野県・山ノ内町の高原リゾート「志賀高原」内の「満天ビューテラス」。動く歩道「スカイレーター」と「横手山第3スカイリフト」、または「渋峠ロマンスリフト」によって行ける標高2307mの横手山山頂にあるテラスです。テラスからは富士山、浅間山、木曽駒、北アルプスなどの山々に加え、天気が良い日は日本海までの大パノラマが望めるほか、雲海が見られることもあります。
満天ビューテラスの一段下の崖の上には「Point2307」というテラスがあり、こちらは急斜面に作られているのが特徴。まるで空に飛び出したかのような感覚を味わえます。満天ビューテラスにはイギリス風パンのクランペットが名物の「クランペットカフェ」を併設しており、プライベートテラスで絶景を独占しながら食事することもできます。
[TEL]0269-34-2600
[住所]長野県下高井郡山ノ内町大字平穏7148
[営業時間]8時45分~16時※リフトの時間は公式HPを確認
[定休日]なし
[料金]【横手山頂往復券】大人(中学生以上)2000円、子ども(小学生)1700円
[アクセス]【電車】長野電鉄湯田中駅より長電バスで50分(横手山・渋峠スキー場まで)【車】上信越自動車道信州中野ICより40分(横手山・渋峠スキー場まで)
[駐車場]80台(無料)
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サンメドウズ清里 清里テラス【山梨県】
大型ソファでくつろぎながら、富士山や野辺山高原を一望



山梨県の避暑地・清里にある「サンメドウズ清里」。冬はスキー場として営業している広大な敷地には、レストランやカフェ、ショップ、アスレチック施設などが設けられ、大人から子どもまで1年中楽しめるスポットになっています。
「清里テラス」は、「パノラマリフト」で10分、サンメドウズ清里の中で最も標高の高い1900mに達する山頂エリアにある屋外カフェ。大型のソファベッドでコーヒーやオリジナルスイーツを味わいながら、眼下に広がる富士山や野辺山高原の絶景を楽しめます。おすすめは雪が降った富士山をイメージしたクリームソーダ「青い富士山クリームソーダ」。富士山と一緒に写真を撮れば映えること間違いなしです
[TEL]0551-48-4111
[住所]山梨県北杜市大泉町西井出8240-1 サンメドウズ清里
[営業時間]9時~17時※パノラマリフト営業時間9時~16時30分(上り最終16時)
[定休日]2023年11月5日のシーズン終了までなし、天候不良の場合変動あり、シーズン終了後、スキー場営業開始の12月中旬まで休み
[アクセス]【電車】JR清里駅よりタクシーで10分または周遊バスで20分(サンメドウズ清里まで)【車】中央道長坂ICより20分(サンメドウズ清里まで)
[駐車場]1200台(無料)
「サンメドウズ清里 清里テラス」の詳細はこちら
FUJIYAMAツインテラス【山梨県】
富士山の大きさ・美しさに圧倒される、2つのテラス

「FUJIYAMAツインテラス」は、山梨県笛吹市の新道峠にある2つの展望台の総称名。どちらも富士山を間近から見られる、知る人ぞ知る大パノラマスポットです。富士山のほか、河口湖や山中湖、湖畔の街並みを見渡すことができます。
テラスまでの道のりはマイカー規制がされているため、片道200円の有料送迎バスの利用が便利です。「FUJIYAMAツインテラス」の停留所から徒歩約5分のところにあるのが、少し小さな「セカンドテラス」、そこから東に80m進んだところにあるのが「ファーストテラス」です。ファーストテラスには一息つくテーブルと椅子も用意され、富士山の絶景を心ゆくまで楽しめます。
[TEL]055-261-2034(笛吹市役所観光商工課)
[住所]山梨県笛吹市芦川町上芦川
[営業時間]テラス利用は24時間※バス運行時間は公式HPを参照
[定休日]11月下旬から4月下旬(冬季閉鎖)※バス運休毎週火曜
[料金]テラス利用料は無料※送迎バス片道200円
[アクセス]【電車】J JR石和温泉駅より笛吹市営バスで50分、上芦川停留所より徒歩5分の芦川農産部直売所おごっそう家より有料送迎バスで25分※FUJIYAMAツインテラス停留所より徒歩5分【車】中央道一宮御坂ICよりすずらん群生地まで30分、すずらん群生地より徒歩50分または有料送迎バスで12分※FUJIYAMAツインテラス停留所より徒歩5分
[駐車場]50台(無料※すずらん群生地)
「FUJIYAMAツインテラス」の詳細はこちら
日本平夢テラス【静岡県】
駿河湾越しの富士山・伊豆半島・南アルプスのパノラマビュー



標高300mの丘陵地・日本平に建つ「日本平夢テラス」は室内からも屋外からも360度のパノラマビューが堪能できる3階建ての展望施設。駿河湾越しに仰ぎ見る富士山をはじめ、眼下には清水港、遠くには南アルプスや伊豆半島まで見渡せます。施設前には1200平米の前庭が広がっており、四季折々の花が咲く様子もまた絶景です。
3階は全方位ガラス張りの展望フロア、2階はゆったりくつろげるカフェラウンジとなっています。屋外にある1周約200mの展望回廊は24時間立ち入り可能なので、朝日や夜景も楽しめますよ。隈研吾建築都市設計事務所が手がけた自然と調和したフォトジェニックな建物も必見です。
[TEL]054-340-1172
[住所]静岡県静岡市清水区草薙600-1
[営業時間]【日~金】9時~17時【土】9時~21時※展望回廊は終日入場可能
[定休日]第2火曜(祝日の場合は翌平日)、12/26~12/31
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR静岡駅より日本平線日本平ロープウェイ行きバスで40分※日本平夢テラス入口下車徒歩5分【車】東名静岡IC、清水ICより30分
[駐車場]140台(無料)
「日本平夢テラス」の詳細はこちら
伊豆パノラマパーク 碧テラス【静岡県】
水盤、空、海、富士山など、様々なブルーが交錯する絶景広場



静岡県伊豆の国市内の「伊豆パノラマパーク」は、葛城山(かつらぎやま)の山頂に広がる絶景公園がある山頂エリアと、ショップやレストランが集まる山麓エリアがロープウェイで繋がれた施設です。
上りのロープウェイを降りたすぐ先に見えるのは、鮮やかな青色の水盤が3カ所に配置されている「碧テラス」と呼ばれる展望広場。水盤の周りには展望デッキや自由に座ってくつろげるソファやベンチ、カフェなどが配置され、富士山、駿河湾、天城連山といった雄大な自然を360度の大パノラマで楽しめます。

カフェの「葛城珈琲」と「かつらぎ茶寮」では、写真映えするドリンクや和のスイーツを提供しており、山頂ならではの開放感に包まれながら至福のティータイムを過ごせます。
[TEL]055-948-1525
[住所]静岡県伊豆の国市長岡260-1
[営業時間]9時~17時30分(ロープウェイ上り最終17時)※季節により変動あり
[定休日]なし※メンテナンス(6月)や荒天による運休あり
[料金]【ロープウェイ往復】大人(中学生以上)2500円、小人(小学生)1400円、幼児(3才以上)900円
[アクセス]【電車】伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅より伊豆箱根バスで10分【車】伊豆中央道長岡ICより1分
[駐車場]200台(無料)
「伊豆パノラマパーク」の詳細はこちら
まとめ
山の日にちなみ、山を一望できるテラスや展望台など、全国の山絶景スポットを紹介しました。標高が高く、涼しさを感じられる所も多いので、暑い夏のお出かけ先としてもぴったりです。夏の思い出を作りに、ぜひ足を運んでみてくださいね。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。
晴山 ゆう子
2人の男児を子育て中のママライター。自分で作る料理はずぼら&ヘルシーに、外食はとことん楽しむ!がモットー。薬剤師でもある。最近の楽しみは小さな庭での家庭菜園。