宮城県・仙台市街から車で約30分。仙台の奥座敷とも称される秋保温泉は、開湯1400年以上の歴史を誇り、伊達政宗公のゆかりの地としても知られています。
そんな歴史ある温泉地に佇むのが、星野リゾートの温泉旅館「界 秋保」。“彩りの渓流で伊達なひととき”をコンセプトに、奥羽山脈から流れる名取川沿いの景色や、「伊達な文化」から着想を得たおもてなしを提供しています。
この記事では、渓流の自然美と粋な文化を満喫する1泊2日の過ごし方を紹介するので、ぜひ旅の参考にしてみてください。
●「界 秋保」の魅力
●「界 秋保」1泊2日滞在レポート
●1日目
【14時30分】チェックイン。ご当地部屋「紺碧の間」へ
【15時】せせらきラウンジでひと休み
【16時15分】「温泉文化いろは」で自家源泉に触れる粋なおもてなしを体験
【17時】客室で「秋保石のキーホルダー作り」
【18時】夕食は贅沢な「山海宝づくし会席」
【19時30分】自家源泉が満ちる大浴場へ
【20時30分】ご当地楽「伊達な宴」で大名気分に
【21時】1日の締めくくりに、生演奏を鑑賞
●2日目
【7時】現代湯治体操「渓流釣り体操」で爽快な目覚め
【8時】朝食でもご当地料理を堪能
【9時】お土産を選び、10時までにチェックアウト
【11時】「仙台・青葉まつり」昼の部を観覧席で
●周辺散策
秋保をさらに楽しむなら磊々峡へ
「界 秋保」の魅力

「界 秋保」は、全49室が渓流ビュー。春から夏にかけては深まる緑、秋から冬にかけては紅葉や雪景色というように、四季を通して渓流の自然美を見渡せるのが大きな魅力です。
また、滞在中は2つの自家源泉を引く温泉に癒やされることはもちろん、宴や生演奏など、伊達政宗公にちなんだ「粋なおもてなし」を楽しむことができます。
「界 秋保」1泊2日滞在レポート
【14時30分】チェックイン。ご当地部屋「紺碧の間」へ


建物の入口からロビーまでの通路は、仙台藩の命により作られたといわれる「松笠風鈴」が並ぶ趣ある空間。ロビーには名取川渓流の豊かな景色が広がり、宿に到着した瞬間からおもてなしの心を感じます。

客室は宮城の伝統工芸品や文化を取り入れた「ご当地部屋」。秋保温泉の景勝地・磊々峡(らいらいきょう)が「紺碧の深淵」と表現されたことから、「紺碧の間」と名付けられたそう。全室リバービューで、紺碧色の窓辺から望む渓谷美はまるで一幅の絵画のようです。

寝室の障子にこけしの透かし模様があしらわれたり、「仙台ガラス」のアートが飾られていたりと、随所に宮城ならではのご当地要素がちりばめられています。
【15時】せせらきラウンジでひと休み


チェックインをしたら向かいたいのが「せせらきラウンジ」。コーヒーや紅茶のほか、仙台駄菓子や季節の上生菓子などがあり、好きなものを好きなだけ味わえるのもうれしいポイントです。
渓流が間近に感じられるテラスや足湯が併設されており、景色と銘菓に癒やされるひと時を過ごすことができます。
【16時15分】「温泉文化いろは」で自家源泉に触れる粋なおもてなしを体験


温泉を楽しむ前に参加しておきたいのは、「温泉文化いろは」。秋保温泉の歴史や、泉質について教えてもらうことができる貴重な時間です。桶に張られた源泉の湯に触れ、意外な熱さや、湯に浸したあとの手のスベスベ感などを体感できます。
【17時】客室で「秋保石のキーホルダー作り」


客室ではキーホルダー作りも体験可能。秋保温泉の景勝地「磊々峡」で産出される秋保石と、「仙台七夕まつり」の七夕飾りに使われている和紙を使ってオリジナルのものを制作できます。作り方のプリントを参考にしながら約30分で完成するので、お土産にもおすすめです。
【18時】夕食は贅沢な「山海宝づくし会席」

半個室の食事処でいただく夕食は「山海宝づくし会席」。大名の食事をイメージして、高台付きのお膳で格式高く提供されるのが特徴です。
地元の食材や郷土料理をアレンジした「ご当地先付け」は、「牛テールのディップ」。仙台味噌でほろほろになるまで煮込んだディップを、仙台麩と太焼き煎餅にのせていただきます。

華やかな八寸の「宝楽盛り」は、南京豆腐の赤味噌ダレや合鴨ロースの玉葱山椒味噌、海老とトマトの琥珀寄せなどの盛り合わせです。この日の刺身はマグロ、カンパチ、サーモン。そして酢の物には宮城名物の北寄貝が使われていました。

3種の魚介だしを使った「山海宝づくし鍋」は、その名の通り、山の幸と海の幸がたっぷり。親潮と黒潮が合流する豊かな漁場を有する宮城県ならではの具材が揃い、フカヒレや牡蠣、アワビなどが入った鍋で、仙台牛をしゃぶしゃぶするという贅沢な一品です。具材の旨味はもちろん、滋味深いだしは最後の一滴までおいしく味わえます。
【19時30分】自家源泉が満ちる大浴場へ


2つの自家源泉を引く「界 秋保」では、あつ湯とぬる湯、露天風呂を楽しむことができます。特にあつ湯は源泉100%かけ流し(加水や加温、循環なし)で、ぬる湯との交互浴をすることで体の芯から温まると評判です。
自然に囲まれた露天風呂では、朝昼は渓谷の自然美、夜には星空を眺めながら日頃の疲れを癒やすことができます。

名取川の埋もれ木をイメージしたしつらえの湯上がり処では、「赤しそジュース」と「はだか麦茶」、2つのオリジナルドリンクとアイスキャンディーが。湯上がりの水分補給にうってつけです。
【20時30分】ご当地楽「伊達な宴」で大名気分に


武士の礼儀や伝統を重んじ、粋な文化人でもあった伊達政宗公にまつわる体験がご当地楽「伊達な宴」(要予約・無料)です。
陣羽織を身につけ、大名気分で宴に参加できるのもポイント。伊達政宗公に関するエピソードや、「そび、そび、ばび」というかけ声で注ぐお酒の作法などを教えてもらい、参加者同士で酒や甘酒を酌み交わす粋な時間です。戦国時代にタイムスリップしたような気分が味わえますよ。
【21時】1日の締めくくりに、生演奏を鑑賞


1日の締めくくりに参加したいのは、仙台ゆかりの演奏家による生演奏です。日によって演目が異なり、この日は小野越郎氏による津軽三味線。宮城の民謡や「荒城の月」、「ダニーボーイ」、「津軽じょんがら節」など多彩な演奏は滞在中の時間を豊かに演出してくれます。
【7時】現代湯治体操「渓流釣り体操」で爽快な目覚め


「うるはし現代湯治」の一環となる朝の体操の会場は、「せせらきラウンジ」。澄んだ空気、名取川のせせらぎを聞きながらまずは呼吸法からスタートします。名取川の河原を歩く姿をイメージしてアキレス腱を伸ばしたり、ヤマメを釣るように竿を投げる動作をしたり、ユニークな体操は朝の目覚めにぴったりです。
【8時】朝食でもご当地料理を堪能

体操で程よくお腹を空かせたあとは「ご当地朝食」を食べに朝食会場へ。秋保の豆腐店の「三角あぶら揚げ」や自家製豆腐など、特産がふんだんに取り入れられています。また、伊達政宗公が好んだと伝わる「芋の子汁」には、里芋がゴロリと入っており、仙台味噌と豚肉が使用されているのも宮城県の特徴なのだとか。
7つの食材の頭文字をとった合言葉「まごわやさしい」に沿って、豆、胡麻、わかめ(海藻)、野菜、魚、しいたけ(きのこ)、芋をバランス良く取り入れた朝食でパワーチャージができますね。
【9時】お土産を選び、10時までにチェックアウト


お土産選びも旅の楽しみのひとつ。ロビーに併設されたショップには、仙台の特産品・工芸品などが揃っています。例えば、「仙台ガラス」は秋保の「海馬ガラス工房」のもので、仙台市内を流れる広瀬川の砂を溶かして、黄緑に輝く逸品。ほか、地元の和菓子店「和菓子 まめいち」が作る「美人さんのおやつ」は、「界 秋保」オリジナルのパッケージになっています。
【11時】「仙台・青葉まつり」昼の部を観覧席で

例年、新緑が美しい5月に開催される「仙台・青葉まつり」。「界 秋保」では有料観覧席付きのプランも登場します。チェックアウト後は仙台市街に立ち寄り、すずめ踊りや屋台を楽しむのもおすすめです。

定禅寺通りの有料観覧席からは、個性溢れる演舞を間近で見られるのが魅力。宿での滞在はもちろん、祭りもあわせて体験することで、仙台の文化を肌で感じることができる旅になりますね。
秋保をさらに楽しむなら磊々峡へ
催しがない時期は、ゆったり周辺散策もおすすめ

祭りがない時期なら、「界 秋保」から車で5分ほどの「磊々峡(らいらいきょう)」の散策がおすすめ。名取川に浸食された巨岩奇石と清流が織りなす景色は迫力があります。「八間巌(はちけんいわ)」「時雨滝(しぐれたき)」「天斧巌(てんおのいわ)」など、見どころも満載です。

温泉街の中心部にある「秋保・里センター」裏手の散策路を抜けて覗橋まで歩けば、自然にできたハート型の岩のくぼみなどが見られますよ。
まとめ
自然や歴史を存分に満喫できる「界 秋保」。渓流沿いの景色や温泉に癒やされ、粋なおもてなしや祭りを楽しむ時間は格別です。ぜひ訪れてみてください。
※この記事は2026年6月30日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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