やんまあさんの大阪府〜奈良県の旅行記

◆奈良:吉野@御所@葛城@◆神社仏閣-吉野の歴史、葛城氏と賀茂氏
- 1日目2010年9月19日(日)
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天井の如意輪に向かって拝むときは如意輪の下で寝そべることになっています。地べたではなく、ちゃんと長椅子?ベッドがありますのでご安心を。
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宝物館の蔵王権現です。小さいながらもパワフルで初めてみた権現で、かっこいいなと思いました。そして、この夜、巨大な蔵王権現に圧倒されることに・・。
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ひとまず、宿に車を置いて奥宮?の金峯神社行きのバスで奥地に向かいます。山上の方には常に祭られている鉄鋼の神様「金山彦神」でバス停から急な坂を登ると拝殿・本殿が現れる。また、その奥には「源義経」の隠れ塔がある。
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由緒書きです。こういうのを見逃さず、読めば楽しめます。バス停にはごみを持ち帰りましょうという張り紙と「ステタラア缶」とダジャレが・・。それはさておき、直進して歩きで下り、吉水水分神社へ向かいます。
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吉野水分神社の途中に吉水院宗信法印の墓があり、牛頭大王社跡など歴史を感じるものが多いです。牛頭大王=スサノヲで京都の祇園社こと八坂神社になりますが、このときは何でと言う感じでした。明治初年まで付近に人家もあり、境内では盆踊りなども行われていたそうですが、こんなとこ住めないっす。。
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途中、残りの距離が出るので安心です。あまりにも周りに人がいないので心配になるときがあります。ただ、景色は最高なので、是非、下りは歩きで!!
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水の神様「天乃水分神」を祭ります。「水分」は「みくまり」と呼びます。この奈良と和歌山の紀伊半島中央部は水分神をよく祭っています。内陸部は雨が降らないと水が得られないだからでしょうか。
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入口の楼門です。
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この山の麓でちょっとした平地に春日造りの社など360度囲まれており、圧巻です。ちょっと、貴船神社と空気は似ています。貴船神社もクラオカミで水の神様です。
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左手前に社務所があり、お守りや御朱印が頂けます。中央部はちょっとした庭園になっており、限られたスペースで、ごちゃごちゃしているわけでもなく整理され、心地が良い雰囲気です。
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右側に明王がいます。この桜本坊は重文の仏像などもありますが、一部の仏像は見られます。吉野をブラブラすると通るはずなので、気軽に入ってください。
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桜の名所ですね。時期が時期なのでそんなに人はいなかったですが、ここは人が多いです。まあ〜蔵王堂の夜間拝観が皆さん目当てなんでしょうけど・・。役行者は迫力満点で、リアルです。
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迫力の仏像たちとそのほかの有名な画家の絵など社宝が多く、吉野観光の中心となるところです。と参拝後にふと思ったのが、神社ではなく寺では??と気づいたのですが、まあ〜ここは修験道のところだろうし、あたりまえだなと納得。
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大日如来を中心に五智如来勢ぞろいです。大日如来はあるが五智如来が全部見られるのは少ないかと。ただ、問題は五智如来の違いが見てわかりにくいんですよね。。。
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甘美処。
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蔵王権現です。本尊の蔵王権現は秘仏ですが、近年はよく御開帳されています・・。その周りもよい仏像は多いです。
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夜間拝観しました。写真は真っ暗で何が何だかわからないので、昼間の写真ですが、夜間拝観でライティングされた蔵王権現は圧巻でした。江戸時代の仏像にはなかなか気持ちが揺さぶられないのですが、ここは別格でした。
- 2日目2010年9月20日(月)
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橿原神宮などと同じく、明治時代に建てられた神社。古社ではないですが、気持ちの良い雰囲気の神社です。
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桜木神社
吉野山を下り、東側に進んだところにあります。
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桜木神社
川がありちょっとした橋を渡る必要があります。朱色の綺麗な社が見えています。
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桜木神社
境内には御神木の大杉があり、樹齢は”約”7-800年と看板が立っていますが、約はなくてもよい気が。
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国宝の八角円堂です。だいたいは六角なはずです。この寺は興福寺などが建設中にはすでに存在しており、古刹中の古刹。八角円堂は法隆寺の夢殿、興福寺の北円堂、南円堂を思い出す。
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秘仏公開時のため、外側からズームで激写しました。北円堂を思い出します。
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参道の左に無料庭園がある。大神神社の摂社「狭井神社」とアプローチが似ている。東側には神社には珍しい「楼鐘」がある。
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奈良の上鴨社で、全国の賀茂社の総本宮であり、京都の鴨氏とは別との認識だが、本宮はここから派生したとの認識だそうです。祭神は味耜高彦根命で、大己貴命の御子神で迦毛大神とも言われている。『出雲国造神賀詞』に、大穴持命の子・阿遅須伎高孫根命を「葛城」に・・というくだりがあり古社には間違いない。また、雰囲気のある神社である。 それぞれの神奈備において天皇の守護神としたとある。
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風の森神社とも言われ、風の神様「志那都彦」が祭神。ここが古代神話の葛城士族の物語の終着点。高鴨神社と一対になっていると言われる小さな神社で、「風の森峠」の頂上に位置している。
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高鴨神社から田舎道を車で走らせる。突如、参道が出てくる、写真では鬱蒼としているが、周りは田んぼだらけで気づかないかもしれないが、狭い参道でなかなか雰囲気のある杜である。
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葛城氏の祖神タカムスヒを祭っており、かなり雰囲気を持っている神社である。水田・稲作に強い技術を持つ鴨氏と組み、葛城王朝を立てたことから重要な神社なのだろうと思わせる。
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社殿の左脇には土蜘蛛を埋めた跡とされる蜘蛛塚があります。土蜘蛛とは大和の先住民を指し、イワレヒコ(神武天皇)がヤマトに東夷したときも土蜘蛛が邪魔をするなど、悪者役として参上する部族。
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高鴨神社とセットになる。と同時に祭神が大神神社のオオモノヌシの息子コトシロヌシから大神神社の別宮とも言われる、奈良の下鴨社とも言われ、いろいろ言い伝えがややこしい神社でもある。ヤマトが力を出し、葛城王朝が衰退し、葛城・鴨族が全国に散らばったという話もある。
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洪水により今の場所に移転した。面白いのは祭神にアマテラスの別名オオヒルメがあること。日本書紀の一か所にだけ記載されている神様で、たまに見かけるが、いまだ、謎です。
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「いちごんさん」こと一言主大神。古事記では狩りをしている天皇に会い、天皇は畏まって太刀などを献上する。ただ、日本書紀では対等の立場になり、続日本紀では、天皇と獲物を争い土佐へ流されるなど、時代とともに軽視されている。ただ、一言の願いはかなえてくれる神様として有名。
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大阪に抜けるために車を走らせていたら見つけたので、寄ってみました。
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高台に西国三十三カ所を一気に巡ることができる場所があります。
◆奈良:吉野@御所@葛城@◆神社仏閣-吉野の歴史、葛城氏と賀茂氏
1日目の旅ルート
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