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やんまあさんの奈良県の旅行記

◆奈良橿原A◆橿原市市制60周年特別公開と古代豪族「中臣」&「蘇我」&「久米」の足跡

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橿原市市制60年を記念して大日如来@重文、十一面観音@重文を公開!!学校では悪者として扱われていた「蘇我氏」、初代天皇であるイワレヒコこと神武天皇を祀る「橿原神宮」、中臣氏の中心地「天香久山」をテクテクする日帰り旅行。橿原神宮、久米寺は過去参拝『◆奈良:飛鳥@・橿原@◆明日香レンタサイクルでブラリ旅と橿原周辺(http://www.jalan.net/travel-journal/000040349/)』参照で。

神社ツウ やんまあさん 男性 / 40代

1日目2016年12月11日(日)

京都から車で参拝。八木駅前南駐車場(橿原市内膳町1-2-26)に車をとめて、秘仏を見に行きました。まずは西側に向かって「入鹿神社」&「大日堂」で駅に戻って東に向かい「国分寺」へ!!そこから、天香久山、橿原神宮へ車で行った。

入鹿神社

◆〒634-0811 橿原市小網町335◆蘇我入鹿公を御神体とする神社。蘇我入鹿とスサノオを祀り、ここ周辺では非常に愛されている。ここの地域の人は「乙巳の変(大化の改新)」が行われた多武峰への遠足などでも、参拝はさせない徹底ぶりだとか。蘇我入鹿が鶏鳴を合図に首をはねられたので、昔は小綱では鶏を飼わなかったとか、小綱で生れたものは蘇我入鹿を暗殺した中臣鎌足を祀る多武峯へ参ると腹痛が起こるとか、明日香村小原は中臣鎌足の母の出生地だということで小綱町と小原は縁組みしない等多くの伝説がある。皇国史観に基づいて逆臣である蘇我入鹿を神として祀るのは都合が悪いとして、祭神をスサノオにし、社名を地名からとった「小綱神社」に改めるように政府から言われたが、地元住民はそれを拒んだという。この手の伝説はバカバカしいと思うかもしれませんが記紀や歴史的背景を考えると蘇我氏って悪者ではなかったのでは?と最近思います。別に藤原氏を全否定するつもりはないですが。

正蓮寺

橿原市

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◆奈良県橿原市小綱町335◆市制60周年を記念し、普段は公開されていない木造「大日如来坐像@重文」、「猫入り涅槃像」を公開!!無料かつ写真OKです。フラッシュはだめです。

入鹿神社の由緒書き。神社の伝えによると「 乙巳の変」で蘇我入鹿が中大兄皇子や中臣鎌足らに倒された時、その首が小綱町に飛んできたのを祀ったと言われている。入鹿は首を斬られたので、入鹿神社が首から上の病に霊験あらたかという信仰がある。

正蓮寺

橿原市

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京都の院派作と言われている。脇侍は持国天、多聞天と四天王の2体となっている。

正蓮寺

橿原市

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珍しい猫がいる涅槃図。なぜ猫の涅槃図(釈迦が亡くなったときの図)の記載がないかというと諸説はあるが「釈迦の遣いである鼠を食べた」or「鼠に騙されて間に合わなかった」などと言われ、干支に選ばれなかった理由でもあるらしい。

國分寺

◆奈良県橿原市八木町2-6-15◆木造「十一面観音立像@重文」公開!!ネットや橿原市のHP写真では醍醐寺で2016年あたりに国宝にもなった「ずんぐりむっくりの初期型十一面観音」に見えたが、独特の雰囲気を持つ素晴らしい十一面観音でした。体は中宮寺などの本尊と同じく黒系ですが、白毫が輝いており表情が独特です。ここは年に1回檀家のみに公開していたが、平成26年ごろに一般公開したところ、評判が良く、今後は年一回考えているようです。評判を聞き、集まった仏像好きの人たちは、みんなオペラグラス持参です。来年から有料かな。思えば国分寺で十一面観音って珍しいかもしれません。

だんご庄 八木店

橿原市

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有名人お奨め&テレビでも取り上げられた老舗。1串にきな粉がこれでもかとかかっているお団子5兄弟で1本70円!!美味しいです。来年の正月は「きな粉餅」増えそうです。奈良は財布にやさしいです。

だんご庄 八木店

橿原市

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車の中でいただきました。9:00から開いており、たしか火曜日が休業日だったと思います。ここらあたりの参拝は道も狭く、駐車場もすくないので、歩くことになると思います。歩き疲れたらここで!!

畝尾都多本神社

橿原市

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◆奈良県橿原市木之本町114 ◆畝尾都多本神社(うねおつたもとじんじゃ)は、「哭澤の神社」(なきさわのもり)とも言います。祭神の哭澤女神は、「古事記」によると国生みの最後の段階で、イザナミが火の神であるカグツチを生み亡くなったのを、父のイザナギが悲しんで泣いた涙から生まれた女神だと言われています。神殿はなく玉垣で囲んだ空井戸をご神体としている。

畝尾都多本神社

橿原市

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境内には末社の八幡神社が鎮座しており、こちらが本宮かと勘違いしそうですが、手前が本宮「畝尾都多本神社」です。このほか、桧隈女王(ひのくまのおおきみ)が、「哭澤の神社に神酒据(みわす)ゑ 祈れども 我が大君は 高日(たかひ)知らしぬ」と詠んだと言われる万葉歌碑が境内入り口左にあります。

畝尾都多本神社

橿原市

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祭神「健土安比売命」は、「古事記」によると国生みの最後の段階で、イザナミが火の神であるカグツチを生み亡くなったときに尿から、波邇夜須比古神と共に生まれた波邇夜須毘売神。いわゆる、土の神である。

天香山神社

◆〒634-0022 橿原市南浦町608◆祭神は「櫛真智命神(くしまちのみことのかみ)」。ここは車を止める所はないです。。畝尾都多本神社から南に下ると途中に公衆トイレと駐車場があり、そこから歩いてになります。私たちは車で来ましたが、置くところがなく、対向車が来たらどうしようもない道の細さなので、順番に急いで参拝しました。この神社は中臣氏が祭祀を行ったとされる社で、小さな社だが格式は高い。境内にある「朱桜」という古名で知られる「波波架の木」は、その昔、占いに用いられたと言われています。「古事記」の天岩戸神話には、天香具山の雄鹿の骨を抜きとって「朱桜」の木の皮で焼き、吉凶を占ったとあります。

天岩戸神社

◆〒634-0022 橿原市南浦町772◆天香具山の麓にある神社で本殿はない大神神社と同様で拝殿のみ。アマテラスが隠れた天岩戸と言われる巨石がご神体です。太陽神であるアマテラスは、弟のスサノオがあんまり乱暴を働くので、岩戸に隠れてしまいました。日の神が隠れたことによって世の中は闇に包まれてしまいます。そこで、神々は思案し一計をめぐらしました。天岩戸の前に集まって、アマノウズメが踊り出し、これをほかの神様も笑いながら楽しみました。隠れていたアマテラスが外の様子が気になって岩戸から顔を覗かせたとき、タヂカラオがとうとう外に出してしまい、世の中はもとどおり明るくなったということです。 境内には毎年新しい竹が7本育つ代わりに、別の7本が枯れ死するという「7本竹の不思議」が伝わっています。

香具山

橿原市

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平成17年に名勝指定された大和三山(香具山、畝傍山、耳成山)の1つです。万葉集では「天香具山」(あまのかぐやま)と詠まれています。 天から降り来た山と言われ、その山の位置や山容が古代神事にふさわしく、山中には南に天岩戸神社、北に天香山神社、さらに国常立神社がある。万葉集では、中大兄皇子が大和三山のことを詠んだ歌がある。

香具山

橿原市

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南側にある「天岩戸神社」へ!!拝殿を左から周れば、本殿はなく、大神神社で有名な三鳥居があると妻がボソリ。たしかに。。でもここは中臣氏繋がりのはず。三鳥居の後ろを見ると天の岩戸が。。確かにそうなるよなという磐座です。

神武天皇陵

橿原市

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神武天皇ことイワレヒコは九州からシオツチの勧めで大和にやってきた。イワレヒコの前に天神「ニギハヤヒ」にお仕えしたナガスネヒコに戦いに敗れ紀伊半島東側から大和にやって来て、平定する。平定の時に大きく協力したのが高倉下(尾張氏)と八咫烏(丹後王国)という噂も。

橿原神宮

橿原市

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久米寺の本堂を突き抜けても橿原神宮に行けます。それはさておき、3回目の参拝ですが、いつ来ても気持ちのよい社です。何かとお祭りしていることが多いのですが、今回話でした。明治時代の建立で歴史は浅いが、吉野神宮、平安神宮などと同じく、居心地が良い近代神社です。

橿原神宮

橿原市

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いつもここは賑わっています。京都の場合、観光客の方が多いのですが、ここは地元の方に愛されているのが凄くわかります。そういえば、妻が結婚する前に式は橿原神宮がよいと言っていたのがわかります。

深田池

橿原市

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神武天皇を助けた八咫烏は丹後の人たちを指し、丹後の中心「籠神社」はニギハヤヒ(アマテル)で京都上賀茂神社の祭神と同一だとか。ということで、鴨が買われている??御賽銭ではなくパンを巻くと鴨たちが集まります。おこぼれを頂こうと鳩も集まりますので、糞には注意ください。

久米寺

橿原市

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橿原神宮を参拝後に南に向かうと裏参道から久米寺に行きます。お昼にしたいので、久米寺も突き抜けてラーメン屋へ。

久米寺

橿原市

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前回は車で来たので気づかなかったが久米寺参道に祭神「高皇産霊命」、「大来目命(天久米命)」、「天櫛根命」を祀る久米御縣神社がある。久米寺の鎮守社として再建されたが神仏習合で八幡や天神社にもなった歴史がある。

麺屋いちびり 本店

橿原市

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昼食は拉麺!!しかし、店が少ない・・・。チェーンの中華店にしようかと思ったが、なんか入りづらいのでこちらへ!!魚貝系のみそスープで味はよい濃さで後に残らず良い感じです。特性ラーメンとつけ麺を注文。お腹がへりすぎて写真を撮るのを忘れました。。

久米寺

橿原市

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聖武天皇が東大寺に大仏殿を建立する際、勅命を受けた久米仙人は神変不思議の仙術を使い、国々にある大木大石の数々を三日三夜の内に大仏殿境内まで飛ばして集めて見せた。その甲斐あって大仏殿の建立は速やかに成就したらしい。久米仙人の働きに深く感銘した聖武天皇は、免田30町歩を与えたという伝説がある。この話は「今昔物語」にも残されている。 久米仙人のユーモラスな伝説では、神通力を得て空中を飛びまわっていた仙人は、ある日、川で美しい女性が洗濯しているところに遭遇し、その女性のふくらはぎに目がくらみ神通力を失い墜落したという話も残っています。久米寺は、畝傍山の南に位置する仁和寺別院の真言宗のお寺で、橿原神宮の一の鳥居を南に入ってすぐのところにある。 一般に「久米(の仙人」の伝説にちなんだ寺として知られていますが、もともとここは久米部の武人の住んだ地といわれ、推古天皇2年の時に聖徳太子の弟だった来目皇子の創建と伝えらる古寺です。

久米寺

橿原市

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400円で解説付きの重文の仏像が拝観できます。本尊は「薬師如来坐像」で丈六で、大きすぎて内陣で見ても全体像は見れません(笑)。胎内仏があり、本尊前に安置されているのでそれで妄想を膨らませてください。脇侍は日光・月光菩薩で、十二神将も安置され、チーム薬師コンプリートしています。毘沙門を乗っけている聖徳太子像など歴史などを知っている人は面白い話が聞けます。肉付き久米仙人なども注目です。

久米寺

橿原市

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寺内に金比羅宮があり、神仏習合が残っています。明治時代の神仏分離では大黒様で逃げてのでしょうかね。拝観すると大黒様がいました。また荒神などのお堂もあり、これも拝観すると仏様がいます。

久米寺

橿原市

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重文です。奈良は春と秋に秘仏公開が一斉に行われます。久米寺はこの多宝塔の特別公開をよくやっているため、橿原神宮のお祭りとセットで来るとよいかと思います。ちなみに瓦に願いを書いて、小づちで叩き割るアトラクションもあります。

埴輪まんじゅう本舗

橿原市

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埴輪まんじゅう2個で195円です。この入り口に入ると食事処に思えますが、奥の方に行くとまんじゅうが売られています。

菓匠苑 梅ぞの 橿原店

◆奈良県橿原市久米町−5331◆テレビチャンピオンで優勝し、有名店となった。 本わらび、フルーツ大福、葡萄大福などを買いました。

畝火山口神社

創始の由緒は不明で元々は畝傍山の西麓にあり、畝傍山の山頂に移されたものの、橿原神宮の大拡張工事の際、橿原神宮や神武天皇陵を見下ろす位置にあることから、現在の位置へ移った。現在は、安産の守り神として信仰を集め、交通安全祈願者も多く訪れている。その理由は祭神に「気長足姫命」こと応神天皇の母「神功皇后」からもなるほどと思える。

宗我坐宗我都比古神社

橿原市

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◆奈良県橿原市曽我町字鳥居脇1196 ◆祭神は「曾我都比古神(そがつひこのかみ)」と「曾我都比売神(そがつひめのかみ)」の2神で蘇我氏の氏神。武内宿禰の第三子「石川麻呂」が蘇我氏の祖になるため「武内宿禰」と「石川麻呂」が祭神とも言われている。

耳成山口神社

◆奈良県橿原市木原町490◆祭神は、大山祗神と高御産霊神。明治時代以前は、天神社と呼ばれていたそうです。天神は、農耕神であり水の神であったので、祈雨神祭などの雨乞いの神事がたびたび記録に残されている。

◆奈良橿原A◆橿原市市制60周年特別公開と古代豪族「中臣」&「蘇我」&「久米」の足跡

1日目の旅ルート

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