さとけんさんの埼玉県〜長野県の旅行記

【長野湯田中渋温泉郷】安代温泉・安代館へ泊まる・その3【善光寺を参拝しロマンスカーで帰る】
- 1日目2017年7月9日(日)
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『【長野湯田中渋温泉郷】安代温泉・安代館へ泊まる・その2【温泉街をそぞろ歩き】』からの続きです。
- 2日目2017年7月10日(月)
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時刻は7時59分、安代館の朝食でございます。朝からタップリでございますな。卵は温泉卵ですよ。納豆・湯豆腐・焼き魚・タケノコのお味噌汁、ハムとサラダでございます。
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食後にはコーヒー、そして小布施のマップもいただきました。やはり小布施は時間をかけてゆっくり歩きたいですね。このあと、安代館をチェックアウトしまして、女将さんに湯田中まで車でチャーっと送っていただきました。ありがとうございました。そして沢山の御馳走を御馳走様でした。・・・ところが、これでおしまいではございませんでした!
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湯田中駅発の電車は9時24分、まだ時間がありますので、駅の「楓の湯」の無料を足湯を利用します。この木の板に座ったところ、お尻のポケットに何か、あってはならないものを、そう、オーパーツの存在に気づいたのです。あってはならないのです! なんと旅館の部屋の鍵でございます。もー、泡を喰いましたね。驚くって意味ですよ。女将さんの車はもう駅を離れてしまっているし、これはどうしようかと、歩いて安代温泉まで戻ることも考えながら、安代館へ電話します。電話にでた御主人も、とっても驚かれていましたが、すぐに的確な指示を頂きまして、とてもたすかりました。ありがとうございました。そしてすみませんでした。駅の案内係のお姉さまもモデルのような方でしたし、ああ、とてもホッとしまして、再び足湯に戻って参りました。
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時刻は9時10分、足の指先をチラッとみせての温泉レポート、とても熱いが気持ちが良いと申しておきましょう。何よりも、オーパーツの問題が解決した安堵感が良いものですな。ハハハ。湯田中駅の楓の湯にて。
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これで湯田中温泉も楽しみましたね。今回の安代温泉・渋温泉・湯田中温泉のお湯は、ここにてお開きでございます。このあとは善光寺へ向かいます。
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湯田中駅発の電車に乗り込みます。時刻は9時16分、湯田中駅にて。
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時刻は10時28分、善光寺下駅で下車であります。この駅の窓口で荷物を預け、手ぶらで善光寺へ向かいます。一回300円です。13時から14時までは荷物の受け取りができませんがよろしいですかということでしたが、私は12時に戻って来る予定ですので、荷物を預けます。
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善光寺の大門の前からお参りするために、少し遠回りをします。写真は、長野県長野市三輪1348付近です。
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時刻は10時39分、国道406号線にぶつかりました。ここを右折、230m・3分ほど歩くと「大門」交差点です。
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国道406号線の大門交差点から善光寺方向へ曲がります。
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写真は善光寺郵便局です。町の風情に溶け込んでいる感じの建物です。
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善光寺郵便局です。町並みに合わせているのでしょうね。旧東海道の関宿でも、街並みに合わせた郵便局があったのを思いだしました。
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お、これはまた趣のある建物ですね。「THE FUJIYA GOHONJIN」です。藤屋・御本陣ですね。現在はレストランとして営業しています。
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なかなかいい雰囲気、今、この旅行記を書いている際に藤屋御本陣のウェブサイトをみてきましたら、ちょっと行ってみたくなるような、そんなお店ですね。
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そして「善光寺」交差点には蕎麦屋の名店「大丸」があります。今日のお昼は善光寺をお参りした後、ここでいただきます。安代館の朝ごはんがとても美味しく沢山いただきましたのでお昼抜きでもかまわないくらいなのですが、お蕎麦はつるつると食べられますので、そういうところも蕎麦の良い所ですね。
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時刻は10時45分、善光寺交差点です。ここから石畳が始まり、仁王門、山門、そして本堂とつながっています。
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石畳の続く先に仁王門がみえています。私、ここを二十数年前に歩いているはずなのですが、何か全然覚えていないところが、とても心配でございます。門前で蕎麦ではなくうどんを食べてしまったこと(うどんも美味しかったですよ!)ということと、手探りで暗闇を歩いたことなどは覚えているのですがね。
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善光寺参道の石畳は1714年に完成、大部分が当初のままに遺っているとのこと。
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1714年から300年、この石畳は、いったいどういう世界をみてきたのでしょうね。参拝人はどんな姿であったのでしょうか。セピア色でも白黒でもない世界、この写真の色彩の世界を、昔の日本人が歩いていたのですね。
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善光寺の仁王門が近づいてきました。
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阿形と吽形の仁王様が立たれる善光寺の仁王門でございます。
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ふむ、なになに、現在の仁王門は1918年(大正7年)に再建されたのだとか。
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善光寺の仁王門には草鞋が沢山かけられています。これは参拝人が、道中の無事を感謝して、または道中の安全を祈って、仁王門に草鞋をかけているようですね。
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仁王門をくぐると、善光寺の仲見世通りに至ります。
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仲見世通りの中ほどを本堂に向かって右側(東側)へ行くと、世尊院というお寺があります。
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世尊院の釈迦堂、御本尊は「釈迦涅槃像」、お釈迦様が入滅する様子をあらわした仏像で、お釈迦様像が横になっておられます。毘沙門天と不動明王が脇侍(きょうじ)です。特別拝観日のみ御開帳されるとのことです。
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世尊院・御本尊の釈迦涅槃像は、「六枚のふとんの上に頭部を北にして」横になられている像で、銅造であるとのこと、是非拝観したいものです。
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本日は特別拝観日ではありませんので、世尊院を辞し、善光寺の参道へ戻ります。
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善光寺山門に向かって左手の大勧進の建物です。
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善光寺山門に向かって右手には六地蔵です。一番手前の地獄界のお地蔵さまが足を踏み出しているのは、一刻も早く人々を救いに行こうとしていることを表現しているとのこと。
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善光寺の山門です。大きいですね〜。
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善光寺山門の額です。「鳩字の額」と言われ、「善光寺」がハトの形で書かれています。三文字の中にハトが五羽、隠されているとか。「善」の一字が牛の顔にみえるということですが、さて、少し遠目ですね。 そういえば、神奈川・鎌倉の「鶴岡八幡宮」の「八幡宮」の額も「八」の字がハトになっていますね。
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善光寺・山門の下にはこのように、額のレプリカが置かれています。鳩が五羽!おぉ、なるほど、この写真だと四羽はすぐわかります。最後の一羽が見つけづらい感じです。善の字が牛、というのも、おぉ、よくわかります。
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ちなみに、こちら、この旅行記のこの写真の18枚ほど前の写真、蕎麦屋大丸のある「善光寺」交差点です。善光寺交差点の「善光寺」の文字もハトの字になっているのがおわかりいただけるでしょうか?
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善光寺山門の説明板です。1750年に落成しました。拝観料は500円、本堂でお参りした後、山門の拝観をしようと思います。
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時刻は11時4分、善光寺山門の下に風の通り道がありました。暑い日で汗をかいていましたので、ここで風に吹かれるととても気分が良かったです。
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善光寺の本堂です。堂内では法要が行われているようで、読経の声が響いています。入り口近くの「びんずる尊者」の皆に撫でられてつるつるになった像を私も撫でます。びんずる尊者の近くの「妻戸」と呼ばれる一段高い位置の小さな舞台のような場所からは、法要に合わせて鐘が鳴らされていました。
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善光寺本堂の脇から外へ出ます。ああ、良い空ですね。
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善光寺の山門へやってきました。販売機で拝観券を500円で購入、靴を脱ぎます。案内の方に教えてもらった傾斜角60度・松本城の階段と同じ急傾斜の階段をのぼって山門の上に出ました。山門の上階には文殊菩薩像が安置されています。門の外周には出ることが出来ません。柱や壁には参拝客の書き残しがいたるところにあります。名前と住所・年月日、いまでこそ「いたずら書き」ということになりますが、この書き残しを見ていると、なかなか興味深く、江戸時代の嘉永年間の書き残しなどもあって、とても面白かったです。なお、現在は重要文化財の山門に何かを書くという行為は出来ません。山門・堂内の撮影もできませんので、書き残しを撮影することは出来ません。堂内から外に向かっての撮影はできます。
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善光寺の山門にて。団体客の方達でしょうか、参道からは賑やかな声が聞こえてまいります。
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あぁ、いい景色です。善光寺の本堂と遠くの山と青い空に白い雲。そろそろ善光寺を辞します。
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時刻は11時33分、善光寺門前の蕎麦屋・大丸へやって参りました。
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ざるそば・800円にします。大丸にて。
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時刻は11時35分、私の入店と入れ替わりで一人出ていかれまして、店内は私一人でしたが、このあと、蕎麦を食べ終わるわずか10分で、かなりの混雑となりました。繁盛店ですね。大丸にて。
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おぉ、ざるそば、美味い蕎麦の頃合いというのはこういうものかという旨い蕎麦を、チャッチャットと平らげました。大丸にて。
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蕎麦湯を頂いて、大丸を辞します。
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「善光寺」交差点から「善光寺下駅」まで歩いて行く途中、善光寺交差点からすぐの通りが、いかにも宿坊が並んでいるという感じの雰囲気の良さでした。法然通りと呼ばれているようです。
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時刻は11時59分、善光寺下駅へ到着です。改札の窓口で、預けていた荷物を受取り、そのままホームへ入り電車を待ちます。
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長野電鉄の長野駅で降りて地下道を東口方面へ向かうと写真の待合室がありましたので、ここで20分ほど休みます。帰りのバスは13時10分発車ですので、12時42分ぐらいまでこの待合室でいました。
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長野駅東口から新宿駅行きの高速バスのバス停まで3分ほど歩きます。
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時刻は12時46分、長野駅東口近くのバスの待合室です。待合室の中には、8人から10人分ほど座れる椅子があります。乗車受付開始は発車10分前の13時ぐらいでした。
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バスに乗り込みます。往路は横のお客さんがいませんでしたが、本日はなかなかの乗車率で横の席も埋まっています。バスは13時10分、定刻に長野駅東口付近を発車しました。
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時刻は14時49分、安中サービスエリアで休憩です。おぎのやのお弁当を買って帰るのもいいですね。
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おぉ、中山道の案内図が出ています。旧東海道の日本橋→京都三条大橋は歩きましたので、次は中山道、少し間をおいて挑戦したいと思っています。安中サービスエリアにて。
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時刻は16時24分、三芳パーキングエリアです。ここで下車した時に、モワッとした暑さを感じました。三芳パーキングエリアは「パーキングエリア」と言いながら、お店の充実感はサービスエリア並みでしたね。ミストがでる装置もありました。少しだけ、暑さが和らぎました。
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時刻は18時24分、新宿バスタに到着です。新宿の前にバスが停車した池袋までは渋滞がなく、池袋着が17時20分ごろでしたかね、かなり早く到着していたので新宿着も早くなるかと思いましたが、その後の首都高がかなりの渋滞で、新宿着はほぼ定刻通りとなりました。
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案の定、小田急線新宿駅は帰宅ラッシュの時間帯で非常に混んでおります。予約していた特急ロマンスカーは、バスの延着を予想して19時30分新宿発の便にしていましたので、バスタ新宿の待合室でタブレットとWi-Fiを使って19時ちょうど新宿発の便に変更を試みましたが、既に19時ちょうど新宿発は満席で、変更できませんでしたので、特急ののりばで特急を待つことにしました。写真は小田急新宿駅です。
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おぉ、昨日長野電鉄の信州中野駅でみたHiSEですな! 小田急新宿駅にて。
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こちらLSEはそろそろ引退です。引退したら、日本のどこかで走るのかしらん? ロマンスカーの引退車両は長野電鉄のケースの他に、大井川鉄道で走っていたことがあるようですしね。小田急新宿駅にて。
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小田急ロマンスカーの現役の車両に混じって、写真一番右側の車両、こちらは2018年の3月に登場予定の新型車両です。楽しみですね。小田急新宿駅にて。
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こちらは1990年代に引退した車両、大井川鉄道で走っていた車両は一番左のSE車ですね。小田急新宿駅にて。
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さて、19時30分新宿発のロマンスカーに乗車、展望席のないEXE車の1号車(小田原方面行きの場合は先頭車両)になります。EXEは座席が良いので気に入っています。
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おぉ、EXE車では車内販売にお目にかかったことがありませんが、メニューが置いてあるということは、時間帯によっては車内販売があるのかもしれませんね。へぇ、お弁当って、こんなに美味しそうなんだ!
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これはこれは! 興味深々でメニューを眺めます。ロマンスカー車内にて。
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予約弁当の豪勢な内容に目が釘付けの私。この、四角い小さなマスに、チョコッチョコッといろんな食べ物が入っているというお弁当はいいものですよね。ロマンスカーの車内にて。
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こちらがロマンスカーの新型車両の予想図です。ロマンスカー車内の各座席に置かれている持ち帰り自由の雑誌より。さて、以上で、長野湯田中渋温泉郷・安代温泉への旅も終わりでございます。
【長野湯田中渋温泉郷】安代温泉・安代館へ泊まる・その3【善光寺を参拝しロマンスカーで帰る】
1日目の旅ルート
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