れおんさんの東京都〜静岡県の旅行記

1泊2日 伊豆 異国情緒の下田観光と、初めての川床料理
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旅行に行くことが決まり宿を探している時に、今回は無理だけどいつかは行ってみたい宿、を見つけることがよくあります。その時は「いつか絶対にこの宿に行くぞ!」と心に決めますが、秒速で忘れていまいます(ボケが始まったか)。そのため、そう言う宿を見つけたら、じゃらんのクリップリストに登録しています。 今回はその中でも初期の頃から登録していた、伊豆で川床料理を堪能出来る憧れの宿をチョイス。ついでに、まだ行ったことのない下田を観光することにしました。 と言うことで、8月の夏旅行 第3弾は静岡県の伊豆に決定!1泊2日の旅程なので、今回はなんとか1話に収めました。どうぞ最後までお付き合いください。 《総走行距離 : 483.5km》

グルメツウ れおんさん 男性 / 50代
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- 1日目2017年8月19日(土)
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04:00-05:00
先週に続き今回も深夜3時に自宅を出発、早朝4時半に東名高速の《足柄サービスエリア下り線西館》いわゆる「EXPASA足柄」に到着。東名の交通量はそれほど多くはなかったのですが、こちらの駐車場はほぼ満車です。 ここでちょっと休憩します。
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04:00-05:00
中に入り2階に上がってみると、入浴施設《足柄浪漫館》の入口がありました。こんな朝早いのにもう営業しています。営業時間を調べてみると10時から翌8時までで、ほぼ24時間営業に近いです。 入ってみたい気もしましたが、最初の目的地にどうしても早く着きたかったので早々に出発しました。
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06:00-06:00
東名高速を沼津ICで降り、マイカーのナビには載ってない新しい伊豆循環自動車道を走行。必死で進路修正のアナウンスを続けるナビを無視して南下し、休憩のため6時には《浄蓮の滝》に到着。まだ朝早いので、車は1台も停まっていません。 時刻に関係なく滝はいつでも見られるようですが、ここは去年に来ましたので、用を足したらすぐに出発しました。
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06:00-07:00
浄蓮の滝から再び国道414号線を南下、約15分ほどで《旧天城トンネル》の北側入口に来ました。 ここまでは414号線を途中でそれ旧道を走って来るのですが、これがかなりの悪路。路面状態が良くないとは聞いていましたが、道幅が狭くうねうね曲がりくねった上に想像以上のデコボコ道、助手席でスヤスヤ寝ていた妻が「えっ!なに!?地震!?」と飛び起きたほどです。なので車高の低い車は底をこする可能性が高いので、注意してください。
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06:00-07:00
入口付近にあった石碑です。正式名は《天城山隧道》で、現存する石造りのトンネルの中では最長のようです。とは言えたかだか445メートル、車で走ればすぐですが、徒歩でこのトンネルを抜けていた時代はきっと長く感じたことと思います。
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06:00-07:00
ライトをハイビームに切り替え少し長くクラクションを鳴らし、ここを走ることを向こうの入口に知らせてからトンネルの中へ進入。と言うのも、このトンネルは一方通行ではなく向こうの入口からも入れるのですが、写真の通り中は狭くて普通車同士はまずすれ違えません。よって途中で対向車が来た場合は、どちらかがバックで戻る必要があります。またトンネルの途中は道が盛り上がっていて双方の出入口全部が見えず、知らずに向こうからも進入してくる可能性があるため、わざわざこちらの存在をアピールしました。 中は一定間隔で照明があり、なんか良い雰囲気です。
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06:00-07:00
進入してわずか数分、あっと言う間に南側の入口に到着。対向車が来ないかドキドキしましたが、結局1台も来ませんでした。 妻「もしかしてさあ、朝早くここに来たのは、なるべく対向車に会わないようにするため?そのために夜中3時に出発したの!?」 図星ですが、そんなの認めたらブリブリ文句を言われるので、適当にその場を濁して出発しました。
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07:00-08:00
旧天城トンネルの南側入口から再び悪路を走り、野生の鹿に出くわすというハプニングに遭遇、途中で414号線に合流して南下を続けること約1時間弱、7時半前に下田市にある《道の駅 開国下田みなと》に着きました。 朝早くて中のお店はまだ閉まってるので、今はここに駐車だけして、近くで朝食を摂りたいと思います。
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07:00-08:00
道の駅の向かいの漁協にある《市場の食堂 金目亭》は朝7時から営業しているので、こちらでいただくことにします。 色んなメニューがありますが、朝の時間は「朝定食」「金目三色丼」「極上金目煮付定食」の3品だけの提供です。妻は朝定食のネギトロ丼、僕は金目三色丼にしました。
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07:00-08:00
券売機で買った食券をこちらのカウンターに出し、番号を呼ばれたら自分で取りに行くシステムです。 店内はほぼ満席、海水浴客が多いようです。
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06:00-07:00
僕の注文した「金目三色丼」ですが、使われている金目鯛が新鮮で身も厚くて食べごたえがあり、とにかく美味しい!妻にもあげましたが、同じく美味しいと絶賛していました。
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08:00-09:00
朝から豪華な海鮮料理をいただいた後、道の駅から車で5分ほど走り《下田公園》に来ました。この公園には駐車場が2ヶ所あり、1つは「ペリー艦隊来航記念碑」の近く、もう1つはこちらの下田海中水族館に隣接する駐車場で、どちらも無料で利用出来ます。 写真の右端に公園の入口があり、そこから「開国記念碑」を観に行こうかと思いましたが、結構な坂道を登るようで、それを見た妻の「はい却下、お疲れさん」の一言で終了。
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08:00-09:00
なので、すぐそばの《下田海中水族館》に寄ってみます。開館は9時、今はまだ8時半にもなっていませんが、既に何組かが並んでいます。 ふと見ると入口に水槽があり、そこに何かがいるようです。
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08:00-09:00
中にいたのはウミガメでした。しかも大きい! 妻「カメじゃん」 僕「ドクターフィッシュなら良かったのにね」 妻「なんで?」 僕「古い角質を...いや、なんでも...」 妻「...うるさい」 危ない危ない(って言うてもうてるやん)
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08:00-09:00
下田海中水族館から車で数分のところに《ペリー艦隊来航記念碑》がありました。記念碑の隣に案内板があるだけで他には特に何もないのですが、まあせっかくなので記念撮影。
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09:00-10:00
ペリー艦隊来航記念碑から車で数分、さっきの道の駅の近くにある「黒船乗船受付処」に到着、目的は9時10分発の《下田港内めぐり遊覧船》の乗船です。乗船券と、ちょうど後で行く予定の「下田開国博物館」の入場券がセットで安く売っていたので、そちらを購入しました。
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09:00-10:00
こちらが乗船予定の《伊豆クルーズ》が運航する黒船「サスケハナ」号です。船名は日本語の「佐助」と「華」をくっつけてカタカナにしたのかなと思ってたのですが、そうではなく、ペリーが来航した時に乗っていた黒船自体がサスケハナ号という船名で、その由来もアメリカに実際にあるサスケハナ川らしいです(佐助と華は全く関係なし)
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09:00-10:00
9時になったら乗船開始、船内には1階席と2階席があります。見晴らしが良く席が豪華な2階は乗船券以外に500円の追加料金が必要ですが、写真のように1階席でも充分なので僕たちは1階席にしました。
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09:00-10:00
定刻通り9時10分に出航、港内をゆっくりと遊覧します。こちらはサスケハナ号の隣りに係留されていた、海上保安庁の巡視船「かの」です。
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09:00-10:00
港内にある「犬走島」の近くを通過、本土とは堤防で繋がっていて歩いて渡れるようです。 25分で遊覧は終了、ドキドキワクワクするようなものでもなかったですが、とにかく潮風が気持ち良い!普段、船に乗ることが無い人にとっては、それだけでも価値があるかも知れません。
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10:00-11:00
下田開国博物館
下田市
黒船乗船受付処から車で走ること数分、10時には《下田開国博物館》に着きました。ここで下田の開国に関するお勉強も兼ねて、館内を見学します。 ちなみに、入口に「歴史クイズ」として初級、中級、上級の3種類の問題用紙が置いてありました。最初は全く興味を示さなかったくせに「おみやげ処が1割引」と書いてあるのを見てがぜんやる気を出した妻、 妻「私は中級編やるから、パパは上級編がんばってね!」 おいおい、上級編って。しかも問題がマニアックで、これは難しそう。
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10:00-11:00
下田開国博物館
下田市
建物は1号館と2号館があり、まずは1号館に入館。下田のお祭りをテーマにしていて、実物だったらきっと汗臭いだろう漢たちの人形がたくさんあります。 ふと気が付くと、妻が何かをじっと見つめています。さすがは妻、割引と言う単語に釣られたとは言え、問題を解こうと真面目に頑張っています。何が書いてあるのか見ようと近づいてみたら... 妻「あ〜涼しい...」 って扇風機にあたってるだけかよ! この後は2号館に渡り、引き続き歴史クイズにチャレンジ。
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10:00-11:00
下田開国博物館
下田市
問題は難しいものの館内の展示物や資料をよく読めば解ける内容なので、思いがけず資料をほぼ全て読んでしまい、結局1時間近く見学しました。 ところが出口付近に回答書が置いてあり、まさかの自己採点。おまけに誰かが監視している分けでは無いので、カンニングし放題! 僕「Oh,No!僕の1時間を返してくれ〜!」 嘆く僕のそばで自己採点していた妻、なんと結果は自力で満点。やるじゃん。僕も満点!(カンニング踏まえて) と言うことで、隣接するこちらの土産物屋「豆州庵」をちょっと見てみます。
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10:00-11:00
下田開国博物館
下田市
中は下田や伊豆の特産品がたくさんあり、特に酒の品揃えは豊富です。どの酒を買おうか悩んでいると、 店員「すいません、お酒は割引対象外なんです...」 僕「ガーン!...」 結局ここでは何も買いませんでしたが、歴史クイズのおかげで博物館をじっくり楽しむことが出来ました。
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11:00-12:00
下田開国博物館のすぐ近くにある《了仙寺》にも寄ってみます。ペリーと日米下田条約を締結した場所としても有名なお寺です。
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11:00-12:00
その途中に「黒船ミュージアムMobs」がありました。入場料が必要だったため中には入りませんでしたが、下田の開国に関する資料等が展示されています。
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11:00-12:00
本堂です。そんなに大きくはありませんが、ここが日本の歴史を大きく変える出来事の舞台になったことを考えると、大きさに関係なくすごく大きく見えます(言ってる意味がわからん)
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11:00-12:00
さて今回の下田観光で、僕たちが一番の目玉にしていた《ペリーロード》に来ました。ペリーが来航した際に了仙寺まで行進した道で、了仙寺のすぐ近くにあります。 柳が枝垂れる真ん中の小さな川を挟んで、両脇に風情ある通りとお店が並んでいます。
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11:00-12:00
しばらく歩くと、なまこ壁をまとったBar《土佐屋》があります。ランチ営業もあるそうですが、僕たちが行った時は閉まっていました。
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11:00-12:00
その先には、開店準備中のイタリアンレストラン《Page One(ページワン)》があります。異国情緒ある街並みでイタリアンをいただくのも良さそうです。
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11:00-12:00
もっと先にある、カフェを併設したギャラリー《草画房》の中では、何組かが茶をしばいてました(関西弁で「お茶を飲む」という意味です。ちなみに吉野家で牛丼を食べることを、関西では「牛(ぎゅう)をしばく」と言います←ほんまか?)
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11:00-12:00
今度は川を挟んで反対側の、狭い道を通って了仙寺へ戻ります。
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11:00-12:00
こちらの《風待工房》もカフェですが、古民具や骨董の展示販売もしています。 短い距離のペリーロードですが、昔のたたずまいを残した街並みとお店をしっかりと堪能できました。
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11:00-12:00
ペリーロードから車で数分、再び《道の駅 開国下田みなと》に戻って来ました。お店が開いているので、色々と見てみたいと思います。
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11:00-12:00
たくさんの人で賑わっているこちらの《大悦水産 まるいち》では、妻が真ん中の奥に写っている「金目鯛せんべい」を購入、僕も負けじと珍味の「のしいか」を購入(なぜ張り合う)
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11:00-12:00
2階には《地魚回転寿司 魚どんや》がありますが、お昼時も重なって入店待ちの行列が出来ています。
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11:00-12:00
1階にある《Ra-maru》は、金目鯛のフライを使った「下田バーガー」が名物で、TVでもちょくちょく紹介されています。 僕はちょっとお腹が空いてきたので食べようかと思いましたが、妻はまだ空いてないそうなので、今回は見送ります。 この道の駅は写真4枚だけで紹介しましたが、他にもいくつかのお店があり、買い物をたっぷりと堪能しました(買ったのはせんべいと珍味だけだけど)
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12:00-13:00
道の駅から車で数分で、《まどが浜海遊公園》に到着。 もうお気づきだと思いますが、この旅行記で下田各地の車での移動時間がどれも数分程度であまり時間がかかっていません。と言うのも、下田の街がそんなに大きくなく、その中に観光スポットがぎゅっと詰まっているためです。
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12:00-13:00
こちらの公園には「坂本竜馬の像」があります。日本の開国を語るには、竜馬は絶対に外せない人物ですね。 ちなみに竜馬像の後方で若者がたむろっていいますが、そこに足湯がありました。 さて下田には他にも見所がたくさんありますが、そろそろ時間なので今回はここまでにして、本日の宿の方向へ移動したいと思います。
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12:00-13:00
まどが浜海遊公園から国道135号線を走ること15分、通りかかった《尾ヶ崎ウイング》に立ち寄ってみます。
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12:00-13:00
こちらには展望デッキが備わっていて、白浜海岸を一望できます。う〜ん、良い眺め。やっぱ海はいいなあ。 ここはこの景色を眺めるだけだったので、すぐに出発しました。
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13:00-14:00
景色の良い海沿いをしばらく走った後、河津桜まつりで有名な河津町からは山間部を走ります。 その途中で見かけた《河津バガテル公園》の看板、去年6月の伊豆旅行でも近くを通りかかったのですが、名前を見てもどんな公園か想像が付かずちょっと気になっていました。 なので立ち寄ってみましたが、いわゆるバラ園でした。助手席でフガフガ寝ている妻に聞いてみたら、 僕「バラ園だけど入ってみる?」 妻「...寝る」 花が大好きな妻ですが、眠気には勝てなかったようです。
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14:00-15:00
お腹が空きました。でもこの時間にがっつり食べると楽しみにしている夕食が入らなくなるので、ちょっとだけ何か軽く食べようと《道の駅 天城越え 昭和の森会館》に立ち寄りました。助手席でズビズバ寝ている妻に聞いてみたら、 僕「ここで何か食べる?」 妻「...寝る」 食べることが大好きな妻も、眠気には勝てなかったようです(今のところ全敗)。なので、僕ひとりでブラついてみます。
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14:00-15:00
《天城わさびの里》に入ってみました。わさびに関する商品がいっぱいです(当たり前だろ)。う〜ん、わさびは大好きだけど、軽く食べるってもんじゃないなあ。そのままかじる分けにもいかないし。
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14:00-15:00
隣の《竹の子かあさん》に「しいたけコロッケ」なるのぼりが!コロッケなら腹ごなしにちょうど良いです。
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14:00-15:00
一口パクリ。粗めにつぶしたじゃがいもの中に、刻んだ甘辛い椎茸が入っています。シンプルな品ですが、とても美味しかったです。
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14:00-15:00
去年6月の伊豆旅行の際にもこの道の駅に立ち寄りましたが、こちらの《昭和の森会館 伊豆近代文学博物館》は閉まっていましたが、今回は開いていたので入ってみます。 と言っても売店と入口まで。博物館はさらに奥ですが、車でひとりフガフガ寝ている妻を放っておく分けにもいかないので、そろそろ本日の宿に向かいたいと思います。
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14:00-15:00
道の駅 天城越えから車で10分、湯ヶ島温泉にある本日の宿《水のみち・風のみち 湯ヶ島 たつた》に到着しました。なかなか良い雰囲気の外観で、なんだかワクワクしてきます。 助手席でホゲホゲ寝ている妻に聞いてみたら、 僕「降りようか」 妻「...寝る」 温泉が大好きな妻ですが、眠気には勝てなかったようです.....ってそれはアカン―――!起きろ―!
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14:00-15:00
館内に入りましたが、なかなか趣のあるフロントロビーです。時刻は14時半でチェックインにはまだ時間があるので、ロビーで待たせていただきましたが、その間に「好きな浴衣を選らんてください」とのことで、どれにしようか色々と物色。さっきまで寝ぼけ気味の妻も一気に目が覚め、 妻「どれにしよう...これなんかどう?」 僕「いいんじゃない?ママは何でも似合うし」 と、心にもないことを言って妻を喜ばせます。
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14:00-15:00
15時前でしたが、宿のご厚意で部屋に通していただきました。部屋は11畳の本間に3畳の広縁が付いた本館の和室で、窓からは狩野川を見下ろせます。妻も気に入ったようでなによりです。 荷をほどいたら、早速風呂に入りたいと思います。
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15:00-16:00
こちらの宿には無料の貸切露天風呂が4つと、男女それぞれに大浴場があります。さらに男風呂には露天風呂があるのですが、女風呂にはなく、代わりに岩盤浴があるそうです。 まずは宿の目玉、貸切露天風呂の「かぐやの湯」に入ります。 妻「家具屋の湯??」 違うわ!回りに竹林が見えるやろ! ちなみに貸切露天風呂の利用に予約は必要なく、空いていればいつでも入れますが、風呂によって利用出来ない時間帯がありますので注意してください。
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15:00-16:00
岩風呂の湯船はそんなに大きくはありませんが、とても風情があります。 早速かけ湯をして、ゆっくりと体を湯に沈めます。はぁ〜気持ちいい...まあ、先週の野沢温泉で熱い温泉に目覚めた僕からすると、もっと熱くてもいいですが。 湯の中で寝転がり、岩に頭を乗せて見上げると...
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15:00-16:00
僕「なんじゃこりゃあ!」 いちいちうるさいですが、マジで感動しました。竹林の笹の葉の間から射す柔らかな木漏れ日の下でゆったりとくつろぐ露天風呂、最高のロケーションです。身体だけでなく心も癒されます。 妻「竹だから、かぐやはかぐや姫のことなんだ!」 今さらですかい。
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15:00-16:00
次は、その竹林の奥にある貸切露天風呂「森のこみち」に入ってみます。
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15:00-16:00
写真では分かりにくいですが、大人が5〜6人は入れそうな、貸切露天風呂にしては大きい湯船です。 こんなに大きいなら、おなじみ潜水艦の潜望鏡ごっこ...あかん、妻がいたんだった。 もちろん最高のお湯で大満足です。
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15:00-16:00
体が火照ってきたので、「森のこみち」の近くにある「リラックスエリア 風のみち」でちょっと休憩、すぐ下には川が流れています。 ここには椅子だけでなくハンモックもあるのですが、このハンモックがヤバイ。 生まれて初めてハンモックに寝転がりましたが、まるで無重力状態。そこに緑の匂いと爽やかな風、川のせせらぎが重なり、「ここは誰?私はどこ?」みたいな感じ(なんか間違ってない?) 気持ち良すぎて起き上がれない、起き上がりたくない。旅行記の題名を「初めてのハンモック」にしようかと思ったほどです(誰も読みたいと思わんわ)
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15:00-16:00
なんとか起き上がった僕たちは、次の貸切露天風呂「流星」に入ります。 こちらは館内にある陶器の半露天風呂ですが、窓のブラインドを全開にすると外から丸見え、かなり開放的になります。なので、ここにはちゃんと湯浴み着が用意されていました。もろちん、僕は着ないけど。
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15:00-16:00
無料の貸切露天風呂はもう1つありますが、それは後回しにして、今度は大浴場に入ります。シンプルな造りですが、良いお湯で気持ち良かったです。
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15:00-16:00
大浴場から続く露天風呂です。こちらも緑に囲まれた、雰囲気の良い風呂です。
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16:00-17:00
存分に風呂を満足した後は、宿の周りをちょっと散策。妻は部屋でゆっくりとしたいとのことなので、僕ひとりで出掛けます。 湯ヶ島温泉には「湯道」と名付けられた遊歩道が整備されていて、狩野川周辺をのんびりと散策することが出来ます。 この湯道の散策については翌朝の散歩でご紹介しますので、とりあえずは「出会い橋」から録った写真を1枚。旅行記のタイトルにある通り、こちらの宿は伊豆で唯一、川床料理をいただける宿で、写真のように狩野川を見下ろす場所に川床があります。 これはめっちゃ楽しみ!
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16:00-17:00
宿からはさっきの出会い橋とは反対方向に位置しますが、吊り橋もありました。 さんさんと陽は射しているものの、風が涼しくて気持ち良かったため、ついつい1時間も散策してしまいました。
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18:00-19:00
夕食の18時になりました。いよいよ今回の旅のメインイベント、川床料理をいただきます。 川床料理と言えば、京都の夏の風物詩として有名ですね。ただ僕は関西出身ですが、生まれて一度も川床料理を体験したことがありませんでした。いつかは必ず体験したいと思っていましたが、まさか伊豆で体験出来るとは... もう見るだけでも満足、お腹いっぱい!(アカンやん)
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18:00-19:00
案内されたテーブルには、既にいくつかの品が用意されています。ヤバい、どれも美味しそう... その横では、狩野川の清流がサラサラと涼しげな音を立てて流れています。ヤバい、雰囲気良すぎる...
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18:00-19:00
早速、別注の日本酒「喜久酔 特別本醸造」が来ましたので、胡麻ソースがかかった先付けの「枝豆豆腐」と一緒にいただきます。 まずは枝豆豆腐を...胡麻と枝豆の風味が良い具合に重なり合って美味しい!そこですかさず「喜久酔」をグビッ、後口がスッキリとした僕好みの日本酒です。
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18:00-19:00
前菜は、左上の小鉢から時計回りに「焼き茄子豆腐」「コリンキー、縞茄子みかん酢和え」「磯もの(タニシ?)」「オクラ、モロヘイヤ寄せ」「尼子スモーク パイ乗せ」「もろきゅう 葉生姜」です。どれもこれも美味しくて、お酒がグイグイ進みます。
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18:00-19:00
お造りは左から「勘八」「鮪」「蛸」「生しらす」「天城アマゴ」。どれも沼津港からの直送のようです。これを自分でおろしたわさびを付けていただきます。 「早くたべたい!」と焦る気持ちを抑えつつも、一心不乱にわさびをゴシゴシ.....そしておろし立てのわさびを天城アマゴに乗せ、少しだけ醤油をつけていただきます。「わさびが違うとこうも変わるのか!」と言うくらい美味い!
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18:00-19:00
3日ほど前に電話で別注していた「サザエ3点盛り」には、こちらの「天ぷら」の他に刺身と壷焼きがあります。 刺身のコリコリした食感も良いですが、程よく熱が通った天ぷらは歯切れの良い柔らかさ、噛めば身の甘さも感じます。それに肝がまた美味い!
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18:00-19:00
そして今回の夕食で最も衝撃を受け感動したのは、鍋物の「天城の特産わさび鍋 天城軍鶏仕立て」。 てんこ盛りのわさび、別に遊んでる分けじゃないです。食べ物で遊んじゃいけません。遊ぶ食べ物があれば迷わず食べます。...んな話はいいから、本当にこれだけ使うらしいです。 僕はわさびが大好きですが、さすがにこの量はヤバいなと思いつつも罰ゲームのつもりで食べてみたら、 僕「!!!」 妻「!!!」 衝撃です。わさび独特の尖った辛味はありません、でもわさびの風味はしっかりあります。その風味が行き渡った出汁、今までに体験したいとことのない味、最高に美味くて感動です。 去年6月の伊豆旅行、七滝温泉にあるわさびの名店「かどや」で買ったわさび漬けのあまりの美味さに驚き、そして今年もまた伊豆でわさび鍋に感動する。伊豆のわさびは本当に美味しいです、いやマジで。
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18:00-19:00
焼物は「鮎の塩焼き」です。夏の旅行で夕食に出てくる焼物や強肴の定番です。 手で持ってむしゃむしゃとかぶりつき、時にはほぐした身を蓼酢につけていただきます。
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18:00-19:00
これもあらかじめ別注していた「金目鯛の姿煮」が、堂々と大皿に乗って登場。その瞬間、 僕「おおっ!」 妻「おおっ!」 やっぱり姿煮のインパクトは凄い!伊豆と言ったらこの品は外せません。妻が何も言わず身をほぐし、僕の取り皿にそっと分けてくれます。この時だけは優しい妻、ありがとう!なぜか君の取り分の方が多いことには目をつむろう! 甘辛い濃い目の煮汁が脂の乗った金目鯛によく合い、美味すぎてお酒が止まりません。ヤバい、誰か止めて!いや止めないで!(どっちやねん)
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18:00-19:00
替わり鉢は「玉蜀黍 天付き」です。トウモロコシをすりつぶしてテングサでかため、それを天突きで押し出す、いわゆるところてんです。天城シャモ出汁に落としていただきます。あっさり、さっぱりしたお味です。
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18:00-19:00
「玉手箱」と称された竹筒が運ばれて来ました。何だろうと思って開けてみると、モウモウとした湯気とともに、中から「イズ猪白煮」「新じゃがなどの野菜」「鰻の笹巻きおこわ」が出て来ました。特に猪肉は、豚肉よりもさっぱりしていて食べやすく美味しかったです。 妻「ああっ、おばあちゃんになっちゃう〜!」 もうすぐなるやろ。
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18:00-19:00
食べるのに夢中で気が付かなかったのですが、辺りはすっかり暗くなっています。ライトアップされた川床は、ますます良い雰囲気になってきました。
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18:00-19:00
川床から眺める狩野川と出会い橋で、宿のライトに照らし出された川面が綺麗です。僕も妻も手を動かすのを忘れ、しばしこの光景に見とれてしまいました。 ところで、ちょっと補足です。もしこちらで(ここでなくても)川床料理をいただく場合は、あらかじめ虫除けスプレーを体にかけておくのが良いかもしれません。
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18:00-19:00
〆のお食事は、30分ほど前からテーブルで生の鮎から炊き込んでいた「鮎飯」で、ひとりに1匹まるごと入っています。骨ごと豪快に身をほぐしまぜて食べましたが、これがまた美味い!美味すぎて、〆の食事なのにまだ酒が進みます。 最後は水菓子の「ほうじ茶プリン」をいただきました。
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20:00-21:00
一生の思い出に残るような夕食を終えた後は、部屋でちょっと寛いでから、残りの貸切露天風呂「月下美人」に入ります。 ここもまた趣ある空間に岩風呂がしつらえてあり、のんびり湯につかっていると時間が経つのを忘れてしまいます。
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20:00-21:00
昼間とはまた違いライトアップされた夜の「かぐやの湯」は、なんなく神秘的にすら思えてきます。 この「かぐやの湯」と「森の小径」の利用は夜11時半までですが、「月下美人」と「流星」、大浴場はいつでも入れます。 思う存分に露天風呂を満喫した後は、いつものように部屋でちびちび晩酌しながら、ローカルTVを深夜まで楽しみました。
- 2日目2017年8月20日(日)
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06:00-07:00
翌朝は早朝5時に目が覚め、「月下美人」でのんびり朝湯を楽しんだ後は、高齢のお散歩...違う!恒例のお散歩に出掛けます。 狩野川沿いに「湯道」をブラブラしていると出会ったのが、湯ヶ島温泉を代表する宿のひとつ《谷川の湯 あせび野》。その場でじゃらんで検索するとかなりの高評価、いつかは泊まってみたいです。
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06:00-07:00
川沿いに歩いていると階段があったので、下りてみます。竹林に囲まれた、良い雰囲気です。
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06:00-07:00
《出会い橋》に着きました。この出会い橋には「男橋」と「女橋」があり、こちらは「女橋」です。 出会い橋の名前の由来は.....知りませんが、多分、出会っちゃったんでしょう、恋に疲れた大人の男と女が。 ちなみに昨日川床を撮ったのは、この女橋からです。
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06:00-07:00
「女橋」を渡ったところに妙な物体が...「なんじゃこれ!?」と思って近づくと...なるほど。左に写っている石柱の位置から見るとハートっぽい形になり、さらに石柱にカメラを置いて写真を撮ると綺麗なハート形になります。
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06:00-07:00
宿に戻る途中の湯道で白いやつと対峙、そして凝固。お互いに道を譲る気配なし。むむっ、こやつ只者ではない。 僕「お主やるな」 白「おまえもニャ」 なんて遊んでないで、宿に帰って朝ごはんを食べようかな。
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08:00-09:00
朝食は食事処でいただきます。テーブルには朝に優しい品々が並んでいますが、どれも美味しそう! ちなみに台の物は「すくい豆腐」です。出来立ての豆腐で、すごく美味しかったです。
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08:00-09:00
真ん中のテーブルでは焼き魚が焼かれ、白飯とお粥、あと漬け物などのちょっとしたご飯のお供は取り放題です。 こちらの宿は露天風呂も食事も、本当に最高でした。 さて、部屋に戻ったら早速荷造り、9時前には宿を出発しました。
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09:00-10:00
「湯ヶ島 たつた」から車で30分、《伊豆の国パノラマパーク》に到着。近くを通りかかったので、帰宅する前にちょっと寄ってみたいと思います。 建物の左側に見えていますが、ここからロープウェイに乗って葛城山の頂上を目指します。
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09:00-10:00
建物の中では、色々なお土産物が売られています。
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09:00-10:00
ロープウェイに乗り込み、《葛城山》の頂上へ。標高452メートルの低い山ですが、周囲の景色を眺めるにはちょうど良い高さです。
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09:00-10:00
麓から約7分ほどで到着、目の前には駿河湾を一望出来るテラスがあります。
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09:00-10:00
テラスにあるこちらの「葛城茶寮」では、そば・うどんなどの軽食や、だんご、ソフトクリームなどの甘味類がいただけます。う〜ん、なんか食べたいけどお腹いっぱい...
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09:00-10:00
また葛城茶寮には「富士見テラス」が併設されていて、こちらの無料のソファーエリアでは、駿河湾を背後にのんびりと寛ぐことが出来ます。ちなみに、有料のデイベッドエリアでは、寝転びながら絶景を眺めることが出来ると言う、贅沢な時間を過ごせます。
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09:00-10:00
山の斜面を上手く利用した、「アスレチック広場」です。チビッ子たちが喜んで遊びそうですが、この日は暑かったためか、誰もいませんでした。
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09:00-10:00
展望台があったので、上ってみました。天気が良ければ写真の真ん中あたりに富士山がどどーんと見えるのですが、この日は雲がかかっていて見えませんでした。う〜ん、残念!
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09:00-10:00
敷地内には「葛城神社」があります。てっきり伊豆の国パノラマパークのために建造した、葛城山の山名を冠したいわゆる観光神社かなと思ったら、なんと平安時代から続く由緒ある神社で、逆に葛城山の方がこの神社の名前に由来するそうです(失礼しました)
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09:00-10:00
こちらの「富士見の足湯」では、足湯につかりながら富士山が見られます(名前のまんま)。 残念ながら、最後まで雲が切れることはなく富士山を見ることは出来ませんでしたが、それは次回の楽しみにして、そろそろ帰りたいと思います。
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12:00-13:00
と言いながら、伊豆の国パノラマパークから東名高速を使い2時間、真っ直ぐには帰らず《JR両国駅 》に来ました。 駅前に駐車場がありましたが、そちらが満車だったため、近くのコインパーキングに駐車しました。
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12:00-13:00
目的は駅構内にある《江戸NOREN》でランチをいただくこと。 時刻は12時半過ぎで混雑している中、いくつかのお店を見てみた結果、こちらの「鶏はな」に入ることにします。
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12:00-13:00
妻の注文した「レディース様セット」が来ました(様はいらんやろ)。丼は親子丼かそぼろ丼を選べますが、妻は親子丼を選択。 丼も美味しかったようですが、妻は一緒に付いている軍鶏の出汁を使った煮麺をとても気に入ったようで「美味しい!」を連呼。僕も少しいただきましたが、本当に美味しかったです。
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12:00-13:00
僕の「焼鶏丼」です。焼き立ての焼き鳥の香ばしい匂いが、食欲を増殖させます。もちろん美味しかったです。
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13:00-14:00
構内に設置されている土俵では元力士による相撲パフォーマンスが行われ、外国人観光客を含めたくさんの人がパフォーマンスを楽しんでいました。
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13:00-14:00
両国駅前の広場では「すみだストリートジャズフェスティバル」をやっていてジャズシンガーの方が歌っていましたが、そのソウルフルな歌声に、僕も妻も思わず聞き惚れてしまいました。 さて、今回はずっと憧れていた川床料理を堪能することが目的でしたが、それ以外にもたくさんの見所を巡ることができ、大満足の旅行となしました。 さあてと、そろそろ帰るかな。また明日から仕事がんばるぞっと! 長い旅行記でしたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
1泊2日 伊豆 異国情緒の下田観光と、初めての川床料理
1日目の旅ルート
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