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チャムンパスさんの神奈川県の旅行記

梅雨空の下ぷらっと一泊湯河原温泉一人旅

今年の1月以降旅行に出かける機会がなく、自宅と会社の往復が続いていました。 6月になってようやく行けるチャンスがあり、都心から近い湯河原温泉の旅館を予約して土日で一泊温泉旅行に出かけました。 ただ、2日目の午後は都内で所用があるため、観光は1日目に済ませました。 湯河原温泉は昨年8月以来10ヶ月ぶり、個人的に好きな温泉街です。 交通手段は電車とバスを利用して出かけました。

温泉ツウ チャムンパスさん 男性 / 50代

1日目2018年6月16日(土)

JR湯河原駅

湯河原町(足柄下郡)

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JR湯河原駅に到着し改札を出ると、駅前は昨年8月の時と様相が一変し、屋根付きの広場が出来ていました。 昨年10月にリニューアルオープンしたそうです。 広場には手湯も新設されていました。

城願寺

湯河原町(足柄下郡)

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昨年は湯河原駅で降りてそのままバスに乗り温泉街へ向かいましたが、今回は駅から徒歩で駅裏の高台にある城願寺へ向かいました。

駅から徒歩10分で城願寺の入口に到着しました。 正面の石段を登っていきます。

石段を上り詰めたところに、国指定天然記念物のビャクシンがあります。 樹齢約800年の巨木で幹もかなり太いです。 寺の創建当時からそこに立っているのでしょうね。

城願寺は平安末期の湯河原一帯の領主で源頼朝の御家人の土肥実平とその一族の菩提寺で、境内の墓地の一角に墓所があります。 高台にありますので眺望を期待していましたが、境内からは樹々に隠れて眺めは良くなく、墓地から湯河原の街の風景と相模灘を眺めることができました。

不動滝

湯河原町(足柄下郡)

「不動滝」を   >

湯河原駅へ戻り、駅からバスに乗って次の目的地の不動滝へ向かいました。 最寄りの不動滝バス停から1〜2分かかりますが、途中に茶屋と足湯があります。 足湯は滝のそばの源泉から温泉を引いて利用していると思いますが、訪問した日は土曜日なのに休業していました。

足湯から少し行くと正面に不動滝が現れました。

不動滝は大きな滝でありませんが、周囲に稲荷神社、不動尊、大黒天を祀る祠が点在し、滝そのものが信仰の対象のように思われました。 写真の右側に滝がありますが、中央の祠は身代わり稲荷です。 他の不動尊と大黒天の祠の前へ行くことが出来ましたが、稲荷神社の祠へ向かう通路は立入禁止になっていました。

湯河原温泉

湯河原町(足柄下郡)

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不動滝から次の目的地まで徒歩で移動しました。 藤木川沿いの道を少し歩くと昨年8月に宿泊したひばり荘さんの入口に出ました。 入口の看板には昨年にはなかった日帰り入浴の案内が取り付けられていました。

さらに行くと左手にだるま滝がありました。 観光スポットには掲載されない小さな滝ですが、梅雨の時期水が勢いよく流れ落ちていました。

また少し行くと高級リゾートホテルのエクシブ湯河原離宮の入口が見えてきました。

梅雨の時期あちこちで紫陽花が咲いていました。

この後で訪問する町立湯河原美術館を少し過ぎたところに温泉街の中心の湯元通りの入口があります。 昨年訪問した時道路はアスファルトだったのですが、今は石畳に変わっていました。 静かな温泉街ですが少しずつ変化しているようです。 写真右側の源泉宿ゆっくりさんの塀のそばにも、昨年にはなかった旅館のシンボル信楽焼のタヌキの置物がありました。

湯元通りを通ります。 写真は江戸時代創業の湯河原温泉最古の現役旅館の上野屋さんです。

温泉街の中心には落ち着いた雰囲気の老舗旅館が立ち並びます。 写真は明治時代創業の藤田屋さんです。

万葉公園 

湯河原町(足柄下郡)

「万葉公園 」を   >

観光会館近くのめんや北斗さんで遅めの昼食を取った後、万葉公園に向かいました。 万葉公園の入口は数ヶ所ありますが、今回は観光会館そばのトンネル『萬葉洞門』から入りました。

トンネルを抜けるといきなり滝のお出迎えです。

万葉公園の中の遊歩道は『文学の小径』といい、湯河原を題材にした俳句・短歌・詩の書かれた立て札が道路の至るところに立てられています。 写真は文豪谷崎潤一郎の詠んだ短歌2首です。

文学の小径を千歳川沿いに歩きます。

狸福神社

湯河原町(足柄下郡)

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文学の小径の途中にあった狸福神社です。 温泉はタヌキが発見したという湯河原の伝説にちなんでお祀りしているそうです。 お参りする人もおらず寂しげでした。

湯河原温泉

湯河原町(足柄下郡)

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昨年万葉公園を訪問した時は園内の有料足湯施設の独歩の湯へ行きましたが、今回はスルーして次の目的地へ向かいました。 公園を出ると昨年訪問した湯河原町営の日帰り温泉施設のこごめの湯の前に出ました。 外観の撮影だけして通過です。

こごめの湯の前の坂道を下っていくと、これも昨年訪問した2.26事件の舞台『光風荘』の前に出ました。 今日は開館日なのかな、と思いながら外観を撮影だけして通り過ぎました。

町立湯河原美術館

湯河原町(足柄下郡)

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次の目的地の町立湯河原美術館に到着しました。 現代の日本画壇を代表する平松礼二の作品と、湯河原とゆかりのある竹内栖鳳、安井曾太郎、伊東深水等の日本画・西洋画の大家の作品を収蔵・展示する美術館です。 入館料大人600円を支払って作品を鑑賞しましたが、こじんまりとしたスペースに芸術性の高い作品が並んでいました。 絵画に興味のある方は是非訪れてみて下さい。

展示スペースは撮影禁止のため、美術館に併設された日本庭園を撮影しました。 美術館・庭園ともにオープン時間は9時から16時半まで、庭園の入場は無料です。 この後美術館そばのバス停からバスに乗り、今晩の宿へ向かいました。

旅館 なわ井

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今回お世話になった旅館なわ井さんです。 泉入口バス停から徒歩4分程度、住宅地の中にあります。 外観は3階建てに見えますが、1階は玄関のみで2階にフロント・ロビー・食事処と浴室、3階に6ヶ所の客室だけのこじんまりとした旅館です。

到着するとこの旅館の女将さんと思われる女性が現れ、氏名を伝えると今晩泊まる客室に案内して頂きました。 広縁付きの10畳のウォシュレット付きトイレのある角部屋の和室で部屋名は『桐』です。 建物は古いですが館内と室内はよく清掃されていました。 こちらの旅館は到着時に宿泊者カードを書くのではなく、通された客室に置いてある宿泊者カードに記入してチェックアウトの時に料金と一緒に手渡すスタイルです。

なわ井さんには大浴場がなく、大小2つの浴室を空いていれば宿泊中好きな時に予約なしで貸切利用するスタイルです。 早速温泉に入ろうと思いましたが当日は全館満室らしく、先客の方で両方塞がっていました。 写真は2階のロビー兼湯上り処で写っていませんがビールやソフトドリンクを売る自動販売機もありました。

到着した時に女将さんから夕食は18時からと聞いていましたので入浴の前に腹ごしらえです。 夕食はスタンダードプランで一人旅には嬉しい部屋食で頂きました。 時間になると和服姿の若女将と思われる女性が来られてセッティングをされました。 最初に鍋と冷たい料理が運ばれて来て、鍋に点火されました。 写真は先付の茄子の揚げ浸しとめかぶの酢の物、前菜5点盛りです。 部屋に冷蔵庫はなく、飲み物はロビー前の自動販売機で買うか、食事の時に注文するかのどちらかです。

こちらはマグロ、カンパチ、アジのお造り3点盛りです。

山芋の素麺です。酸味の効いた爽やかな味でした。

なわ井さんおすすめの白魚と水菜の卵とじ鍋が出来上がりました。 これは美味しかったです。

なわ井さんは食事の途中で出来上がった料理を都度部屋まで運んでこられます。 こじんまりとした旅館だからこそ出来るサービスですね。 写真はかぼちゃ饅頭のカニ肉入り餡掛けです。 やはり出来立ては温かくて美味しいです。

お次は旬の魚メジナの煮付けです。

こちらもなわ井さんの定番料理、白身魚の春巻き揚げです。 もちろん揚げたて熱々です。

ご飯とお吸い物と香の物が出てきました。 ご飯は炊き込みご飯です。

最後にデザートが出てきました。 若い人にはボリューム的に物足りないかもしれませんが、私には丁度いい量でした。 美味しいお料理ご馳走様でした。

夕食が済んでお布団を敷いて頂いた後ようやく楽しみにしていた温泉に入りに行きました。 最初に小さな浴室を利用しましたが、1人分の浴槽と洗い場が1ヶ所の家庭の浴室と変わらない大きさです。 温泉は泉温59.9℃の弱アルカリ性のナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩泉です。 湯量を調節して適温状態で掛け流していました。 塩化物泉ですがしょっぱくもなく、よく温もることができました。

もう一つの大きな浴室も利用しましたが、こちらは3人入れる浴槽とシャワー付きのカランの洗い場2ヶ所とシャワーなしのカランの洗い場1ヶ所のつくりです。 こちらの浴室は真下の駐車場や真向かいの住宅から窓の内側が見えてしまうそうなので、窓ガラスの下半分を白いスプレーで目隠しをされています。

2日目2018年6月17日(日)

旅館 なわ井

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朝の旅館の窓から見た湯河原の風景です。 昨晩は雨が降っていましたが、翌日は晴れていました。 5時半に起床し朝風呂に入って8時から部屋食で朝食を頂きましたが、ここで痛恨のミス発覚。 朝食の写真を撮り忘れてしまいました。 コメントのみの紹介ですが、豆乳鍋とアジの干物を中心とした和食膳です。 夕食と同様出来立て熱々の料理を運んで頂きました。 その中で卵焼きがとても美味しかったです。 なわ井さん、大変お世話になりました。 その後9時にチェックアウトして最寄のバス停からバスに乗り、湯河原駅から東京方面へ帰りました。

梅雨空の下ぷらっと一泊湯河原温泉一人旅

1日目の旅ルート

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