トシローさんの栃木県〜群馬県の旅行記

わたらせ渓谷・吾妻峡の紅葉と両毛の歴史を訪ねる旅
- 1日目2018年10月26日(金)
-
08:00-09:00
初日はまず群馬県館林市役所周辺へ。市役所近くの館林第二資料館内に擬洋風建築の立派な洋館が建っています。モスリンとは人名ではなくウール生地の名前で、明治時代に繁栄した上毛モスリン株式会社の事務所建物です。
-
08:00-09:00
旧上毛モスリン事務所同様、館林第二資料館の敷地内に移築されています。田山花袋は館林出身で少年時代にこの家で暮らしていたそうです。
-
08:00-09:00
館林市のつつじが丘第二公園近くを散策していると、目を疑う様な光景が。10月末だというのに桜の花が咲いています。葉は全くないのですが、間違いなく桜の木です。先日テレビで台風の影響で葉が全て落ちた後、涼しくなって再び気温が高くなると春が来たと勘違いして桜が咲くというニュースを見ました。その勘違い桜かなと思いましたが、この桜は冬桜で毎年この時期に咲く品種だと帰ってから確認しました。
-
10:00-11:00
東武鉄道太田駅の北口から約4時間の金山城ハイキングコースに挑戦、入口は大光院(呑竜さま)の本堂脇です。境内では「第62回関東菊花大会」が開催中で、思いがけず丹精込めて育てられた素晴らしい菊の花々を鑑賞する事が出来ました。
-
10:00-13:00
大光院の脇から金山城ハイキングコースに入り、暫くは一人寂しく山道を歩いていました。途中で地元の幼稚園の遠足に合流してしまい、年少さんから年長さんまでかなりの人数で一瞬面倒だなと感じてしまいました。ところがどっこい、行く手を邪魔されるどころかこちらがどんどん置いて行かれます。みんな身軽でバンビのごとく飛ぶ様に山道を登って行きます。元気な「こんにちは」の声に励まされて、負けじと頑張れました。
-
11:00-12:00
金山城が難攻不落の城だった事は、この城郭遺跡を見れば一目瞭然です。戦国時代の戦略性に満ちた素晴らしい山城です。金山全体を縄張りとし、一般的な山城とは異なり石垣も多用した英知を結集した要塞です。
-
11:00-12:00
金山城の本丸跡に鎮座する新田神社参道の石段下に大きく枝を伸ばしています。推定樹齢800年とされ、金山城の興廃も全て見てきた生き証人であり、金山のシンボルでもあります。
-
12:00-13:00
太田駅の観光案内所で必ず寄る様に勧められました。ハイキングコース内の案内が乏しく、ちょっと不安でしたが何とか辿り着きました。施設の係員さんが造ったという金山城の再現ジオラマが精巧で素晴らしく、これを見ると更に金山城の堅固さが解ります。
-
13:00-14:00
外から見ると二層ですが、中は三層の螺旋構造になっています。さざえ堂と言えば会津飯盛山の六角三層「円通三匝堂」が有名で二度ほど訪れましたが、外見がかなり異なります。外観は大きく、形状的にもさざえ堂とは判りません。
-
16:00-17:00
初日から約4時間歩いた金山城ハイキングの疲れを癒すのはやはり温泉。伊勢崎駅から少し歩いて伊勢崎温泉ゆまーるへ。地下1500mから汲み上げた炭酸水素塩泉は侮れません。お肌もツルツル、足の疲れも取れて明日はまたわたらせ渓谷を歩くぞと気合が入りました。
- 2日目2018年10月27日(土)
-
09:00-10:00
2日目は桐生駅からわたらせ渓谷鉄道に乗って北上、同路線最長の草木トンネルを抜けた沢入駅で下車。トンネルで草木湖を見ることは出来ませんので、ここから神戸駅まで湖畔の秋を探して歩きます。
-
09:00-10:00
草木湖畔の東国文化歴史街道(国道122号線)を歩いて「道の駅富弘美術館」へ着くと、草木湖の景観が開けます。沢入駅では小雨が降っていましたが、雨も上がり青空も見えてきました。エメラルドグリーンの湖面を紅葉が取り囲み始めていました。
-
10:00-11:00
渡良瀬川が草木ダムにより堰き止められた草木湖は水を満々と湛えていました。わたらせ渓谷鉄道の神戸駅⇔沢入駅間はほぼ草木トンネル内で、草木湖の絶景を観る事が出来ません。沢入駅から歩いて来た甲斐が十分過ぎる位、素晴らしい景観がそこに有りました。
-
10:00-11:00
静かな山間に流れ落ちる滝、全国各地に有る「不動滝」の一つです。空は秋晴れで日差しが降り注いでいるにも拘わらず、滝の周辺は鬱蒼とした木々で囲まれて仄暗く、滝の水飛沫で霧雨が降っている様でした。観瀑台に一人、たっぷりマイナスイオンを浴びました。
-
11:00-12:00
草木ダム上の遊歩道を渡って、不動滝を経由して更に下ると「わらべ工房」へ。ここは草木ダムを下から見上げる絶好のビューポイント、高さ140mの重力式コンクリートダムの姿は勇壮そのものです。
-
11:00-12:00
神戸駅から間藤方面に向かうトロッコ列車「わたらせ渓谷号」。紅葉時期は大人気で、この神戸駅から途中乗車するバスツアーの観光客も多く、席も予約客で一杯でした。
-
11:00-12:00
神戸駅の上りホームに東武の旧デラックスロマンスカーを置いて、座席で食事が出来る車両レストランです。意外に庶民的なメニューが揃っていて、お弁当以外の軽食も特急乗車気分で楽しめます。
-
12:00-13:00
水沼駅ホームに直結した代表的な駅近温泉です。なかなかの良泉ですし、小さいながらも露天風呂も有ります。センター内には食事処や地元特産品の売店も有り、ゆったりと寛げます。
-
15:00-16:00
国指定名勝「吾妻峡」の紅葉
東吾妻町(吾妻郡)
わたらせ渓谷と共に群馬県の有名な紅葉スポットである吾妻峡もチェックしようと、新前橋駅からJR吾妻線で万座・鹿沢口駅までを往復しました。わたらせ渓谷よりはやや紅葉の進み具合は遅い感じでした。
- 3日目2018年10月28日(日)
-
08:00-09:00
最終3日目は足利市周辺の歴史的観光スポットを中心に周りました。まず、東武伊勢崎線の野州山辺駅から程近い場所に鎮座する下野國一社八幡宮へ。源氏ゆかりの神社だそうですが、境内社の日本三代縁切稲荷である門田稲荷神社の方が目立っていました。
-
08:00-09:00
下野國一社八幡宮と隣の足利市立山辺小学校の裏手の高台一帯が古墳群となっています。古墳時代後期(7世紀代)の群集墳だそうで、かつては100基以上在ったそうです。周囲を一周しましたが遊歩道等は整備されていない様なので、奥まで入るのは慎みました。
-
09:00-10:00
足利公園の入口に鎮座する八雲神社は創建が9世紀と由緒ある古社ですが、社殿のみが真新しく目立ちます。数年前に不審火により焼失してしまい、現在再建復興工事が進行中です。
-
09:00-10:00
自然豊かな足利公園ですが、園内の八雲神社の裏手の高台には数多くの古墳が存在していました。太古から神聖な場所だってのでしょう。
-
11:00-12:00
まだ完全に紅葉(黄葉)してはいませんでしたが、色付き始めた大イチョウが青空をバックに映えていました。すぐ横の多宝塔も隠れてしまいそうな大きさです。
-
11:00-12:00
この日は足利学校内のガイドが無料でした。さすが、日本最古の学校だけあって庭園も見事ですし、当時の教育に対する意識の高さにも感心させられます。設備の整った現代の学校と比べてみても、教育環境的には数段上の様な気がしてなりません。
-
13:00-14:00
帰路、東武館林駅で乗り換えの合間、西口方面へ出てみると駅前の製粉ミュージアムが賑わっています。この日10月28日は「群馬県民の日」で運良く無料開放されていました。これ幸いと入館させてもらい、ゲームやパスタの試食など色々なイベントも楽しませて頂きました。
わたらせ渓谷・吾妻峡の紅葉と両毛の歴史を訪ねる旅
1日目の旅ルート
トシローさんの他の旅行記
-
2025/4/4(金) 〜 2025/4/7(月)
- その他
- 1人
初日は熊本から高速バスで東へ、高千穂峡を経由して宮崎・延岡まで横断。2日目は延岡からJR日豊本線〜...
37 1 0 -
2025/3/7(金) 〜 2025/3/10(月)
- その他
- 1人
日本の世界遺産である石見銀山を訪れることを主目的に山陰へ、併せて山陰地方にも意外に名湯が多いと知...
57 0 0 -
2025/1/24(金) 〜 2025/1/27(月)
- その他
- 1人
JR東日本のシニアフリーパスを利用して東北各地の古湯を巡る旅、東北の古湯は大半が山間部なので列車...
85 2 0 -
2024/11/22(金) 〜 2024/11/24(日)
- その他
- 1人
秋の群馬県2泊3日の旅、新前橋のホテルを拠点にして初日は上越線、2日目吾妻線、3日目信越本線。各...
121 1 0
みんなのコメント(0件)
投稿する
投稿に際しては、必ず観光ガイドご利用規約をご確認ください。
閉じる皆様がより快適にご利用いただくための「投稿上のルール」や、
投稿内容の利用に関して記載しております。
さらに表示する