花ちゃんさんの愛知県〜福岡県の旅行記

忍の里の旅でござる
- 1日目2019年12月10日(火)
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今回の旅行記は888円で到着したセントレアから。セントレアでは新設の第2ターミナルへ到着しました。第1ターミナルまで、まずは移動しなければなりません。到着ロビーから結構歩きます。ターミナル連絡バスの整備を是非ともお願いします。
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FLIGHT OF DREAMS「ボーイング787初号機(ZA001)」夜間ライトアップ
常滑市
セントレアでは現在、クリスマスイベントの真っ最中です。
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Shimmering Lanterns Nights〜ゆらめく冬のセントレア〜
常滑市
第1・第2両ターミナルでそれぞれイベントが行われていました。
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セントレアの港で突然忍者からの指令が!
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無事指令もこなしました。最近の忍法は、巻物ではなくカードのようです。
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忍者からの指令をこなしていると、忍者高速船が入港してきました。高速船なのでデッキには出られません。そして窓が潮だらけで眺めも良くありません。それでも結構ワクワクしながら束の間の船旅を楽しみます。忍法「高速移動!」
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この忍者高速船は、セントレアから津までを45分で連絡しています。しかも珍しい双胴船です。双胴船ですから、乗り心地は快適です。波の状態にもよるのでしょうけれども、行きも帰りもほとんど揺れませんでした。
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今回の旅の相棒はトヨタさんです。トヨタのレンタカーは、web予約だと禁煙車しか用意してくれません。喫煙車が欲しければ、電話予約をする必要があります。
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高速船には忍者がいましたが、津の街中には忍者の陰が見当たりません。いくつかの歴史遺構を見ながら伊賀へ向かうことにします。
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江戸時代の偉い先生のお宅にもお邪魔しながら、伊賀街道のドライブです。
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津では忍者の陰が見当たりませんでしたが、平家発祥の地もこの津なのだそうです。
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この辺りからは、経ヶ峰が綺麗に見えます。今からあの山の麓を抜け、忍者の山里へ向かうのです。
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平家の発祥が津ならば、隣の伊賀は松尾芭蕉の生まれ故郷なのだそうです。よって、伊賀市内のあちらこちらに松尾芭蕉の句碑もあるようです。また、松尾芭蕉もニンジャではないかとの話もあるようです。
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伊賀街道の平田宿にて、ご当地の守り神らしい神様にもご挨拶を。
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先ほど平家発祥の地から見た経ヶ峰を、反対側の平田宿からも眺めることができます。この山は、今回の旅で印象に残った山の一つです。綺麗です。
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さて、伊賀に来たのですから、有名な百地三太夫のお城跡にも寄ってみましょう。一説によれば、百地三太夫が伊賀流忍術の祖なのだそうです。
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伊賀上野体験教室
伊賀市
そしてまちの駅をやっているお店では、真剣を使った体験教室を開催しているそうです。さてはまちの駅は世を忍ぶ仮の姿であるな。まさに忍の者!……ですが、実はここ最近は刀教室は開催していないそうです。結構がっかりです。
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がっかりでしたが、実はここでは和菓子屋さんもやっています。そしてなんと!ここがいちご大福の発祥なのだそうです!ついさっきがっかりしていた私が、何故か買い物袋を持ってニコニコしながらお店を出て行ったそうです。
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今日の伊賀の日の入りは16時30分頃だそうです。そして陽が落ちたらとたんに真っ暗になりました。伊賀城へも寄ってみたのですが、もう駐車場の営業が終了したようです。町も暗くなってきているので、今日の冒険はこのくらいにして、こちらで伊賀牛をいただきましょう。
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どうやら伊賀市では、伊賀牛をかなり売りにしているようです。伊賀牛の牛丼を観光協会が猛烈に推しています。しかもやたら高いです!比較的お安めだったこちらでも1,100円しました。
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今夜の宿は、お隣の名張市でお願いしています。いかにも何か出そうな大和街道の四辻を抜けて隣町まで向かいます。まだ18時前ですが真っ暗です。非常に雰囲気が出ています。
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名張シティホテル
今夜の宿は、名張駅前のこちらで。余談ですが、名張・曽爾・御杖の地名は、今回の旅の計画を立てるまで知りませんでした。ごめんなさい。明日は知らない町を巡ってみることにします。
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ホテルには温泉がありません。が、近くに温泉施設があるので寄ってみることにします。「忍の里に希少な源泉湧出」がキャッチフレーズのようです。希少な温泉を、循環させて大事に利用しています。
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温泉は循環式でしたが、バカにはできません。結構温まりました。ホテルも駅前ですし、汗も引かないので、少し駅前を散歩してみましょう。名張駅の西口には観阿弥さんがいました。
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名張駅の東口には江戸川乱歩さんがいました。ご両人にご挨拶したところで汗も引いてきたので、ホテルに戻って早めに寝ることにします。おやすみなさい。
- 2日目2019年12月11日(水)
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名張シティホテル
今日は、百地三太夫のお屋敷や、百地三太夫が修業をしたらしい滝を見に行くことにします。ところで、ここ名張シティホテルさんでは、600円で朝食バイキングが追加できます。お高い伊賀牛も、ここではカレーや牛汁に入っていて食べ放題です。
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江戸時代の水路が流れる初瀬街道を通って、百地三太夫さん宅へ向かいます。
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初瀬街道沿いの名張川では、朝霧がかかっていて幻想的です。
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この街道沿いには、古そうな現役住宅や、文化財の古民家などもあります。しかし最も私の印象に残ったのは、この山です。交通安全の親父さんにお伺いしたところ、「ちゃうすやま」だそうです。
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忍者の山里へ向かう県道沿いには、キャンプ場もあります。キャンプ場には全く用事はなかったのですが、紅葉が綺麗だったのでちょっと寄り道してみました。
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猫
伊賀忍者のボス、百地三太夫のお屋敷前では、なにやらふてぶてしい顔をした猫がお出迎えしてくれました。この雰囲気。さては忍の者か!
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百地三太夫屋敷
ここのお屋敷は、照明が設置されていたり、百地三太夫屋敷の看板がかけてあったりと、多少の整備がされています。しかし看板の文字はかすれていますし、資材が積まれていたりしています。一般開放をしていた雰囲気はあります。が、現在は解放していないのか、時間前だったのか、ちょっと判断がつきませんでした。
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竜口集落
百地三太夫さんのお屋敷がある竜口集落は、三重県側からは、林道を抜けてくるしかありません。つまり、県境にある三重県側の集落ですが、ここへ三重県側から入る公道はないのです。ちょっとした山中の秘境です。
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お次は、百地三太夫が修業をしたという赤目四十八滝へ。事前情報では、ここはかなり寒いとのことでした。よって、厚着をしてきたのですが、むしろ暑かったです。
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霊蛇滝
水が非常に澄んでいて綺麗です。
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不動滝
滝も沢山あるのですが、落差の大きな滝は少ないです。
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八畳岩
大きな岩もゴロゴロと。
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千手滝
訪問時間が早かったので、見事な岩肌のある、ここ千手滝で探索は終了です。朝9時以降の入山だと、ここからまだまだ奥へと向かえるようです。案内板によれば、片道90分ほどかかるそうです。
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入山受付では、天然記念物のオオサンショウウオを見ることもできます。
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ここから、綺麗なアーチ橋が2本かかる青蓮寺湖を抜けて、県境の香落渓へ。
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川の水面から、かなり高い位置まで柱状節理がそびえ立っています。
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川の水も澄んでいて綺麗です。
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この付近には、紅葉谷の看板が出ていました。しかし紅葉には少し遅かったようです。
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香落渓も県境を超えると奥香落に、青蓮寺川も曽爾川へと名前を変えるようです。しかし見応えのある景色に県境はありません。
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鎧岳山肌の屏風岩を見ながら、曽爾高原へと寄り道をしてみます。
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一面のススキ野原が美しい高原です。正面の高台はもう、倶留尊山頂です。
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高原自体も素晴らしければ、眺望も素晴らしいです。
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駐車場は有料ですが、ここは来てみて良かったと思える景色です。
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ススキ野原から、曽爾村の山が並んで見えます。右手から、鎧岳・兜岳・住塚山のようです。自信はありませんが。
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曽爾高原から先ほどの曽爾川沿いへと戻り、更に南下します。
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川沿いの道から1本入った場所にあるこの神社。珍しいイチョウの木があるそうです。
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葉っぱと実が一緒につくそうです。もう丸裸でしたけどね。
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国道369号とほぼ同じ経路の伊勢本街道ですが、御杖村では旧道になっています。
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このまま伊勢本街道を通り松坂まで抜ける予定です。その前に道の駅でお土産を覗いて、
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温泉で一息つけることにします。先ほど、国道369号とほぼ同じ路線が伊勢本街道だと記述しました。ここからは国道の重複区間になるので、国道368号となります。
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またもや寄り道です。この地に勢力を張っていた戦国大名の庭園を覗いてみます。
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この大名は、庭作りの名手なのだそうです。
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紅葉の時期に間に合えば、もっと良かったかも知れません。ですがこの侘しさもまた、日本庭園の魅力でしょう。
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先ほどの道の駅御杖では、木工品が販売されていました。ここ道の駅美杉では、更に木材も販売されています。
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さて、ここらへんから山越え区間の始まりです。
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本当に昔の街道がこんな山中にあったのかと確認したくなる程山の中です。
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私は車なので、景色や紅葉を楽しみながら移動ができます。しかし歩きでここを超えるのは凄まじく大変だったことでしょう。
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山越えを頑張った人にはご褒美があります。集落のすぐ脇なのに、綺麗な渓谷が楽しめます。ここから松阪の街中へ向かうことにします。
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松坂城へ向かう途中にあったマイナーなお城です。ここにも綺麗な紅葉がありました。
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今回の旅では紅葉も楽しめるかと思い、渓谷沿いも訪問してみました。しかしここ松阪の街中の紅葉が最も綺麗だったように思います。
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一旦裏門からお城を出ます。近くに本居宣長さんを祀ったお宮や、江戸時代から現存するらしい長屋があるようです。
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もう一度松坂城へ戻り、今度は本丸跡を目指します。
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城内には、本居宣長さんのお家もあります。これまた立派な庭園です。
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松坂城本丸跡では、今回の旅程中最も美しく思えた紅葉が正に見ごろでした。
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城下町には、三井家発祥の地や松坂商人のお屋敷などの見所もあります。そして折角松阪まで来たのですから、有名な松坂牛を食べてみることにしましょう。
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……。目を付けていたお店は定休日でした……。更にその支店は時間外でした……。食事はそこらへんで適当に済ませることにします・・・。
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「あこぎ」の言葉はここが発祥なのだそうです。今夜の宿は、津港の近くでお願いしています。もう夕方になったので、車を返して宿に入ることにします。
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先ほどの阿漕塚から20分前後しか経っていません。陽が落ちてしまうと、とたんに真っ暗です。ここでレンタカーは返却します。
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訳有りプラン4,000円のホテルですが、本当に4,000円良いのかと思える部屋です。雨音がうるさいそうですが、本日は全く雨など降っていません。しかも立地も今回の旅程には最適なのです。
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しかも入湯税150円を払うだけで、榊原温泉のお湯が、貸切で楽しめます。明日は津港10時発の忍者高速船に乗ります。朝もゆっくりできるので、明朝もまた温泉を楽しませてもらいましょう。
- 3日目2019年12月12日(木)
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植栽
今朝も榊原温泉のお湯を楽しんで、津港のある津なぎさまちへ向かいます。道中の植栽ですが、ちょっと興味を惹かれました。これ何の木でしょう?
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津港でも忍者の指令を遂行。忍者カードを入手することに成功しました。
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今日は結構強い風が吹いています。
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しかしさすが双胴船です。揺れを感じることなく、快適な海の旅が楽しめます。
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往路では潮だらけだった船窓も、今日は綺麗です。セントレアが見えてきました。
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帰りもまた、888円のジェットスターです。尚、私はLCCを利用する際には、座席指定をしません。有料ですから。なので、どの座席になるかは運次第です。今回は8割程度の搭乗率とのことでしたが、窓際の座席を用意してくれました。888円の客なのにありがとうございます。
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忍の里の旅はこれで終了です。ですが、琵琶湖上空あたりから雲が少し晴れてきました。なので、この旅行記はもう少し続きます。琵琶湖大橋は写真を撮り損ねました。雲が晴れてきたので、慌ててカメラを取り出した頃には、もう飛行機は関空上空でした。
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淡路島
先月明石海峡から眺めた淡路島を、今回は空の上から見下ろします。写真ではわかりにくいですが、島から雲の下へと明石海峡大橋も見えています。
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今日の航路は、瀬戸内海沿いのようです。よって、
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明石海峡大橋・瀬戸大橋・しまなみ海道を続けて見ることができました。
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更に、宮島上空を通過します。沢山の養殖いかだが並んでいます。機長さんからも、景色が良いよとのアナウンスがありました。
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眼下に関門橋が見えてきたので、いよいよ帰ってきました。九州です。
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今日は大島上空を飛行しているようです。なので大島は見えませんが、すぐ傍に地島が見えます。
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相島をなめるように旋回して福岡へ。
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海の中道のすぐ傍から博多港の真上を飛行して空港へ向かうようです。無事福岡へ帰ってきたのですが、まだお昼過ぎの時間です。博多駅でラーメンを食べて帰ることにします。
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空港や博多駅の食堂街は、地元民がラーメンを食べる場所ではありません。そもそも博多ラーメンなんて物は、800円も1,000円も出して食べるものではありません。博多駅で、王道の博多ラーメンを、博多ラーメンの値段で食べたいのならば、博多駅ホームの立ち食いラーメンがお薦めです。そして、福岡へ帰ってきてラーメンも食べたので、今回の旅はここまでです。また、今年の旅もこれまでの予定です。来年の春まで冬籠りに入ることにします。
忍の里の旅でござる
1日目の旅ルート
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