トシローさんの大阪府〜山口県の旅行記

中国地方ローカル線旅5泊6日ー後半(山口・広島編)
- 1日目2019年12月15日(日)
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06:00-07:00
JR山口線の津和野駅近くのホテルに宿泊し、早朝に津和野の町を散策。駅前から南へ数百m、津和野川に架かる津和野大橋の手前右手に弥栄神社が鎮座しています。御神木である洞の有る大ケヤキの幹の太さから、樹齢は相当な年数だと思われます。
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06:00-07:00
時代劇のセットの様な武家屋敷や商家が並ぶ殿町通り、横断歩道と信号機が景観を邪魔していますが致し方無い。山陰の小京都と呼ばれる、津和野らしいしっとりとした町並みが維持されています。
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06:00-07:00
多胡家は代々津和野藩の家老を務めた家柄、なまこ壁に挟まれた立派な重厚感溢れる老門は威厳に満ちています。殿町通りには同藩家老山岡家の老門も並びます。
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06:00-07:00
津和野の武家屋敷が並ぶ殿町通りに、異彩を放つ西洋ゴシック建築の津和野カトリック教会。何故、津和野城下町にカトリック教会が? 明治維新後も続いたキリスト教弾圧で殉教した信者を弔うために建てられたそうです。
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10:00-11:00
津和野駅から山口線で湯田温泉へ移動し、先ずは井上公園へ。数多くの史跡が集められている公園ですが、やはり幕末維新の史跡に目が向きます。三条実美はじめ攘夷派の公家七人の、京都から長州藩への七卿落ちは幕末の重大事件です。
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10:00-11:00
井上公園には七卿落ちした公家の住居跡である何遠亭が再現されています。この公園は明治の大政治家井上馨氏の住居跡で、何遠亭は三条実美のために建てられた離れです。
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10:00-11:00
湯田温泉街の中に在る近代的デザインの建物が中原中也記念館です。早世した近代詩人・中原中也の生家跡に建てられていて、館前の立派な松の木が旧居の名残として残されていました。
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14:00-15:00
山口線から新山口駅で山陽本線に乗り換えて岩国駅へ。岩国駅の観光案内所で錦帯橋周遊券を購入し、駅前からバスで錦帯橋へ。錦帯橋は現在保全工事中で、残念ながら欄干部分は鉄パイプとネットで覆われていてガッカリ。
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14:00-15:00
錦帯橋を渡り吉香公園を抜けて吉香神社に参拝。神社の境内に建つ錦雲閣、絵馬堂ですが堀に映る姿はとても風情が有り吉香公園の見所となっています。
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14:00-15:00
錦帯橋が掛る錦川は鵜飼で有名で、吉香公園内には鵜を飼育する施設「吉香 鵜の里」が在ります。間近で鵜を観察出来、鵜飼の歴史資料も展示されています。
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15:00-16:00
吉香公園の山麓駅から岩国ロープウェイに乗って山頂駅へ、そこから10分程登ると岩国城に着きます。昭和中期に復元された鉄筋コンクリート製ですが、とても良く再現された天守閣だと思います。
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15:00-16:00
岩国城の天守閣内は刀剣が数多く展示され、火縄銃や甲冑類も並ぶ武具の博物館です。海外からの観光客が熱心にカメラに収めていました。
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18:00-19:00
岩国からこの日宿泊する広島へ。広島駅の新幹線口駅前広場にはすでにクリスマスツリーが飾られて、街はすでにクリスマスムードに染まっていました。
- 2日目2019年12月16日(月)
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09:00-10:00
広島から呉線に乗り呉駅で下車、駅から歩いて呉港へ。大和ミュージアム見学前に、直ぐ横の海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」に入館。てつのくじらは実際に就役していた海上自衛隊の巨大潜水艦「あきしお」を陸揚げしたもの。どうやって陸揚げしたのか、その大きさには驚くばかりです。
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09:00-10:00
てつのくじら館の最大の見所は潜水艦「あきしお」の船内が見学出来る事。本物の潜水艦の内部が見れるなんて最高です。この後見た大和ミュージアム以上の感激で、なおかつ無料で見学出来るなんて申し訳無い。
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10:00-11:00
大和ミュージアムに入ると直ぐ、1/10スケールの戦艦大和模型が目に飛び込みます。呉海軍工廠にて建造された当時の技術の粋を集めた大戦艦でしたが、終戦前の沖縄海戦で多くの乗組員と共に沈没しました。ある意味大日本帝国海軍の盛衰を象徴する様な艦船でしょう。
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10:00-11:00
大和ミュージアムには戦艦大和模型以外にも、本物のゼロ戦や人間魚雷回天が展示されています。共に第二次世界大戦の末期に特攻用に製造された物と同型機であり、戦争の愚かさをあらためて感じざるを得ません。
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13:00-14:00
呉線の広駅を経由して穏やかな瀬戸内海を車窓に三原まで乗車、三原で山陽本線に乗り換え尾道で途中下車。尾道の特徴的な街並だけは見ておきたいと駅周辺を散策、坂道で有名な場所ですが、想像以上に傾斜が急でチョット登るにはきつそう。線路際から見上げるだけにしました。
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13:00-14:00
尾道から糸崎行き電車に乗車すると直ぐ、車内アナウンスで新尾道大橋付近の車窓景観を紹介。急いでデジカメを取り出し隣り合う尾道大橋との姿を収めました。
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14:00-15:00
福山駅でも途中下車、駅北口を出ると目の前に福山城の城壁が。石垣に沿って左に登ると伏見櫓、筋鉄御門を抜けると福山城公園が拡がります。伏見西殿跡は本丸御殿の跡だそうです。伏見の名は京都伏見城の一部を移築した事によるみたいです。
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13:00-15:00
福山城は関ヶ原の役遺構に建てられた近代城閣ですが、昭和の復興天守にも拘らず日本百名城に指定されている美しい城です。城址内も遺構以外の余計な建物が少なく、景観を重視した管理がされています。
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14:00-15:00
福山城公園には福山市の文化施設も集約されています。県立歴史博物館やふくやま美術館の前は芸術的な公園として整備され、市民の憩いの場になっています。
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18:00-19:00
大阪・光の饗宴2019 御堂筋イルミネーション
大阪市中央区
旅の最後の宿泊地は大阪、大阪駅に降り立つのは数年ぶり。駅ビル含め駅周辺の変貌振りにあたふた。イルミネーションに目が眩み、予約したホテルの方角が分らなくなり少し迷いました。
- 3日目2019年12月17日(火)
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07:00-08:00
宿泊した曽根崎のホテルで朝食後に近くを散歩。大融寺の境内に入ると史跡「淀殿之墓」を発見、何故この寺に大阪城で自刃した淀君の墓所が在るのかな? 淀殿の墓は元は大阪城近くの淀姫神社に建てられましたが、明治時代の造成により本寺に移された様です。
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07:00-08:00
曽根崎心中で有名な露天神社、通称お初天神を参拝。どちらかと言えば夜のお初天神通商店街の方が馴染みですが、今は縁結びのパワースポットになっている様で雰囲気がかなり変わっていました。
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07:00-08:00
大阪駅前のペデストリアンデッキから、梅田のランドマークとなったHEP FIVEの真っ赤な大観覧車が目立ちます。駅ビルや駅周辺含めすっかりお洒落になった梅田地区です。
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07:00-08:00
朝明るくなったJR大阪駅に着いて、あらためて駅舎の変貌に目を見張りました。昭和の時代に出張で何度も訪れた際の、ちょっと汚れた感じの庶民的な大阪駅を懐かしく思う世代です。大阪駅から東海道線を乗り継いで帰路につきました。
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1日目の旅ルート
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