トシローさんの福島県〜東京都の旅行記

震災復興へ全線開通 常磐線沿線の旅
- 1日目2022年1月8日(土)
-
08:00-09:00
旅のスタートは常磐線の起点である上野駅、常磐線を一路下って福島県の浪江駅を目指します。富岡駅と浪江駅間は最後に残っていた不通区間で、一昨年春に運転再開に漕ぎ着けました。
-
13:00-14:00
浪江駅から国道459号線に出て、国道6号線と交差する場所に在る「道の駅なみえ」に向かいます。「道の駅なみえ」の手前には常福寺が在りましたので、津波で亡くなられた方々の冥福をお祈りしました。
-
13:00-14:00
昨年春に開業したばかりの「道の駅なみえ」、浪江町の震災復興のシンボルとして多くの観光客を集めています。施設前の国道の広さ、特に歩道部分の広さも印象的でした。
-
15:00-16:00
浪江駅で常磐線折り返し不通区間だったもう一方の富岡駅で下車。富岡町には東京電力の廃炉資料館が設けられています。東日本大震災で被災した福島第一原子力発電所の震災発生時の状況と共に廃炉に向けての取り組みを無料で見学出来ます。
-
15:00-16:00
建物外観は古風な洋風建築ですが、館内は近代的な見学施設となっています。約1時間の見学ツアーコースの初めは、大スクリーンによる震災時の状況から現在の廃炉作業の進捗までを紹介。
-
15:00-16:00
大スクリーンによる震災後の経過ビデオを観た後は、館内の展示施設を巡ります。原子力発電の仕組みかから始まり、現在の廃炉作業の進み具合まで職員ガイドさんの案内で詳しく知る事が出来ました。特に廃炉作業は困難を極め、数十年掛かるかも知れませんが地道に進めてほしいと願うのみです。
-
16:00-17:00
日吉神社は富岡町の小高い丘の上に鎮座していました。津波の影響は免れたようで、小さいながら町を見下ろし守護していました。初日は富岡駅近くの、昨年夏に開業したばかりの新しいホテルにチェックイン。
-
16:00-17:00
富岡町もまだ人口は元に戻ってなく、幹線道路沿線のガソリンスタンドや店舗も廃業や休業中が多く見られました。そんな中「さくらモールとみおか」は貴重な商業施設として地元町民の生活を支えています。
- 2日目2022年1月9日(日)
-
06:00-07:00
朝食後、ホテルから海岸まで散歩がてら日の出を拝みに。JR富岡駅の東から海岸沿いは今も復興工事中、工事現場越しに昇る朝日は変わらず美しい。復興工事はまだまだ続きそうです。
-
06:00-07:00
海岸線の堤防及び道路整備に加え富岡川の河口付近の川幅拡張工事等、震災から十年以上経った今も復興関連工事は日々行われていました。
-
09:00-10:00
富岡駅からいわき駅で乗り継いで湯本駅へ、2日目は1日湯本駅周辺観光。先ずはじゃらんの遊び体験で予約しておいたスパリゾートハワイアンズへ。駅前で送迎バスを待ちます。
-
10:00-14:00
水着に着替えて中に入ると、館内は28℃と常夏。広い施設を歩くだけで汗が出てきます。ここを訪れるのは約半世紀ぶり、当時は「常磐ハワイアンセンター」でした。大プールは三連休中日でもあり、家族連れやカップルで大賑わい。
-
10:00-12:00
さすがに年寄りがプールでウォータースライダーは気が引け、入浴施設の「江戸情話与市」へ。三百坪の広さを誇る大露天風呂はギネス認定の世界最大規模、ここなら千人も楽々入れそう。まだ早い時間だったので、一時はこの広い露天風呂が貸し切り状態となり最高の気分でした。
-
13:00-14:00
午後の目玉はポリネシアン・サンライトカーニバル、フラガールによるフラダンスショーと男性3人によるファイアーナイフダンスの構成。勇壮なファイアーダンスは迫力満点。
-
13:00-14:00
フラガールによるフラダンスショーは、10を超えるシーン毎に衣装も変わります。踊りの素晴らしさはもとより、ダンサー達の衣装替えの早さにも注目。最後のソロダンスはさすが、映画「フラガール」の蒼井優さんも素晴らしかったですが、トップダンサーのキレのある踊りは鳥肌ものでした。
-
15:00-16:00
スパリゾートハワイアンズを十二分に堪能した後は湯本駅に戻り、駅から徒歩10分程のいわき市石炭・化石館へ。最初は化石館、広い展示室には巨大な恐竜の化石が勢揃い。ティラノサウルスやトリケラトプス等大迫力。
-
15:00-16:00
石炭館でかつて日本経済を支えた石炭産業の歴史を辿った後は、地下600mの模擬坑道へエレベーターで降下?。と思いきや、実際は2階から1階へ降りただけでした。降下速度の調整や音の演出で、本当に地下深くまで降りた様な感覚でした。
- 3日目2022年1月10日(月)
-
08:00-09:00
常磐線旅の最終日朝は、大津湊駅から歩いて五浦海岸までウォーキング。五浦海岸のシンボルであった岡倉天心ゆかりの六角堂は震災の津波により台座を残して流失しましたが、1年後に再建されていました。
-
09:00-10:00
五浦海岸の帰りに茨城県天心記念五浦美術館に寄りました。六角堂と共に岡倉天心ゆかりの美術館で、日本近代美術の代表作品が所蔵されています。
-
14:00-15:00
大津湊駅から一気に常磐線を上って、都内の金町駅で途中下車。さらに京成金町線で京成柴又駅へ移動し、旅の最後は柴又帝釈天で初詣。駅前にはリアルな寅さん像が、帝釈天と妹さくら像の方を見て別れを告げて旅に出るところでしょうか。
-
14:00-15:00
京成柴又駅前から帝釈天に続く短い参道は、初詣客で賑わっていました。参道風景はフーテンの寅さんの映画のそのままで、「とらや」さんも大入り満員でした。
-
14:00-15:00
さほど長くない帝釈天参道を抜けると、柴又帝釈天こと題経寺の山門に着きます。境内には初詣の参拝客に交じって、艶やかな振り袖姿の新成人の姿も見られました。
-
14:00-15:00
本堂には初詣の参拝客が列を作っていましたが、本堂横を入って題経寺の庭園である邃溪園と彫刻ギャラリーへ。意外と空いていてじっくり見学する事が出来ました。
-
14:00-15:00
柴又帝釈天の主訪問目的は彫刻ギャラリーの見学、帝釈堂の周囲に廻らされた法華経説話を題材とした素晴らしい木彫を見たくて。十人の彫刻家が一面ずつ彫った緻密で精細な作品は必見、間違いなく日本における木彫作品の傑作でしょう。
震災復興へ全線開通 常磐線沿線の旅
1日目の旅ルート
トシローさんの他の旅行記
-
2025/4/4(金) 〜 2025/4/7(月)
- その他
- 1人
初日は熊本から高速バスで東へ、高千穂峡を経由して宮崎・延岡まで横断。2日目は延岡からJR日豊本線〜...
29 1 0 -
2025/3/7(金) 〜 2025/3/10(月)
- その他
- 1人
日本の世界遺産である石見銀山を訪れることを主目的に山陰へ、併せて山陰地方にも意外に名湯が多いと知...
39 0 0 -
2025/1/24(金) 〜 2025/1/27(月)
- その他
- 1人
JR東日本のシニアフリーパスを利用して東北各地の古湯を巡る旅、東北の古湯は大半が山間部なので列車...
83 2 0 -
2024/11/22(金) 〜 2024/11/24(日)
- その他
- 1人
秋の群馬県2泊3日の旅、新前橋のホテルを拠点にして初日は上越線、2日目吾妻線、3日目信越本線。各...
109 1 0
みんなのコメント(0件)
投稿する
投稿に際しては、必ず観光ガイドご利用規約をご確認ください。
閉じる皆様がより快適にご利用いただくための「投稿上のルール」や、
投稿内容の利用に関して記載しております。
さらに表示する