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たれれったさんの島根県〜山口県の旅行記

初めての山陰山陽2泊3日ドライブ旅 出雲、広島、山口へ

  • 夫婦
  • 2人
  • 史跡・歴史
  • 自然
  • グルメ

正確に言うと、広島は30数年前に修学旅行で行ったことがあるので2度目の山陽です。「平家物語」を読んだので、平家ゆかりの安芸の宮島(厳島神社)と赤間神宮、源平合戦の壇ノ浦を目当てに。島根県と山口県は人生初めておじゃまします。出雲大社から奥出雲、それから広島へ向かい平和記念公園、安芸の宮島厳島神社、呉の大和ミュージアム。山口県へ移って、錦帯橋と角島大橋、関門橋で橋めぐり。秋吉台では周囲に広がるカルスト台地に圧倒されました。おいしいものは、出雲そば、宮島の牡蠣、広島のお好み焼き、山口の瓦そば。とにかくよく食べました。走行距離が長いので、いつもながら急ぎ気味の3日間ドライブです。

グルメツウ たれれったさん 女性 / 50代

1日目2022年4月29日(金)
08:00-09:00

蒜山高原サービスエリア(下り線)

真庭市

「蒜山高原サービスエリア(下り線)」を   >

早朝に出立して高速道路を使って一路出雲方面へ向かいます。途中、蒜山高原サービスエリアで休憩し、おいしいソフトクリームを頂きました。蒜山はジャージー牛が有名とのことで、ソフトクリームも甘すぎないさっぱり味ながら、牛乳の風味豊かでおいしかったです。このあたりから、空には黒雲が増えて来て雨が降り始め、周囲の景色はほぼ見えなくなりました。蒜山も大山も見えず、残念…。

11:00-12:00

そば処 おくに

出雲市

「そば処 おくに」を   >

宍道湖も雨と霧であまり見えず、そのまま出雲へ。まずはお昼の混雑前に「出雲そば」をいただきます。出雲大社駐車場すぐ脇の「そば処おくに」へ。一番オーソドックスな割子そばですが、3段それぞれに薬味が違うものを頂きました。「三種割子そば」は1,110円でした。そばつゆをそれぞれにかけていただきます。のど越しが良く、特に山芋のがおいしかった!ちなみに入店時はまだ少し空きがありましたが、12時にお店を出るときは2組ほど並んでいました。

12:00-14:00

出雲大社

出雲市

「出雲大社」を   >

昼食後、外を見ると横なぐりの雨! 朝よりもずっと雨も風も強くなりました。一瞬ひるみましたがここで時間を遅らせるわけにもいかず、意を決して出雲大社境内へ向かいます。傘を飛ばされないようにするのに必死で、有名な「下り坂の参道」も十分に堪能できませんでしたが、それでも境内で独特のオーラを発する本殿の屋根を見上げ、拝殿でお参りすると、これが神様の中の神様だ!と畏怖を感じました。伊勢が「オモテの世界の神様」なら、出雲は「裏の世界の神様」だそうです。こういう神様たちのストーリーもなんだかワクワクします。また、神楽殿の大しめ縄には圧倒されました。やはり実物を見てこそ実感できる重量感、存在感でした。ちなみに神楽殿の前で傘がおちょこになり、さらに傘の骨が折れました(涙)

13:00-13:00

出雲大社宝物殿

出雲市

「出雲大社宝物殿」を   >

宝物殿に行ってみました。それほど広くはありませんが、昔の本殿の心柱など、出雲大社の歴史にまつわるものが展示されています。境内の模型もあり、外からは見えない本殿や拝殿の配置がよくわかりました。本殿へ通じる階段があんなに長いとは!宝物殿は入場料300円でした(2022年4月)。

13:00-14:00

出雲大社御本殿

出雲市

「出雲大社御本殿」を   >

境内の模型を宝物殿で見ていたので、本殿の周囲の様子なども想像しながらお参りすることができました。それと、以前、出雲大社に行かれた他の方の旅行記を拝読して、拝殿の脇にまわって本殿のちょうど真横に、神坐へのお詣り場所があることを知っていたので、そちらからもお詣りしてきました。

13:00-14:00

出雲大社の本殿を裏手から見上げるウサギ。因幡の白ウサギの伝承から、大国主大神を祀る出雲大社はウサギ推し。そして、ウサギは当然、大国主大神推しです(伝われ)。それにしても土砂降りでした。

13:00-14:00

出雲大社の拝殿です。ここで2礼4拍1礼。出雲大社は、柏手は4回です。そして、実は拝殿は、日本一の大しめ縄ではありません。

13:00-14:00

日本最大のしめ縄は、こちら、出雲大社神楽殿のしめ縄なのでした。神楽殿は、拝殿や本殿からは少し離れたところにあります。

14:00-14:00

観光センターいずも

出雲市

「観光センターいずも」を   >

駐車場に戻る前に、対面にある観光センターいずもへ。お土産をあれこれ買いました。お蕎麦やシジミ、その加工品、お菓子など種類も豊富でした。店員さんも笑顔で対応してくれて出雲のおみやげをゆっくり選びました。大雨だからか、それほど混雑はしていませんでした。

15:00-16:00

駅長そば 扇屋

奥出雲町(仁多郡)

「駅長そば 扇屋」を   >

出雲大社参拝の後は南下して奥出雲へ。山深くひとけのない一帯はまさに「神話の世界」。神々の宿る地、という感じが伝わってきます。木次線(きすきせん)という単線電車の駅はどれも趣深く、その中でも亀嵩(かめだけ)駅は、駅舎とお蕎麦屋さんが一体となっている有名なところです。駅長さんが蕎麦屋さんです!小説「砂の器」に出てくることでも知られる亀嵩。出雲大社や松江など主な観光地からだいぶ離れているにもかかわらず、この駅舎の扇屋そばにはひっきりなしに人が訪れてお蕎麦を注文していました。私たちも、ここでもお蕎麦をいただきました。割子そば(3段)は700円もしないのにとてもおいしくて、そば本来の風味がしっかりと伝わる絶妙なお蕎麦でした。こういうところ、大好きです。駅の横に駐車場があります。

15:00-16:00

駅舎がお蕎麦屋さんとしても有名な亀嵩(かめだけ)駅。山の中の小さな駅舎、とても風情がありました。

16:00-16:00

砂の器記念碑

奥出雲町(仁多郡)

「砂の器記念碑」を   >

松本清張の「砂の器」は原作も読みましたし、名作と名高い映画もなんどか見ており、私にはとても印象深い作品です。そのロケ地でもある亀嵩エリアをめぐってみました。湯野神社のすぐわきに「砂の器 舞台の地」という記念碑があります。奥の石碑のほうは原作者の松本清張氏の文字だそうです。

16:00-16:00

湯野神社。亀嵩神社とも。砂の器記念碑はこの鳥居のすぐとなりにあります。うっそうとして大きな木立と長い階段の先に古いお社があり、雰囲気たっぷりでした。この神社でも「砂の器」のロケが行われたそうです。

16:00-17:00

道の駅 酒蔵奥出雲交流館

奥出雲町(仁多郡)

「道の駅 酒蔵奥出雲交流館」を   >

湯野神社にほどちかい道の駅「酒蔵奥出雲交流館」へ。この地域の名産品や、そして名前が示す通りたくさんの日本酒がならんでいました。ふだん、あまりアルコールは飲まないのですが、ラベルもかっこいいし、「奥出雲」という銘柄のお酒が気になったので小さいサイズで購入しました。同じお酒銘柄でも、吟醸、大吟醸などいろんな種類があるので、お酒好きな方の好みにも細かく対応できそうです。なんとこの道の駅には「砂の器」ロケで使用された「駐在所」のセットがそのまま残っています。また、主人公親子が使った衣装の展示などもありました。撮影関係のものはすぐに見当たらない場所にあるので、店員さんに聞いてみるといいですよ。

19:00-19:00

スーパーホテル広島天然温泉・薬研堀通り 縮景の湯

「スーパーホテル広島天然温泉・薬研堀通り 縮景の湯」を   >

そのまま広島へ向かい、広島市内、繁華街の中にあるスーパーホテルに向かいました。駐車場は近くのパーキングと提携していて、駐車券を頂くと1回1100円で停められました。フロントで駐車券をもらってください。夜9時までの無料のドリンクバーや、そのあとのうどんのサービスは嬉しいです。お部屋はちょっとせまくて荷物を置いたり着替えたりするのに難儀しましたが、ベッドは広くシーツがパリッと気持ちよくて、よく眠れました。周囲は繁華街なので、食事場所には事欠きません。ただ、人気のお店はやはり混んでいました。画像は、ホテルのレストランの翌朝の様子です。

2日目2022年4月30日(土)
07:00-08:00

平和大通り

広島市中区

「平和大通り」を   >

6:30の朝食開始とともに、焼きたてパンの朝食をいただき、そのまま外へ。このホテルは繁華街の中にありますが、広島駅と平和記念公園の間にあるので、あちこちアクセスするには便利です。GWの土曜日ですが、さすがに朝7時はあまり人もいなくて、平和記念公園まで歩いて向かいます。平和大通りには、戦時中に犠牲になった方々の慰霊碑がいくつもあり、手を合わせつつ、平和記念公園へ向かいました。

07:00-08:00

平和記念公園

広島市中区

「平和記念公園」を   >

ホテルから徒歩10分ほどで、平和記念公園へ。原爆投下の8月6日に毎年平和記念式典が行われる場所です。動員勤労学生の慰霊碑や、原爆の子の像などが点在し、中央には慰霊碑と平和の灯があり、その向こうに原爆ドームがその姿を見せています。慰霊碑の前で心静かに手を合わせました。

07:00-08:00

原爆ドーム

広島市中区

「原爆ドーム」を   >

1945年8月6日8時15分。人類史上初めて投下された原子爆弾により、広島は熱と炎に包まれました。原爆ドームは、戦後80年近くが経った今もその姿をとどめて、私たちに戦争の悲惨さ、原爆の恐ろしさを伝えています。爆心地に近かったために横からの爆風を受けず、そのため建物が半分ほど残ったということです。ドームを見上げ、言葉もなくただ祈りをささげるだけでした。

08:00-08:00

広島の路面電車

広島市中区

「広島の路面電車」を   >

広島駅を中心として、広島市街地には縦横に市電が走っていました。駅というよりバス停みたいな平地で皆さん乗り降りしていました。車も通るので線路もデコボコせずに平面になっています。私たちは乗りはしませんでしたが、市電が行きかうのも現代の広島市のひとつの景色なのだなあ、と思いながら見ていました。

09:00-09:00

JR宮島口駅

廿日市市

「JR宮島口駅」を   >

8時にチェックアウトして、車で宮島口へ向かいます。JR宮島口と広電(広島電鉄)宮島口がありほぼ隣接しています。その周辺には駐車場もいくつかありました。競艇場が近くにあり競艇の日は混むようです。駐車場は見た限り一日1000円とか1500円のようです。我が家はJR宮島口駅に近い駐車場に停めました。宮島へは橋がないので車では行けず、船に乗らねばなりません。

09:00-09:00

宮島表参道商店街

廿日市市

「宮島表参道商店街」を   >

宮島口から乗船10分ほどで宮島へ上陸。船はけっこう頻繁に出ている感じでした。宮島側の船着場から少し歩くと、すぐに表参道商店街に入ります。厳島神社へ続く道はいくつかあり、そのうちこの表参道商店街が一番にぎやかなようでした。食事のお店、お土産店などが軒を連ねています。食べ物は牡蠣とアナゴが有名なようです。9時過ぎに宮島に到着して厳島神社へ向かっている途中で9時半ごろになり、お店がどんどん開店してきました。

09:00-10:00

かき養殖

廿日市市

「かき養殖」を   >

商店街では広島名産の牡蠣を焼くにおいにどうしても立ち止まってしまい、店先に座って焼き牡蠣を頂きました。焼いてあるのにとても大きくてぷりぷりとしていて、熱々でおいしかったです。チーズがけのものなど変わり種メニューもありましたが、うちはシンプルにポン酢だけで頂きました。とってもおいしかったです!2個入で500円でした。焼けるまで10分くらい待ちました。

10:00-10:00

御笠浜

廿日市市

「御笠浜」を   >

宮島表参道商店街を抜けるとその先は小さな湾になっており、湾の奥には厳島神社が広がっていました。この画像だと見えにくいですが、山の手前にならぶ社殿が厳島神社です。御笠浜から見た神社は、緑の山の峰を背負ってその広がりも感じられて、素晴らしかったです。神社の撮影スポットとしても御笠浜はちょうど良いようです。

10:00-11:00

嚴島神社

廿日市市

「嚴島神社」を   >

日本三景のひとつで世界遺産でもある安芸の宮島。それを代表する厳島神社です。船着場からそのまま歩けば15分くらいで着きそうです。うちはあちこち買い物や食べ歩きしてきたので、30分以上かかりました。波の上に渡された回廊は朱塗りの柱と白い壁で、青い海面に映えて美しかったです。

10:00-11:00

残念なことに厳島神社の海上の大鳥居は営繕中でした。惜しかったですが、こうしてメンテナンスすることで、何百年もその姿を留めてきてくれたのですよね。

10:00-11:00

嚴島神社宝物館

廿日市市

「嚴島神社宝物館」を   >

厳島神社は昇殿料でひとり300円・宝物殿もひとり300円ですが、セットだと500円なので迷わずセットで納めて、お詣りの後は宝物殿へ。それほど広くはないながら古来からの厳島神社にまつわる品々が展示されており、とくに圧巻は国宝「平家納経」(複製)の展示でした。まさかこれが見られるなんて!と、大感激でした。豪華でありながら品が良く、最上級の素材を使って丁寧に作られた経典で、何時間でも見ていられるほど美しかったです。あの時代、これほどのものを奉納できる平家一門の権勢・繁栄を強く感じました。原本も厳島神社にあり、年に一度公開されているそうです。この平家納経(複製)を見られただけでも、宝物殿、大満足です。

11:00-12:00

とりい

廿日市市

「とりい」を   >

宝物殿をゆっくり鑑賞していたので、気づけば呉行きの船の出航時刻まで一時間を切っていました。お昼を食べようということで、表参道商店街まで戻ろうかと思いましたが、ちょうど厳島神社の出口ちかくにあった「とりい」というお店が、まだ席が空いているようでしたので入りました。10:45頃に入店し、まだすこし席に余裕がありました。テーブルが大きく家族連れなども利用しやすそうなお店です。2階にも席があるようで、11時過ぎるとどんどん人が入ってきました。私は牡蠣入りのうどんや焼き牡蠣盛り合わせをいただきました。さきほど参道で焼き牡蠣食べ歩きしたのに…(笑)。せっかく広島に来たので、存分に名物の牡蠣をいただきます。

11:00-12:00

宮島桟橋

廿日市市

「宮島桟橋」を   >

瀬戸内海汽船のブルーライン航路で、宮島から呉まで直行できるとのことなので、この高速艇で呉へ向かうことにしました。これにより、車で広島経由して行く渋滞回避にもなりそうです。ただ、この航路はそれほど本数が多くなさそうなので事前に調べてから利用するのがいいと思います。乗り場も宮島口へ行く船とは少しだけ離れた別のところになります。乗船40分ほどで呉へ着くので、道路が混んでいるときにはとても便利だと思います。途中、江田島脇を通ったり、呉港の着岸前には海上自衛隊の艦船のすぐ近くも通ります。

12:00-14:00

呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)

呉市

「呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)」を   >

直行高速船が呉に着岸すると、目の前が海事歴史博物館、通称・大和ミュージアムでした。JR呉駅からも徒歩圏内で、アクセス至便なところにあります。画像の左側には、海上自衛隊の史料展示館「てつのくじら」館も見えます。私たちは今回は大和ミュージアムのみ見学しました。

13:00-14:00

大和ミュージアムは、実物や再現展示あり、パネル説明あり、映像紹介あり…と、かなり見ごたえがありました。展示を見ながら専門的な会話をしている見学者もいて、皆さんそれぞれじっくり見入っていました。海軍や戦艦にまつわるものだけでなく、造船所としての呉の歴史や、子供向けに船全般を紹介するフロアもありとても大きなミュージアムでした。日本の造船技術のすばらしさとともに、戦争中にあるいは軍艦の甲板で、あるいは特攻や人間魚雷で、命を落としていった方々の多さもひしひしと感じました。今回の旅の中で、安芸の宮島と大和ミュージアムがいちばん混雑していました。

13:00-14:00

ミュージアムの中にある戦艦大和の模型です。10分の1スケールとのことですが充分に大きくて迫力がありました。

16:00-16:00

JR宮島口駅

廿日市市

「JR宮島口駅」を   >

呉から広島駅で乗り継いでJRで宮島口へ戻りました。広島駅から市電(路面電車)も乗りたかったのですが、乗り換えがよくわからないのと、時間がかかりそうだったので、ずっとJRで行きました。JR宮島口駅近くの駐車場に停めた車に戻り、そこからまたドライブで次の目的地を目指します。

17:00-18:00

錦帯橋

岩国市

「錦帯橋」を   >

車で広島の県境を越え山口県へ。県境に隣接する岩国市に錦帯橋があります。錦川にかかる5連の木造の橋で、中央の3連はアーチ橋。両岸から歩いて渡ることもできます(有料です)。川幅広く水量も多い錦川が涼し気な音を立てて流れている上に、なだらかな曲線の3連アーチの橋。技術もすごいですが形も美しい橋でした。

17:00-18:00

錦帯橋は日本三大奇橋のひとつです。国の指定する名勝でもあります。

17:00-18:00

佐々木小次郎の銅像

岩国市

「佐々木小次郎の銅像」を   >

錦帯橋から歩いて数分のところに佐々木小次郎の像があります。この近辺で小次郎が剣術を修練し、剣技「つばめ返し」を習得したと小説で書かれて以来、小次郎ゆかりの地となったとか。そういえば、巌流島も山口県ですね。

20:00-20:00

天然温泉 白狐の湯 スーパーホテル山口湯田温泉

「天然温泉 白狐の湯 スーパーホテル山口湯田温泉」を   >

錦帯橋から途中まで下道で、途中から高速道路(山陽自動車道)に乗って山口市に隣接する湯田温泉へ。昨日につづき、スーパーホテルに宿泊します。清潔感のあるきれいなホテルで、スタッフの方々も温かみのある対応をしてくださり、気持ちよく滞在できました。

20:00-21:00

長州屋 湯田店

山口市

「長州屋 湯田店」を   >

「この地域ならではものが食べたいなあ」と思っていたところ、ホテルのすぐ隣にありました、長州料理のお店「長州屋」さん。熱々の瓦に茶そばと具を乗せて焼き、おだしに付けていただく「瓦そば」が山口県の名物料理のひとつだそうです。写真は2人前です。瓦に乗った麺はパリパリとしていて、薬味を入れたおだしもおいしくて、初めて食べましたがとても気に入りました。ほかにもこの地ならではの、フグの唐揚げなどもいただきました。

3日目2022年5月1日(日)
07:00-08:00

湯田温泉

山口市

「湯田温泉」を   >

スーパーホテル湯田温泉にも、温泉に入れる大浴場(中浴場?)があり、ゆっくり湯船に浸かりました。ホテルの朝食は7時から。ここも「焼きたてパン」がおいしかったです。朝いちばんは、かなりレストランが混んでいましたが…。湯田温泉界隈を散策する時間はなく、チェックアウトの後はそのまま車で出発しました。

09:00-10:00

秋吉台

美祢市

「秋吉台」を   >

湯田温泉から北西に進路をとり、カルスト地形で有名な秋吉台へ。カルスト台地のことをあまり知らず、また、これまで行ったことはなかったのですが、少し山道を車でのぼり、視界がひらけたとたん「わあ!」と声を上げてしまいました。想像よりもずっと大きな規模でカルスト地形が広がっていました。緑の下生えの中に、無数の石が林立しています。

09:00-10:00

秋吉台カルスト展望台

美祢市

「秋吉台カルスト展望台」を   >

画像だと、どこまでも続く秋吉台カルストの景観、その雄大さや迫力がなかなか伝えられずとても残念です。風が強かったので、荒涼とした感じに拍車がかかっていました。1時間程度時間をかけて散策するコースなどもあるようです。なんだか異世界物の映画の世界に紛れ込んだような感覚でした。すばらしかった。

09:00-10:00

秋吉台国定公園

山口市

「秋吉台国定公園」を   >

はじめてのカルスト地形は、これまで行ったところのどんな景観とも違っていてとても印象に残りました。

12:00-12:00

角島大橋

下関市

「角島大橋」を   >

秋吉台からさらに西に向かい、山口県の北西の端っこ、角島へ。島を目指したというよりも、角島にかかっている角島大橋の景観が目当てです。秋吉台で降っていた雨は上がり、角島では晴れて、さんさんと陽光のふりそそぐ青い海の真ん中に一本の長い橋がかかる素晴らしい眺めでした。

12:00-13:00

角島

下関市

「角島」を   >

実は角島大橋は無料で渡れるのです。せっかくなので、車で大橋を渡り、角島側にも行ってみました。お昼時だったので、島のお店で海鮮丼でも…と思いましたが、混んでいそうだったのであきらめて、橋の往復ドライブだけして、つぎの目的地へ。

15:00-16:00

赤間神宮

下関市

「赤間神宮」を   >

角島から海岸線を南下して、下関へ向かいました。今回の旅の大きな目的地の一つであった壇ノ浦へ。角島から下関間は高速道路はなくすべて一般道でしたが、ほとんど混雑はなくスムーズなドライブでした。さすがに下関に近づくと渋滞しましたけれど…。下関では、まずは安徳天皇をお祀りする赤間神宮へ。平家と安徳帝ゆかりの神社です。赤間神宮は壇ノ浦古戦場の目の前にあります。前日に厳島神社に行ってきたので、あれだけの権勢を誇った平家がこの地で終焉を迎え、この地に祀られているのかと思うと、本当に諸行無常を強く感じます。

15:00-16:00

赤間神宮宝物殿

下関市

「赤間神宮宝物殿」を   >

赤間神宮の宝物殿(ひとり200円)は、ワンフロアでそれほど大きくないですが、平氏一族の肖像画があったり、当時から伝わる琵琶などの展示、そして、平家物語絵巻も見学できました。特に絵巻物が見ごたえありました。

15:00-16:00

七盛塚

下関市

「七盛塚」を   >

赤間神宮には、安徳天皇御陵や、七盛塚(平家一門の墓所)もあります。この壇ノ浦で散った平家一門の御霊に手を合わせました。七盛塚の横には「耳なし芳一」の像もあり、ちょっとこわくて写真を撮る勇気がありませんでした。

16:00-17:00

関門海峡

下関市

「関門海峡」を   >

下関は昔は赤間関(あかまがせき)と呼ばれていたそうです。壇ノ浦の合戦で闘いの帰趨を決したと言われる「壇ノ浦の潮の流れ」。古戦場跡地から関門海峡を見ると、たしかに川のように潮が一方へ流れていました。サアーっという音さえ聞こえてきそうな気がしました。行きかう船も見ていると、潮に逆らう船は一生懸命ゆっくりと、潮の流れに乗った船はすいすいと進んでいるように見えました。

16:00-17:00

みもすそ川公園

下関市

「みもすそ川公園」を   >

壇ノ浦古戦場横にあるみもすそ川公園。関門海峡、関門橋、馬関戦争砲門展示、壇ノ浦合戦の義経・知盛像などいちどに楽しめる公園です。下関は、松本清張ゆかりの地でもあるとのことで、その石碑もありました。

16:00-17:00

みもすそ川公園にある、馬関戦争時の大砲再現展示。向こうに見えるのは関門橋です。

16:00-17:00

壇ノ浦古戦場跡

下関市

「壇ノ浦古戦場跡」を   >

壇の浦古戦場址の碑です。すぐ近くにある義経・知盛像と一緒に関門海峡の潮の流れの速さも間近に見て、源平の戦いと、平家の終焉に思いを馳せました。ちなみに、赤間神宮から壇の浦古戦場跡、みもすそ川公園は、徒歩で、片道15分程度で行けますよ。

16:00-17:00

壇ノ浦古戦場跡にある、源義経八艘飛び(左)と碇を担いだ平知盛像(右)

17:00-17:00

関門橋

下関市

「関門橋」を   >

赤間神宮近くから見上げた関門橋です。潮の流れが早く、海面が川のようになっているのがわかりますでしょうか。このあと、車に戻りフェリー乗り場へ。関門トンネルは渋滞していたので回避して高速道路に乗り、関門橋の上を走って対岸の門司港に行きます。

19:00-20:00

最後にちょこっとだけ九州(福岡)に渡り、門司港からフェリーに乗りました。よる七時前の出港。出港後すぐに夕暮れになり、遠ざかる陸地がシルエットとして見えます。島根、広島、山口の3県を3日でめぐったので、長距離ドライブそして相変わらず駆け足の行程でしたが、これまで気になっていたところを回れて楽しめましたし、味覚や景観を楽しむだけでなく、広島では戦争で亡くなった方々への祈りも捧げることができました。源平時代から近現代の戦争まで、歴史のうえに私たちが生きていることを実感する旅となりました。

初めての山陰山陽2泊3日ドライブ旅 出雲、広島、山口へ

1日目の旅ルート

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