1. 宿・ホテル予約TOP >  みんなの旅行記 >  真冬の奥武蔵(飯能) のんびり温泉旅行

モロさんの埼玉県の旅行記

真冬の奥武蔵(飯能) のんびり温泉旅行

  • 夫婦
  • 2人
  • 温泉
  • 芸術・文化
  • 史跡・歴史
  • 自然
  • グルメ
  • ハイキング・登山

入間川の上流にある温泉への真冬の旅行を計画した。公共交通機関を利用し、極寒期なので旅館でのんびり過ごすことを主目的にした。観光は宿泊先近隣と帰路の飯能付近の徒歩で廻れる施設を探して立ち寄ることにした。初めて訪れた地域であるが、川沿いには沢山のキャンプ場や小規模な宿泊施設が点在し、また、旧道沿いには、無人の立派な古民家や、広い芝生の庭がある比較的新しい家々が沢山見られ、非常に住み心地の良さそうな場所であることが解る。車が殆ど走っていない旧道を歩いているだけでも心が癒されるような地域である。暖かい季節は多くの家族連れが訪れ、賑わう地域であることが想像できる。今冬最強の寒波が襲来し、気温は低かったものの、天候には恵まれて、結局は両日共8q程の歩行距離という“のんびり過ごす”という目的とかなり異なる歩き度の高い旅となった。

神社ツウ モロさん 男性 / 60代

1日目2023年1月26日(木)
11:00-13:00

鳥居観音

飯能市

「鳥居観音」を   >

国際興業のバスが飯能駅から毎時1本運行されている。最寄りの連慶橋停留所で降りると、西方の山腹に白く輝く仏塔や観音像が見え、数分歩くと施設の入口に出た。正面にはキャンプ施設があった。鳥居観音は金比羅山系の白雲山の麓から山頂にかけての広大な敷地に、御堂、山門、仏塔などの多数の仏教施設や展望台が造られた施設である。参道入口は少々珍しい造りである。入山料は200円であるが、この時期入山者が少ないせいか料金所も無人で、社務所で受付を行っていた。登山道沿いに本堂→仁王門→恩重堂→玄奘三蔵搭→救世大観音→(下山)→本堂 の順で廻った。比較的小さな本堂内には7体もの菩薩像が祀られ、中々壮観である。仁王門は狭く急な山道を5分程登った中途半端な場所にある。仁王門から5分程登った恩重堂は旧本堂だそうで、造営した個人の両親が祀られていて、この寺が造られた理由が解る施設である。地球儀が祀られたような“平和観音縁起”辺りから見晴らしが良くなってくる。玄奘三蔵搭、仏舎利塔、救世大観音も夫々それなりに立派な施設である。大観音付近の頂上からの景色は、標高が低いせいか、この施設の全体像が分かる程度の景色である。歩行距離3km程、高低差150m程で、2時間強の行程であった。冬場は路面凍結のために車での入山は規制され、展望台がある大観音の胎内へも入ることができなかったが、山歩きには手頃な施設であった。

14:00-15:00

名栗湖(有間ダム)

飯能市

「名栗湖(有間ダム)」を   >

路線バス車内にも飾ってあるご当地のアニメキャラを売りの一つにした立寄り湯“さわらびの湯”から2車線の県道を500m程上るとダムが見えてくる。堤高80m強、堤長300m弱のロックフィルダムとしては標準的な大きさのダムである。ロックフィルダムの特徴として、ダム湖側、下流側共に比較的なだらかな斜面なので、かなり迫力には欠ける。今冬の少雨・小雪のせいか、湖面は制限水位まで下がり、渓流釣りや湖面でのカヌー遊びの施設は休業中であった。堤頂からは湖面越しに雲取山に続く奥武蔵の山並みが眺望できて美しく、バイクや車でのツーリング途中で休憩する人達の姿が見られた。

15:00-

名栗温泉 大松閣

「名栗温泉 大松閣」を   >

有間ダム観光後、狭い町道を通り宿泊先に向かった。名栗橋付近から渓流沿いに400m程進むと、立派な佇まいの旅館が現れた。狭い谷間の平場に鉄筋・木造の宿泊棟と、対面の小段に食事棟が建ち、周囲は山肌を利用した小滝や、中木や苔等で奇麗な景観が創られている。部屋は4階の和洋室で、12畳の和室、ツインのベッドルームとリビングがあり、2人では余り有る広さであった。大風呂は長湯に丁度良い湯温で、併設された冷泉と交互に入浴することで山歩きでの疲れが良く癒された。大風呂利用後に、貸切の“檜風呂「木」”を利用した。4人程が入れる広さで、冷泉も付いている。30分程、十分に堪能させて頂いた。1階の渓流の美しい景色が見えるラウンジでコーヒーを飲んでいると、窓際の赤い実の付いた木に可愛いヤマガラが飛来した。夕食で利用した食事棟は窓が広く、ライトアップされた屋外が美しい。予約した猪鍋のコースでは、後半に出てきた1人150gの猪肉は非常に美味しかったものの、それまでに提供されたアユの塩焼きや地野菜の天ぷら等の美味しい料理を食べた後の腹には少々多過ぎた。最後に出た太く腰のあるうどんは気が利いている。本館2階の大広間で提供された朝食も適当な量で美味しく、特に山葵海苔が御飯に良く合っていた。朝食後に宿周辺を散歩した。谷間を150m程登ると道路の終点で、その手前に渓流沿いの休憩所や山腹を利用した子供向けの運動施設があった。

2日目2023年1月27日(金)
10:00-11:00

能仁寺庭園

飯能市

「能仁寺庭園」を   >

飯能駅行きの宿の送迎バスにお願いし、門前で途中下車させてもらった。能仁寺の周辺には隣接してカフェや、向かい側には飯能市中央公園等があり、結構開けた賑やかそうな場所である。バス通りの直ぐ前に比較的新しい山門がある。山門を抜けると両側に石灯篭が並んだ50m程の参道があり、その奥の境内に寺の本堂や座禅堂、鐘楼がある。明るく落ち着いた境内であるが、予想に反し、建物はどれも比較的最近に再建されたような真新しいものであった。本堂にお参りした後、本堂脇の内覧入場口から入った。順路に従って建物内部を進むと本堂に出る。御本尊は金色の小さな像である。本堂の裏手に回ると庭園があった。前面に池を配し、裏山の天覧山の裾を利用した、起伏のある庭園である。奥行きがなく比較的狭いせいか、時期が悪いのか、残念ながら観光案内のように素晴らしい庭園には見えなかった。開花や紅葉の季節はまた違った景色なのかもしれない。丁度数名の庭師が樹木の手入れを行っていた。

11:00-12:00

天覧山

飯能市

「天覧山」を   >

能仁寺山門東側の直ぐ脇に登山口がある。展望台の標高は200m程であるが、実際に登る標高差は80m程で、ハイキングには非常に手頃な山である。登山道の始点付近は能仁寺庭園の上にある寺の墓地への通路にもなっている舗装された道路である。その少々急な舗装道を7〜8分登るとトイレがある平場に出る。墓地の上端である。高麗峠方向への山道が分岐しているが、天覧山頂上方向の山道を進むと直ぐにまた分岐があった。岩山を登る急な山道と、比較的平坦な山道を選択できる。急な山道方向を進むと直ぐに十六羅漢像が祀られた場所に出た。絶壁にへばりつく様に大小の像が祀られている。その先が岩山で、10数mの高低差を登ることになるが、それ程危なくもなく、大変な登山ではないが、上りながら振り向くと直ぐ下に住宅が見えて不思議な感覚であった。急坂の上が展望台である。標高は低いものの、展望台からはスカイツリー、新宿の高層ビルも見え、晴天時は丹沢山系、富士山等も見えるようである。下山は見返り坂を下った。80m程を一気に下る坂で、丸太の階段があるが、各段が平らになっておらず非常に不安定な造りであった。10分程で能仁寺の門前に出た。地域住民の散歩やランニングコースにもなっている親しみのある山であることが解る。最近の新聞紙面に、最も間違い易い登山道がある低山の一つとして紹介されていたが、そのような場所はなかったように感じた。

真冬の奥武蔵(飯能) のんびり温泉旅行

1日目の旅ルート

みんなのコメント(0件)

投稿する

投稿に際しては、必ず観光ガイドご利用規約をご確認ください。
皆様がより快適にご利用いただくための「投稿上のルール」や、
投稿内容の利用に関して記載しております。

閉じる

この旅行記は参考になりましたか?参考になった!1

この旅行記をもとに旅の計画をつくる
この旅行記をカスタマイズして、あなたの旅の計画を作りましょう

モロさんの他の旅行記

(C) Recruit Co., Ltd.