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たれれったさんの京都府の旅行記

冬の洛東・哲学の道を歩く 銀閣寺・金戒光明寺・南禅寺

  • 夫婦
  • 2人
  • 史跡・歴史
  • グルメ
  • ハイキング・登山

2月、日帰りで京都へ。以前から行きたいと思っていた銀閣寺を出発点に、琵琶湖疎水に沿って哲学の道、金戒光明寺、南禅寺へまで洛東エリアを歩きました。京都から地下鉄とバスで銀閣寺へ。銀閣寺から哲学の道を歩いて、途中、金戒光明寺と南禅寺でお参りしました。見学先のお寺はそれぞれ45分から1時間ずつくらいでお参りできます。蹴上では、昔の琵琶湖疏水の交通を担ったインクラインを歩いてみたり。最後は蹴上駅から地下鉄を乗り継いで京都駅へ戻り夕食をとりました。 銀閣寺から蹴上までほぼ半日。6キロ近い散策でした。洛東グルメ:お昼は銀閣寺エリアの人気店「名代おめん」で薬味たっぷりのうどんセット。夜は、京都駅直結の地下街ポルタの萬重小庵にて、リーズナブルながらおいしい京料理のお膳を頂きました。

東京ツウ たれれったさん 女性 / 50代

1日目2023年2月19日(日)
10:00-10:00

京都駅

京都市下京区

「京都駅」を   >

海外の方も含め、すっかり人出が戻った感のある京都駅。キャリーを引く人が多いので、観光客だろうと思われます。午前中から混雑していました。私は朝10時に新幹線で着いて、そこから地下鉄烏丸線に乗り換え、今出川駅へ向かいます。京都駅は巨大な駅ですが、JRの改札から地下鉄乗り場まではそれほど迷わずに行けました。地下鉄とバスを乗り継いで、目指すは銀閣寺です。

11:00-12:00

おめん

京都市左京区

「おめん」を   >

地下鉄の今出川駅からバスに乗って「銀閣寺道」バス停で下車。ここから銀閣寺に向かい歩き、途中、5分ほどで「名代 おめん」へ到着しました。1週間ほど前に予約してあったのですが予約時刻よりも早く、なんなら開店前に到着しました。11時の開店5分前には5組ほどのお客さんが並んでいて、海外からの方もいました。

11:00-12:00

おめん 銀閣寺本店

京都市左京区

「おめん 銀閣寺本店」を   >

たっぷりの薬味、京野菜といっしょにいただく「おめん」。要はうどんです。しっかりこしのある麺で、とても食べ応えがありました。私たちはランチのセットにしたので、画像の麺のまえに小鉢などの品も来ていて、それを食べ終わってから麺を出して頂きました。おつゆに薬味を入れ、野菜を乗せてうどんをいただきます。つゆは温と冷がありますが、温がおすすめです。ここの京野菜がとてもおいしく、翌日になっても「あれはおいしかったな〜〜」と幸せにひたりました。食事を運んでくれる時に、食べ方や食材の説明をしてくれるのですが、海外の方には英語で説明されていて、細やかなお店だなという印象でした。12時前にはほぼ満席になっていました。

12:00-13:00

銀閣寺(慈照寺)

京都市左京区

「銀閣寺(慈照寺)」を   >

何年も前から行きたいと思っていた銀閣寺に、今回ようやく来ることができました。臨済宗のお寺で正式名は東山慈照寺です。室町幕府第8代将軍・足利義政の山荘として建てられたのちに、寺院となった場所だそうです。「銀閣」と名付けられているのがこの画像の観音殿で、国宝だそうです。この観音殿の前には、白砂の向月台や銀沙灘が白く広がり、寂寞としたたたずまいを見せていました。銀閣寺全体でおよそ見学40分ほどでした。拝観料は600円でした。

12:00-13:00

観音堂や本堂を見学して、さらにプラス20分あれば、この景色が見られる展望台まで往復できます。坂や階段の上りおりがあるので、足の弱い方にはきびしいかもしれませんが。こうやって展望台から見下ろしても「銀閣寺」のイメージは本堂(方丈)よりもやはり観音堂のほうですね。

12:00-14:00

哲学の道

京都市左京区

「哲学の道」を   >

ここもかねて行きたいと思っていた「哲学の道」。銀閣寺参道を降りるとそこから南へ向けて琵琶湖疎水が流れ、それにそって通称「哲学の道」が始まります。京都大学の哲学の先生が思索にふけりつつ歩いた道ということで命名されたとか。冬は、ほかにひとがおらず、とても静かな一帯でした。雨でしたが空気も澄んでいて、ゆっくりと、南禅寺方向に向けて歩き始めました。歩道として独立しているので歩きやすいですが、完全舗装ではないので、車椅子の通行は難しそう。

12:00-14:00

哲学の道

京都市左京区

「哲学の道」を   >

2月の哲学の道は、木々の色もなく寂しい印象ですが、その分ほかに人もいなくてゆっくりと疎水沿いの散策を楽しみました。哲学の道には桜の木が並んでいるので、春にはきっとお花見をしながら歩く人でにぎわうのでしょうね。木々の並ぶ水路沿いをただのんびり歩くなんて、とてもぜいたくな時間に思えました。

13:00-13:00

よーじやカフェ 銀閣寺店

京都市左京区

哲学の道沿いのカフェでお茶したいと楽しみにしていきましたが、残念ながら、「よーじや」カフェは閉店していました。看板などの案内は出ていませんでしたが、地図アプリでこの場所だったので、閉店したのだと現地で知りました。銀閣寺からこの場所に来るまでは、道沿いに喫茶店などもありましたが、このあと金戒光明寺から南禅寺にいたるまでには、手ごろなカフェなどは見つけられず、すっかりティータイム難民になりました、残念。

13:00-14:00

金戒光明寺

京都市左京区

「金戒光明寺」を   >

いったん「哲学の道」から西へ離れ、黒谷さんと呼ばれる金戒光明寺へ行きました。もともと法然上人によって浄土宗がひらかれた金戒光明寺。幕末に京都守護職の本陣が置かれた場所として有名で、会津藩や新選組ゆかりの地として知られているほかにも、「アフロの仏像」こと阿弥陀仏像や、源平合戦のころの武将にちなんだ石碑など見どころが満載です。お寺の高麗門は鉄扉で、「京都守護職本陣」の看板もあり、重々しい印象でした。ただ、見どころ満載のお寺なのに、わかりやすいマップや案内がなかったので境内で迷ってしまいました。ちょっともったいないように思ってしまいますが、でもそもそもお寺であり観光用ではないですものね。

14:00-14:00

金戒光明寺の山門。ものすごく大きな門で、形もかっこよかったです。境内は広く、小高い丘のうえには会津藩士たちの墓地もあるそうです。

14:00-14:00

熊谷直実鎧掛けの松

京都市左京区

「熊谷直実鎧掛けの松」を   >

金戒光明寺には、「平家物語」源平合戦で名高い平敦盛と熊谷直実のお墓がありました。戦場で、自分の子と同年代の敦盛を討ち取ったことで罪悪感に苛まれた熊谷直実が、このお寺で出家したのだそうです。出家の時にそれまで身に付けていた鎧を掛けたのが、この画像手前の松だということです。ただ、もう900年も前の出来事ですから当時の松はすでに枯れ、今あるのは4代目だか5代目の木だそうです。こういう歴史上の逸話を知って京都のお寺を巡ると、楽しいです。

14:00-14:00

アフロの仏様と呼ばれる(笑)「五劫思惟阿弥陀仏」は金戒光明寺の隠れ人気スポットだそうです。境内図リーフレットには書かれておらず、寺務所の方に尋ねて場所を教えて頂きました。大きな仏像なのかと思っていたら、墓地の中に墓石と同じくらいの大きさで鎮座されていました。

15:00-16:00

南禅寺

京都市左京区

「南禅寺」を   >

金戒光明寺から、また哲学の道方面へ戻り徒歩15分ほど。琵琶湖疎水沿いにある南禅寺へ行きました。南禅寺の三門(画像)は、歌舞伎演目の中に登場するほど立派なものでした。ここから境内へ入りました。南禅寺は方丈庭園と水路閣を目当てに行きました。方丈と方丈庭園はおとな一人600円でした。私たちは、方丈、法堂、水路閣を見学して全部で1時間ほどいました。三門に登る(別途有料)としたら、さらに15分程度見ておくと良いと思います。

15:00-16:00

南禅寺は京都五山の、さらに格上のお寺、つまり別格とのことです。国宝である方丈は、狩野派の襖絵に彩られたそれぞれの部屋や小堀遠州作の庭園なども、ゆっくり見学できました。方丈に入るには一人600円納めます。紛らわしいですが、この画像は方丈ではなく法堂です。方丈の内部は撮影禁止でした。

15:00-16:00

法堂の中ではちょうど、法会が執り行われていました。外から見学できて貴重な体験でした。堂内に声明(しょうみょう)が響いて、心が引き込まれるような感覚でした。現在の法堂は明治時代の焼失後に再建されたもので、天井には、迫力ある龍が描かれています。

16:00-16:00

今回、ここがとても印象的でした。南禅寺の境内にある水路閣。本堂の横にあるので迷わず行けました。もともとこういう産業遺構的なところが好きで萌えます(笑)。じつはこの水路閣はいまでもこの上を琵琶湖疎水が流れていて、ちゃんと使われています。周囲では和服を着て記念撮影をする方たちもいて、撮影の人気スポットのようです。周囲に落葉樹があったので、紅葉の季節は雰囲気が良さそうだと思いました。

16:00-17:00

琵琶湖疏水記念館

京都市左京区

「琵琶湖疏水記念館」を   >

南禅寺から出て、最寄りの地下鉄の駅「蹴上」まで向かう途中に「琵琶湖疎水」について知ることのできる資料館がありました。入館は無料です。館内には琵琶湖疎水の歴史、創建に関わった方々の紹介や疎水の役割、構造などがパネル、映像、模型などで展示されており、分かりやすく学ぶことができました。

16:00-17:00

疏水記念館の展示風景です(ここは撮影OKのエリア)。こういうジオラマ、ずーっと見入ってしまいます。館内は撮影不可の場所もありました。

16:00-17:00

琵琶湖疏水(京都府京都市)

京都市左京区

「琵琶湖疏水(京都府京都市)」を   >

京都の町の発展に伴い、生活用水の確保が重要となりました。そこで「天下の水がめ」琵琶湖から水を引こうという大事業が計画され、明治初期に琵琶湖疎水が建設されました。滋賀・大津から京都市内に入り、伏見や宇治まで流れています。明治時代の産業の粋が結集したものが、今も使われています。また、この疎水をめぐる観光船もあり、桜や紅葉の時期は楽しめそうです。

16:00-17:00

インクライン

京都市東山区

「インクライン」を   >

画像で見ると単に線路に見えますが、蹴上(けあげ)インクラインです。この線路は台車用のものです。「琵琶湖疎水記念館」の目の前から行くことができます。これは琵琶湖疎水が一部高低差によって途切れる箇所があり、ここまで来た船を一度台車に乗せて陸に上げ、その先の水路まで運ぶためのものだとのことです。ですのでこの線路の先は船溜まりの水に没していました。今は使われていませんが、当時のまま残っているのだそうです。蹴上インクラインは桜の名所で、その時期はとても混雑するとのことでした。

17:00-17:00

京都市営地下鉄 東西線 蹴上駅

京都市東山区

「京都市営地下鉄 東西線 蹴上駅」を   >

画像は蹴上駅ではなく「ねじりまんぽ」というトンネルです(紛らわしくてごめんなさい)。蹴上駅のすぐ近くにあります。べつにねじれているわけではなく、上を通るインクラインの重さに耐えられるよう「ねじれの位置」にあり内部のレンガもねじれるように作ってあるので「ねじり」なのだそうです。かなり高度な技術のようです。そして「まんぽ」はトンネルのことです。すすけた赤レンガがみごとなアーチを形づくっていて、ここも産業遺構の雰囲気が素敵でした。このねじりまんぽの前を通過して蹴上駅へ行き、東西線に乗りました。

17:00-17:00

京都市営地下鉄(烏丸線・東西線)烏丸御池駅

京都市中京区

「京都市営地下鉄(烏丸線・東西線)烏丸御池駅」を   >

個人旅行の京都市内の観光には、地下鉄やバスを利用するのが良さそうです。ある程度あちこちに行くならば、バスのフリーきっぷなどもありましたが、私たちは今回、途中は歩き(散策)が主だったので普通にICカードで乗り降りしました。蹴上駅から東西線に乗り、烏丸御池駅で乗り換えて京都駅に向かいます。日曜日の夕刻なので、地下鉄はそれなりに混んでいました。

17:00-18:00

京都駅ビル

京都市下京区

「京都駅ビル」を   >

京都駅へ着くと、やはりどこもかしこも人でいっぱいでした。京都の味を楽しみたくて、事前に「京料理」のお店を調べておきました。地下街ポルタへ向かいましたが、やはり混雑の中、広大で入り組んでいる(ように見える)ので、目当てのお店に行くまではしばらく迷いました。

17:00-18:00

萬重ポルタ店

京都市下京区

「萬重ポルタ店」を   >

夕食は、京都駅のポルタダイニングにある「萬重(まんしげ) 小庵」へ。本店は本格京料理のようですが、こちらは駅ビル地下街にあり「小庵」と店名についているだけあって、お膳形式で出てくるリーズナブルなお店でした。しかし料理の内容や味はさすがにちゃんとしていて、京都名物の生麩田楽や京野菜、土瓶蒸し、だし巻き卵など、どれもおいしくいただきました。盛り付けも華やかで楽しめました。17:00過ぎに行ったら待たずに入れました。頂いたのは画像の「お弁当 華」で2500円でした。手ごろなお値段ですが、とても満足できる食事でした。 以前からの念願だった銀閣や哲学の道など洛東エリアを歩いた冬の一日の最後に、京料理を味わえて、京都の一日の思い出もさらに豊かになったような気がします。

冬の洛東・哲学の道を歩く 銀閣寺・金戒光明寺・南禅寺

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