さとけんさんの青森県〜福島県の旅行記

【津軽半島ドライブ】今別・三厩・竜飛崎を周り、津軽富士見湖大沢温泉に泊まる【2023年5月】
- 1日目2023年5月15日(月)
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神奈川県を朝3時半に出発して東北自動車道を青森へ向かいます。国見SAで給油し、時刻は8時50分、鶴巣PAで仮眠休憩です。
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鶴巣PAで仮眠から覚め、そのまま生姜焼き定食を食べて朝昼食とします。この先、滝沢PAで仮眠休憩1時間、青森中央ICで一般道へ降りた時は、だいたい15時15分ぐらいでした。11時間30分のうち、ドライブ8時間、休憩は都合3時間半、楽なペースで良かったと思います。
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ホテルの近くのコインパーキングに車を停めて、ホテルにチェックインをしたのが15時40分、そのあと夕飯を食べに青森駅まで歩き、すぐに戻って、明日に備えて休みます。
- 2日目2023年5月16日(火)
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時刻は5時8分、ホテルをチェックアウトすると、まだ静かな青森市街は深い霧に覆われていました。
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本日の起点、青森駅へやってきました。何か、駅ビルが建てられている最中ですね。
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時刻は5時32分、青森駅に列車が入線しています。本日は2023年5月16日ですが、今日は、1977年・昭和52年4月16日の青森を想像してドライブします。今回は昭和52年当時の時刻表を調べたわけではなく、昭和50年3月のデータを用いて早朝の青森駅の様子を想像します。青森駅に朝7時30分までに到着する上野発の夜行列車について、ゆうづる1号(上野発19時50分・青森着5時3分)、ゆうづる2号(上野発20時ジャスト・青森着5時8分)、八甲田(上野発19時9分・青森着6時15分)、ゆうづる3号(上野発21時40分・青森着7時5分)、はくつる(上野発22時20分・青森着7時10分)などのようです。この中で朝イチに到着する「ゆうづる1号・2号」あたりに焦点を絞って、イメージ開始です。それにしても、当時の夜行列車の多さに驚きました。青森駅からはJR津軽線と陸奥湾との間に在る国道280号線(旧道)を北上します。雰囲気のある良い道でした。
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時刻は6時18分、国道280号(旧道)を西へ左折して、蟹田駅に到着。写真は外ヶ浜町商工会館。昭和52年にはここには蟹田署があったはずです。蟹田町は、2005年3月28日に平舘村・三厩村と合併して外ヶ浜町となり、蟹田署は昭和32年から昭和57年までこの「字蟹田159番地」にあって、昭和57年からは現在の外ヶ浜署がある場所に移転したとのこと。
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これが現在の蟹田駅です。JR津軽線は2022年8月の大雨災害により、蟹田駅−三厩駅間が、終日列車の運転を見合わせている状態です。蟹田駅の周辺をしばらく歩き周り、車に戻って、県道12号線と14号線を通って今別町へ向かいます。
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時刻は7時17分、今別駅前にやってきました。
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今別駅からみるJR津軽線の線路。蟹田駅から三厩方向へひと駅の中小国(なかおぐに)駅の先にある「新中小国信号場」から分岐して青函トンネルを通る「海峡線」では、現在でも貨物列車の運行が行われており、先ほど私が蟹田駅をぶらぶらとした際にも、貨物列車が、駅に収まり切れない長い編成で蟹田駅に停車中でした。蟹田駅から三厩駅までの津軽線について、(厳密に言えば貨物列車が通らない中小国駅から三厩駅まで復旧についてかもしれませんが)、今年4月27日の報道では、「復旧せずバスや乗り合いタクシーで代替する」案を、JR東日本が自治体に示したということで、このまま廃止になる可能性がでてきたようです。
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今別町に到着後、漁港の近くの空き地に車を停めて、本覚寺へやってまいりました。立派な本堂ですね。
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そして、こちら、建てられたのは昭和初期か、それとも大正時代なのでしょうか、味わいのある立派な庫裡です。
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こちらは青銅塔婆です。1727年に建立されたと案内板にあります。総高が3mあまりの立派なもので、この地の厳しい気候を目の当たりにしてきた青銅製の塔婆です。
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本堂に合掌一礼をして目を上げると、本堂の彫り物が立派です。そのシャープな造りに目をひかれます。
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本覚寺から歩いて町中をぶらぶらし、車へ戻ります。写真は今別町役場、時刻は7時37分ですから本日の業務はまだ始まっていないようです。
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時刻は7時52分、三厩駅へやってまいりました。今の読み方は「みんまや」ですが、昔は「みうまや」で、1991年3月16日に「みんまや」へ変わったそうです。駅舎は1958年からの駅舎が今も建っています。
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三厩駅の踏切りの上から見る津軽線終着点。
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この駅に再び列車が停まる日が来るかどうかは、まだわからないのですね。
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三厩駅から2.5kmほどの義経寺へやってきました。階段をのぼりお参りをして、高台から海を眺めます。
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こちらが義経寺の参道からみた厩石(まやいし)です。「三厩村名発祥の地」という石碑が建っていました。
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時刻は8時49分、三厩上宇鉄の「三厩老人いこいの家」付近に「ゆとりの駐車場」という公衆トイレが併設されている駐車場があり、そこに車を停めて、しばらく岸壁を散策します。
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ああ、穏やかな良い海ですね。昨日の東北道はずっと雨が降っていて、今朝も霧が深かったのですが、今別町あたりから晴れて来て、ここ三厩宇鉄では穏やかな海が目の前に広がっています。宇鉄港東防波堤灯台あたりまでゆっくりと散策しました。
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漁船が2,3隻、漁をしているのが見えます。ヒラメ漁でしょうか。良い景色の中で、しばらく時間を忘れます。
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時刻は9時38分、ゆとりの駐車場にて。穏やかな良い時間を過ごすことができました。今日はここを北限として、次に鋳釜崎・高野崎方面へ向かいます。
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鋳釜崎からみる三厩湾。奥に見えるのは竜飛崎ですな。海面近くに雲があり、その上の山の稜線がハッキリと見えてなかなか神秘的です。
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左に今別漁港があり、写真正面奥には三厩港があります。三厩湾は昆布・アワビが豊富に獲れるとのこと。車で東へ走るとすぐに高野崎です。
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高野崎へやってまきした。高野崎から東の海をみています。遥かにみえるのは、下北半島の山々です。
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こちら、高野崎灯台です。灯台の脇に遊歩道があり、下へ降りていくことができます。
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こちらは海上の岩場をつなぐ「潮騒橋」と「渚橋」です。誰もいませんでしたが、眺めが良い場所です。風が少し強かったような気がします。時刻は10時37分、高野崎で海鮮の食事をしようと思いましたがお店がお休みでしたので、国道280号線を東から周って南下して、蟹田駅までにお店があれば入ろうと、ドライブしました。走っていて気分の良い道でしたが、お店をみつけられず、蟹田駅まで来たところで進路を西へ変えて、十三湖のしじみラーメンを目標に車を走らせます。
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時刻は12時20分、十三湖の西側、日本海との境ちかくにある和歌山というお店に、しじみラーメン900円を食べにやってまいりました。スープがしじみ濃厚、おお、いいですな。
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そしてこちらはバターしじみ、美味しかったですよ、ご馳走様でした。お腹も満たされて心も落ち着き、さて、今日の目的はすべて果たせましたので、のんびりとした気持ちで今夜の宿を目指します。
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しじみラーメンの和歌山から3キロメートルほど走ったところにトイレ併設の駐車場があり、そこに車を停めて十三湖のほとりにでました。おお、いい景色です。船が等間隔で並んでいるのは、しじみ漁なのでしょうか。静かな景色が広がっていました。
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こちらでソフトクリーム休憩を。
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メロンが名産なんですね。これはメロンとバニラのミックス。おお、うまい、うまいぞぅ。
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時刻は14時20分、鶴田町へ入ってまいりました。こちらは鶴田町の歴史文化伝承館です。こちらは2004年3月に閉校となった鶴田町立水元小学校の跡地です。写真は左手に講堂が、右手に校舎の一部が写っていますが、昭和11年築のヒバ造りの木造校舎ということで、いい風格でしたねー。通り過ぎた際にチラッと建物が目に入って、戻ってきて、校庭跡の駐車場に車を停めて、外観だけでしたけれど、見学しました。
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時刻は14時42分、宿へ行くにはまだ少しだけ早いものですから、鶴の舞橋を、宿とは反対側から見学します。鶴の舞橋は、平成6年7月8日に開通、鶴の舞橋の名称は青森県内の公募で選ばれたものとか、長さ300m・幅3m、木材は青森県産の「ひば」1等材を使用、橋脚は樹齢150年以上・親柱は樹齢400年以上とか、いろんなデータが書かれております。駐車場に戻り、お宿へ向かいます。
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こちらが本日のお宿(明日も泊ります)、福祉保健保養センター・つがる富士見荘です。津軽半島の付け根に位置する津軽富士見湖の北西の湖畔にあるお宿で、大沢温泉と呼ばれるナトリウム-塩化物泉が源泉かけ流しになっています。この津軽富士見湖というのは、廻堰大溜池(まわりぜきおおためいけ)と呼ばれる人造湖で、なんと、1660年に造られた溜池なんですね。鶴の舞橋の北詰に位置するので、岩木山と津軽富士見湖と鶴の舞橋が同時に観られる良い場所です。
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お宿のロビーから見える景色。素晴らしい。鶴の舞橋と岩木山でございます。食事の前に、一回お風呂へ入りにいきます。熱めのお湯、ヌルヌルっとした感触の良いお湯です。本日のまとめなど、部屋でゆっくりしていますと、お夕飯の時間になります。
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お夕飯、美味しかったですね。貝尽くしという感じで、赤貝・とり貝・つぶ貝・アサリ・ホタテ、そういえばお造りだけでなく鍋にもホタテがありましたな。ホタルイカとタケノコ、海老芋の煮物に茶わん蒸しは栗の甘さ。満足であります。
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こちらは熱々の天ぷら、タラの芽の天ぷらが美味しかったです。食後にお風呂へ入って、明日の計画を立て、早めに就寝です。
- 3日目2023年5月17日(水)
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時刻は5時55分、朝は少し散歩をします。朝日に照らされる鶴の舞橋です。
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この日はお散歩されている方が、結構、いらっしゃいまして、さまざまな角度で写真を撮っておられました。木造の橋ですので、渡るのも気分が良いのですよ。
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橋の上から、つがる富士見荘をみる。柔らかい感触の橋板をポクポクと踏みつつ、朝日の中を橋を渡る。沢山の写真を撮りました。
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朝日に照らされる津軽富士見湖の湖面もきれいです。
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雪の残る岩木山も、この季節ならではでしょう。宿に戻り朝風呂に入って、7時半から朝ごはんです。
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おお、ナイス朝ごはんです。シジミ汁にリンゴジュースと、津軽ですねー。私は、バイキングよりも、和食膳の方が、性に合うような気がします。今日の予定は、竜飛岬の見学と、国道339号線のドライブ、これが出来れば満足です。8時半に宿を出発し、十三湖の東側から蟹田駅方面へ西進し、途中から北上して今別町を通って、三厩へ向かいます。
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三厩老人いこいの家近くの「ゆとりの駐車場」に車を停めて海をみます。最近訪れた長野・小諸の懐古園にて心を動かされた歌、若山牧水の「かたわらに あきぐさのかたるらく ほろびしものはなつかしきかな」という歌と、島崎藤村の千曲川旅情の一節「過し世を静かに思へ 百年もきのふのごとし(いにしよをしずかにおもへ ももとせもきのうのごとし)」を思い出します。
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時刻は10時30分、青函トンネル記念館に到着しました。こちらで、体験坑道という体験ツアーに参加します。ツアーと言っても個人で行く場合は予約は必要なし、記念館へ行って、都合の良い時間のツアーに乗車します。時間は40分、竜飛斜坑線という、文字通り斜めのトンネルを写真のケーブルカー(もぐら号)で降りて、実際に工事作業に使った地下の坑道をスタッフの案内を受けながら歩き、再びケーブルカーに乗って戻ってくるという体験です。まずは斜度14度の斜坑を、7分かけて海面下140mへ降りてゆきます。
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青函トンネル記念館の展示物を観てから体験坑道に参加しても良いし、体験坑道に参加してから地上の展示物をみて、今しがた体験してきたことを反芻しても良いと思います。
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海底の坑道に展示されているトロッコ、乗り物に身を乗り入れているのは展示物の人形です。坑道内の展示物によりますと、「企画の開始」が1941年(昭和16年)、「調査の開始」が1946年(昭和21年)、「北海道側斜坑堀削開始」が昭和39年(1964年)、本坑貫通が昭和60年(1985年)、「JR津軽海峡線開業」が昭和63年(1988年)、「北海道新幹線開業」が平成28年(2016年)となっています。そして2031年には新幹線札幌駅(仮称)開業予定とありました。
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この風門の向こうに、竜飛定点(旧・竜飛海底駅)があるそうです。
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地上に戻ってきました。写真の風門が完全に降りて、斜坑道に風が吹き込まないようになってから、地上に続く風門が開くという仕組みでした。私はこのあと、展示物を見学しました。北海道と青森から掘り進めた2本のトンネルが出会う場所・「先進導坑貫通点」での「出会いの差」が、「左右が644ミリメートル」・「高低差が196ミリメートル」・「距離が19ミリメートル」とありました。いや、すごいですねー。左右が64センチメートル、高さが20センチメートル、距離が2センチメートルですか。それしかズレなかったということですね。
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体験坑道に参加する際は、地下の坑道にトイレがありませんので、地上の記念館にて、トイレを済ませておく必要があります。記念館を辞し、竜飛崎へ向かいます。といっても、この青函トンネル記念館から車で5分とかかりません。
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時刻は12時5分、ホテル竜飛のレストラン「海峡」にてお昼ごはんです。義経丼という海鮮丼で、ウニ・ホタテ・マグロ・サーモン・イクラ・ダコ・タイと、満足満足であります。ごちそうさまでした。
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竜飛崎の駐車場近くにある津軽海峡冬景色の歌碑へやってきました。写真ではわからないのですが、風がビョォビョォと吹いていて、歩くために足を上げると風にあおられて足が浮く、という具合です。ちょっと、恐怖心も出てくる感じの風で、あまり海側へは近づかないようにしました。でも、これだけ風が強いのに、風力発電のプロペラが1基、他のプロペラは回っているのに、1基だけ全然動いていないプロペラがあって不思議でした。
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そして階段国道へ。国道339号線の一番竜飛崎寄りには、国道でありながら階段になっている場所があります。国道だが階段なので車は通れないということが随分と不思議な感じがしたものです。
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それでは階段国道を降りてみます。
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風が強い今日の竜飛崎ですが、低木に囲まれた階段は、ほぼ無風です。階段国道って、標識になっているのですね。
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ここが階段国道の終点です。かなりの崖を、つづら折りに降りてきたわけです。
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竜飛崎は、今は道が整備されていますが、未整備の時は、ここへやってくるのも大変なことだったと思います。階段であの崖の上まで戻ります。
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竜飛崎灯台です。風が強いので壁際を慎重に進みます。てっぺんにありますので、下からビョォォと風が吹きつきてきて、身体をもっていかれかねないと心配になります。昭和7年に初点灯の灯台です。
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竜飛崎灯台から東側の海岸線をみる。ここまでやってまいりました。さて、帰りは竜飛崎の西側の国道339号線をドライブして帰ります。風が強い場所だからでしょうか、高い樹木が道路沿いに生えていないので、自分がどのくらいの高さを走っているのか容易に想像できますので、ちょっとソワソワしてくる、だがとても気分の良い道ですね。道はしばらく高さを保ったまま山の中をすすみ、眺瞰台を過ぎたあたりから徐々に海岸線に近づき、坂本台と呼ばれる地点で海岸線に出ます。この海岸線に出る前から海岸線に出た後のドライブが、とっても気分が良いものでした。この道はいいですねー。
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海岸沿いの国道339号線を気分よく南下していますと、七つ滝と呼ばれる滝が現れ、ちょうど空き地のような場所があって車を停めます。「ここは、本村の北東に位置し、津軽半島の先端部に近く、日本海の激浪によりつくりだされたものです。山岳からの清流が七段の断崖に落下して涼を求める人の足をとめるところ。青森県 中泊町」という案内板が立っていました。
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そして七つ滝から、今ドライブしてきた国道339号線を見返します。自分だけが走っているような密度の薄さがとても良かったです。
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そして、道の駅こどまりで、クーポンを使ってお土産を購入。しじみの味噌汁としじみラーメン、真空パックのしじみですが、自分の分も購入して家に帰って試してみると、これが美味しい。ここに立ち寄って良かったです。このあと、国道339号線を十三湖まで南下し、十三湖の手前で県道12号線に入って、メロンロードと呼ばれる道を走ってみました。直線が4キロメートル続くスカッとした道で、気分が良かったです。
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15時25分に宿に戻り、すぐに散歩に出ます。西からの陽に照らされた津軽富士見湖と鶴の舞橋を楽しみました。
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二日目のお夕飯も美味しかったなぁ。写真中央のタケノコ一本、ポクポクといただきます。美味ですねー。それから、小鉢にですね、身欠きニシンとは違うのかもしれませんが、干した魚を戻してタケノコ?と和えているおかずがあって、これがまたビールによく合う、美味しかったですね。写真には撮り忘れてしまったのですが、後から届いたビーフシチューが、これまた美味しくて。接客は、フロントの方も、食堂での給仕の方も、そしてご挨拶した支配人の方も、みなさん、とても感じが良かったです。良い滞在となりました。
- 4日目2023年5月18日(木)
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時刻は5時15分、朝のお散歩です。今日は散歩に出られる方も少ない模様で、ほとんど人をみかけませんでした。カモの軍艦が3羽、こちらへ泳いできます。朝日が反射する湖面が美しいですな。
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この欄干、夜には灯が灯ります。
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橋に使われている木材は青森県産のヒバで、樹齢は150年以上とのこと。向こうから渡って来た男性とご挨拶し、橋を渡った先にお堂があると教えていただき、行ってみることにしました。この男性とは、宿の朝風呂・宿の朝食でも再びお会いしましたが、青森の鶴田町(つるたまち)と姉妹関係にある鹿児島県の鶴田町(つるだちょう・現在は宮之城町・薩摩町と合併して「さつま町」になっている)からいらっしゃった方と判りました。「鶴田町との交流でヒガンバナを植えに来ています」とおっしゃっていました。
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このお堂へつづく坂道の両側にも、ヒガンバナがきれいに咲いている写真を宿でみていましたので、このヒガンバナを植えていらっしゃったのだと判りました。季節には綺麗な景色になることでしょう。
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朝ごはん、美味しかったです。本日は貝焼きですね。ごちそうさまでした。良いお宿でした。9時にチェックアウトをして、本日は、黄金崎不老ふ死温泉の立ち寄り湯へ行き、夜は酸ヶ湯温泉に泊まる日程です。国道101号線で日本海側へ走ります。道が海岸沿いを走るようになると、昨日の339号線と同じく、実に気分の良いドライブができました。
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時刻は10時22分、とうとうやってきました。不老ふ死温泉でございます。看板の右下・海に近い所に露天風呂があります。この景色を見ただけで、やったーと、嬉しくなります。この褐色の物質が、温泉成分ですね。
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まずは写真左手の本館にて、入浴料を支払い、(露天風呂は身体を洗う場所がないため)本館の内湯に入って、身体を洗い、再び服を着て、写真中央の階段とその先の通路を通って、露天風呂へ向かい、露天風呂の入り口で再び服を脱ぐというシステム。
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露天風呂は混浴用と女性用に仕切られております。露天風呂は風がビョォビョォ吹いていて、脱いだ服が飛ばされそうなものですから、重いもの、ジーンズとかですね、これを上に置いて、それから重しの石がゴロゴロッと置いてありますのでそれを重しにして、タオルは首に巻いたり頭の上に載せていたりすると飛んでしまうので、鉢巻きにして頭に巻くと。先客はお二人、赤褐色の露天に静かに入りますと、いやスゴイのが、香りですね、鉄の香りでしょうか。お湯は内風呂よりはぬるいが外で入るには十分温まる湯温です。風が強くて海水がちぎれ飛んできます。カモメも飛ぶのに難儀してますが、果敢にも次から次へと飛んでくるので見ていて全く飽きませんな。ちょうど時間も良かったのか、お風呂に入りに来る人も本当に少なくて、ほとんど貸切りでこの独特な露天風呂を楽しみました。風呂から出て着替えている時に人が増えてきました。時刻は11時35分、不老ふ死温泉を辞します。
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国道101号線沿いの千畳敷センターにて、生うに丼をいただきます。生うにが美味しい。接客も優しくて良い。
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イカ焼きを追加注文です。食べきれずに半分ほど、パックにいれてもらってテイクアウトしました。
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生うに丼だけでなく、五色丼とか千畳敷海宝丼とか、海鮮丼とか赤えび丼とか日替づけ丼とか、食べたいものが沢山あって、近くに住んでいる方が羨ましいですな。さて、時刻は12時45分、今晩の宿の酸ヶ湯温泉へ進路を向け、ひたすらドライブであります。
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時刻は15時19分、今宵の宿の酸ヶ湯温泉旅館に到着です。酸ヶ湯温泉のヒバ千人風呂の古写真を見て、これは老いも若きも男も女も、大勢の人が明るい浴場で一緒の風呂に入って笑顔で写っている白黒の写真ですけれども、いつか入りに行きたいと思っていたお風呂です。ちょうどバスで到着されたツアーの御一行と一緒になりました。
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ここが千人風呂の入り口です。薄暗い浴場内は古いヒバの良い香りに満ちていて、硫黄の香りも相まって、いい雰囲気を出していました。お湯はぬるめと熱めの湯舟があり、サッと入ってサッとでる感じですね。何回か入りに行きました。明日は一日ドライブになりますので、早めに就寝です。
- 5日目2023年5月19日(金)
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時刻は6時40分、酸ヶ湯温泉を離れ東北自動車道の黒石インターチェンジへ向かいます。
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東北自動車道では、8時過ぎに湯瀬PAで休憩、9時30分に滝沢PAであご出汁ラーメンを食べて、11時15分に長者原SAで給油し、12時20分に国見SAでお土産購入とソフトクリーム休憩と、14時50分には矢板北PAで仮眠休憩と、とにかく眠気を感じたらすぐに休憩という感じで無理なくドライブできたと思います。
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こちらが国見SAです。とてもきれいなサービスエリアになりましたね。
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桃のソフトクリームで休憩しました。今回の旅は、以前から行きたいと思っていたいくつかの場所にようやく行くことが出来て、青森の気分の良い道をドライブ出来て、美味しい食事が出来て、優しい人たちに沢山出会えて、とても良かったですね。青森は良い所ですので、また行きたいと思います。
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