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モロさんの東京都の旅行記

初夏の奥多摩 御岳山トレッキング

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3年前の新型コロナウィルスの第1波感染拡大の終息後に訪れた宿を再度訪れることにした。今回は公共交通機関を利用し、山歩きを主目的とした旅である。前回は一泊後、帰路途中で参拝の為だけに御岳山を訪れたが、今回は1日目に登り、御嶽神社西側のハイキングコースを巡ると共に、御岳山から宿のある多摩川沿いまで徒歩で下ることにした。当初の計画では裏参道である大樽峠越えのルートを考えていたが、2019年の大雨以降通行止めになっていることから、古里に向かう山道で下ることにした。全行程11q、6時間程の行程であるが、下りが半分以上なので、高齢の夫婦でも案外楽であると予想していた。1日目の天候は朝の内は不安定な天気と予報が出ていて、御嶽神社手前から空模様が怪しくなり、神社到着後に凄まじい雷雨になり、30分程社務所で雨宿りさせてもらうことになった。その後、天候は急速に回復し、2日目を含めて真夏の様な陽気となった。合羽を準備していたものの、使用せずに済んだことは非常に幸運であったと言える。

神社ツウ モロさん 男性 / 60代

1日目2023年6月16日(金)
09:00-10:00

御岳山ケーブルカー

青梅市

「御岳山ケーブルカー」を   >

3年振りの利用である。バス停からケーブルカー乗場までの50m程の間の道路の勾配が非常にきついのには参った。前回は新型コロナウィルスの感染拡大の第1波が終息した頃だったので利用客が少ない状況であったが、今回も、平日の早い時間とあって利用客は少なかった。前回と同様に、愛犬を連れた観光客が乗っていて、犬用のスペースも用意されているのは、この路線の特徴である。

09:00-10:00

御岳ビジターセンター

青梅市

「御岳ビジターセンター」を   >

宿坊が沢山建ち並ぶ区画の入口付近にある。前日まで数日間雨が続いたので、トレッキング予定の山道の状況を確かめるために立ち寄ることにした。御嶽神社西側のハイキングコースは多少の雨でも大丈夫なように整備されているそうであった。ただ、大樽峠越えのルートは通行止めが続いている、というのは、HPの情報通りであった。色々な質問に対して職員が丁寧に回答して頂けるのが有難い。

09:00-10:00

武蔵御嶽神社

青梅市

「武蔵御嶽神社」を   >

今回の旅行の目的である御岳山のハイキングと古里までのトレッキングの安全祈願をした。神社の手前、随身門の辺りで空模様が怪しくなり、参拝後に雨が降り始めたため、社務所で雨宿りさせてもらった。一時雹も混じった激しい雷雨であった。雨雲レーダーでは付近は真っ赤の表示である。宮司さんの話では、山頂付近の雷は横方向に光るそうである。販売している御札を見ると、犬が描かれている。何度も訪れていながら、御嶽神社が、秩父の宝登山神社と同様に、狗神様を信仰しているということを初めて知った。御札を家の玄関に外向きに貼っておくと、魔除けになるそうだ。お参りのお陰か、雨雲レーダーの予報以上に早く雨は上がり、予定より30分遅れでトレッキングに向かうことにした。七代の滝、ロックガーデン方向の情報も頂き、有意義な雨宿りであった。

10:00-11:00

長尾平展望台

長尾茶屋からほぼ平坦な尾根を数百m歩くと展望台に出る。都心の高層ビル街まで見渡せる、絶景ポイントである。それまでの雷雨が嘘のように、素晴らしい景色を見ることができた。神社の宮司さんが、雨上がりに虹が見られるかもしれないと話していたが、残念ながら見られなかった。

11:00-12:00

七代の滝

青梅市

「七代の滝」を   >

長尾茶屋の脇の分かれ道を左方向に下る。かなり急勾配の登山道である。雨で濡れた丸太の段差、杉の根っこ、露出した岩、粘土質の路面が滑り易く、非常に歩き難かった。長尾茶屋から距離500m程、標高差200m程を下ると、滝の中段と思われる大きな岩盤が露出した平場に出た。岩盤の南側が壁面になっていて、落差10m弱の滝がある。水量は非常に多いが、岩盤に落ちている滝なので、滝壺は余り大きくない。渓流を渡って、滝の目の前まで行くことができる。小さいが、奇麗な滝で、訪れた苦労が報われた気がした。岩盤の北方向にも滝があるが、滑り難いことを条件に購入した登山靴でも全く用を為さない程、岩の表面が非常に滑り易く、近付くことは容易ではない。事故も発生しているようで、注意喚起の表示や標識が多数掲示されていた。滝は名前の由来となる7段に別れているそうであるが、観られるのは1段のみであることが残念である。天狗岩方向へは非常に急な金属製の階段が延々と続く。長尾茶屋からの山道も大変であったので、七代の滝へは体力があるうちに訪れた方が良いと思う。

12:00-13:00

ロックガーデン

青梅市

「ロックガーデン」を   >

七代の滝から延々と続く金属製の階段を登りきると天狗岩に出た。高さ10m弱の天狗岩は鎖を蔦って登ることができるが、急階段で疲労困憊している上、雨で濡れて滑りそうなので、今回は断念することにした。天狗岩から先は渓流に沿った比較的勾配が緩い山道であった。七代の滝から30分程で上高岩山方向に向かう登山道との分岐に出た。この付近が御岳岩石園と呼ばれる場所で、渓流沿いの苔生した岩石や山肌と新緑の樹木が創る景観が非常に美しい。七代の滝方面を除き、御岳山ハイキングコースは、利用者が多いせいか、幅員が比較的広く、階段・段差等は歩き易く造られて、周回路の途中にトイレや休憩所があるなど、見所も多く自然も美しい、非常に良く整備された散策路である。普段着の観光客も沢山見られた。平日と朝までの雨模様のせいか、観光客も少なく、自由気ままに歩き回ることができて、うまい時期に訪れることができたと思う。

12:00-13:00

綾広の滝

青梅市

「綾広の滝」を   >

ロックガーデンから渓流沿いの山道を15分程進むと綾広ノ滝があった。滝壺の手前には鳥居が建っている。落差10m程の小さな滝であるが、比較的広い滝壺があり、その脇の岩窟状に抉られた場所には滝を祀る水神様の石碑もあって、非常に厳かな雰囲気である。御嶽神社の滝行の場所であるようだ。この時期、滝の周囲は冷気で包まれて非常に居心地が良かった。滝から5分程の場所には比較的大きな休憩所が建っていて、一服することができた。芥場峠に向かう登山道との分岐である。

14:00-16:00

御岳山

青梅市

「御岳山」を   >

今回の御嶽神社の参拝の一つの目的は、御岳山から宿泊先近くまで徒歩で下ってみることであった。当初計画では御岳山の裏参道である大樽峠越えの山道を下る予定であったが、2019年の大雨以降、通行止めになっているため、古里の登山口に向かう山道で下ることにした。七代の滝、御岳山ハイキングコースを周回後、御岳山駅前で遅い昼食を摂って、店員に登山道の情報をもらった後に下り始めた。御岳平から10数分は小型車が通る未舗装路で、その後15分程は狭いが比較的平坦な山道である。その先は緩い勾配と急勾配の九十九折れの下り坂が繰り返す山道である。緩い勾配でも湿った丸太の段差や杉の根っこが滑り易く、非常に注意を要した。無事1時間半程で古里の登山口に出たが、根っこを避けるために小まめに足を上げなければならなかったせいもあって、最後には膝が笑ってしまった。登山口には分かり易い表示や、トイレ、休憩所が奇麗に整備されていた。距離は短いが、標高差があるので、侮れないトレッキングコースである。真夏を思わせる陽気の中でも、谷間を吹き抜ける風は涼しく、マイナスイオンを体一杯に浴びることができた。御岳山ハイキングコースと共に、重装備を必要としない、奥多摩をより深く楽しむ非常に良い機会とコース取りであったと思う。登山道の途中では他の登山者とは全く居合わすこともなく、余り利用されない登山道なのであろうか。

16:00-

奥多摩の風 はとのす荘

「奥多摩の風 はとのす荘」を   >

3年前、新型コロナウィルスの第1波の感染拡大が終息し、移動制限が緩和された後に訪れた宿である。感染防止の為の心得には余り変化はないが、気分的にはあの頃とは大きな違いがあり、今回は後ろめたさもなく、ゆったりと過ごすことができた。部屋は前回と同じ最上階の広い和洋室である。対面の切り立った山の緑が非常に美しく、川音も気持ちが良く、ベランダで過ごす時間が最高である。平日にも拘わらず結構沢山の客が宿泊していた。1人旅の客が多い様な気がした。食事は前回と同じイタリア料理で、夕食、朝食とも非常に美味しく、再び“澤乃井”を堪能させて頂いた。山歩きで疲れていたせいか、基本コースの量でお腹がはち切れそうになってしまった。温泉宿泊の際は通常、夕食後にも入浴するが、今回は入浴することなく眠ってしまい、到着時と翌朝の2回しか入浴しなかったのが残念である。前回と変わらず、施設、料理、風呂、景色、接客対応のどれをとっても文句なしの、非常に良好な宿泊施設である。

2日目2023年6月17日(土)
11:00-12:00

白丸ダム魚道

奥多摩町(西多摩郡)

「白丸ダム魚道」を   >

2回目の観光である。前回は施設の改修中と新型コロナ蔓延直後のせいで、地下の魚道に入ることができなかった。魚道管理棟と再生可能エネルギーPR館 “エコっと白丸”が整備されて、広く奇麗になっていた。地下の魚道は魚道管理棟内の立坑を下ると見学できる。内空10m程、深さ30m程の立坑である。立坑底部の脇に魚道が流れていて、上流と下流の異なった構造の魚道の状態や水中の様子を見ることができる。時季が合えば魚が遡上している姿が見られるのであろう。非常に良くできた小さな観光施設である。立坑から上流の流入口に向かう一方通行の見学路であるが、外部にはそのルートの表示がないので分かり難いのが難点である。

11:00-12:00

鳩ノ巣渓谷遊歩道

奥多摩町(西多摩郡)

「鳩ノ巣渓谷遊歩道」を   >

前回と同様に、白丸ダムから下流方向に向かって、鳩ノ巣小橋、水神の滝・水神宮までを観て廻った。再度歩いてみると結構険しい遊歩道である。はとのす荘や鳩ノ巣小橋・水神宮を見渡す辺りの景色がやはり一番奇麗である。海外からの観光客も多く訪れていて、川で泳いでいる3組程の欧米人のグループも見られた。週末の11:00過ぎの時間帯であったが、これ以降の時間帯はかなり混雑するのであろう。

12:00-13:00

JR鳩ノ巣駅

無人駅であるが、駅舎内で観光案内や駅前で土産物販売が行われていて、周辺地域の観光拠点になっている、とのテレビ番組での紹介を見たことがあった。駅舎は丸太を多用した、明るく非常に見栄えが良い造りである。青梅線の奥多摩付近の駅は無人駅が多いが、利用客も多く、無人で大丈夫なのか心配になる。国道沿いに建つ飲食店が入る建物の階段が国道と駅ロータリー間の近道になっている。便利であるが利用しにくい感じがする。

初夏の奥多摩 御岳山トレッキング

1日目の旅ルート

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