さとけんさんの群馬県の旅行記

【18きっぷ】アプトの道を歩き、小野上温泉・きくむらに泊まる【2023年8月】
- 1日目2023年8月28日(月)
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さて、今回は、神奈川から湘南新宿ラインで高崎まで、グリーン車でやってきました。8時51分に高崎に降り立ち、信越本線の横川行き9時23分発を待ちます。
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時刻は9時57分、横川駅に到着です。信越本線は、元々は、高崎と長野、長野と新潟を結んでいた路線です。高崎から横川・軽井沢・篠ノ井を経由して長野へ至る路線が経営分断された結果、次の4つに分かれました。すなわち、高崎から横川の「JR高崎線」、横川から軽井沢の「JRバス」、軽井沢から篠ノ井の「しなの鉄道」、篠ノ井から長野の「JR篠ノ井線」となりました。このうち、横川と軽井沢を結ぶ鉄道路線〈新線)は1997年に廃線となって、現在の信越本線(高崎線)は横川駅どまりです。新線の廃線は1997年ですが、それよりも前の1963年に廃止されていた旧国鉄信越線の旧線跡のうち「横川駅から旧熊ノ平信号場」までの区間が、遊歩道として整備(2001年はめがね橋まで、2012年には熊ノ平まで)されて「アプトの道」と呼ばれるようになりました。本日は横川駅から、この「アプトの道」を歩きます。
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横川駅から徒歩2分ほどで、アプトの道の起点に到着です。横川駅で降りた乗客は20人前後は居たとおもいますが、ほとんどの方はJRバスに吸い込まれていきました。このアプトの道が出来るまでのややこしい歴史を前述しましたが、2001年に整備されたのは「横川駅からめがね橋」の4.7kmでして、「めがね橋から旧熊ノ平信号場」までの1.2kmの区間が通行できるようになったのは2012年3月です。前回に私がアプトの道を歩いたのは2011年の9月でしたから、めがね橋から先は今回初めて歩きます。
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アプトの道を歩き出すとすぐに「碓氷関所跡」の案内が出てきますが、今日はそちらへは参りません。左手に「碓氷峠鉄道文化むら」を眺めながら歩きます。本日はいい天気で、朝から暑いですね。駅前で買ったペットボトルで水分補給をしながらの歩行となります。
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アプトの道は自転車は通行できません。緊急車両は走ることが出来るようになっているようです。
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出だしは見通しの良い、明るい道が続きます。気分がいいです。この段階で、私の前には誰もおらず、後ろもずっと遠くにお二人、歩いておられます。
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少しだけ、登りになっているのが歩いていてわかります。出だし快調、汗が滝のように流れる。左手には桜の樹ですね、季節になったらきれいに咲くのではないでしょうか。ちなみに左に見えるレールは碓氷峠鉄道文化むらの施設である「碓氷峠トロッコ列車線」のレールです。
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頭上に上信越自動車道の碓氷橋が現れました。
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右手に丸山変電所跡の建物が見えてきました。
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ここは丸山信号場があった場所です。手前の建物が蓄電池室で、奥の建物が機械室とのこと。列車が上り勾配にかかるときに必要な電力を補うための蓄電池がならんでいたと説明書きにあります。
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こちらは機械室。案内板より「建物の性格としては、工場建築に近いことから、同じ煉瓦造り建築と言ってもたとえば東京駅のような華やかさはない。しかし、建物正面の出入口や側面には控えめながら装飾が施され、落ち着いた拡張の高いものとなっている。煉瓦造り建築の最盛期の建設であることが実感され、今に伝える残り少ない遺産である。文化庁 安中市教育委員会」とあります。機械室と蓄電池室の二棟は、1994年12月27日に国の重要文化財に指定されました。2000年ごろまでは、建物の屋根が半分なかったりして、そのころの写真もインターネットで検索すると出てきます。2001年から2002年にかけて修復工事が行われたそうです。
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丸山変電所跡を過ぎてしばらくすると、「峠の湯」という温泉施設があります。この施設の中にはもちろん、外にもトイレがありますので、ここはトイレ休憩ポイントとして記憶しておきましょう。この温泉施設は、10時から21時の営業、定休日が第2・第4火曜日、料金は3時間700円からとなっています。食事もできるようで、日帰りの旅程を組んでアプトの道を歩くときは、この施設で休憩するのもいいなと思いました。
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ここまできて、かなり疲れている自分に気が付く。駅で買ったペットボトルが早くも無くなりますので、ここでおにぎりを食べて、新しくて冷たいペットボトルを買っていくことにしましょう。
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今日はこれが朝ごはんと昼ご飯ですからね。食べておかないと、熱中症になりやすいそうですから、しっかりおなかに入れておきます。本当は、横川駅で峠の釜めしを買って途中でやりたかったのですが、容器が荷物になりますので断念、他の駅弁も容器がかさばりますので断念、おにぎりがちょうどよい。
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15分ばかり休憩を終えて歩き出します。峠の湯をすぎるとトンネルが出てきます。1号トンネル・2号・3号・4号と通過して5号トンネルをくぐり終わると碓氷第3橋梁(めがね橋)です。これは1号トンネル、187メートルです。
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トンネルの中はさすがに周りよりも涼しいかな。けっこう暗いけど、ライトがところどころに設置されているので歩きづらいということはありません。とはいえ、1号トンネル手前あたりから、上り勾配が少しキツくなってきます。これは緩やかに登っているのですが、その緩やかさがなかなかシビアです。これずっと続くのかなっていう茫洋とした不安。
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トンネルを出ると、なかなかいい道なんですよね、だけど一番このあたりがきつかったです。少し歩をゆるめ、日影があると少し休んで動悸が収まるのを待つ、という具合。
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トンネルの日陰に避難します。
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トンネルの向こうにトンネルが、そのまた向こうにトンネルが見える景色。5号トンネル内で初めて他人とすれ違います。今日はアプトの道の起点からここまで、おサルさん3匹に会っただけでしたよ。
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そして、おお、めがね橋の上に出ました。正式名称を「碓氷第三橋梁」といいます。時刻は11時19分、途中、峠の湯で15分の休憩をしていますので、だいたい1時間5分から10分くらいのタイムスケジュールですな。
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めがね橋は1893年(明治26年)に竣工、1963年(昭和38年)まで鉄道橋として使用されました。全長91メートル、川底からの高さが31メートル。その高さと古さに、橋の中央を速足で渡る。1993年に国の重要文化財に指定されています。
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そしてこれが6号トンネルです。12年前はここから立ち入り禁止でした。トンネルの入口から少し入ったところに7.8人の若い男女が、ここから先に進むか・進まないかを議論されていました。ですから、この写真を拡大したときにトンネルの中に白い影がたくさんあるからといって、びっくりしないでください。そしてこの6号トンネルがとても長い。546メートルあります。
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立坑とか横坑とか、いままでの1号から5号までのトンネルより機能的なトンネルです。このあたりでは、疲れもそれほどなく、やはりトンネルを歩いていますから暑さにやられるという感じがありません。足もスッスとでます。
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こちらは7号トンネル、75メートルの短いトンネルです。
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こちらは8号トンネル(92メートル)の出口から9号トンネル(120メートル)とその先の10号トンネル(103メートル)を臨む。
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10号トンネルを出ると、旧熊ノ平信号場(旧熊ノ平駅)です。時刻は11時41分。めがね橋からはだいたい20分くらいで到着です。10号トンネルと11号トンネルに挟まれた土地です。
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旧熊ノ平駅は、大きな事故が2回ほど起きている場所です。1918年(大正7年)に、横川から軽井沢へ向けて登っていた貨物列車が車両の故障でノーブレーキ状態となって、66.7パーミルの急勾配を逆走して、この熊ノ平駅に突入、10号トンネル出口側の壁に激突したという事故。この事故では鉄道関係者が4名亡くなり4名負傷しまた。さらに、1950年(昭和25年)には、駅構内において4度に渡る大規模な土砂崩れが起きて、駅長を含む関係者やその家族50人が亡くなるという大事故が起きています。写真左手には「熊ノ平殉難碑」が立ち、土地の記憶をとどめています。合掌。
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こちら、熊ノ平駅側から横川方面をみたところ。トンネルが4つありまして、左2つは新線のトンネル、左から3つ目が旧線のトンネルで今しがた「めがね橋」から歩いてきたトンネル、一番右手のトンネルは私は詳しくはわかりませんが、おそらくスイッチバック用のトンネルかと思われます。
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アプトの道は熊ノ平駅構内で線路を越え、静かな遺構で終点となります。
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碓氷峠を越えるために、鉄道を敷いて、頑張って運営したんですね。先駆者としての、先達としての彼らに敬意を表したい。
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ここから先は進むことができません。時刻は11時45分、折り返してきた道を帰ります。
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めがね橋まで戻ってきますと、5.6組の人たちが観光をしていました。何か、ホッとしますね。橋の下まで降りることができます。駐車場がありますので、ここまで車やバスで来て、橋の上まで来てまた戻るという人たちもいます。私は降りたらまた登るのがおっくうで、下までおりません。
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めがね橋から山側をみますと、新線の橋梁が見えますね。こちらの旧線はアプト式の鉄道でしたが、むこうの新線は粘着式で、EF63形電気機関車という碓氷峠専用の電気機関車の活躍の場でした。横川・軽井沢間の下り勾配側(横川側)にEF63形電気機関車を2台連結した車両編成で、坂を下る時は下から支え、坂を上る時は下から押していたということです。横川・軽井沢間の信越線・旧線は1963年に廃線となり、信越本線・新線は1997年に廃線になっています。さて、帰りは下り勾配ですので、少し楽かなと。実際、登りよりも楽でした。
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丸山変電所跡を12時47分に通過。
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横川駅着は13時6分。当初の予定では14時10分横川発の列車に乗る予定でしたが、1本前の13時10分に乗ることが出来ました。高崎駅からJR吾妻線に乗車して小野上温泉駅へ向かいます。
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時刻は14時47分、小野上温泉駅に到着です。
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少し駅周りをうろうろとして時間調整をし、本日から2日間お世話になる「きくむら」さんにチェックインです。駅からそのまま歩いて1分ぐらいの場所にあります。
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部屋は8畳の「しおじ」というお部屋、トイレはついていませんが、冷蔵庫あり、エアコンありで明るく手ごろな広さの部屋です。
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さてさて、本日は汗をたくさんかきました。お風呂に入ってさっぱりしたい、さっぱりしたーいという気持ちでここまでやってまいりましたので、早速、浴衣に着替えてお風呂へ、ゴー。
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きくむらのお風呂のシステムは、まず浴場が2つあります。それぞれに内風呂と露天風呂があります。フロントにおいてあるこの「入浴中」の札、これを持ってお風呂へ行き、扉にこの札をかけて内カギをかけ貸し切りとするシステムです。いま、札が1つないですね、これは浴場の1つが使用されているということで、1つは空いていますということです。
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やったー、お風呂だー。まずシャワーを浴びて汗を流す。これだけでも気持ちいい。そしてかけ湯をして石の湯舟へ。おおっ、少し熱めだが、肩まで浸かって動かないと、おお、いい湯加減です。うーん、そして、このお湯の最大の特徴は、つるつる・ぬるぬる・すべすべなんですよー。これはいいな。写真の奥に写っているのが露天風呂です。こじんまりとしています。そして内湯よりもぬるめ、フタを取って入り、出る時にはフタをするというルールです。うん、これはいいお湯だ。
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そして、こちらはもう一つのお風呂ですね。内風呂もヒノキの湯舟です。お湯は石風呂と同じ、いいお湯ですな! これは連泊にしてよかった、楽しめそうです。
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そして、きくむらさんのお食事が、とてもおいしかったです。出汁とか風味とか、下味なのかなぁ、食が進むという感じで、1日目は夕食軽めのプランでしたが、とても満足しました。エビの湯葉巻き・蟹の餡かけ、刺身こんにゃくの辛子酢味噌も美味しかったですし、お料理の説明も丁寧にしてくださって、とても良かった。
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釜めしと焼き物です。
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本日は赤城鶏です。これがですね良く焼いても硬くならず、ポン酢と塩コショウ、どちらをつけても美味しいです。
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五目釜めしとおなかに優しい玉子のお吸い物、ピリ辛のお香こも美味しかったです。
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今日は抹茶のゼリーでした。ごちそうさまでした。食事の後は、お風呂・テレビ・本・うたた寝と、贅沢な時間を過ごします。明日は連泊の中日、お宿のお風呂は9時半から14時ごろまでは清掃の時間ということで、外出しようとおもいますが、小野上温泉のお湯がとてもいいので、外湯の「ハタの湯」に行ってみようと思います。
- 2日目2023年8月29日(火)
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朝風呂に入って朝食です。7時半か8時から選びますので私は7時半を選択しました。朝ごはんも美味しい! 味噌汁が旨い。シジミのお味噌汁です。あとは卵焼き、シラス、ヒジキ、シャケ。やっぱり出汁・風味が効いているお料理です。私が自分で作る料理は、こうはいかないのです。(お茶碗に入っているのは五穀米で、このほかに白米がおひつで届きます)
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9時半に外出します。いいお天気ですな。今日の計画は、もともとはいくつか考えていて、渋川・高崎の美術館・博物館へいくか、西の方へ行って中之条や八ッ場ダム、長野原草津口方面を探索するかなどなど。しかし今日は暑いですからね、あまり動きたくない。小野上温泉のお湯がとてもいいので、外湯ともいえる小野上温泉センターへ行ってみるかということになりました。写真は市道701号線の「起点」の看板。きくむらさんのすぐ近くにあります。起点の青看板って珍しいなと。市道の前はたぶん「村道」だったのかな。世の中におそらく「起点看板マニア」がいるのではないかと、ふと思いました。
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きくむらさんから駅とは反対方向に歩くとすぐに吾妻川で、吾妻川の川べりに小野上温泉公園があります。簡単な運動公園という感じで歩くにはいいだろうと、やってきましたが、今日は草刈り作業中でしたので、川沿いへ行きます。
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吾妻川がなかなか良い景色です。夏の川という感じで涼し気ですな。
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川が曲がってる景色もいいですな。上流の八ッ場ダムが放流中という案内がでていましたので、水量はある方なのでしょう。ところどころに白波が立って、涼し気です。それにしても、まだ10時前だというのに暑いですな。
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川辺の道は草丈が伸びていて、あまり距離はあるけないし、暑いし、もう外湯へいくかな。
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というわけで、100メートルも歩いたかという距離に小野上温泉センターがあります。今は小野上温泉センター・ハタの湯という名称です。こちらは飲泉所です。駐車場の川寄りにあります。
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左が温泉、右が水。「平成三年三月吉日」とあります。32年前ですね。温泉を飲んでみますと、しょっぱいかなと思ったがしょっぱくないのですな。お湯ですよ。普通のお湯の味です。
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小野上温泉の歴史です。「この地には、古く(寛文四年)から塩川鉱泉があり、古来 傷の名湯として知られ、慢性潰瘍、火傷などに特効がありとし、昭和の初期ごろまで盛況をみましたが、その後さまざまな事情から衰微の一途でした。昭和53年、この地に切枝44.5度の自噴温泉(恵の湯)が発見され、小野上村(現渋川市)では住民の憩いの場として小野上温泉センターを開設し、広く温泉愛好者に好評を得ていました。その後利用者要望もあり規模の大きい施設を計画し、より多くの湯量を得るため新たにボーリングを進めた結果、地下500メートル地点より、摂氏50.4度の温泉が毎分558リットル自噴(幸の湯)、これをもとに温泉センター及び周辺の旅館民宿にも分湯し、泉質の良さから「美人の湯」として多くの人に利用され喜ばれています。平成11年9月20日に塩川温泉から小野上温泉と名称変更を行い現在に至っています。」とあります。なるほど、これはわかりやすい。旅行の下調べの段階で小野上温泉が昔は塩川鉱泉だったらしいという情報があったのですが、今一つつながりがわかりませんでした。なお現在のハタの湯は、平成20年(2008年)10月1日にオープンした施設です。
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さて、それではハタの湯へ入りますかとみせかけてまだ入りません。
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存在感のある温泉タンクを見つけました。
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なるほど、たしかに、「渋川市 小野上温泉センター ハタの湯」ですね。
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ほぅ、現在の営業は、10時から20時(最終入館19時30分)ですか。定休日は毎月20日(土日祝日の場合は前日)と書いてあります。うん? 現在の時刻10時3分ということは開店してから3分しかたっていないのに駐車場は結構な数の車が停まっています。その停まっている車から人が出てくる。開店前から車の中で待っている人が多いなんて、人気のある蕎麦屋やレストランみたいですね。ここは人気の施設なんだなと実感します。利用料金は、2時間以内410円、3時間以内510円、6時間以内830円、1日いる場合は1560円となっています。
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さていよいよ、10時10分に入店です。入って右手に靴のロッカー(100円返却式)があって、そのロッカーのキーを受付に持って行きます。靴箱のキーを受付に預けて代わりの認識票(腕か足首に巻く)を受け取ります。館内はスリッパなどはありません。脱衣所のロッカーは、これも100円返却式です。退出する際は(入館の際に)受け取った認識票を受付に提出し、精算し、靴箱のキーを受け取って100円を忘れずに回収して出るという流れ。開店直後の賑わいが消えて静かな館内です。レストランは11時からです。
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奥が入り口方向、振り返って撮った写真です。左手に見えるのは休憩所ですな。お茶や冷水を無料で飲むことができます。
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館内はとてもきれいですね。この左手に男湯・女湯があります。さて、脱衣所に入りますと、開店直後に入店された方達でしょうか、利用客が多いのに驚かされます。ただ、湯舟は空いていましたね。熱い湯舟、ぬるめ(42℃前後)の湯舟、サウナ、水風呂、後は露天風呂という具合で、キャパシティーはけっこうあります。お湯はね、やっぱりいいですね。お宿のお湯ほどつるつるという感じではなかったが、広さも賑やかさもあって、いいお湯でした。長湯組が多い印象です。私は20分ほどで出て、ゆっくり着替えて休憩所で涼んでいる間も、入ってくる人はいても出てくる人がいないという状況。ちょっと長いなー、倒れてないかどうか、見てきてよーぐらいの皆さん長湯好きなんですな。私はレストランへ。
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食券を購入してカウンターに出します。マーボー丼・550円です。これ美味しかったですね。生姜焼きにするかマーボ丼にするか迷ったのですが、マーボ丼でも正解です。多分、生姜焼きも美味しいと思います。
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そしてこちらコーラフロート350円です。外は暑いしお風呂は熱いし喉は渇くしで、やっぱりこの冷たい物はおいしい。
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そしてこちらが一番大切な情報ですね。ハタの湯の食堂で500円以上の利用があると、1時間の延長料金がサービスとなります。食券に「1時間入館延長券」が付いてきますので、こちらは精算時に必要です。(ハタの湯のウェブサイトの「館内案内」に記載があります)。食事の後は、風呂・涼む・風呂・涼むというローテーションで過ごし、13時5分に退店しました。お宿でもらった割引券があって、入館料は2時間+1時間サービスで250円で済み、あとは食事で550円+350円、イチゴ牛乳130円、ペットボトル180円なり。
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外に出ると暑いですな。この日のニュースで近くの桐生市の温度が話題になっていましたから、内陸部の群馬県は暑かったんですね、この日も。ゆっくりと出来る外湯があって、中日の過ごし方として、なかなか良かったです。この日の夕飯の時に宿の方にうかがったのですが、近くに釣り堀があるということで、家に帰って調べてみますと、小野上駅から徒歩22分、きくむらからですと徒歩40分くらいのところに「あづま養魚場」というのがあって、ここが釣り堀になっていますので、のんびりと過ごされたい方にはいいのではないでしょうか。
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さて、13時過ぎにお宿に帰りましたら、もうお風呂には入れますと言っていただきましたので、浴衣に着替えてお風呂へ、ゴー。外湯ってけっこう、汗をかくのですよね。つまりお風呂へ行っているのに、汗だくで帰ってきたという状況です。しかも外湯ってのは、周りに他人がいっぱいいますからね、ちょっと緊張がありますね。宿のお風呂に貸し切りで入ると、本当にリラックスできます。浴衣もいいですね。チャッと脱いでチャッと風呂に入れますからね。以後、1時間ごとにお風呂に入りにきました。
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18時にお夕飯です。今日も美味しいなぁ。本日は「アコウダイの唐揚げ」を気に入りました。ひげネギの風味と餡が唐揚げに絡んで、実に旨い。
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酢のものが、なんと、うなぎです。酢の物の上にうなぎが載っているという感じでうなぎも美味しい。焼き物は今日は豚、やまと豚です。焼きすぎると硬くなりますので、こちらは焼き加減が腕の見せ所。
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今日は梅酒のソーダ割りをグビグビといきます。お風呂に入って汗をかくと、喉が渇くのです。
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焼く楽しみもあります。いかに巧く焼くか。
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そしてこちらがお造りです。シルクサーモン、甘えび、イワナの絹田巻きです。シルクサーモンは小野上駅最寄りの「あづま養魚場」が開発したオリジナルブランドとのこと、脂がのっていて美味しいのです。イワナの絹田巻きはカニカマをイワナの刺身で巻いてさらに大根で巻いているのですが、風味の組み合わせがいい感じです。
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そして今日はキノコの釜めし。多い時はおにぎりにしてもらえます。お夜食ですね。夜の21時とか22時ごろにおにぎり1つって美味しいですよ。食事の後は、お風呂・うたた寝・読書・テレビ、好きなものから選べという感じで幸せなローテーションののち就寝です。
- 3日目2023年8月30日(水)
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おはようございます。朝風呂の後はロビーでモーニングコーヒーをいただきます。
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今日の朝ごはんもおいしゅうございます。アサリのお味噌汁がうまーい。トロロヒジキも美味しいですね。(お茶碗に入っているのは五穀米で、このほかに白米がおひつで届きます) 泊まって良かったです。また来たいですな。
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時刻は9時20分、小野上温泉駅から新前橋、新前橋から高崎、高崎からは普通列車のグリーン車で神奈川へ帰ります。いやー、群馬って本当にいいところだよなぁ。
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9時29分発の吾妻線がやってまいりました。乗客は多くないですね。新前橋から高崎の列車は満席でしたのでこの旅行通じて唯一の立ち10分間でした。
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高崎で途中下車して、改札横の駅弁屋で駅弁を買います。この駅弁売り場は、明日の8月31日で閉店とのこと、お店の方に聞いたのですが、ニューデイズが広くなって、駅弁も売るということです。改札をでて左の、ひろーいお土産屋さん「群馬いろは」でお土産を買って帰りました。今回の旅は混雑もほとんどなく、乗り換えも楽で、一番大変な都心はグリーン車で通過ということで、とても楽でしたし、アプトの道では汗をかいて、小野上温泉きくむらでは、いいお湯と美味しい食事をごちそうになり、いい旅となりました。雪が積もって車で来られない冬の期間も、この旅程でしたら再訪できますね。
【18きっぷ】アプトの道を歩き、小野上温泉・きくむらに泊まる【2023年8月】
1日目の旅ルート
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