たれれったさんの北海道の旅行記
北海道の大自然を存分に楽しむ3世代ドライブ旅 7日間
- 家族(親と)
- 3人〜5人
- 温泉
- 自然
- グルメ
- アクティビティ
- その他
子どもたちは初めての北海道! なかなか家族そろって行く機会もないので、思い切って7日間(+新千歳前泊)の行程です。高校生からおばあちゃんまで3世代の家族旅行。レンタカーでめぐる道北と道東ルートをとり、大自然の景観スポットとアクティビティを盛り込みました。子供からのリクエストは「アイヌ民芸」と「乗馬」、「白金青い池」で、これをかなえつつ後期高齢者も含めたロングドライブ。とにかく「ほっかいどうは、でっかいどう」(古い?)を満喫します。都市部の観光はほぼありません(笑)。ルートは、新千歳→日高・新冠→富良野→美瑛→旭川→名寄→天塩→サロベツ→稚内→宗谷→枝幸→網走→知床→野付→羅臼→阿寒→釧路。今回、旅の後半は天候と体調不良で、ホエールウォッチングと摩周湖はあきらめましたが、それでも雄大な北海道の風景と空気を全身で楽しみました! 総走行距離約1850km!
東京ツウ たれれったさん 女性 / 50代
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- 1日目2023年8月11日(金)
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06:00-08:00
北海道での7日間の時間をしっかり使い切りたいと、前日の夜、新千歳空港に入り、そのまま空港近くのホテルで前泊し、朝、そこからレンタカーを借りに行きました。いよいよ北海道旅行、始まります。
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08:00-08:00
8時の開店に間に合うように、ホテルからタクシーで直行しました。今回はトヨタレンタカーにお世話になります。千歳から借りて、最終日は釧路で乗り捨てです。朝いちばんだったのでレンタカーも混んではおらず、スムーズに借りられました。
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11:00-12:00
千歳から車で約2時間。まず、日高地方新冠へ向かいました。「サラブレッドの聖地」日高で乗馬体験です。じゃらんで予約して行きました。引退した競走馬、サラブレッドに乗ります。いわゆる「引き馬」ではなく、15分程度場内で練習をしてから、ひとりで(と言ってももちろんスタッフの方も付いてくれます)馬を操り周囲の林の中を歩きます。私はまったくの初心者でしたが、乗り降りはスタッフが付いてくれますし、馬もおとなしいので、充分楽しみながら馬上の時間を過ごしました。全部で1時間ですが、終わるころには「もっと乗っていたい」と思うほどでした。乗馬用のヘルメットやブーツは貸してくれますし、オプションでプロテクタ(400円)も借りられます。夏場だったので、林の中は虫がいました。虫よけを持っていくと良いと思います。乗馬中は、携帯は預けます。 初めての乗馬体験、最高でした!
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11:00-12:00
サラブレッドはかなり大きいので迫力がありますが、乗っているうちに愛着が湧いてきます。乗馬中は携帯の操作や写真撮影は禁止です。
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12:00-13:00
新冠はサラブレッドの牧場が多く、「サラブレッド銀座」と名前が付いています。駐車場があったので車を停めて、どこまでもなだらかに青々と続く景色を眺めました。この日は暑くて、ちょうどお昼の時間帯だったので、馬は休んでいるのか、近くにはあまり見えませんでした。遠くの方に見えたのですが、それでも悠々と過ごしている馬たちの姿に癒されました。
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13:00-14:00
平取の義経神社は、黒い鳥居が印象的でした。小高い丘の上の静かな一帯にあり、私たちが訪れた8月の休日はほかに参拝者もいなくてひっそりとしていました。お社そのものはそれほど大きくはないですが、隣接する資料館にはこの地域の歴史のわかる展示や、神社の由来となった源九郎判官義経にまつわる紹介が数多くあり、見ごたえがありました。資料館の見学にはひとり200円 の協力金を納めました。ひとつ残念だったのは御朱印がいただけなかったこと。祭礼の前日のため社務所の皆さん総出で準備にあたっていて不在で、御朱印が出せませんとのことでした。後日お送りいただくことも可能とのことでしたが、それは辞退して次の見学地へ向かいました。
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14:00-14:00
日高地方にあるアイヌの二風谷(にぶたに)コタンに寄りました。アイヌの集落の保存という感じで、アイヌ民族の家が点在していて、アイヌの人々の生活空間がそのまま見学できます。家の中では木彫りなどの実演もしています。博物館などもありアイヌ文化に触れ、学ぶエリアでした。コタンへの入場は無料です。駐車場もありました。
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15:00-16:00
日高地方から富良野地域へ向かう途中にある道の駅「樹海ロード日高」に寄りました。ここまで、あまり休憩のできるような施設がなかったので、ありがたかったです。 コンビニも併設されていて、買い物と食事ができるお店が道の駅として入っていました。小腹がすいたのでここのそば処「そば太郎」で遅いお昼にしました。うどんがおいしかったので好印象でした。
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15:00-16:00
道の駅樹海ロード日高に入っているそば処。大変失礼ながら、移動途中に立ち寄った道の駅でふらりと入ったお店だったので、あまり期待をしていなかったのですが、実はうどんやお蕎麦がけっこうおいしくて、びっくりしました。おだしやおつゆが、私の好みだったのだと思います。ただ、お店は夕方には閉まってしまうようなので、営業時間は要確認です。
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17:00-18:00
夕方、富良野地域の観光ファームとして有名な「ファーム富田」へ。ラベンダー畑で有名ですが、今年ははやくから夏の暑さが厳しかったせいか、ラベンダーの盛りも早く終わってしまったそうです。なので目玉のラベンダー畑はすべて刈り取り済みでした(泣)。ほかの色とりどりの花はまだまだきれいに咲いていて、鮮やかな絨毯のような景観を楽しみました。園内は起伏があり展望台もあるので、高みから一面を見下ろすことができます。園内にはソフトクリームやカットメロンなどの売店もありました。
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19:00-20:00
富良野、美瑛地区からしらかば並木の道を通って、びえい白金温泉へ。層雲峡まで行かずに温泉に入れるのと、明日の朝、一番で、青い池に行きたいので、こちらのパークヒルズに宿泊。 夕食のバイキングでは、自分のテーブルで楽しめるジンギスカンやチーズフォンデュがありおいしく頂きました。
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20:00-21:00
美瑛地域で温泉に入れるとは思っていなかったので、ホテルの大浴場が嬉しかったです。びえい白金の湯を楽しみました。ホテルパークヒルズは、青い池や白ひげの滝などの観光スポットにも近く、利用しやすいホテルでした。山が間近く、森に囲まれた温泉地でした。
- 2日目2023年8月12日(土)
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07:00-08:00
ホテルのバイキング朝食を頂き、8時過ぎにチェックアウトしました。パークヒルズは夕食も朝食もバイキングの内容が工夫されていて、夕食のチーズフォンデュなど、楽しみながら食事ができました。屋内プールなどもあり、ファミリー連れで楽しめるホテルだと思います。
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08:00-08:00
チェックアウト後、ホテルパークヒルズのすぐ裏手にある「白ひげの滝」へ。徒歩数分で着きました。ラムネ色のような澄んだブルーの川の上に橋が架かっており、そこから滝を見下ろせます。滝を見上げるのではなく見下ろすのは、あまりない経験でした。この川が、この次の目的地「青い池」に流れ込んでいるのだそうです。
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08:00-09:00
すっかり美瑛地域の有名観光地となった「青い池」。混雑する前に、と朝一で行きました。パーキングは500円で、青い池そのものは無料で見学できます。8時半に着きましたが、それでもすでに見学の人は来ていました。あいにくの曇り空で池の色がどうだろう?と心配…しかし、ご覧のように深い緑白色で、不可思議な雰囲気の池が見られました。晴天とはちがった静謐さも感じられ、池の向こうに白い霧がかかり神秘的でした。ゆっくり写真を撮りながら見学しても、30分たらずで楽しめます。
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09:00-10:00
青い池から白樺街道を通っていくと、「丘のまち」と銘打つ美瑛ならではの、青々としたうねりの高低の景観が続きます。エリアによって「パッチワークの道」とか「ジェットコースターの道」等々の名前がついているのですが、とくに境目がないので(笑)、本当に自分がいま「パッチワークの道」にいるのかどうかまでは、なかなか分かりません。でも確かに四角く区切られた畑が色を変えてどこまでも並んでいる景観は、パッチワークのようでした。
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09:00-10:00
美瑛の景観を楽しむために、あちこちに展望公園があります。今回は、ここ「三愛の丘展望公園」に来てみました。駐車場もあります。あまり人がいなくて、四方にひろがる美瑛の丘の景色をゆっくり楽しみました。ただ、時期的に8月の中旬は作物を収穫したあとなのか、ところどころ茶色い地面で、少々味気ない印象でした。
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10:00-10:00
ここも、本当に「パノラマロード」だったのかどうかは定かではないですが(笑)、とにかく美瑛エリアをドライブしていると、どこもかしこも青々とした丘、豊かに実り風に揺れる畑の作物、のどかな坂道…と、絵葉書のような景色が広がるので、ときおり車を停めて撮影しました。畑の中には、ぜったいに入らないようにと注意書きがありました。靴についた異物などで畑が荒れてしまうのだそうです。マナーを守って景色を楽しみました。
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10:00-10:00
美瑛の丘を満喫しようと、もうひとつ展望公園へ。昨年も来ましたが「新栄の丘展望公園」です。私は個人的にこの展望公園からの眺めが気に入っています。丘が、すぐ近くからずーっと遠くまでうねりながらつながっている様子が、広く眺められるからです。その向こうに山々の稜線も連なり、雄大でのどかな美瑛の景色でした。
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10:00-11:00
観光スポットとしても知られているマイルドセブンの丘へ。このころになると天気が良くなってきて、すっきりとした青空が広がってきました。以前は横一列にならぶ木の本数がもっと多かったとのことですが、伐採されて、いまはこの景観だそうです。ですが、パッチワーク状の畑の向こうに、青空を背景にして緑の木々がすっくと並ぶ様子はとてもきれいでしたよ。
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10:00-11:00
こちらも観光スポットとして有名な「セブンスターの木」なのですが、なんと観光バスのルートに入っているようで、私たちが行った時には、何十人もの人が道路に広がり大撮影会のようになっていました。観光バスが2台くらい停まっていたように思います。近寄らず写真も撮らずに、早々に退散しました。
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13:00-14:00
北海道にはきれいなガーデンがいくつもあり、だいたい帯広あたりに多いような気がします。今回は帯広までは行かないので、ルート上で行けそうなところを探してみると、旭川にこちらの上野ファームがありました。入場料はおとなひとり1000円。真夏なので、可憐な花々というよりも力強い色をした花が多いような印象です。配置や色合いが洗練され、さまざまな表情を持つガーデンを回り、写真もたくさん撮りました。映えるところがたくさんあります。日差しが強かったので、木陰で休みつつ一周しました。最後に遅いお昼代わりに併設のカフェで軽食をとりましたが、ここのフライドポテト(450円)がいろんな種類のジャガイモがゴロゴロと入っていて、とってもおいしかったので、お代わりしてしまいました。
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15:00-16:00
名寄は毎年、町を挙げて「ひまわり畑」が企画され、広大な場所に一面のヒマワリが咲き誇るイベントを開催しているそうです。 今回はサンピラーパークという公園が会場になっていて、到着すると緩やかな斜面一面に黄色のヒマワリがびっしりと咲いていました。 そろそろ西日になりかかる時刻だったので、日差しも黄色みを帯びていて、花の色がさらに鮮やかに見えました。 ところどころに展望のための台も設置されていて、高台から一面のヒマワリを見渡すことができました。
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15:00-16:00
ヒマワリは毎年同じ場所で咲かせるとあまりよくないのだそうで、名寄では年によって「ひまわり畑」を作る場所を変えているそうです。 2023年は、ここサンピラーパークが会場でした。はじめ「智恵文(ちえぶん)」という場所を目指して行ったら、今年はその場所では開催されておらず、そのあとサンピラーパークへ向かいました。 入場も駐車料金もかからず無料で楽しめる花畑でした。 SNS映え用の(?)ドアのオブジェなどもあって、皆さん順番に撮影を楽しんでいました。
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16:00-16:00
名寄を出て、一路、北へ。そこから西へ進路をとって日本海まで出る予定です。 最初の見込みよりもちょっと遅くなったので、少々急ぎつつドライブ。 途中、市街地からは離れてしまうので、道の駅おといねっぷで休憩をとりました。道北への入り口となるエリアにある、道の駅です。 すでに17:00過ぎだったので、買い物などもせずトイレだけ利用して、今度はひたすら西へ。天塩川に沿って走り、遠別町からは北へ向かいました。
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18:00-19:00
天塩町の西岸にあり、日本海に沈む夕日が目の前に見える、てしお温泉のホテル「夕映」へ到着しました。 日の入り間近の時間帯で、海に夕陽の色が反射してきらきらと美しく、また、夏の期間はあまり見ることのできないという沖合の利尻富士も正面に見ることができました。 こちらは豪華なホテルと言うわけではないですが、夕食も朝食も食事が凝っていておいしく頂きました。野菜のゼリー寄せやトウモロコシのかき揚げなど、工夫されたメニューでした。てしお温泉は、アンモニア臭のする珍しい泉質で透明な赤褐色のお湯でした。 肌ざわりは、すこしとろみを感じるお湯でした。大浴場に入ったとたん、ツンとする刺激臭が鼻をさしてくせがありますが、私はそれほど気にならず、むしろ、他にはないこのお湯が珍しく、楽しめました。
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18:00-19:00
ホテル「夕映」のホテル名そのままの景色が楽しめました。利尻富士もシルエットを見せてくれました。
- 3日目2023年8月13日(日)
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07:00-08:00
昨日、旭川を出て北上後、日本海側を目指す間、ずっと「天塩川」の近くに沿ってドライブしてきました。名寄、音威子府を経て、西へ進む間、どこまで行っても天塩川!北海道で2番目に長い、日本でも4番目の長さを誇る川です。できれば川原に下りてみたかったですが、時間がなく残念でした。3日目の朝は、その天塩川が日本海に流れ込む河口がある天塩町から出発です。ホテル「夕映」の朝食は、松花堂弁当のようにきれいな盛り付けのお食事でおいしかったです。
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09:00-10:00
8時半に、てしお温泉「夕映」を出てそのままオロロンラインで北上。20分程度で道路わきに立ち並ぶ巨大な風車を見上げる一帯に着きました。オトンルイ風力発電所の風車群です。ガタンゴトン、ギイと音を立てながら回る風車は迫力でした。海岸に沿って駐車スペースもあるので、車から降りて見学できました。周囲の大自然の中に巨大な人工物が立ち並び無機質に動いている様子は不可思議な迫力がありました。風力発電があるほどなので当たり前ですが、風が強かったです。
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09:00-10:00
オトンルイ風車からすこしだけ内陸側へ入り20分ほど車を走らせて、サロベツ湿原(サロベツ原野)が見学できる「サロベツ湿原センター」へ。このセンターを発着点として、湿原の中を歩く長さ1キロメートルの周回木道があります。遠くに利尻富士を見ながら風に吹かれて歩くのは、とても気持ち良かったです。ところどころベンチも設置されていて、木道もしっかりしているので歩きやすいですよ。
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09:00-10:00
湿原の中、木道に立って、しばらくただ風の音を聞いていました。空も広くて、北海道の広大さを感じられます。原生花園の花の見ごろは過ぎているようで、あまり花は見られませんでした。
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09:00-10:00
サロベツ湿原センターは、何千年もかけて泥炭が積み重なってできたという湿原の成り立ちや、ここで見られる動植物の生態が、パネルや映像、多くの写真で紹介されていました。センターの展示で30分ほど見学・予習してから、湿原内をめぐる木道をゆっくり40分ほど歩いてきましたので、所要時間はだいたい1時間くらい。センターは入場も駐車も無料です。
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10:00-11:00
サロベツ湿原センターからすこし南へ戻り、今度は幌延ビジターセンターへ。このセンターの向かい側には展望塔があり、ビルの3階くらいの高さまで階段で上るのですが、ここからの景色が、もう、最高でした。ぐるっと360度サロベツ原野とその向こうの日本海、沖合の利尻島。湿原の中に点在する湖沼は深い青、晴れ渡った空は淡い青。先ほど寄ってきたオトンルイ発電所の風車も遠くに見えて、とにかく素晴らしかったです。
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10:00-11:00
幌延ビジターセンターに着いたら、その向かいにある展望塔にぜひ登ってみてください。階段なので足の弱い方にはおすすめできないのですが、展望台に立つと四方に原生湿原が広がり、点在する沼や遊歩道(木道)も見えます。こちらの木道はさきほどのサロベツ湿原センターの木道よりも長く、幌延を起点に一周4キロあるそうです。
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10:00-11:00
今回の旅のなかでも、とくに印象に残ったサロベツの雄大な景観です。向こうに遠く並ぶのは風車群。
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12:00-12:00
サロベツ原野を出て、そのまま1時間近くオロロンラインを走り、一気に北上します。最北の街、稚内へ。とたんに気温がグンと下がり、空も曇り始めてひんやりとした風が吹き始めました。日本最北にある駅、稚内駅へ行ってみました。電車に乗るわけではないですが、とにかくこのあたりに来ると「日本最北の」が付く場所が多いので、観光気分であちこち寄ってみたくなるのです(笑)。しかし本当に肌寒く、駅前の気温計には19.5℃の表示が!
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12:00-12:00
日本最北の駅、JR稚内駅の前には「最北端の線路のモニュメント」があります。ホームまで行かなくても最北の線路が見られました。せっかくなので記念撮影をしてきました。8月中旬なのに気温が20℃を下回り、風も強いので、あわてて上着を羽織りました。
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12:00-13:00
稚内駅から車で数分の「稚内副港市場」へ。海鮮やお土産屋さんがならび、活気ある施設です。いくらやカニ、ホタテなど北海道ならではの海産物がならび、皆さんお土産選びに来ていました。海鮮丼のお店もあり、我が家も昼食のために立ち寄ったのですが、ちょうどお昼時で食事は大混雑、1時間以上待つとのことだったので、残念ですが、あきらめました。稚内を出て、つぎの目的地、宗谷丘陵へ。
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13:00-14:00
オロロンラインから稚内、そして宗谷丘陵と走ってくると、このあたりは少し進む方角を変えると天気がとつぜんがらりと変わる事が多かったです。稚内では曇天でしたが宗谷丘陵に上ると青空が広がり、日差しも強くなりました。宗谷丘陵は画像のように、なだらかで小ぶりな丘がモコモコと連なっているような景観でした。「周氷河地形」というのだそうです。変化する地形が周囲に広がり、ドライブが楽しめました。
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13:00-14:00
近年、道北の映えスポットらしいです。宗谷丘陵にある白い道。ホタテの貝殻を砕いて道に敷き詰めているため、まばゆいほどの白さになっています。周囲はなだらかな緑の丘、その中に緩やかなカーブや高低を見せながら続く真っ白な道でした。厳密に一方通行ではなく、待避所もありますが、車がすれ違うのは難しいので、できれば東側から西側に向かって走ってくださいとの案内でした。ここも素晴らしい景色でした。
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13:00-14:00
このなだらかな宗谷丘陵の地形は、氷河時代からの名残りで、土が凍ったり溶けたりと凍結が繰り返されたことによってできたものだそうです。いまはここは広大な放牧場になっていて、あちこちに黒牛がのんびりと草を食んでいました。
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13:00-14:00
宗谷丘陵から宗谷岬へ下りていく途中に、ゲストハウスアルメリアがありました。昔ながらのドライブインで、館内は広く、メニューがとても豊富でした。カレーやうどんなどの定番から、ハンバーグ定食やビーフシチュー、海鮮丼までありました。展望施設でもあり、お土産屋さんも併設されています。このあたりからまた天候が変わり、灰色の雲が日差しを遮り、風も強くなって寒くなってきました。
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14:00-15:00
とうとうやってきました!日本最北の地、宗谷岬! 駐車場(無料)に車を停めて道路を渡り、岬の先へ。記念碑の前は撮影の順番待ちの列が20組くらい並んでいたので、我が家は遠く斜めから記念撮影。このあたりは宗谷公園になっていて、駐車場もかなり広くとられています。
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14:00-15:00
宗谷岬には「日本最北のお土産屋さん」である柏屋があり、時計・気温・緯度・年月日が掲示されています。柏屋さんの店内には「流氷温度の体験部屋」があり、流氷の季節であるマイナス14℃が体感できました。めったにない体験だったので「ひゃー!寒い寒い!」と大騒ぎしていて、画像を撮り忘れました(笑)。また、このお店では「最北端到達証明書」(有料)を発行してくれます。日付と時刻を刻印してくれますよ。
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15:00-15:00
宗谷岬には、すっくと沖を見て立つ間宮林蔵の像がありました。「間宮林蔵」…学生時代に社会科で習った記憶が…。調べてみたら、稚内から樺太(サハリン)へ渡り測量をしたのだそうです。それでサハリンの西が間宮海峡と言われているんですね。思い出してきました。晴れて見通しが良い日は宗谷岬からサハリンが見えるのだそうです。この日は曇っていて見えませんでした。
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14:00-15:00
最北端の地の石碑や間宮林蔵立像のある宗谷岬公園。厚い雲が出てさらに寒くなり、稚内で着た上着の上にさらに一枚重ね着をしました。風もとても強くて、立っていると、たまに煽られてよろけそうになりました。曇っているため、海も重たい灰色で、最果ての地の寂しさ、心細さも同時に感じる景観でした。
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15:00-16:00
宗谷岬から道東に向かう途中、オホーツク海側にあるエサヌカ原生花園の中に一直線に伸びる道路「エサヌカ線」。近年ツーリング雑誌などでも人気のスポットだそうです(夫からの受け売り)。周囲は牧草地帯で柔らかそうな草原が広がり、あちこちでシカを見つけました。キタキツネも道路を横断していて子供たちも大喜びで見ていました。このあたりは原生花園ですが8月中旬はもう花は咲いておらず、一面緑の草原でした。
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16:00-16:00
エサヌカではあちこちで野生のシカを見ました。今日は一日、湿原とか草原とか丘陵とか、原生花園とかをドライブする日だったなあ。
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18:00-18:00
オホーツク海側で、できるだけ道東に近づいておきたいと宗谷から東へ。今日は枝幸(えさし)の海岸沿いに建つホテルニュー幸林で宿泊です。ここも、町の公共施設が併設され、日帰り温泉営業もしているところで、ホテルというより保養所のような感じですが、食事がとてもおいしかったです。夕食にはこのあたりの名産のホタテが、刺身だけではなく他の料理でもふんだんに使われていて堪能しました。ひとりにつき毛ガニも半身付いているコースでした。お風呂も日帰り入浴の時間帯を避ければ、ゆったりと入れて満足でした。ただ、部屋が2階だったのですが、エレベータが無かったのが大きな誤算でした…7日間の荷物を入れたスーツケースなので、上げ下ろしが大変でした。
- 4日目2023年8月14日(月)
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09:00-09:00
旅程のちょうど半分、4日目の朝です。昨夜は雨が降り、今朝も厚い雲で空全体が灰色でした。画像はホテルニュー幸林の建物正面。町の交流センターが併設されているようです。豪華なホテルや旅館ではなくお部屋もこじんまりとしていましたが、この「普通感」にどこか懐かしさを感じました。
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10:00-11:00
今日はオホーツクの海岸線に沿って、ひたすら東へ走ります。7日間の旅程の中でも、走行距離の長い一日。牧場の多い興部(おこっぺ)エリアで、おいしいソフトクリームを食べたいと思い、海岸線から少しだけ内陸に入って、このあたりをよく知る人から以前教えてもらっていた「ノースプレインファーム ミルクホール」へ立ち寄りました。10時の開店時刻と同時に到着。カフェでは名物のソフトクリームのほか、生キャラメルのパフェやバターケーキなどもありました。また、興部ブランドのグッズや、牛乳を生かしたチーズやヨーグルト、バターなども売られていて、買い物のお客さんがひっきりなしに来ていました。
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10:00-11:00
どれもおいしそうで、さんざん悩んでから、発酵バターケーキのソフトクリーム添えと、ホットミルクをいただきました。ホットミルクの味の濃厚さが際立っていました。バターケーキは思ったよりもあっさりで、ソフトクリームの甘みとよく合い、おいしくいただきました。バターケーキソフトクリーム添えは500円、ホットミルクは360円でした(2023年8月)。
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12:00-13:00
今日は終日オホーツク海沿岸を西から東へとひた走り、網走、知床を目指すのです。ずっと車に乗りっぱなしになってしまうので、下車して景色を楽しむことも目的に、途中でサロマ湖に寄りました。北海道で最大の大きさを誇る湖です。ちなみに日本では3番目の大きさの湖。ホタテやカキなどがおいしいのだそうです。3つの市町にまたがる壮大で澄んだ湖面でした。
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12:00-13:00
サロマ湖とオホーツク海は、長い長い砂州で区切られていて、その西側の砂州の中を通る道路が龍宮街道です。せっかくなので、この砂州の東端まで行ってみました。パノラマ写真じゃないので分かりづらいですが、この画像の右側がサロマ湖(淡水) で、左がオホーツク海(海水)です。どちらも深く青い色をしていてとても静かで、壮観でした。
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12:00-13:00
サロマ湖畔に広がる原生花園。こちらも8月半ばは花などは咲いておらず、ただ緑の草原といった感じでした。向こう側に広がるサロマ湖のブルーの湖面と薄く広がる白い雲、そして原生花園の艶やかで生命力あふれる草の色が、目にまぶしいほどでした。駐車スペースがあったので、5分ほど停車して景色を眺めました。
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12:00-13:00
砂州側からサロマ湖の南側に戻り、道の駅サロマ湖へ。しかし、ちょうどお昼時間だったため、道の駅は大混雑でした。かろうじて駐車はできたものの、サロマ湖名物のホタテ焼きは、館外のお店は大行列、館内のレストランでは売り切れで、残念ながらあきらめました。
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13:00-13:00
名物のホタテ焼きは混雑のためあきらめて、でも、おなかが空いていたので昼食にしました。「道の駅サロマ湖」のレストランで、ホタテカレーやタコの唐揚げを頂きました。けっこう混んでいて券売機での注文からお料理ができるまで20分くらい待ちました。ホタテカレーは510円で、ホタテの粒は期待していたより小さめでした(笑)。物産館ではお土産も充実していて、待ち時間におつまみ系のホタテなどを買いました。かなりホタテ推しです。
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14:00-16:00
サロマ湖からさらに東へひた走り、網走監獄博物館へ。3年前に来た時よりもかなり入場者が多く、館内は混雑していました。駐車場へはスムーズに入れました。駐車場は無料、網走監獄はおとなひとり1500円、高校生1000円です(2023年8月)。明治時代から囚人を収監していた網走監獄の歴史や当時の様子を紹介するパネル展示あり、当時の獄舎の再現あり、人形による監獄生活の再現あり、映像あり…で、何度来てもじっくり滞在してしまいます。今回もしっかり2時間見学しました。
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15:00-15:00
この日は日差しが強く、網走監獄博物館の広い敷地を歩くのもけっこう暑かったです。むしろ監獄の建物の中のほうが涼しくて居心地が良かったです(笑)
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16:00-16:00
なぜだ…? 前回も撮ったのに、なぜまたこの写真を撮ってしまうんだ…? もはや私はこの写真を撮るために網走監獄へ行くのかもしれない…
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18:00-18:00
予想通りではありますが、思った以上に網走監獄で時間がかかり、明るいうちに…といそいで知床半島へ向かいます。網走から知床まで1時間ちょっとの行程でした。「知床八景」のひとつであるオシンコシンの滝へ。斜面を滑り降りてくるタイプの滝で、今回も迫力がありました、周囲に水しぶきが立ちのぼり「マイナスイオンどうぞ〜」と言われているような感覚でした。駐車場も見学も無料です。実際にはこの画像よりもかなり滝の近くまで行くことができ、迫力も楽しめます。
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18:00-18:00
そしてちょうど夕焼けの時刻。オシンコシンの滝の展望台から振り返ると、オホーツク海へきらきらと沈む夕陽が正面に見えました。言葉にできないくらいきれいでした。
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18:00-19:00
昨年泊まって気に入った知床のお宿、「北こぶし知床」へ。ここはスタッフの方のホスピタリティも素晴らしく、また、館内は広々とゆったり落ちついた時間が流れています。この春あたりからオールインクルーシブタイプになったらしく、食事時のドリンク(アルコール含む)や、滞在中の軽食などもすべて含まれていて、オホーツクに面したテラスには足湯などもあって、同行者とゆっくりおしゃべりしながら贅沢な時間を過ごせます。食事はビュッフェ形式ですが、ライブキッチンで注文すると最後のお料理の仕上げと盛り付けを目の前でしてくれます。楽しみながらおいしくお食事ができました。 この日は混んでいて、夕食時間帯は19:45からとちょっと遅くなりましたが、満足です。さて、今日の反省点は一日の走行距離が長すぎたことかな。ドライバーの夫はかなり疲れてしまったようです。安全運転、ありがとう!
- 5日目2023年8月15日(火)
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08:00-09:00
5日目、朝から快晴ですが、なんとここにきてトラブルが。昨夜から同行者一名が熱を出しました。予定を変更し、急きょ「北こぶし知床」さんに連泊し、部屋で安静にすることに。お部屋を移動することになりましたが、それでもできるだけ移動距離の短い部屋にして頂き、ホテルの皆さんに気遣って頂きました。
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11:00-11:00
朝、少しだけ出かけてホテルから車で2分の「道の駅 うとろ・シリエトク」へ。シリエトクは「知床」の語源となったアイヌ語なのだそうです。この道の駅は知床のお土産が豊富で、いつも多くの人で賑わっています。今回もコケモモソフトクリームを食べたかったのですが時間がなくて断念、買い物だけしました。すぐ隣にある知床世界遺産センターも少しだけ見学。こういうところ、ゆっくり来たいなあ。
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13:00-15:00
「道の駅うとろ・シリエトク」で買い物のあと、私は発熱者の看病のためホテルに戻り、家族はドライブで野付半島まで行ってきたそうです。今回もホッカイシマエビ(ボイル)がおいしかったよーと言っていました。このあたりでしか食べられない、希少なエビです。また、野付半島では鹿の群れも見たそうです。
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17:00-18:00
私は終日、看病も兼ねて北こぶし知床でゆっくり。病人が眠っているときはウトロ港を見下ろすテラスでのんびりお茶をしたり、となりのコンビニにゼリーやプリンを買いに行ったりして過ごしました。この日もみごとな夕焼けでした。露天風呂で、ゆっくり夕景を眺めました。温泉は無味無臭でさらっとしたお湯なので淡白ですが、湯上がりは肌がしっとりとします。画像は、大浴場からではなくテラスから撮ったものです。
- 6日目2023年8月16日(水)
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09:00-09:00
急きょ二泊三日でお世話になりました。今朝は、体調も少し落ち着いたのでチェックアウトします。朝食のビュッフェもかなり豪華なので、ついつい長居したくなりますが、今日は阿寒まで移動するので早めに出発しなければ。最初の目的地、知床五湖までは車で20分程度ですが、一本道で混雑するので、できるだけ早い到着を目指し、9時に出発しました。
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10:00-11:00
前日家族が来たときには、11時過ぎですでにかなり道路が渋滞し五湖に行くのをあきらめたとのことだったので、今日は10時前に着くように向かいました。ホテルからは車で20分程度です。それでも駐車場に入るまで15分程度、車で並びました。誘導員の方がいて下さるので、駐車場内はスムーズでした。知床一湖までの高架木道だけなら事前のレクチャーは不要で無料で見学できます。往復1.6キロ、周囲にクマザサが茂りところどころに湿地の水面が見える中を歩きました。昨年来たときは、かなたの景色がすべて霧がかっていましたが、今回は羅臼岳や知床峠方面に少し雲がかかりつつも威風あふれる姿を見せてくれていました。知床五湖は、とても素朴で壮大で大好きな場所です。できれば時間をとって周囲のトレッキングをしたいほどです(湖近くまで下りるルートに行くには、事前の講習を受けたりする必要があります)。画像は、木道から見下ろせる知床一湖の様子です。
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11:00-11:00
サロベツ原野も圧巻でしたが、ここ知床五湖の木道も、空と木々と草原と風と雲の世界観が圧倒的で、自然の奥深さを感じさせてくれます。
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11:00-12:00
知床五湖から知床峠を通って、羅臼方面へ向かいますが、五湖から見上げていたように、峠はすべて雲の中。途中から周囲が霧で真っ白な中を進みました。前後の車の皆さんも慎重に運転をされていました。本当は羅臼岳を見上げることのできる駐車場もあるのですが、何も見えず雨も降り始めたためそのままスルーして、羅臼へ向かいます。
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12:00-12:00
楽しみにしていたのですが、残念ながら羅臼からのホエールウォッチングは欠航でした。でも安全第一なので仕方がないです。らうすの道の駅も食堂が有名で、ちょうどお昼時ということもあり十数人並んでいました。道の駅の中には、ホエールウォッチングや冬場のクルーズで見られる海の生き物(シャチ、くじら、イルカ)や、鳥の写真が飾られていて、「いつかぜったいに見に来ようね!」と子供と約束しました。
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13:00-14:00
朝出発した知床ウトロ側は晴れていたのですが、同じ知床半島でも東にあたる羅臼側はずっと曇天、霧がかっていました。そしてそこから内陸へ向かい、摩周湖を目指したのですが…これまた向かう道路からして霧でまっしろです。「霧の摩周湖」とは言うけれど、道路まで霧じゃなくてもいいのでは!??と言いつつ、どうしようもないので、摩周湖もスルーです。小雨も降って肌寒いほどでした。
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14:00-15:00
摩周湖から数キロ離れている「神の子池」です。青く透明な水面が有名な池で、ガイドブックなどでもよく紹介されています。駐車場から徒歩5分ほどで池の近くに着きますが、「クマ出没注意!」の看板に少々ビビりながら歩きました。雨も降っていたので、果たして水はきれいなのだろうか…と心配したものの、ご覧の通り薄日を受けて息をのむほどの澄んだ池が見られました。これで深さ5メートルくらいなのだそうです。周囲に木道があり池を見下ろすことができます。ところどころ展望スペースもあるので他の方と譲り合って写真を撮りました。
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17:00-18:00
同行者はまだ少し熱っぽいので、そして雨も本降りになり始めたのであとは今日の宿へ直行しました。ここは3年前に泊まりやはりとても気に入った「あかん遊久の里鶴雅」さんです。今回は特別室を予約したところ、広々としていて、眼下に阿寒湖がひろがる素敵なお部屋でした。夕食バイキングは17時半から開場とのことで、オープンに合わせて行きました。75分の時間設定はちょっと短く感じられましたが、ここのバイキングは種類も多く和洋中のコーナーに分かれていて規模の大きさに興奮気味です。今回はそれに加えてアジアンコーナーもありました。画像は、ホテルのロビーの様子ですが、このようにあちこちに彫刻作品が立ち並んでいて、美術館で鑑賞しているような感覚もします。宿泊は、いろんな国の方々がいらしているようでした。
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20:00-21:00
あかん遊久の里は、アイヌコタン(コタン=村)まで徒歩数分というのも魅力です。今回の旅行で子供からのリクエストで「アイヌ文化に触れたい」ということだったので、夕食後、コタンにある「シアターイコロ」でアイヌの古式舞踊を鑑賞しました。哀調を帯びた歌声、ツルの動きを模した振付け。アイヌの方々が自然を敬い、生き物たちを神様の遣いとあがめて大事にしている様子が伝わってきました。魂が揺さぶられるような神秘的なひとときでした。3年前に来たときには撮影可だったのですが、今回はすべて撮影は不可となっていました。約30分の上演。ホテルでチケットを買うと割引になり、ひとり1400円でした。
- 7日目2023年8月17日(木)
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07:00-09:00
前回来た時に利用して、まるで湖面で温泉に浸かっているような感覚だった、あかん遊久の里の屋上露天風呂が印象的だったので、屋上露天風呂が女湯になる朝方に利用しました(時間帯によって男湯・女湯が変わります)。あいにく今日も雨が降っていて、前回のような深い青みのある阿寒湖ではなく灰色の湖面でしたが(笑)、それでも「この湖、ぜんぶ私の!」とでも言いたくなるようなスケール感を楽しみました。
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10:00-12:00
昨夜は雨が降り、さらにシアターの時間が迫っていたこともあり、ゆっくり見学できなかったので、チェックアウトを済ませてからもう一度あるいてアイヌコタンへ行きました。アイヌの文様やフクロウやキツネなどを模した木彫りのグッズ、アクセサリー、置き物、またアイヌの民族衣装や楽器などがところせましとお店ごとに並んでいます。木彫りのキーホルダーを買うと裏面に希望の文字(イニシャルや名前など)をすぐに彫ってくれました。いろいろ悩み過ぎて、あちこちのお店を巡っているうちに、なんと1時間半くらい経過してました。
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13:00-15:00
長い長い(我が家にとっては)北海道旅行も最終日となり、今日は釧路へ向かいます。阿寒から「まりも国道」を通って釧路湿原へ向かいました。道路を走っていると、いつのまにか「釧路湿原」地帯の中に入っていたようです。広すぎてどこからどこまでが釧路湿原なのか分かりません(笑)。さすが、日本最大の湿原ですね。東京23区がすっぽり収まるほどの広さだそうです。釧路湿原は、湿原保全のための国際条約「ラムサール条約」に日本で初めて登録された湿原だそうです。
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14:00-14:00
釧路湿原を眺める場所としてよく知られている細岡展望台を目指しました。細岡展望台の近くには、細岡ビジターズラウンジがあり、この建物の前に10数台分の駐車スペースがありました。ほぼ満車でぎりぎり一台停められました。中は、湿原の成り立ち、動植物を紹介する展示や映像があり、事前に湿原について学んでから出かけられます。売店ではソフトクリームも売っていました。ここでお手洗いを済ませてから展望台へ向かいます。(ソフトクリームは戻ってきてから食べました)
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14:00-14:00
細岡ビジターズラウンジから細岡展望台までは、徒歩で数分です。途中、大きいハチが寄ってきて周囲を飛び回ったのでひやひやしました。虫よけがあったほうが良かったかも…。「釧路湿原」というと細岡展望台からの景色が紹介されることが多いので、もっと大きくひらけた展望を想像していましたが、小さな展望台でした。また眼下の木々が茂っているので遠くの川の流れはかすかに見える程度だったのがちょっと残念でした。もう少し展望台の高さがあれば視界がひらけるのかなと思いました。が、かろうじて雨が止んでくれたので、ここでも視界いっぱいに広がる湿原、平野の壮大な眺めを堪能しました。細岡展望台のあたりは、大昔は海だったそうです。
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13:00-15:00
釧路川は、屈斜路湖から発して、下流は釧路湿原を通り釧路の街まで流れているのだそうです。街中でも橋が架かった川の上を通りましたが、やはり湿原の中を蛇行して空を映して銀色に流れている川の姿がとても美しかったです。
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15:00-15:00
遅いお昼となりました。釧路の街で「勝手丼」を頂こうと、和商市場に向かいます。混雑を覚悟で行きましたが意外にも周辺の道路も駐車場も、そして市場の中もかなり空いていました。時間帯がずれていたから?それとも最近は和商市場には皆さんあまり行かないのでしょうか。確かに自分の好きなネタをどんどん選んで丼を作っていき、最後にお支払いとなると、けっこういい値段がしましたが…でも、これも旅の醍醐味と割り切って楽しみながらランチしました。海鮮物のお土産も、ここから送りました。
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15:00-16:00
器のサイズ(=ご飯の量)を決め、ご飯をよそっていただいて、ずらりとならんだお刺し身から好きなものを好きなだけ選びます。ご飯の上に乗せるのは、スタッフの方が見栄え良く盛り付けてくれました。
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17:00-18:00
いよいよ帰路の空港に向かいます。今回は帰りは釧路空港から飛行機に乗ります。離陸時刻の1時間半前に空港に到着。7日間、ともに旅したレンタカーを返却しました。トヨタレンタカーから釧路空港までは送迎バスで2分くらいでした。なんなら歩いていけそうなほど近かったです。
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17:00-19:00
釧路空港のターミナル入り口にはタンチョウ鶴のモニュメントかありました。今回の旅行では鶴に出会えませんでしたが、ここで姿を見られて良かった(笑)。到着機遅れとのことだったので、空港内のレストランで軽く夕食をとりました。その間、どんどん霧が深くなってきて、飛行機が飛ぶかどうか心配になりました…。空港内にはお土産屋さんや食事処もあるので時間の使い方には困りませんでした。
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18:00-19:00
釧路空港の周りはご覧の通り濃霧でした。さて、この霧の中、無事羽田に向けて出発できるのでしょうか? 心配になりましたが、定刻より30分遅れながらも、ちゃんと離陸しました。海、山、川、草原、丘などの大自然、季節の花々、海の幸山の幸…いつもながら北海道は旅の醍醐味がてんこ盛りでした。7日間の思い出を胸に詰めこんで、空路、帰途につきました。
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19:00-19:00
今回は、馬、牛、鹿、キツネ…と、動物たちの姿にも癒されましたよ。子供たちも大喜びでした。長い長い旅行記、お読みくださりありがとうございます。そしてなんと7日間で1850キロを走破した、超ロングドライブ旅でした。運転、お疲れさまでした!(なんだかカーナビみたいなセリフで、今回は締めます)
北海道の大自然を存分に楽しむ3世代ドライブ旅 7日間
1日目の旅ルート
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