トシローさんの青森県〜新潟県の旅行記
上越〜東北 日本百名城攻略旅
- 1日目2023年12月6日(水)
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08:00-09:00
朝6時台の東京駅発北陸新幹線はくたかに乗車し、約2時間で上越妙高駅着。えちごトキめき鉄道の直江津行に乗り換え、最初の百名城である春日山城跡の最寄駅である春日山駅へ。
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09:00-10:00
春日山駅からはバスで春日山城址案内が在る城跡入口近くのバス停まで、運転手さんが親切に「道なりに行けば春日山城です。」と教えてくれました。
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09:00-10:00
春日山城址案内板から少し行くと右手に春日山城の幟と騎馬武者像が、上杉謙信公が刀を手に馬に乗って棹立ちした勇壮な銅像です。
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09:00-10:00
上越市埋蔵文化財センターでは「謙信公と春日山城展」を開催中で、無料で館内を見学出来ます。春日山城跡のガイダンス施設でもあるので、行く前に立ち寄れてラッキーでした。開館直後で、入口では上杉おもてなし武将隊の謙信公が迎えてくれて更にWラッキー。
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09:00-10:00
上越市埋蔵文化財センターを出て更に少し行くと、左に入る砂利道が春日山城跡の大手道入口。広い林道を進むと番所跡、ここからは城跡らしくなり攻める足軽の気分になっていざ進め。
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09:00-10:00
大手道は意外となだらかなで広い林道でしたが、番所跡からは徐々に勾配がきつくなり始め細くなりウネウネと。春日山頂上の本丸跡に登って解るのですが、本丸からは城の全方位が見渡せます。敵が攻めてきても動きが察知しやすく、反撃も容易なので難攻不落と称されたのでしょう。
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09:00-10:00
越後の虎と呼ばれた上杉謙信、毘沙門天信仰でも有名です。建築遺構はほぼ無い春日山城跡において、本丸跡下に唯一建つのが毘沙門堂。内部には小さな毘沙門天像が祀られています。
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10:00-11:00
山頂の春日山城本丸跡からは春日山神社に向かって下りました。神社前の狛犬の横には謙信公の銅像が建っていますが、上越市内に数多く有る謙信公像の中で最も新しいそうです。
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10:00-11:00
春日山神社から市街地に下る車道の脇に御前清水は在りました。龍の口から豊富な湧水が流れ出ていて、車にポリタンクを積んだ地元の方が汲みに来ていました。名水だそうです。
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12:00-13:00
えちごトキめき鉄道の妙高はねうまラインで春日山駅から直江津駅へ移動、駅前の直江津庵で蕎麦昼食。直江津からは信越本線で長岡へ向かいます。
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13:00-14:00
直江津駅から長岡駅行の普通電車でのんびりと日本海を眺めながら、途中最も海に近い青海川駅を通過。好天にも恵まれ、穏やかな日本海が左手に拡がります。
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14:00-15:00
直江津駅から約1時間半で長岡駅着、長岡駅からは上越新幹線に乗り換え新潟駅へ向かいます。新潟駅で特急いなほに接続予定、乗換時間が短いので長岡駅のぽんしゅ館で地酒のワンカップを購入。
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16:00-17:00
新潟駅で上越新幹線から特急いなほに乗り換え、初日の宿を取った羽後本荘駅まで3時間超の長旅。日本海に沈む夕日狙いで、海側の指定席をゲット済。幸い天気は良かったので、後は羽越線の海岸線沿いで夕日に間に合うかが勝負。長岡駅で買った地酒のワンカップをちびりちびり飲みながら太陽とにらめっこ。何とか海岸線を離れるギリギリ、小波渡駅付近でちょうど佐渡島に沈む夕日を見る事が出来ました。
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18:00-19:00
初日の宿は羽後本荘駅から子吉川河畔の本荘グランドホテルへ、ホテルの前には由利橋、ライトアップされた由利タワーがお出迎え。
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19:00-20:00
夕食は「由利牛ブリスケ焼肉重弁当」焼肉たっぷりで食べ応え有り、部屋でゆっくりと味わえました。朝食はレストランで4種から選択可、和食を選んでこれまた正解。
- 2日目2023年12月7日(木)
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08:00-09:00
ホテルをチェックアウト後、由利本荘市役所横の本荘公園へ。本荘公園は本荘藩の藩庁が置かれていた本荘城跡の公園、入口は立派な大手門です。
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08:00-09:00
本荘城跡は日本百名城ではありませんが、綺麗に整備された広い城址公園で高台の本丸跡には本荘神社が鎮座しています。行政区の役所に隣接し、本丸跡には神社が在るという近世城跡の典型的なパターンではあります。
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10:00-11:00
羽後本荘駅から秋田駅へ、2日目最初は秋田市内の久保田城跡が目的。駅構内の観光案内所でアクセスを確認し西口方面へ、小雨模様ですが風が強く荒れ気味の天気。
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11:00-12:00
秋田駅西口から歩いて10分程で、千秋公園東のポケットパークに到着。大手門の堀の右側が久保田城跡になり、今旅二つ目の百名城となる久保田城跡へ入城します。
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11:00-12:00
千秋公園の東入口となる唐金橋跡から公園内に入ると、直ぐに二の丸跡から表門と続きます。本丸跡には久保田藩最後の藩主・佐竹義堯公の銅像が立ちます。
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11:00-12:00
久保田城跡の北西部に復元されている御隅櫓内は資料館になっていますが、12月〜3月末までは冬季休館でした。今年は秋田も冬の到来が遅いので、櫓周辺はまだ紅葉の名残が。
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13:00-14:00
秋田市の久保田城跡見学後は、秋田新幹線で盛岡駅へ。盛岡駅からは東北新幹線で八戸駅へ移動。新幹線改札口前のはちのへ観光案内所で、三つ目の百名城・根城跡へのアクセスをチェック。東口の市内中心部行バスに乗り、根城大橋バス停で下車。
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15:00-16:00
根城大橋バス停から見えてはいるものの、入口が遠く10分程歩きました。根城は14世紀の南北朝時代に創建され、江戸時代までの約300年間続いた城跡。中世から近世に繋がる珍しい城跡で、本丸跡には安土桃山時代の姿が復原されています。
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15:00-16:00
根城本丸跡には主殿の他、工房や馬屋等も復元されていて各々内部も再現されていました。主殿が最も大きな建物で、武家社会初期の歴史文化を垣間見られます。
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15:00-16:00
城跡西の主殿等が建つ地域から東の八戸市博物館の間は広い芝生公園になっていて、根城の全体模型モニュメントが設置されています。
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15:00-16:00
根城の広場の先には八戸市博物館が在り、根城跡との共通券で入館できます。博物館前には根城を築城した、初代城主である南部師行公の騎乗銅像が凛々しく建っています。
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15:00-16:00
八戸市博物館は八戸市の郷土資料館であり、考古・民俗・歴史・無形文化に関する資料が豊富に展示されています。昔話に関する展示等も在り、興味深く楽しめました。
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17:00-18:00
2日目の宿は八戸駅から八戸線で陸奥湊駅のパンション弁慶さん、夕・朝食付きでも格安で泊まれます。大浴場は天然温泉で、サウナも付いてます。
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18:00-19:00
パンション弁慶の食事は1階の居酒屋さん、とてもバランスの良い和食を夕・朝食共に提供してくれます。アメニティは効率化のため最小限ですので、宿泊をする場合は事前チェックして下さい。
- 3日目2023年12月8日(金)
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09:00-10:00
3日目朝は八戸駅から東北新幹線で仙台へ、仙石東北ラインに乗り換えて国府多賀城駅へ向かいます。本日訪れる今旅4つ目の百名城は多賀城跡です。
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11:00-12:00
国府多賀城駅の北口の階段を降りると小さな観光案内所が有り、乗降客も少ないので直ぐ係の男性がパンフレットを持って出迎えてくれました。北口は多賀城跡を訪れる観光客が殆どだからでしょう、手際よくガイドしてくれて観光開始。
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11:00-12:00
多賀城は古代城跡で、城柵とも呼ばれます。奈良時代から平安時代に陸奥国府が置かれ、東北地方の政治と軍事の中心地だったそうです。国府多賀城駅北口の多賀城観光案内所の直ぐ横が館前遺跡、広い芝生広場ですが多賀城跡はこの先で多賀城に赴任した国司クラスの大邸宅跡の様です。
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11:00-12:00
館前遺跡を過ぎて多賀城あやめ園の横を抜けると、小高い丘の上に復元中の南門が見えてきます。城跡周辺には桜の木も多く、春から夏にかけては色とりどりの花々が見られそうです。
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11:00-12:00
復元中の南門下に在る御堂の中に、多賀城碑が祀られていました。人の背丈より高いかなり大きな石碑で江戸時代に発掘されて、多賀城遺跡発見のきっかけになった石だそうです。
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11:00-12:00
来年が多賀城創建1300年だそうで、公開に向けて南門の復元工事が急ピッチで進められています。周辺の整備含め、ガイダンス施設の建設工事も並行して進行中。
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11:00-12:00
多賀城碑から道路を渡ると多賀城跡の中心部に入ります。大路跡は多賀城のメインストリート、幅の広い緩やかな階段を登ります。
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11:00-12:00
大路跡を登ると南門跡、復元中の南門は本来ここに在ったのでしょう。南門跡から先は広い丘陵台地が広がり、城跡の中心的な建造物が集まる場所だと解ります。奈良の平城京や九州の大宰府と共に、日本三大史跡に数えられる多賀城跡です。
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11:00-12:00
多賀城政庁跡の全体を見渡すと、城跡というよりは都の跡の様です。東北の軍事的な中心拠点でもあったようですが、やはり政治的な役割の方が大きかったのでしょう。
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12:00-13:00
多賀城跡の在る多賀城駅北口から南口へ移動し、多賀城廃寺跡を見学。廃寺跡も多賀城跡と同時期に創建された寺院遺跡で、講堂・金堂・三重塔を備えた大伽藍だった様です。
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12:00-13:00
国府多賀城駅南口に隣接して立派な東北歴史博物館が在りますが、現在内部のリニューアル中で休館中でした。線路沿いの旧今野家住宅の建屋は見学可能でした。
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15:00-16:00
国府多賀城駅から二本松駅へ、今宵の宿は岳温泉。駅の観光案内所で明日行く予定の二本松城址のアクセスと見所を確認。宿の迎車の時間まで小1時間、近場の観光スポットも薦めてもらいました。
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15:00-16:00
先ずは駅北口近くに鎮座する二本松神社に参拝、鳥居を潜ると本殿に続く真っ直ぐな石段を登ります。元は旧二本松藩の総鎮守として二本松城内に在りましたが、後に現在地に遷座されたそうです。
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15:00-16:00
大隣寺は二本松駅の西方に在る古刹、旧二本松藩の菩提寺です。また、戊辰戦争において戦死した二本松少年隊の供養塔も設けられています。
- 4日目2023年12月9日(土)
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08:00-09:00
昨夜は岳温泉の鏡ヶ池碧山亭に宿泊、到着時は既に夕暮れでしたので温泉にゆっくり浸かりました。岳温泉の湯はpH=2.5と強い酸性泉、肌にピリピリときそうなイメージでしたが意外にも肌に優しい泉質でした。
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08:00-09:00
ホテルの朝食後、青空の下ホテル前の鏡ヶ池公園を散策。風も無く本当に鏡の様な水面、雪を被った安達太良山も良く見える中を気持ち良く散歩。
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09:00-10:00
鏡ヶ池を一周して、公園の遊歩道案内板に従って夕日ヶ丘展望台に登りました。途中は笹竹や雑草が生い茂り倒木も有ったりと、不安になりながら到達。冬季のせいか老朽化かは分かりませんでしたが、展望台周囲にはロープが張られ昇る事は叶わず。
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11:00-12:00
岳温泉のホテルをチェックアウトし二本松駅に戻り、歩いて二本松城跡に向かいました。昨日の観光案内所の説明では20分位で着きますとの話、二本松神社の右の道は坂道で割と急坂。登ったら城跡かと思いきや、また下った先でした。城跡前には真新しいガイダンス施設「二本松城報館」が在るので、城跡に入る前に要見学。
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11:00-12:00
今回の百名城旅の最後は二本松城、城右手の藩庁門跡横に在る大きな岩が国指定遺跡の「旧二本松藩戒石銘碑」。藩主が藩士の戒めとすべく刻ませた16文字の自然石碑、現代の政治家にも読んでもらいたい内容です。
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11:00-12:00
二本松城の別称は霞ヶ城、春に桜が咲き乱れ霞が掛かった景色になる事から付いた名称だそうです。石垣も見事な箕輪門前には二本松少年隊の群像が、二本松藩の歴史を物語ります。
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11:00-12:00
二本松城跡内の最大復元建築は箕輪門、右の多聞櫓と左の二層櫓に挟まれていて城の威厳と堅固さを表わしています。門を潜ると三の丸跡が拡がり、門の周辺が最も二本松城跡らしさを感じられます。
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11:00-12:00
三の丸跡からはあみだくじの線の様な道を登って本丸跡へ、復元された本丸の大石垣の美しさと高さには圧倒されました。ここに天守閣が復元されたらと思うのは贅沢な望みですかね。これにて予定通りに百名城五城を攻略、残る百名城も30を切ったので全制覇目指し計画を練ります。
上越〜東北 日本百名城攻略旅
1日目の旅ルート
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