トシローさんの徳島県〜高知県の旅行記
四国の春 愛媛・高知を周る3泊4日の旅
- 1日目2024年4月10日(水)
-
09:00-10:00
羽田空港から松山空港までは1時間半、天候にも恵まれ順調に飛行し定刻通り到着。松山空港の利用は初めて、総合観光案内所で松山駅行のバスを確認。
-
09:00-10:00
松山空港からは伊予鉄バスでJR松山駅へ、先ずはみどりの窓口で四国フリーきっぷを購入。初日は特急宇和海で予讃線を下り、途中下車をしながら宇和島までの計画。
-
10:00-11:00
松山駅から特急宇和海で最初の途中下車駅の内子駅へ、駅の観光案内所が旅里庵と洒落ています。内子町の観光マップを入手して直ぐに出発。
-
11:00-12:00
内子と言えば内子座、町中におめかしした着物姿の女性が多く見受けられたのはこの日が十八世中村勘三郎の十三回忌特別公演だったから。
-
11:00-12:00
今日の十八世中村勘三郎の十三回忌公演を最後に、内子座が改修工事に入ると知ったのは夜のホテルでのテレビニュース。公演を務めた勘三郎さんの長男・中村勘九郎さんが5年後にまたと。
-
11:00-12:00
内子町商店街の中で最も大きな洋館がビジターセンター、内子町の総合観光案内所です。元は内子警察署だったそうで、観光案内所としては大き過ぎかもしれません。
-
11:00-12:00
内子町の本町通り商店街の中に在る古い商店風建物が、内子町歴史民俗資料館である「商いと暮らし博物館」。大正時代の薬屋を再現している様で、蝋人形の丁稚さんや番頭さんもリアル。
-
11:00-12:00
内子町の商店街を抜けた先には白壁の伝統的建造物が並びます。この八日市・護国地区は江戸時代から日本産ワックスである木蝋の生産で栄えました。
-
11:00-12:00
石垣の上の水色の塀が何ともお洒落な高橋邸は、明治時代にビール王と呼ばれた高橋龍太郎翁が生まれた家。現在は宿としても利用できるそうです。
-
12:00-13:00
内子駅から伊予大洲駅へ移動、本日のメインエベントは日本百名城の大洲城見学。駅の観光案内所で大洲城へのアクセスを確認して肱川橋へ着くと、川向の丘の上に大洲城が見えました。
-
12:00-13:00
大洲城山公園の桜は満開は過ぎ散り始めてはいましたが、ギリギリ花見も可能なレベル。大洲城山公園には最後の花見客もちらほら。
-
12:00-13:00
今日の第一目的は日本百名城である大洲城の見学、この城も藤堂高虎により大規模な修築がされた城。明後日は高虎の傑作である百名城・今治城を訪れる予定。
-
13:00-14:00
大洲城見学を終え、大洲の町並みを抜けて東へ。小高い神楽山に鎮座する大洲神社への石段を登り、参拝してから臥龍山荘へ。
-
13:00-14:00
大洲神社から肘川河岸に降りると臥龍山荘、臥龍山荘は歴代大洲藩主が好んだ景勝地。肘川の臥龍淵を望む場所に在る事から名付けられたそうです。
-
13:00-14:00
現在の臥龍山荘は明治の地元豪商が、十年の歳月を掛け贅を尽くして築いた別荘。肱川随一の景勝地である臥龍淵を借景に、四季折々の風景が堪能できます。
-
12:00-13:00
大洲の町中には歴史的な建造物も多々遺っていて、肱川沿いの立派な赤レンガの建物も目立ちます。おおず赤煉瓦館は旧大洲商業銀行本店、現在はギャラリー兼地場作品の販売を行っています。
-
13:00-14:00
昭和世代としては「おはなはん」とは懐かしい、樫山文枝さん主演のNHK朝ドラの舞台が大洲だとは知りませんでした。
-
15:00-16:00
伊予大洲駅から卯之町駅へ、卯之町には古い町並みが遺っています。その中でチョット異色だったのが高野長英の隠れ家、確か岩手県の生まれのはずですが。幕府の追求を逃れて、このいかにも隠れ家らしい小さな家に潜んでいたのですね。
-
15:00-16:00
卯之町に在る宇和先哲記念館は、宇和町の先哲である地元の文化人の資料を集めた資料館。時期的に端午の節句展の準備中で、鯉のぼりや兜が展示されていました。
-
15:00-16:00
卯之町は江戸時代に宇和島藩の在郷町として栄えたので、今でも往時を偲ばせる町家が多く遺っています。なだらかな傾斜地でもあり、他の重要伝統的建造物群保存地区と比べても独特な風情を感じさせます。
-
15:00-16:00
日本的な町屋群が並ぶ卯之町の中で、民具館前に建つ開明学校は擬洋風建築物。明治時代に町民の寄付で建てられた小学校だそうで、町民の文化の高さと教育熱心さが窺えます。
-
15:00-16:00
宇和米博物館は直ぐ下の西予市立宇和町小学校の旧校舎、昭和初期の建築だそうですが外観はまだしっかりしていてメンテナンスが行き届いいています。
-
15:00-16:00
中に入ると長〜い木の廊下がドーンと、ここがあの有名な百メートル雑巾掛けレースが行われる名物廊下。とても貴重で素晴らしい教育建築遺産です。受付の女性に雑巾がけの体験も出来ますとの事でしたが、今日は止めときますと答えました。
-
16:00-17:00
卯之町観光を終え、今日の宿を取った予讃線の終着宇和島駅へ。駅前広場には椰子の木の下、宇和島ならではの闘牛像に宇和島鉄道1号型機関車のレプリカ等がお出迎え。
- 2日目2024年4月11日(木)
-
07:00-08:00
2日目の朝は宇和島駅前のバス停から、宿毛行の始発バスに乗って四国南西部の国道56号線を走って宿毛駅へ向かいます。ほぼ中間の須ノ川を過ぎると海岸線が続きます。
-
08:00-09:00
宇和島駅前を出て2時間弱、土佐くろしお鉄道の宿毛駅に到着。9時過ぎ発の特急あしずり6号まで、駅周辺で軽食でもと駅近くを散策するも駅前のモスもまだ開店前でした。
-
09:00-10:00
旅の2日目は宿毛駅から奈半利駅まで、高知県内の鉄道を西から東まで一気通貫します。土佐くろしお鉄道宿毛線の愛称は四万十くろしおライン、初めての乗車でしたが意外とトンネルが多い。中村駅の手前で四万十川を渡ります。
-
11:00-12:00
土佐くろしお鉄道中村線の窪川駅を経由して、JR四国土讃線に入り特急あしずり6号は2時間弱で高知駅に到着。そのまま土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線直通奈半利行に乗り継いで終点奈半利駅まで。
-
13:00-14:00
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の終着奈半利駅で下車、古い町並みを探して散策開始。奈半利はかつて土佐国から阿波国へ通じる交通の要衝で、木材の積出港として栄えた様です。
-
13:00-14:00
奈半利米の中心に遺っている高札場、高札場とは藩の公示場所で土佐から阿波に繋がる野根山街道の西の起点でもあったそうです。
-
14:00-15:00
奈半利の町並みを散策後、奈半利川に架かる奈半利川橋を渡って国道55線(土佐東街道)を一つ先の田野駅まで歩きました。
-
13:00-14:00
奈半利川橋を越えて暫く行くと左手に福田寺、境内に二十三士の墓が在ります。二十三士とは幕末に尊王攘夷を唱え藩に対して嘆願書を出した23人の藩士、土佐藩の上層部には受け入れられず処刑されました。
-
13:00-14:00
田野駅に着くと、駅下には道の駅「田野駅屋」が在ります。鉄道客よりも車で訪れる客のが多い様で、地場産の土産物のみならず軽食コーナーも充実。
-
15:00-16:00
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の田野駅から高知駅へ戻り、直ぐに駅南口の観光情報発信館トサテラスへ。桂浜へ行きたいと伝えると、間髪入れずお得なMAY遊バスを紹介してくれました。
-
15:00-16:00
MAY遊バスはトサテラス裏のバス停から、今日の最終便だという事でギリギリ間に合いました。親切なトサテラスの職員さん有難う。
-
16:00-17:00
MAY遊バスは少し遠回りですが、牧野植物園や竹林寺の在る五台山を経由して桂浜まで向かいます。街中を行くよりはずっと楽しい。
-
MAY遊バスで桂浜バス停に到着、バス停周辺の桂浜公園は昨年リニューアルしたばかり。飲食店や土産物店もすっかりお洒落な雰囲気になっていました。
-
16:00-17:00
ハマスイの愛称で知られる桂浜水族館、あと数年で百周年を迎える歴史有る水族館です。入館は夕方4時半までで、残念ながらギリギリ間に合わず。人気のコツメカワウソを見たかったのですが。
-
16:00-17:00
桂浜奥の龍王岬を登り、龍王宮とも呼ばれる小さな紅白の海津見神社に参拝。龍王岬上から見下ろす桂浜もまた良し。
-
16:00-17:00
龍王岬の海津見神社から更に遊歩道を進んで高知灯台へ、高知県最初の灯台で明治時代から高知港沖を航行する船舶を導いています。
-
16:00-17:00
高知灯台の上には高知県立坂本龍馬記念館、建物は超近代的なデザインで龍馬のイメージとはかけ離れています。館前の等身大の龍馬像とも違和感を感じました。
-
16:00-17:00
坂本龍馬記念館は浦戸城跡に建てられています。坂本龍馬と浦戸城跡の関係?今一疑問。城跡好きの私としては、何もこの場所に坂本龍馬記念館を建てなくてもと思ってしまいます。
- 3日目2024年4月12日(金)
-
06:00-07:00
3日目は前夜宿泊したホテル近く、はりまや橋近くからスタート。朝の散歩がてら、高知駅までの大通りを歩いて向かいました。
-
06:00-07:00
はりまや橋から高知駅までは意外と近く、一本道で約20分程でした。ちょうど良い食後の散歩、駅前では今日も青空の下で三志士の像が迎えてくれます。
-
07:00-08:00
旅3日目は、先ず高知駅から土讃線を上り土佐山田駅へ。ここからバスで日本三大鍾乳洞である龍河洞を目指します。駅前の観光案内所はアンパンマンが主役、やはりここからバスが出るアンパンマンミュージアムの方が人気みたいです。
-
08:00-09:00
土佐山田駅からバスで約20分、龍河洞バス停に到着。龍河洞は昨日のMAY遊バスの割引施設、入洞料を200円引いてもらいました。8時半の入洞ですが私一人、貸し切りで龍河洞を楽しみます。
-
08:00-09:00
龍河洞は全長4キロで、その内の1キロが観光コースとなっています。入口で通路は狭くて高さも低い所が有るので、頭をぶつけない様にと注意。しかし、入って直ぐ狭さに気を取られ頭を軽くぶつけました。
-
08:00-09:00
コース内には滝も有り、常に水の流れる音がしています。上からも絶え間なく水滴が落ちてきて、キャップを用意しておけば良かったと思いました。通路は上に登る感じで、様々な形状の鍾乳石に目を奪われます。
-
09:00-10:00
コース終盤には戦前の名横綱双葉山のへそすり岩も、私でも腹をこすりそうでしたからお相撲さんは擦るよりも通れないと思います。
-
08:00-09:00
龍河洞最大の見所が神の壺、弥生時代には洞内に弥生人が暮らしていた遺跡も遺っています。その時使用されていた壺が残され、約2千年の間に鍾乳石と同化してしまった物。
-
09:00-10:00
龍河洞の出口を出ると入口の遥か山上、高低差は約80mもあるそうです。龍河洞の自然植物を見ながら階段を下ります。つづら折りの階段を降り切ると龍河洞博物館、洞内に棲むコウモリの標本等が展示されています。
-
12:00-13:00
龍河洞見学を終え、土佐山田駅に戻り特急南風で多度津駅へ。途中、吉野川沿いの名所渓谷である大歩危・小歩危の絶景を車窓から眺めつつ車内ランチ。
-
13:00-14:00
特急南風を多度津駅で降り、予讃線の特急いしづちに乗り換えます。乗換待ちの間、線路脇に展示されている機関車「ハチロク」を見学。
-
14:00-15:00
多度津駅からは特急いしづちで川之江駅へ、目指すはただ川之江城のみ。駅西口から延びる商店街を抜けて南から廻り込むと小高い山の上に天守が見えました。
-
14:00-15:00
川之江城跡周辺はまだまだ桜も見頃、天守前広場の枝垂れ桜も今が満開で得した気分。天守や櫓に門と、全て昭和末期の再建だそうですが見事な出来です。
-
14:00-15:00
川之江は古くから伊予・讃岐・土佐・阿波の四国を結ぶ交通の要衝地、川之江城跡からは瀬戸内海も良く見渡せます。川之江城の別名が仏殿城、元は仏閣が在ったからだそうですが現在の天守は国宝犬山城を模していて美しく別名は似合わない。
-
16:00-17:00
川之江城を後にし、川之江駅からこの日の宿泊地今治駅へ。宿は今治城の近くのホテルを予約、今治の街を抜けて行くと突然美しい堀に囲まれた城郭が出現。
-
16:00-17:00
今治城は海の城、堀の水も海水を引き込んでいるので水草も無く水が綺麗で城郭が鏡の様な堀の水に映える。更に今治城の堀の中には、鯉ではなく石鯛や鮫が泳いでいるのが見えます。
-
16:00-17:00
日本百名城の今治城は築城の名手・藤堂高虎による城、幾つかの高虎作の城を見てきましたがどれも堅固な城ばかり。しかし、それ以上にどの城も美しい、構造美というか計算された構造は無駄が無く只々強固で美しい。
- 4日目2024年4月13日(土)
-
08:00-09:00
旅の最終日、今治城近くのホテルをチェックアウトし駅へ向かう途中、四国霊場第55番札所である南光坊へ参拝。入口山門には外・内に四天王像を配しています。
-
09:00-10:00
今治駅から予讃線松山行で伊予北条駅へ、駅から西の海岸方面に向かうと鹿島神社の白い大鳥居が見えてきます。大鳥居の先に見えるのが鹿島でしょう。
-
09:00-10:00
白い鹿島神社の鳥居を潜り、堤防の内側に鹿島への渡船乗場を兼ねた観光案内所が。ここで往復切符を買いますが、シニア割引で僅か110円と格安でした。
-
09:00-10:00
渡船の乗船時間は数分、あっという間に鹿島の桟橋に到着。船内には愛媛出身の吉本芸人友近さんのガイドビデオが流れていますが、乗船時間が短いのでギャグを挟んで直ぐ到着。
-
09:00-10:00
茨城の鹿島神宮同様にここ鹿島でも鹿は神聖な動物、北条鹿島博物展示館かしまーる前には鹿園が在りました。そういえば渡船の屋根にも鹿のオブジェが載っていましたっけ。
-
09:00-10:00
島の南側の海水浴場手前にはキャンプ場も。四国本土とは非常に近いにも拘らず、自然豊かな島でのんびりとアウトドアを楽しめる環境です。
-
09:00-10:00
キャンプ場隣の綺麗な砂浜が鹿島海水浴場で、とにかく水も綺麗で人が少なければ最高のプライベートビーチです。四国本土とは僅か400m程しか離れていないので、泳ぎ上手なら楽に泳いで行ける距離です。
-
09:00-10:00
船着き場から鹿島公園展望台への登山道、登りながら城跡感を感じていました。やはり、展望台の手前には鹿島城跡の説明板が有り、この島が瀬戸内海を監視知る基地的な城だったと納得。
-
12:00-13:00
北条鹿島駅から今旅のスタート地松山駅へ、四国の西半分を反時計回りに一周しました。夜の松山空港の帰り便までは松山市内観光、松山市電で道後公園へ。目的はやはり百名城の湯築城跡、入口の湯築城跡資料館で概要を確認。
-
12:00-13:00
湯築城跡は中世の平山城ですが、南北朝時代に築城された地元豪族の城。つまり、完全な武家社会に入った時代の先駆け的な城で、二重の濠や土塁が確認されています。
-
12:00-13:00
現在、湯築城跡は道後公園ですので城跡感は薄く、市民の憩いの場となっています。この日も公園を訪れている人の大半は花見客、ちょうど昼時で最後の桜を見ながらお弁当を広げていました。
-
13:00-14:00
長い間改修工事が続けられている道後温泉本館、外側を蔽っていた枠も外れ外観がお目見え。まだ、細部の工事が残っている様で本年末には全て終わる予定だそうです。
-
13:00-14:00
坂の上の雲ミュージアム直ぐ上、フランス・ルネッサンス様式の大きな洋館が萬翠荘。松山藩主の子孫が大正時代に建てた鉄筋コンクリート製建築、当時の名士達が集う社交場だった様です。
-
14:00-15:00
旅の最後は松山城を見上げながら、堀之内公園で花見。近くのコンビニで缶酎ハイとつまみを購入し、公園芝生の上で桜越しに二の丸御殿と天守閣を見上げて一杯。ほろ酔い気分で帰路の松山空港へ。
四国の春 愛媛・高知を周る3泊4日の旅
1日目の旅ルート
トシローさんの他の旅行記
-
2024/4/4(木)
- その他
- 1人
春の青春18きっぷの最後1回分を使い、春を実感しに中央本線を山梨方面へ。果樹園が多い沿線の花々に...
22 1 0 -
2024/3/29(金) 〜 2024/3/31(日)
- その他
- 1人
中国地方のローカル線を乗り継いで、日本百名城制覇に向け4城を攻略する旅。岡山県の鬼ノ城⇒島根県の...
38 1 0 -
2024/3/15(金) 〜 2024/3/17(日)
- その他
- 1人
北陸新幹線の延伸で賑わう福井県を旅してきました。当初の予定では石川と福井を周る予定でしたが、元旦...
78 0 0 -
2024/3/1(金) 〜 2024/3/2(土)
- その他
- 1人
今年の目標を日本百名城制覇と設定したので、今年中に残り20を切った百名城を攻略するため兵庫県と岡...
57 1 0
みんなのコメント(0件)
投稿する
投稿に際しては、必ず観光ガイドご利用規約をご確認ください。
閉じる皆様がより快適にご利用いただくための「投稿上のルール」や、
投稿内容の利用に関して記載しております。
さらに表示する