さりゅーさんの北海道〜東京都の旅行記

道東を巡る5泊6日の旅
- 1日目2025年8月12日(火)
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早朝に出るAirDoの飛行機に乗り、釧路空港に到着しました。
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たんちょう釧路空港
。空港の外に出てみると、暑いことは暑いのですが、東京のねっとりした感じはなく、4℃ほど気温が低いため、少し快適に感じました。
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ノロッコ号
空港からバスに乗ること約50分ほどでJR釧路駅に到着しました。ここから釧網本線を走る「ノロッコ号」に乗車します。改札を抜け3番ホームへ行くと、本日乗車予定の「ノロッコ号」が停車しています。今回私は、4号車の展望車のチケットをとりました。
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ノロッコ号
「ノロッコ2号」は4両編成で1両が普通車で残りの3両が展望車になっています。展望車は、6人掛けのボックスシートと車窓を楽しむために窓のほうを向いている2人かけのシートで構成されています。
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ノロッコ号
午前11時6分。「ノロッコ号」は塘路駅を目指して走り始めました。最初は町の中を走行していましたが、やがて電車は釧路川を越え、「釧路湿原」の中へ入っていきます。釧路湿原の中を走行する電車の車窓から「岩保木水門(いわぼっきすいもん)」が見えてきました。釧路川を仕切るために作られた水門です。
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ノロッコ号
徐々にほとんど人工物を見かけなくなりました。そして、川沿いには、写真には撮影できませんでしたが、水を飲みに来ていた野生のシカをちらほら見かけるようになりました。
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塘路駅
午前11時51分。終点の「塘路(とうろ)駅」に到着しました。この後は、14時50分発の「よくばりノロッコ号」に乗車する予定なので、3時間ほどこの周辺を散策することになります。 この後、駅の近くになるドライブインで昼食をとり、それから「サルボ展望台」を目指して歩くことにしました。
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アイヌ語で「サルボ」は「小さな湖」という意味で、「塘路湖」や湿原の湖を見ることができる展望台なんですが、夏季は木が生い茂っているため、湿原側の湖はよく見えませんでした。
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サルルン展望台
「サルボ展望台」で少し休憩をした後、15分間ほど林道を歩いて「サルルン展望台」にたどり着きました。展望台からは、「サルルン湖」や「塘路湖」など4つの湖と眼下に広がる湿原を一望することができ、本当に素晴らしい景色でした。
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塘路駅
本来は、駅周辺を散策した後、「よくばりノロッコ号」に乗車して釧路へ戻り、そこから阿寒湖温泉行のバスに乗車する予定でしたが、大雨の影響で釧網本線が不通となってしまい、電車が塘路駅まで来れず釧路まで戻れない事態に・・・。仕方なく、タクシーに乗り、阿寒湖温泉へ向かうことにしました。(タクシー代3万円越えは痛かった・・・。)結局、予定より1時間早く阿寒湖に到着しました。
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ホテル到着後、「ひより膳」というコース料理を夕食としていただきました。ボリュームがあったのですが、とてもおいしかったので無事に完食することができました。
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しばらく休憩した後、阿寒湖アイヌコタンへ向かいました。夜にここに来た理由は、阿寒湖アイヌシアターイコロ」で行われる「阿寒ユーカラ・ロストカムイ」を見るためでした。演目がスタートすると美しい映像と現代舞踊とアイヌの古式舞踊や唄により、アイヌ文化を体験することができました。
- 2日目2025年8月13日(水)
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朝食を食べた後、ホテルの裏に広がる阿寒湖の湖畔に出てみました。東京と比べると4度近く気温が低いらしく、とても過ごしやすかったです。この日はとてもいい天気で、阿寒湖の対岸には標高1370mの雄阿寒岳がくっきりと見えました。
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森の中の小道を歩いてい行くと「ボッケ」にたどり着きました。「ボッケ」とはアイヌ語の「ボフケ(煮立つ)に由来し、泥の中から蒸気やガスがぼこぼこという音を立てて噴出する泥火山のこと。温度は90℃もあるそう。
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阿寒湖の湖畔沿いの小道を通り抜けた先に「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」に入りました。周辺に生息する多彩な動植物を豊富な資料写真と標本で詳しく紹介する施設です。資料以外に水槽展示で「マリモ」や「イトウ」などの希少な生き物を見ることができます。
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この船は、「まりもの里」桟橋を出ると「幸福の森」桟橋に立ち寄り、そして、景勝地「滝口」にむかい、それから「チュウルイ島」にある「マリモ展示観察センター」に立ち寄り、最後は温泉街へ戻ってくる約85分間(マリモ展示観察センターの時間も含む)の船旅となります。
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船は、湖の幅が狭い場所に差し掛かると速度を落としたため、湖面の波紋が落ち着いてきたため、鏡に映したように「雄阿寒岳」と青い空と白い雲をはっきりと見ることができました。
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しばらく船が北上すると「マリモ展示観察センター」がある「チュウルイ島」に到着しました。センター内に入ると、湖底をイメージした水槽があり、大小さまざまな形をしたマリモが転がっているのを観察することができます。「阿寒湖エコミュージアム」でもマリモを見ましたが、こちらのほうがはるかに大きかったです
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今回私が注文したのは、エゾジカのプレミア肉を行者ニンニクと主に味わう「深山丼(みやまどん)」と阿寒湖のご当地ドリンク「マリモソーダ」を注文しました。 「深山丼」はジビエにありがちな肉が堅いとかにおいがするということはなく、本当においしかったです。また、「マリモソーダ」はリンゴ味のソータにマリモを模したゼリーが入ったドリンクです。見た目は涼やかで味はそれほどくどい甘さではなく食事の邪魔にならないドリンクでした。本当においしかったです。
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阿寒湖まりむ館
「阿寒湖まりむ館」は、阿寒湖温泉や摩周湖などの近郊のパンフレットやイベント情報などを収集できる場所ですが、1Fには釧路出身の漫画家・板垣啓介氏の原作「グラップラー刃牙」の主人公・範馬刃牙の等身大フィギュアや作中の登場人物の絵が展示されています。ファンにはたまらない場所だと思います。
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17時間ぶりに再び「阿寒湖カムイコタン」にやってきました。昨晩も訪れましたが、人や車、オープンしている店の数が圧倒的に多くてかなり印象が異なって見えました。
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「阿寒湖アイヌシアターイコロ」にたどり着きました。前もって予約していたので、受付でチケット受け取りました。 今回上演されるのは「アイヌ古式舞踊」。アイヌが大切にしてきたカムイ(神々)、火、水、土、風、太陽にスポットを当てた歌や踊り、祈りが披露されます。 昨晩見た「阿寒ユーカラ・ロストカムイ」とは異なりデジタルアートや現代舞踊はなく、純粋にアイヌの舞踊を楽しむことができます。
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この日は、昨日より早めに夕食をとりました。この日のメニューは牛肉の陶板焼き、石狩鍋、茶わん蒸しなどが出てきました。
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阿寒湖の森ナイトウォーキング
「阿寒湖ナイトウォーキング」は、最新のデジタルアートで彩られたボッケに通じる遊歩道を歩きながらアイヌコタンに伝わる自然との共生を体感するツアーです。朝方に歩いた湖畔沿いの遊歩道を暗闇の中、物語の語り部であるフクロウに案内されつつ、歩いていくわけですが、ほかの参加者と一緒に歩くことや参加者が手渡される「リズムスティック」からは音声ガイドが聞こえてくるので、夜の森に対して怖さを感じることはありませんでした。
- 3日目2025年8月14日(木)
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この日は昨日と一転して曇天模様が広がっていましたが、雨が降る気配はありませんでした。今回、2日間お世話になったホテルをチェックアウトする際、メロンパンをお土産としていただきました。この日は観光バス「釧路知床号」で網走まで向かうため、正午ごろに食事をとれないため、小腹がすいたら食べることができるので、とてもありがたかったですね。
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阿寒湖温泉を出発して約50分ほどで弟子屈町内にある道の駅「摩周温泉」に到着しました。建物内には地元の飲食店が共同運営する直売店があり、エゾジカバーガーやあげ芋、ソフトクリームなどの特産品を食べたり購入することができます。
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道の駅から走行すること15分。摩周湖第一展望台に到着しました。展望台からは、摩周湖を一望することができ、島の中に「カムイッシュ島」が浮かんでいるのが見えました。この日は雲が多かったせいか旅行雑誌で見たほど真っ青には見えなかったけれど、本当に素晴らしい景色を見ることができました。
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摩周湖から約25分ほどで目的地「硫黄山」に到着しました。川湯温泉の源泉であり、かつては硫黄の採掘場だった場所です。鉱山は1970年に閉山しましたが、火山活動が盛んな「硫黄山」は、そのころから変わらず硫黄のにおいが充満しています。
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山へ接近すると煙を勢いよく活発に噴き出す噴気孔があちこちにあるのを見ることができます。風向き次第ではもろに硫黄のにおいがする煙の直撃を食らうことがあるので注意が必要です。
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「砂湯レストハウス」の前にはかつて話題になった謎の生き物「クッシー」の像が観光客を出迎えてくれました。
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レストハウスのそばには砂地が広がっていて、そこには普通に湖で泳いだりやスワンボードに乗ったり、砂浜を掘って湧き出た温泉につかったりする人たちが大勢いました。 私も砂浜を手で軽く掘ってみたのですが、本当に簡単に温かい温泉が沸き出てきました。
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道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠
美幌峠にある道の駅内にバスは立ち寄りました。滞在時間は約60分。道の駅内にある「海空のハル」というレストランで「美幌あぶり豚丼」を注文しました。本当においしかったです。
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昼食後、レストハウスの裏側にある標高525mにある展望台まで登っていきました。展望台からは屈斜路湖に浮かぶ島「中島」や「和琴半島」、対岸には先程までいた「硫黄山」などの山々を一望することができます。少し雲が多いけれど本当に素晴らしい景色でした。
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網走駅
網走駅に到着しました。駅の入り口には、「網走駅」と書かれたと少し厳めしい感じの看板が目立ちます。この看板を見るとなぜだか刑務所へ通じる入り口のように感じるのは気のせいではない気がします。
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阿寒湖を見下ろせる場所に建つホテルにチェックインしました。本日の夕食は、ジンギスカン、お造り3点盛り、モヨロ鍋、ズワイ半身盛りとハーフバイキング+90分間飲み放題。メインもおいしかったけど、ハーフバイキングも豊富でとてもおいしかったです。
- 4日目2025年8月15日(金)
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チェックアウト後、この日の最初の目的地である「博物館網走監獄」へ徒歩で向かいました。
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入り口を通り抜けるとすぐに見えてくるのは「正門」です。門の左右には小部屋があり、一方は正門担当の看守が受付として使用して、もう一方は面会に来た家族の控室として使用されました。
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正門をくぐると目の前に見えてくるのは重要文化財となっている「旧網走監獄 庁舎」が見えてきます。1912年に建てられて1987年まで網走刑務所の管理部門として使用されていました。現在は、網走刑務所に関する資料やカフェとして利用されていて、それ以外には網走刑務所が舞台となった映画や漫画のポスターなどが展示されていました。
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「監獄歴史館」では、ちょっとした服役者気分を味わえます。ドラマとかで見たことのある入獄写真を撮影(有料)できたり、現在の網走刑務所にある「単独室」や「共同室」が再現されているのを見学することができます。
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「旧網走刑務所 二見ケ岡刑務支所」は、明治29年に網走刑務所の農園作業の先導的施設として建てられたもので、重要文化財指定されています。ここにある食堂では、「体験監獄食」を体験することができ、メニューはさんまorホッケのどちらかを選択できます(ちなみにお子様向けにお子様カレーもあります。また博物館の入り口に「監獄食堂」があって、そこで「体験監獄食」以外にラーメンなどの普通のメニューも食することができるそうです)。よく刑務所で出る食事は「くさい飯」なんて言われるので大丈夫かなと思いましたが、普通においしかったです。
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「旧網走監獄舎房」は射線状に広がる5棟で構成されていて、1984年まで72年間にわたって網走刑務所の獄房として利用されていました。そして、この舎房も重要文化財に指定されています。5棟の舎房には、様々なシチュエーションの服役囚のマネキンが設置されていて、当時の様子が再現されていました。
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駐車場のわきにある巨大なニポポ人形が私を出迎えてくれました。建物に入り、地下に降りてくるとクリオネやフウセンウオ、ナメダンゴなどといったオホーツク海の不思議な生物たちが飼育展示されています。クリオネもそうだけどナメダンゴとか結構かわいいですね。
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オホーツク海の生き物を見た後は、本物の流氷に触れることができる「流氷体験テラス」へ向かいました。入り口にいた係員さんに濡れタオルを渡されました。中に入ると、気温は氷点下15℃。この網走は最高気温29℃でとても暑かったのでほっと一息。そして目玉である「シバレ体験」のために濡れタオルを20回程度振り回してみると、タオルがピンと立ちます。
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地下から屋上に上がってみて、海側を見ると網走の街並みと真っ青な水をたたえるオホーツク海、そしてその反対側には網走湖を一望することができます。
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網走川を渡ってすぐのところにある本物の刑務所なので観光客の姿はほぼありません。刑務所のそばには刑務所内で作られたものが販売されている売店があります。
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網走駅
JR釧網本線で電車に乗り、知床斜里まで移動し、そこからウトロバスターミナル行きのバスに乗り換えます。この後、天気が崩れて電車に乗っている間は小雨が降っていましたが、バスに乗り換えた後は小雨がやみ、オホーツクの海に沈んでいく夕日がとても神秘的に見えました。
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ウトロバスターミナル到着後、ホテルに送迎してもらってホテルに到着しました。今日から2日間ホテルにお世話になります。
- 5日目2025年8月16日(土)
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この日は、とてもいい天気になりました。小高い丘の上のホテルからは、オホーツクの海が見えたのですが、水平線がくっきりと見えました。本来、知床五湖ウォーキングツアーに参加する予定でしたが、8月14日に発生した人がクマに襲われた事件の影響で知床五湖が閉鎖されたため、その代わりに知床原生林ウォーキングツアーに参加することになりました。
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知床原生林ウォーキングツアー
ツアーのガイドさんがホテルにマイクロバスで迎えに来てくれ、知床自然センターの駐車場まで移動しました。そこからは、ガイドさんに案内されて道路を歩いていると知床連山がくっきりと見えます。そんな景色を眺めつつしばらく道路を歩いていると、ガイドさんは、突然ガードレールをまたいで雑木林の中へ入っていきます。
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知床原生林ウォーキングツアー
かつての開拓の痕跡である雑木林や原生林をガイドさんに案内されて通り抜けると、入り江が見える場所にたどり着きました。入り江を見下ろすと水の底にある石が透けて見えるぐらい透明度がかなり高かったです。崖からは滝が流れ落ちています。この滝は岩の割れ目から流れ落ちています。また、滝を流れ落ちる水はただの水ではなく、温泉(冷泉)でその影響で崖の岩が黄色くなっています。このあともガイドさんの興味深い解説を受けながらのんびりと楽しみながら歩いていたのですが・・・。
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知床原生林ウォーキングツアー
突然、ガイドさんのトランシーバーにクマが数頭目撃されたという情報が入ってきて、少し緊張感が出てきました。その後、再び先ほどの滝を眺めることができる入り江に戻ってきたのですが、そこには先程までいなかったヒグマの姿が・・・。こうやってのんびり眠っているヒグマは少しかわいらしく見えます。こんな姿を見ると羅臼岳で発生した事件はイメージしにくいのだけど、猛獣には変わりないんですよね。
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「知床半島クルーズ」に参加するためにウトロ港付近にやってきました。 クルーズの出発時間までまだ2時間近くあったのでまずは昼食をとることにしました。20分程度行列に並んで店内に入ることができました。そして注文したのは自家製の鮭フレークとイクラがご飯に乗った「鮭親子丼」でした。本当においしかったです。
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ゴジラ岩
食事後、ウトロ港の近くを散策しました。港の近くには巨大な岩がいくつも存在します。この岩の名は「ゴジラ岩」。角度によっては実物よりもかなり小さいけれどそれっぽく見えます。
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さらに道路を歩いていくと見えてきたオロンコ岩。階段で岩の頂上に上ることができ、ウトロ港周辺や知床連山などの景色を一望することができます。
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知床世界遺産センター
オロンコ岩」から降りましたが、まだクルーズの出発時間まで時間があるので、近くにある道の駅「うとろ・シリエトク」で時間をつぶすことにしました。道の駅には「知床世界遺産センター」が併設されています。ヒグマやエゾジカなどの実物大の写真パネルなどを使って知床の自然や魅力が紹介されていて、リアルタイムの情報を知ることができます。
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私が事務所に到着すると、すでにクルーズの参加者が大勢集まっていました。受付で乗船券の引き換えを行い、そして無料でレンタル双眼鏡を受け取ることができました。私が参加するのはルシャ湾まで行って戻ってくる「ルシャルート」コース。入り口に貼ってあった野生生物の目撃データによると、昨日(8/15)の同時刻のクルーズでは、ルシャ湾でヒグマが5頭目撃されたらしい。これは、今日もクマを目撃できると期待が高まります。
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知床半島を北上していくと「フレペの滝」が見えてきました。地下に浸透した羅臼岳の雨水などが岩の割れ目から細い水の流れとなって滝が流れ落ちることから「乙女の涙」とも呼ばれるのだそう。
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さらに知床半島に沿って北上していくと「象岩」や「こけし岩」が見えてきました。まさに自然が作り出したアートのようで本当に面白くて眺めてるだけど飽きが来ません。
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しばらく船が走行すると滝が見えてきました。「カムイワッカの滝」という名で、硫黄山から流れ落ちる温泉が流れています。その影響で滝の周辺の海水は少し濁っているように見えました。
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しばらく北上すると折り返し地点である「ルシャ湾」に到着しました。クルーズでヒグマがよく目撃される地点です。水辺をレンタル双眼鏡で探していると、船長さんが「あの岩のそば」と教えてくれたので、慌てて双眼鏡とカメラを向けます。何とかピントを合わせることができて、ヒグマが1頭歩いているのを見つけることができました。思ったより小さいクマでした。結局、ツアーが終了するまで合計で3頭のヒグマを見ることができました。
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そろそろウトロ港へ戻ろうとした際にシカの群れを発見することができました。船はUターンして、左手に知床半島を眺めながらウトロ港へ戻っていきます。相も変わらず雲がかかったりすることなく、知床連山がくっきりと見えています。 行きも帰りも飽きることなく素晴らしい景色を眺めることができました。こうして約2時間のクルーズが終了しました。
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ウトロ港に戻った後、ホテルに戻りました。この日の夕食もバイキング形式でメニューが豊富でした。
- 6日目2025年8月17日(日)
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この日は、曇りがちでホテルの部屋からは水平線はくっきりと見えませんでした。この後は、天気が崩れるようです。朝食をとって、チェックアウトをした後、阿寒バスの「知床釧路号」に乗車しました。
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ホテルを出発して50分ほどでバスは「知床峠」に到着しました。峠のすぐ目の前には羅臼岳がそびえて居るのが見えます。この日は見かけなかったけど、旅行の数日後は、峠周辺でヒグマが目撃されただそう。
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そして、海の方角を見ると「国後島」を一望することができ、雲海からは島の山並みが顔をのぞかせていました。こうしてみると、「国後島」って北海道にかなり近い場所にあるんですね。
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お土産やレストランがある建物の屋上からは「国後島」を一望できるのですが、この日は何とか標高543mの「泊山」を見ることができました。曇っていてもこれくらい見えるのだから晴れたら素晴らしい景色だったんだろうな。
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野付半島ネイチャーセンターへ向かう途中に車窓から「ナラワラ」が見えてきました。「ナラワラ」とは、ミズナラやダケカンバなどが立ち枯れている場所です。野生動物が豊富に生息しているそうです。ただ、この光景は徐々に腐食が進んでいき波にさらわれ、いつかは土にかえっていき消滅する運命にあるのだとか。
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「野付半島ネイチャーセンター」に到着後、トドワラへ向かうために「ハマナス号」というトラクターバスに乗車します。客席に乗っていると何の合図もなくいきなり出発しました。ガタガタとトラクターバス専用の道をのんびりと走行します。車窓から見える海は、内海であるためか凪いでいてとても静かでした。また、海鳥の姿さえ見えませんでした。天気が崩れる前触れだったのでしょうか。
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5分ほどガタゴトトラクターバスに揺られて終点に到着しました。バスから降りると虫が寄ってきて鬱陶しい気分に。この日はうっかり虫よけスプレーを使うのを忘れてしまい、「野付半島ネイチャーセンター」に戻るまで虫にたかられる羽目になりました。
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バスの終点から延びる木道を歩いていくと「トドワラ」が見える場所に到着しましたが、あまりにも枯れ木の数が少なくて驚きました。以前、見たことがあった40年前のトドワラの写真と比べると枯れ木の数が圧倒的に少なくなっていました。「ネイチャーセンター」の解説によると、21世紀に入ってから急速に消失が速まっているのだそう。
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「トドワラ」から虫にたかられながら歩いて「野付半島ネイチャーセンター」へ戻りました。レストランで注文したのは全国ご当地バーガーで2年連続グランプリを獲得したという「別海ジャンボホタテバーガー」と別海産の牛乳のセット。お客が、ほかほかのバンズに揚げたての帆立入りの春巻きとモッツァレラチーズ、レタス、マリネ、ソースを挟み込んで完成させます。期待通りの美味しさでまた機会があったら食べてみたいです。
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昼食後、2階のテラスからぼんやり野付湾を眺めるとあちこちにシカの群れがのんびり過ごしているのが一望できます。そんなことをしていると、足音が聞こえてきたのでテラスの真下を見ると、シカが2頭走っていくのが見えました。その後、バスの出発時間になったのですが、まるで見送るかのように狐が歩いているのが見えました。
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根室中標津空港
根室中標津空港でバスを下車しました。この後、すぐそばを散策しようと考えたのですが、雨に見舞われたので千歳空港行きの飛行機が出発するまで空港内で過ごすことになりました。
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新千歳空港
新千歳空港に到着後、空港内のレストランで夕食をとった後、羽田空港行きの飛行機に乗り換え、帰京しました。
道東を巡る5泊6日の旅
1日目の旅ルート
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