休暇村から車で約60分、豊田市足助町にある香嵐渓の『カタクリ群生地』が今月末にも見頃を迎えそうです。
カタクリの群生が見られるのは、飯盛山の北向き斜面・およそ0.5ha。東海随一の紅葉のメッカとして知られる香嵐渓ですが、毎年この季節には、カタクリが紫や白の可憐な花を咲かせてくれています。
開花期間が1〜2週間程度と短いため、”スプリング・エフェメラ(春の妖精)”とも呼ばれるカタクリ。昨年のピークは3月20日前後で、今年の生育は10日程遅れているそうです。この調子のお天気模様でいくと、見頃は今月末頃になりそうとのこと。
カタクリは曇天や雨天・気温の低い日は花を開かない(!)というエコな生活をする植物なので、陽気のいい日を選んでお出かけください。特に花が綺麗に開くのは13時頃だそうですよ♪
ご昼食後に散策がてら、春の花の鑑賞をお楽しみ下さいませ。
【カタクリ】
ユリ科の多年草。花が咲くまでには7〜8年かかっていて、平均寿命は40〜50歳と草なのに長寿。お客様によっては、同い年のカタクリと出会っているかもしれません。
今はじゃが芋やさつま芋から作っている「片栗粉」は、昔はこの草から抽出されていたそうです。種にはアリの好物の成分がついていて、アリに巣へと運搬されることで遠くへ遠くへと分布を広げていく、など、小さいですが調べるほどに興味深い草です。
足助観光協会 カタクリの開花状況はこちらから
http://asuke.info/event/febmar/entry-162.html
今年もこんな風に咲いてくれると良いなと今から楽しみです。