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デジタル法隆寺宝物展
更新 : 2023/4/24 6:09
こんにちは!今週末からゴールデンウィークが始まりますが、お出かけのご予定は決まられましたか?
本日は東京国立博物館の中にございます法隆寺宝物館にて開催中の「デジタル法隆寺宝物館」のご紹介です。
デジタル法隆寺宝物館は、常時展示がかなわない法隆寺ゆかりの名宝を、デジタルコンテンツや複製でくわしく鑑賞、体験する展示室で、法隆寺献納宝物である国宝「聖徳太子絵伝」をテーマに、臨場感あふれるグラフィックパネル(複製)と大型8Kモニターで絵の詳細まで自在に鑑賞できるデジタルコンテンツが展示されています。
〇みどころ
@国宝「聖徳太子絵伝」原寸大グラフィックパネル
この作品は、現存最古のもっとも優れた聖徳太子絵伝であり、11世紀やまと絵の説話画としても貴重です。かつて法隆寺絵殿の内側を囲った全10面の大画面には、法隆寺のある斑鳩の地を中心に、飛鳥や難波、さらに中国・衡山までを見渡す雄大な景観が描かれ、聖徳太子の生涯を追体験するかのような空間が作り出されています。
A8Kで文化財「聖徳太子絵伝」
国宝「聖徳太子絵伝」の見たい部分を大きく拡大すると、聖徳太子の表情までくわしく確認することができるそうです。聖徳太子の生涯のエピソードから見たい場面を選び、その場面の解説もお楽しみいただくことができます。およそ千年前に描かれた国宝の絵伝と聖徳太子の魅力を、8K画質でじっくりと堪能できます。
B復元模造 伎楽面・伎楽装束
伎楽は、飛鳥時代に大陸から伝来した野外でおこなう仮面芸能です。国宝「聖徳太子絵伝」(第5面)には、推古天皇20(612)年、百済から帰化した味摩之という楽人が、呉に学んだ伎楽舞を習得していると聞き、聖徳太子は少年を集めて習わせたという場面が描かれています。伎楽は平安時代には廃れ、今日では資料や仮面の銘などにより役名を伝えるのみです。
伎楽面は、法隆寺献納宝物の31面のほか、正倉院や東大寺に伝わります。現存するほとんどが奈良時代の作ですが、法隆寺伝来の伎楽面には、飛鳥時代の作が含まれることが特徴です。
まだゴールデンウィークのご予定が決まられていない方は、東京国立博物館へお出かけされてみてはいかがでしょうか。