はいさい！「琉球ナビゲーター」の儀間です。
今年もあと1週間をきりましたね。来週の火曜日は元日です。

琉球国王の居城「首里城」では、お正月に色々な儀式が行われていました。
現在、首里城では毎年お正月三が日に、このいにしえに行われていたお正月の儀式の一部が
観光客など首里城を訪れた人々に向けて再現されています。
とても華やかなイベントですよ、時間をとってでも見学する価値があるかと思います。



元日、朝、早いのですが8時には首里城に到着し、
8時30分前に正殿のある有料区域への門「奉神門（ほうしんもん）」の前で開門を待ってください。
8時30分になると王朝時代の衣装を着た門番がドラを敲きながら開門をたからかに宣言します。
三が日は正殿の前に楽師と衛士がずらりと整列し、儀式の際に奏でられた音楽「御座楽（うざがく）」が皆さまを迎えます。

元日と二日は朝10時からイベントとして再現された儀式が催されます。
儀式は3部構成で11時50分まで続きます。
どの儀式も厳かで、趣がありますが、そんなに長く首里城に滞在できない方は11時25分からの「第3部「大通り」（おおとーり）」に
あわせて正殿エリアへ行かれて下さい。
この儀式は国王・王妃と諸臣が国の安寧を願い、沖縄のお酒、泡盛の盃を一緒に傾けるものです。
是非、正殿を正面に見る位置で見学してください。
この位置で国王・諸臣が杯を重ねたあと、女官が観覧の方へも泡盛を振舞います。
時間の関係で５、６名しか杯を受けることが出来ませんので、お車を運転なさらない大人の方は女官がまわってきましたら、
恥ずかしがらずに是非アピールして盃を受けてください。

お正月三が日、首里城では琉球舞踊やお茶・甘酒のふるまいなど、華やかなイベントがあちこちで行われます。
是非、正月の首里城へ！！！