はいさい！「琉球ナビゲーター」の儀間です。

梅雨も明け、暑い日が続いている沖縄です。
この季節の宵に沖縄の集落を歩いていると、どこからか太鼓の音や三線の音が聞こえてきます。
これは沖縄の夏の風物詩「エイサー」の練習をしている音です。
エイサーとは沖縄のお盆にも催される行事で本土でいえば「盆踊り」のようなものです。
本土の盆踊りとは違い、その集落の若者を中心に行われ、他の人々はその演舞を見て楽しみます。

さて、このエイサーお盆に各集落で行われますので、他の集落のエイサーがどのようなものか、わかりませんでした。
1956年にコザ市(現沖縄市)で沖縄全島から9団体が選抜され演舞を行う「全島エイサーコンクール」が行われました。
他の集落の演舞を見る機会ができ、互いに刺激しあって各地のエイサーは工夫を重ねて、盛り上がっていきました。
1977年からは「全島エイサーまつり」に名前を変え三日間の開催となり、初日は沖縄市中心市街地を各団体が練り歩く「道ジュネー」、
中日が沖縄市内青年会による「沖縄市青年まつり」、最終日が沖縄各地から選抜された団体が演舞を行います。
今年は9月12日(金)、13日(土)、14日(日) で開催されます。

さて、本番の全島エイサーまつりに向けて行われるのが「エイサーナイト」です。
すでに6月15日に沖縄アリーナで最初のエイサーナイトがおこなわれました。
このあと7月6日(日)19時開演で沖縄市の東南植物楽園で、8月10日(日)には沖縄県総合運動公園　陸上競技場前広場で行われます。

これから盛り上がっていきます。
沖縄の夏の風物詩エイサーをお楽しみください。