宿番号:310093
夜空を見上げて、、、
更新 : 2025/8/22 16:53
はいさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。
今年の8月29日は旧暦の7月7日、七夕です。
七夕にちなんで沖縄の夜空の話題をとりあげます。
旧暦は月の満ち欠けを基準とした暦ですね。
沖縄の八重山地方に「月の美しゃ(つきのかいしゃ)」という美しい民謡があります。
その中で「月の美しゃ(つきのかいしゃ)、十日三日(とかみっか)」と謡われます。
これから満ちていく「十三夜」の月が一番美しいという、八重山の人々の美意識がいいですね。
沖縄本島の民謡「てぃんさぐぬ花」には、
「天の群星や(てぃんぬむりぶしや)、数みや数まりしが(ゆみやゆまりしが)、親ぬ言しぐとぅや(うやのゆしぐとぅや)、数みやならん(ゆみやならん)」、
「夜空の星は数えれば数えられるが、親の教訓は数えることができない」という意味です。
同じく「てぃんさぐぬ花」には、
「夜走らす船や(ゆるはらすふにや)、子の方星や目当て(にぬふぁぶしやみあてぃ)、我ん生ちぇる親や(わんなちぇるうやや)、我ぬ目当て(わんぬみあてぃ)」
「夜航海する船は北極星が目印で、私を生み育てた親は私の目印です。」
方角で十二支の「子」とは北のことですので、「子の方星」とは北極星のことですね。
最後はまた八重山地方の言葉です。「南群星(はいむるぶし)」。南十字星を含む南天の星々のことです。
沖縄本島からは難しいですが、さらに南、八重山地方まで行くと南十字星を見ることができます。
いかがでしたか。
夜空を見上げて星々の物語に入ってみませんか。
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