人吉地域では、夏季の間、川沿いで「カゲロウ」(胴が黄色で羽がある昆虫)が多く見られます。また、そのカゲロウを求めて、クモもやってきます。人間への害はございませんが、この地域は、南九州山地に囲まれた自然豊かな場所でございますため、お客様のチェックイン前に施します、すべての客室や館内施設の清掃が、この自然現象に追いつくことができない場合もございます。また、カゲロウは光に寄ってきますので、夕方から夜にかけては、カーテンや障子などを閉めてお過ごしくださいませ。
カゲロウは、「水の妖精」と称され、川の中の藻や落ち葉を食べて水質の浄化に貢献しており、水質汚染のないところでしか棲めません。また、成虫になっても数時間で尽きる命です。令和2年7月豪雨で氾濫しました球磨川では、以前よりも多くのカゲロウが発生しておりますことを、どうかご理解いただけますと幸いでございます。