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宿番号:312853

[夕食クチコミ4.7]自慢の料理とおもてなしが光る十和田の一軒宿

奥入瀬渓流温泉
JR奥入瀬渓流温泉バス停下車徒歩3分。十和田IC奥入瀬方面へ向かい約90分。青森空港より車で80分。

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    ちょっと寄りD〜乙女の像 高村光太郎に決定する過程

    更新 : 2014/7/2 12:25

    高村光太郎は「乙女の像制作依頼」について、70歳の誕生日を迎えたばかりの昭和27年3月21日の日記に「晴やや寒、藤島宇内氏 谷口吉郎氏来訪、十和田湖記念彫刻の件をはじめてたのまれる。談話をいろいろきく。夕方まで。」と簡潔に書き留めています。

    昭和27年3月20日谷口吉郎博士が、藤島宇内(光太郎と親交が深かった)と共に佐藤春夫からの手紙を副えて訪ねており、4月2日には横山武夫副知事と横山武雄商政課長が正式依頼のために訪問しています。横山は山荘にこもり一人暮らしをしていた高村光太郎のところに礼を尽くしてお願いに訪れたという。その時、高村光太郎先生を訪うと題して
    「こひ願いひたぶるにわれの訪ね来て心ゆらぎ立つ君が門べに」と和歌を詠んでいる。

    また、二人に託した佐藤春夫の手紙には「昨年同地方に遊び十和田湖の美に打たれた者として同地の山神水伯のため貴下が県の熱意にお応え下さるよう特に小生からもお願い申し上げます。あの森厳崇高な自然に対して置かれるべき芸術品は貴下の御制作より外無いと存じます。・・・あそこに貴下の御制作以外のへんなものが置かれては人間の恥だからです。」と書かれており、光太郎の心を動かしたようである。

    三顧の礼を受けては我を通してばかりは居られず、佐藤春夫からの手紙による推薦もあってようよう現地視察と言う所まで漕ぎ着けたと言う事のようである。
    光太郎から藤島宇内へ届いた手紙には「(略)皆さんの熱意をも考へ、又仕事としての意味をも考へ、おうけして猛烈にやろうかといふ気になつてゐますが、ともかく谷口博士、佐藤氏、貴下等と一度十和田湖の自然を見てから決定したいと思います。(略)」と書かれていたそうです。

    県関係者や住民の方々、また光太郎を慕う多くの仲間。人と人の繋がりと熱意が一つの像へと繋がって行くのである。


    *乙女の像の建立の歴史は、「十和田湖・奥入瀬観光ボランティアの会」の研究発表から抜粋引用し構成しています。

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