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野の花 焼山荘 のお知らせ・ブログ
ちょっと寄りF〜乙女の像 完成
更新 : 2014/7/17 14:18
昭和28年10月21日 裸像(乙女の像)除幕式
高村光太郎は「あの像は前のめりになっていて、二体で三角形を構成している」と話していた。
高村光太郎全集を編纂され、光太郎研究の第一人者でもある北川氏は、三角形の中に乙女の像を書き込んだ光太郎のスケッチ原本と、法隆寺の五重の塔の写真を示しながら、「あの像は前のめりになっていて、2体で三角形を構成しています。五重の塔も三角形を構成し、どちらも多重の共通点があり、群像としての美しさがあります。三角形は無限性と関係があり、光太郎が影響を受けたヨーロッパで誕生を意味します」。
また「裸婦群像は、十和田開発功労者への思いや、戦争が終わった時代への、平和や今までかかわってきたすべてに対する永遠の祈りであり、光太郎が全身全霊を傾けてささげたもの。十和田の深く美しい自然から世界に向けて発信する、命をつなぐ愛と救済のシンボル。数ヶ月間で完成させたことは、光太郎がおかれた心理状態の中で、智恵子のことも含めて、ありえないような強いエネルギーがあったと思う。『みちのく』でもない、生身の智恵子でもない、もっと世界に向けた祈り、もっと永遠のもの。」と話されました。
*乙女の像の建立の歴史は、「十和田湖・奥入瀬観光ボランティアの会」の研究発表から抜粋引用し構成しています。
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