宿番号:313740
十和田ホテルのお知らせ・ブログ
十和田ホテル(本館)のあゆみ
更新 : 2009/5/20 10:39
十和田ホテルは国際情勢の緊迫などで幻となった昭和15年の東京オリンピックを前に、日本を訪れる外国人観光客のための宿泊施設として日本政府の要請を受けて秋田県が建築したもので、1939年(昭和14年)にオープンしました。当時、北東北3県(青森・岩手・秋田)から宮大工約80名を集めてその技術を競わせたと伝えられる本館部分は、日本三大美林のひとつとして名高い天然秋田杉を匠に配した木造三階建で、外壁にも秋田杉の半丸太が使用されています。客室の床の間、天井、格子戸などの意匠もひとつひとつ異なり、それぞれが違った趣と表情をみせているのが特徴です。また1961年(昭和36年)に秋田県で開催された国民体育大会の際には、昭和天皇・皇后両陛下にご宿泊を賜りました。そして完成後約50年を過ぎたあたりから風雪等による老朽化が著しくなり、1995年(平成7年)にいったん営業を停止。その後大規模な保存修復を終え1998年(平成10年)7月に増築した別館とともにリニューアルオープンし現在に至っています。