宿番号:313740
十和田ホテルのお知らせ・ブログ
珍しい、ブナの木を使った和室
更新 : 2021/7/20 21:29
今週もブナの木のお話しの続きです。
ブナの木が建築物の中に設置してある施設例をあげると、
環境省西目屋村白神山地ビジターセンター、環境省森吉山野生鳥獣センターの2施設があります。(他にもあるかも知れませんが)
どちらの施設も環境省が自然の生態系や動植物を、利用される方々が理解しやすいようにブナの木を展示してあります。
ブナの木は水分を多く含んでいる為乾燥すると暴れやすく、建材としては不向きで通常家屋の中で使用される事は稀です。
ところが、当ホテル内2箇所にブナの木が使用されているのですから驚きです。
十和田湖が1936年(昭和11年)に国立公園に制定されると同時期に、
多くのブナを中心とした広葉樹を伐採し建築した当ホテルは、1939年(昭和14年)オープンします。
「自然の恵みをいただき、自然に触れ、自然に感謝し、そして利用していただく」そんな事を設計者日本大学教授長倉先生は伝えたく、ブナの木を設置したのではないかと思います。
当ホテル本館大黒柱、和室のある一室の床間床框(分かりずらいのですが)に使用されています。
自然に感謝感謝
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