6月。梅雨の静けさが山々を包みこむ季節がやってきます。
晴れた日には味わえない、しっとりとした風情に満ちたこの時期。
信貴山の自然もまた、雨に濡れていっそう深く、美しく感じられます。

そんな雨の季節には、外に出かける旅ではなく、“籠る”旅をしてみませんか？
ゆっくり、のんびり、時間に追われない滞在。
心も身体も自然とほどけていく、そんな過ごし方が、今、静かな人気を集めています。

「和のオーベルジュ 柿本家」では、この6月、籠り旅をおススメします。

当館のお部屋は、ほっとする和の空間。
窓の外に広がる信貴山の景色は、雨に濡れた緑が艶やかに輝き、まるで一幅の絵のよう。
雨音をBGMに、読書に耽るひとときは格別です。
ご滞在のお供にお気に入りの数冊の本を持参されては如何でしょうか。
静かにページをめくりながら、日々の喧騒を忘れてください。

そして、お籠り旅のもうひとつの楽しみといえば「お食事」。
柿本家は“和のオーベルジュ”の名にふさわしく、季節の素材を大切にした会席料理をご用意しております。
6月は、初夏の恵みが豊かになる時期。お料理コースにより異なりますが鮎や鱧、瑞々しい夏野菜など、旬の味覚を板長が丁寧に調理いたします。
お部屋や個室食事処でゆっくりと、地酒とのマリアージュを楽しみながら味わうお食事は、まさに至福のひととき。

また、信貴山の温泉を引き入れた湯殿では、湯けむりに包まれてのんびりとした癒しの時間をお楽しみいただけます。
当館の女将は「温泉ソムリエ」の資格を持ち、温泉の楽しみ方を綴ったご案内もご用意しております。読んでから湯に浸かれば、その魅力は一層深まることでしょう。

この梅雨の季節、あえて出かける旅ではなく、「籠る」という贅沢を。
静かな時間を愉しみ、自分自身と向き合うご滞在を、信貴山・柿本家でお過ごしください。

皆様のお越しを、しっとりとした雨の信貴山でお待ちしております。

初夏の風物詩、鱧鍋が始まります。
淡白で上品な鱧の旨みが、柿本家特製の出汁にじんわり広がる一品。
骨切りの技が光る旬の味覚を、ぜひお部屋でゆっくりとご堪能ください。