ホワイトアウトの磐梯高原

雪の中、今年初めてうかがう。少し遅くなったので、雪道が心配だ。グリーンシーズンには遠いと思ったことはなかったが暗い雪道はどこから道路なのか判断に迷う。改めて雪国の冬の厳しさを感じる。翌日吹雪の中を、雪下ろしを終えた車でスキー場に向かうと地吹雪にあいホワイトアウト。なるほど道路の両側の赤と白のポールが示す幅が道路だということを初めて知る。雪国恐るべし。福島から優秀な人材が多く輩出されるのもこの環境で忍耐と強い意志を鍛えられるからかもしれない。温暖な気候で,20センチも雪が積もれば学校も休みになる軟弱な環境で育った私は雪下ろしがきいたのか、一時間滑って電池が切れた。休暇村の温かい部屋と温泉で癒され、こがね膳をいただく。ゆっくりいただけるのでこれもいい。そして次の日の朝日に輝く磐梯山が、これに懲りずにまた来いよと言っているように感じたのは気のせいではない。