はい、もちろん棲息していますがオーナーの私はこの地を開墾し２５年ここで暮らしていますが敷地内（３４００坪）に出没、進入の痕跡は一度もありません。なぜならここは私たちの縄張りですから熊は警戒して距離をとって移動しています。周辺の住民も野生熊を見た事がないという人も少なくありません。宿のロケーションは斜里岳の再奥地です。そこから先はとてつもなく広大な熊たちの森がありますのであえてヒグマは自分の命の危険を晒してまで宿に近づきません。本来野生の熊は人間が怖いのです。基本的には容易に人前に出てくるものではありませんが、最近では札幌の大都会ですらヒグマ出没のニュースがあります。しかしながら主要観光地でもある知床ウトロ温泉街では細長い半島の地形に人と野生動物が密集しているためヒグマの目撃情報が頻繁にあります。先日も温泉街にある中学校のグラウンドに出たりと時折町民メールが届きました。温泉街のヒグマは人馴れしている個体も多く堂々としたものです。リスクに対して安易な考え方はダメですが必要以上に萎縮してしまいますと折角の大自然知床での体験も醍醐味にかけてしまいます。「正しく恐れる」ことがとても大切だと考えています。オーナー家族は25年住んでいますのでご安心ください。