三鷹駅南口から井の頭公園に向かう、玉川上水沿いの並木道は「風の散歩道」と呼ばれ親しまれています。春は桜が満開になり、夏は葉桜の木陰が気持ちのいい散歩道の途中には山本有三記念館や太宰治の玉鹿石があります。

「路傍の石」「女の一生」などで知られる小説家・劇作家、山本有三が戦後までの10年間を過ごした洋館が「山本有三記念館」として残っています。
記念館の裏庭には様々な樹木が植えられており四季折々の変化を感じることができます。
無料で開放されているので散歩の途中でぜひ立ち寄ってみてください。

また、太宰治の玉鹿石は、太宰を偲んで置かれたもので、故郷・青森県五所川原市金木町産の玉鹿石を石碑としています。このあたりの玉川上水で、太宰は入水したといわれています。
この他にも、太宰治文学サロン、太宰治のお墓、みたか井心亭など太宰にまつわる場所が三鷹市内に点在しています。
三鷹市を文学をテーマに散策してみるのも楽しいかもしれません。

〇山本有三記念館
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀2-12-27
TEL 0422-42-6233　FAX 0422-41-9827
開館時間：午前9時30分〜午後5時
休館日：月曜日（月曜日が休日の場合は開館し、翌日と翌々日を休館）
　　　：年末年始（12月29日〜1月4日）
入館料：300円（20名以上の団体200円）