宿番号:331105
鰻に変わる食材 その@
更新 : 2012/11/10 22:19
女将、新湊大橋までやってきました。
めざすは、ここ!
近畿大学水産実験場〜!
富山湾の深層水でアナゴの養殖に成功し、出荷が始まるというので、
まずは女将の現地チェーック!(←偉そうな・・・)
20cmほど、25gくらいのアナゴを350gまで育てます。
うなぎと同じエサ、そして、
富山湾新湊ならではの白えびの殻を与えているそう。
大きなプールの中で、広々〜っと育っていきます。
(養殖というには贅沢すぎる大豪邸、ひろびろ〜)
富山湾の深層水で育てると、薬品投入とかしなくっても、
病気が発生しないそうで・・・
(へえええええ、と心の中でボタンを押す女将)
刺身でもいけちゃうって・・・(まじ?まじ?食べたい!)
永芳閣では、ここ何年、料理に鰻を使うことを禁じてきました。
なぜなら、おいしいニュースより
産地偽造などの悲しいニュースのほうが多かったから。
そんな食材は、お出しすると味そのものよりも「おっ偽装鰻か?」みたいな
茶化しのネタになってしまうことが多く、鰻にとっても仕事した板さんにとっても、そして召し上がっていただくお客様にもあんまりハッピーじゃありません。
それと、養殖の際の抗生物質や殺菌の薬品など、私たちにはわからないいろんな生育過程のことが気になっていたから。鰻産地の近くなら、情報を手にできるかもしれませんが、私たちには入ってきません。
でも、このアナゴなら、直接育てているところに見に行って
直接質問できますから。
あとは、高騰を続ける絶滅が危惧されるほどの鰻の稚魚の問題。
だから、鰻に変わる食材を探していたのです。
なにより、富山湾の深層水で育ててるというのが、使いたい理由。
安全で、安心・・食事を提供する側の責任です。 そのAに続く・・ 女将
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