十和田シティホテルの支配人兼料理長の下山です。

明日、被災地岩手県野田村にバラ焼きゼミナ―ルが炊き出しに行くため、玉葱４キロ提供しました。
温かいバラ焼きを食べてスタミナをつけて頂き、このつらい時期を少しでも和らいでほしいと願っています。

私がブログを始めるきっかけになったのは、今回の地震による何ともやりきれない気持ちがあったからかもしれません。
ご覧のとおり文章力は小学校の時から何ら成長していませんが、５５年の人生経験の中で、感じたことを正直に載せていきたいと思っています。

私も昭和４３年に十勝沖地震を十和田市で経験しています。
当時中学１年生でした。
ホテル（下山旅館）の近くの太素塚の鳥居が全壊しました。
地割れがひどく、道がボコボコだった記憶があります。
電気や水は約２週間ほど止まり、洋服などの救援物資が届きました。

旅館では、復興に携わった人達をろうそくの明かりや練炭で暖を取り、約４０名ほど長期間宿泊させました。
まさか今も停電の時、ろうそくの明かりを頼ることになろうとは・・・。
ろうそくの明かりを見ていると、時代は繰り返すんだなーと。
そして進歩していると思っていた科学も文化も自然には全然かなわないから、昔に戻って、足元をきちんと見て生きようって・・・本当に思っています。

これからもたくさん辛いことがあると思いますが、乗り越えていき、地震が来る前よりも人々がそして町が輝くよう頑張りましょう！

十和田シティホテル　支配人下山