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リブマックスリゾート安芸宮島のお知らせ・ブログ
宮島しゃもじとお坊様
更新 : 2018/9/24 20:53
皆様こんにちは。
今日はもみじ饅頭と並ぶ宮島の名物、宮島杓文字(しゃもじ)についてご紹介します。
お米の国、日本の食卓には欠かせない、ご飯をよそうための杓文字。
宮島にはもみじ饅頭屋さんに負けず劣らず、杓文字もたくさん並んでいます!
表参道商店街を歩いていると、あらゆる種類の杓文字を見ることが出来ます。
実用的な物から、「必勝」などの文字入りのお土産しゃもじも沢山あります。
でも、宮島と杓文字の関係とは…???
実は、宮島は木製杓文字の製造本数日本一なんです!知ってましたか??
そのきっかけを作った方が、誓真(せいしん)というお坊さんです。
誓真は1789年~1801年頃の江戸時代(11代将軍家斉の時代)に、五重塔の近くにある寺院「光明院(こうみょういん)」で修業していました。
当時の宮島には産業が無く、誓信は「厳島・弁財天」が持っている「琵琶(びわ)」と形を似せた杓文字を宮島の神木で作り、お土産として売り出すことを島民に勧めたのがきっかけです。
もみじ饅頭が明治の生まれなので、宮島杓文字は100年以上先輩になります(詳しくは前回のブログ、もみじ饅頭誕生物語をご覧ください)!!
このご神木で作った杓文字でご飯を頂くと、ご神徳にあやかって福を招くという誓真の教えが広まり、やがで「宮島しゃもじ」の名声は全国に広まっていきました。
明治に入ると、「飯を取る=敵を召し取る」との語呂あわせで、勝負事での縁起物としても使われるようになりました。
高校野球など、広島県のチームが応援でしゃもじを使うのはその為です。
さて、当ホテル出て直ぐのところに誓真の遺構が残っています。
「誓真釣井」といい、飲料水の確保に困っていた島民の為に誓真が整備した井戸で、他にも島内には数か所あります。
杓文字に井戸に、まさに宮島の大恩人であった誓真。
その遺徳に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか?
*注意 写真の「大杓文字」は、現在移転中の為見ることが出来ません!
当ホテル出て直ぐのところに残っている「誓真釣井」の遺構
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