皆さんこんにちは!
今日は宮島を離れ、少し旅に出たいと思います♪

75年前の今日、遠くフィリピン沖のレイテ湾に於いて、大規模な海戦がありました。

戦艦大和
聞いた事ある方も多いと思いますが、現在に至るまで、世界最大の戦艦です。
（巨大戦艦が時代に求められなくなったので、世界最大を維持している側面もありますが）
その大和が、兄弟艦の武蔵と共に、アメリカ海軍と戦ったのがレイテ沖海戦です。
大和は猛烈な砲火を掻い潜って日本に戻りましたが、武蔵は沈没してしまいました。

宮島から直線距離で22キロ。陸上移動なら倍の46キロ（高速道経由）にある、広島県呉市。ここは戦艦大和の故郷です。
大和は呉で建造されました。建造ドックは引退しましたが、数回の修理で利用したドックは今でも現役で造船を行っており、大型タンカーの建造に使われています。
市内には大和の慰霊碑や共同墓地もあります。
余談ですが、呉駅ホームの駅名標には戦艦大和が描かれ、電車の入線ミュージックは宇宙戦艦ヤマトです♪

呉駅から徒歩5分程の中央桟橋付近には、大和や呉の歩みを紹介展示した「大和ミュージアム（呉市海事歴史科学館）」があります。
入館して目に着くのは、4階まで吹き抜けのロビーに展示されている全長263メートルの戦艦大和の十分の一スケールの模型。細部まで忠実に再現されたディテールは圧倒的な迫力で来館者に迫ってきます。

博物館は戦艦大和の紹介だけではなく、呉が軍事都市として歩んだ歴史と共に、太平洋戦争に向かっていった歴史的経緯や、戦後の復興、大和の技術が現在まで活かされて私たちの生活を支えているエピソードが多数紹介されています。
少年だけではなく、私たち大人も平和の尊さや、大和と共に生きた先人たちの鼓動を感じる事が出来ます。
その発信力の強さは、2005年の開館以来13年で、日本人の10人に1人に当たる、累計1300万人の来場者数が証明しています（2018年度迄の累計）。

海で隔たれているので結構遠いイメージですが、土日祝限定で、宮島と呉を45分で結ぶ高速船が、2往復運航されています。（瀬戸内シーライン運航）

宮島で神の息吹を感じた後は、呉で先人たちの鼓動を感じながら、尊い平和に思い至ってみてはいかがでしょうか?