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【日本三景宮島】〜世界遺産厳島〜を望む「源泉天然温泉」絶景温宿

神の湯
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    戦艦大和 最後の出港

    更新 : 2020/4/6 17:24

    こんにちは。

    今日は75年前のお話です。
    今、世界は未知のウイルスとの戦いで閉塞感が漂っています。
    75年前の世界も、第二次世界大戦で閉塞感と疲労感が漂っていました。

    1945年4月6日夕刻。1艘の戦艦が瀬戸内海を出港していきます。
    戦艦大和
    全長263m(50階のビルに相当)。主砲の射程距離は世界最長の約41キロ。当時の最高技術を備えたこの船は、令和の現在に至る迄史上最大の戦艦として君臨してます。

    大和は駆逐艦など10隻とともに、沖縄に向かいます。
    1週間前に沖縄にアメリカ軍が大規模攻撃を開始。大和は日本を守る為に出撃しました。
    ですが、相手は戦艦ではなく、数百機にも及ぶ戦闘機群。時代は変わり、海戦の主役は戦闘機になってました。
    大和は改装で搭載した機銃等の対空砲で応戦しますが、4月7日14時23分
    戦闘開始からわずか2時間弱で、沖縄に着く事なく撃沈しました。
    大和の乗組員3332名のうち、生還者は280名。生還率はわずか8%。若者始め多くの尊い人命が失われました(坊ノ岬沖海戦)。

    宮島から直線距離で20キロ。広島県呉市は、戦艦大和の故郷です。
    大和ミュージアムは残念ながら臨時休館中ですが、呉には大和乗務員の共同墓地等の史跡が点在しています。

    大和で培われた技術は、後に造船業で戦後復興に貢献した他、様々な分野で私達の日常を支えてくれています。
    大和が実用化した球状船首(バルバスバウ)は、海面の抵抗軽減効果が認められ、多くの船舶で採用されています(勿論、宮島フェリーも)
    カメラの技術にも活かされています。大和の攻撃目標の照準合わせに用いられた即距儀のレンズは世界最大でした。そのピント合わせの技術は、スマホ等のカメラに応用されています。

    大和は日本を守り、大切な人を救うという誇りを旨に、強大な敵の待つ戦地に向かいました。
    75年の世界に生きる私達は今、未知なるウイルスとの闘いを強いられています。
    先の見えない不安。生活への不満。閉塞感。見えない驚異。
    大和の乗組員達も同じように、不安や不満を抱えていたと思います。
    でも大和は逃げる事なく戦いました。
    大切な者を守る為に、自分達に出来る事は何か。どうするべきか。
    大和の最後の出港は、その答えだったのかも知れません。

    大和が出港する際、満開の桜が戦地へ向かう大和を見送りました。
    75年たった今日も、瀬戸内には変わらず満開の桜が咲いています。

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